森町議会 平成29年第1回 9月会議 2017年9月1日
内部統制制度の導入について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 松田兼宗
それでは、質問させていただきます。内部統制制度の導入についてということで質問いたします。6月9日、地方自治法等の一部を改正する法律が成立し、その中で地方公共団体等において内部統制の制度化が図られることとなりました。それは2020年4月1日施行期日になっていますが、そしてそれは内部統制に関する方針の作成に関して都道府県知事及び指定都市の市長は内部方針を定め、これに基づき必要な体制を整備することが義務づけられる一方、それ以外の市町村長においては努力義務とされています。いずれの場合においても方針を策定した長は、毎会計年度内部統制評価報告書を策定し、議会に提出しなければならないことになります。内部統制は、不正や業務上のミスの発生を防ぐために構築する仕組みであり、組織を安定的に運営することに寄与するとされ、担当者個人をミスの発生などから守るという意味を持ち、今回の自治法改正により首長が内部統制制度を構築することによって職員による不正が起きた場合に首長の責任を緩和するということも意図されております。人口減少社会における地方自治体は、行政サービスを支える制度の複雑化や行財政改革による職員の削減等により、その事務の不適切な処理のリスクを拡大する傾向にあります。また、地方公共団体が今後行財政改革や地方分権改革を円滑に進めるには住民の信頼がその基礎になりますが、近年公務員の不祥事や不適切な事務執行の続発により、行政への信頼が大きく揺らいでいるのが実情です。この森町も例外ではありません。このため職員の意識を変革し、森町を取り巻くさまざまなリスクに対し、自律的に対応可能な体制を整備することにより組織マネジメントを抜本的に改革し、信頼される地方公共団体を目指すということが重要な課題であることから、内部統制制度の導入を図る必要があると考えますが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えします。都道府県知事及び指定都市以外の市町村における内部統制体制の導入は努力義務とされ、各市町村においても地域の実情に応じて今後導入が検討されていくものと思われます。少子高齢化が進む人口減少社会において近年の情報化の発展に伴い事務の効率化が進み、制度の複雑化や広範な事務による行政サービス低下が懸念される中、今後におきましても職員一人一人の業務負担は増加していくものと私も考えております。内部統制に関して当町におきましては明確な取り決めはありませんが、今後関係省庁などから先行事例や都道府県、指定都市の取り組みなど導入に向けた支援として情報提供や技術的助言があるものと思われます。今回の制度化に伴い、各自治体においてもさまざまな動きがあると思われ、当町におきましても現行の体制の見直しも含め、必要に応じて対策を検討してまいりたいと考えております。今後も適正な事務処理ができる体制整備に取り組み、町民の皆様の多様なニーズに応えることができるよう指導してまいります。以上です。
議員の再質問 14番 松田兼宗
なかなか内部統制という言葉自体が把握されていないのかなと思いますけれども、そんな中で今回自治法の改正の中でそれが取り入れられるわけです。それは、具体的な話をしなければならないのかなと思いますけれども、例えば今日の話の中でもほかの同僚の議員の質問の町長のやりとりの中でも関係あるのだなと思いながら改めて思っている部分もあるのですが、さらに森町において職員の不祥事が多々過去に起きています。そして、具体的に言いますと、先般の総務経済の委員会の道路管理の問題で話をしました。そのときに具体的な話をして、だから何でそういうことが起きるのか、その話耳にしているかどうかわからないですが、なぜ起きるのかと分析しないのです。今回のこの内部統制制度というのは、それを利用するとそういうのがそこまでいくのかなというふうに思っています。結局個々の事例に対して、副町長のそのときの答弁では不手際があったら言ってくれという話なのですが、そういう問題ではないのです。何かそういう問題が起きたら、具体的に何が原因で、今後どうやって組織なり、それぞれのマニュアルをつくったりしながら仕事の仕方を変えていかなければならないということなのです。それをなくしてまた同じことを繰り返すのです。それは、例えば今回の身近な問題というと、最近起こった事例があります。環境課のごみの袋の問題が、これはどの程度知られているかわからないですが、その問題にしても対応の仕方がそれを見ているとどうも不手際というか、目線が町民側に立っていないというか、要するに袋の不良品ができて、その部分の回収の仕方の問題もあるのですが、その辺のマニュアル化が、町民がどれだけそのような袋があったら困るのか、民間だとそういうのは考えられないわけです。すぐ自主回収して、すぐ交換していくという体制に入るのにもかかわらず、そういうことをやらなかったという部分が非常に具体的な部分では身近ではそういうことが起きています。そういうことを改善していく部分としては、この内部統制制度というのを利用するのが最も、組織マネジメントという話ししますけれども、その辺が有効であると私は思っています。特に行政というのは間違いを起こさないという、よく言われるのが行政無謬神話とか伝説みたいのがあって、間違いがあったら認めない傾向があるのです、行政というのは。そうではなくて、今後町民の信頼をかち取る上では、そういうことがあったら変える方法、同じことを繰り返さないためです。それは、職員の数が少なくなっているのですから、その分をマニュアル化するなり、きちっとそのやり方というものを系統立てたものをつくり上げていく中で、そういうのがなくなってくると思うわけです。その手法が今回の内部統制制度なわけだと私は理解しています。だから、確かに自治法の中では市町村では努力義務としてなっています。だけれども、今後のやり方としては、具体的にどうマニュアル化するか非常に難しい面もあるのですが、その都度問題が発生したときにリスク対策、危機管理の問題の部分になってくるだろうと思いますけれども、そういう部分のノウハウを勉強しながらやっていったほうが私はいいのではないかと思います。先ほど言いましたように認定こども園の問題にしても普通は考えられない話なわけです。それは町長の責任なわけです。ただ、それをどうやって仕事を職員にさせていくのかという手法がこの内部統制の中には入っているのだと私は思うわけですけれども、その辺再度どの程度職員が内部統制制度なり、組織マネジメントというか、その辺の理解しているのかということは疑問なところもあるのですが、今後勉強していくという考えがあるのかをまず再質問したいと思います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えいたします。この内部統制制度の導入についてですけれども、私正直必要性をそんなに感じておりません。現行の体制でも十分内部統制行き渡っているし、万が一問題が起きたときに、先ほど議員は役場に教えてほしいと言われたけれども、それはやっぱり役場みずからがやるのが当たり前だと。それはそうなのかもしれませんけれども、人というのは最初から就業してすぐ一人前になるわけではございませんので、何か不手際があったときにはみんなでそこをフォローしてあげたり、それから悪いところは修正してあげなければならないと、私はそういうふうに思っております。それぞれ担当課では努力して、職員を一人前にするのにいろいろ指導したり、教えたり、また課の異動、それから人事異動だとかでほかの課に行ったりして、また違う方から、複数の方々から指導を受けて、だんだん本当の行政マンとして一人前になるように育っていくわけですけれども、そういうことに対してみんなで協力いただければ、やっぱり行政マンとしてはきちんとした形で現行の制度で十分対応できるなと、そういうふうに私は思う次第でございます。それについてご満足はいただけないのかなとは思うのですけれども、人間って間違う動物ですから、間違いを犯したらそこでは次のステップに進むことはできないし、当然上からも指導される。そして、いろんな体制の中では懲罰委員会等もある。そういったことで、人をつくっていくことが一番大事なことかなと、そういうふうに思っております。私は、こういう制度をつくるのが大事で、その制度をつくるのに労力をかけるぐらいだったら、ほかの仕事に力を回したほうがいいのかなと、そういうふうに思う次第です。他の自治体でもこれを取り入れたりしていくのであれば、全く考えないということにはならないのかなとも思いますけれども、努力義務としてあるわけですから、それについてこの制度についてはそういう捉え方として進めていきたいと考えております。以上です。
議員の再質問 14番 松田兼宗
要するにやる気、やる必要がないのだという話、最終的にはそういうことなのだなと思いながら聞いていましたけれども、実際問題として過去にいろんな不祥事というのが起きているわけです。では、その後に綱紀粛正なり、何とかと言っていながら、実際何をやってきたのですか。だから、先ほど私言いましたように行政というのは間違いを犯さないものだというふうに町民自体本当は思っているわけです。だけれども、実際問題としては、税金を多くもらったり、少なくもらったり、そういうささいなことではないとは思いますけれども、そういう間違いが起きてくるわけです。だから、そういう間違いを犯さない手法としてあるのです。それをやらない。さらに、その責任というのはやっぱり町長なのです。そして、職員の数が減っている中で、この方法というのはよく言うのは火事を消す話ではないのです、起きたら。火事を消す仕方のための方策というのを考えることなのです。それが末端の職員の仕事ではなくて、幹部の職員の仕事なわけです。そして、最終的に人手がいないから現場も見れない状態になっているわけでしょう、現実的に。私はそう思っているのです。少ない中で仕事をやっているわけですから。では、それをどうやって仕事の内容でやっていく方法なり、手法をつくっていくのですかという話なのです。今後今回の地方自治法の改正の中でますます先ほど町長言いましたようにいろんなところでこの内部統制の問題に関しては、語られる部分が多く出てくる場面が多々あると思います。でも、その辺の中で少しでも勉強する気もないのかなというふうに思ったのですが、その辺最後に聞きたいのと、最初に言いましたように過去にいろんな不祥事が起きて、具体的に懲罰委員会なり、そういう罰則与えて、それで終わりなのですかと。なぜ起きたかという分析はしないのですかという話なのです。それを起こさない方法を考えるのが内部統制なのですと私は理解している。いかがでしょうか。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えします。過去にはいろいろな役場職員の不祥事もございました。ただ、その後一応フォローアップされていることと、そういうふうに思っております。また、処分されている人間もおりますし、いろいろな懲罰として与えられている方々もおります。その後、当然それを再発防止するためにもう一度見直すわけですけれども、今現在ここ当分の間出ていないからいいということではないのですが、常に私も目を届くようにしております。もともとこの内部統制制度、ちょっと内容を見てみますと本当に都道府県単位ですとか大規模な市、都市、そういうところで目が届かないだけの人材がいると、人がいると、そういうところをきちんと責任の明確化を図るために今こういう制度をつくろうという、そういうことだと私は理解しております。これは、2008年、平成20年ころに一般的に皆さん覚えていると思いますけれども、冷凍ギョーザ事件だとか粉ミルク事件だとか、そういうものが民間の中で大規模なとんでもない事件が起きて、これをきちんとどこでそういうことになったのか責任の明確化を確認するためにISO、世界標準のそういう手法、品質衛生管理ですか、9001番や16000番の品質管理を民間の会社で取り入れたのがまず最初だと思っております。これは……番号はちょっとそしたら間違っているかもしれません。これを役所でも町で取り入れているところもあります。これは、恐らくこの内部統制制度の先駆けだと私は思っています。どこでどういうふうにしてきちんと記録を、それからマニュアルもありながら、記録をとりながら、最終的にミスが出たのはどういうことからだと、それを出ないようにするのには今後こういうふうにしたほうがいいという、そういうために取り入れたものですけれども、そのプロセスの適否を判断すると、そういったことでとられた。それを名前を変えて、今内部統制制度と役所に取り入れただけの話だと私は思っています。こういうものを一々つくって、そしてさらにそれに対応する事務も増えるのです、これは全部。わざわざ今職員の手が少なくなって、事務量が多くなって、そちらのほうに向けなければならないときに余計なこういうものは私は前向きにやろうとは思っていません。以上です。