江差町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日
日本遺産に対する今後の取り組みについて
- 聞いた人
- 萩原徹 議員
- 答えた人
- 教育長、社会教育課長、追分観光課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 萩原
議長。私の方から、3項目の質問をさせて頂きます。まず、始めに、日本遺産に対する今後の取り組みについて、でございます。平成28年度の町政執行方針において、江差町歴史文化基本構想の策定と、文化庁で認定する日本遺産登録に向け申請を行うと記されているが、現在の進捗状況について、お伺い致します。また、今後の日本遺産の申請に向けたスケジュールはどうなっているか。併せてお知らせ願いたいと思います。最後に日本遺産に認定になったと仮定して、お聞きしますが、日本遺産とはどちらかといいますと2020年の東京五輪オリンピック・パラリンピックに向けたインバウンド対策と感じておりますが、認定後の地域活性化策等、現時点で具体的な考え方があるのでしたら、お示し願いたいと思います。
町の答え 教育長
日本遺産に関する取り組みについてのご質問がございましたので、ご答弁を申し上げます。日本遺産は議員ご承知のとおり、地域の歴史的魅力や特色を通じて、国内にある文化・伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するものでございます。認定された自治体などは、それぞれの魅力あふれる有形・無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく、海外へも戦略的に発信しながら、地域の活性化を目指すものです。国は、この認定について、平成27年度からスタートし、5か年で全国約100件の認定を行うことにしております。江差町と致しましても、執行方針でも述べましたとおり、平成29年度認定を目指して事務を取り進めているところでございます。議員からは日本遺産関連で3点のご質問がございました。まず、進捗状況でございますが、江差町は町単独で申請を予定しておりますが、その際には歴史文化基本構想の策定が必須とされております。昨年来、町内外の委員にお願いをしながら、町の歴史・文化資源を守り、活用するための委員会を8回ほど開催したところでございます。現在、構想の抽出を進めており、日本遺産の申請までに完了する目途がついたところでございます。一方、日本遺産の申請に向けては、夏以降に4回ほど文化庁へ出向きながら、地域の特色ある歴史や文化、自然を背景として育まれた江差の誇るべき魅力に関するストーリー作りや、どのような地域活性化を図るかなどについて、ご意見を頂きながら、準備作業を進めているところでございます。続いて、今後のスケジュールでございますが、過去2年間の例を見ますと、申請が2月上旬、認定が4月下旬となっており、現在の情報では平成29年度申請も同様の日程で行われると伺っております。次に、認定後の活性化策についてのご質問でございます。申請時には、認定後20年、30年後の町の姿を描くこと、それから5年程度でどのような取り組みを想定しているのか、また、初年度実施を想定する事業などを記載する地域活性化計画の添付が必要でございます。計画書では、認定後に町内の住民組織や関係機関などを構成員とした協議会の設立が必須で、その協議会が計画する情報発信や人材育成、普及啓発、調査研究などといった地域活性化策に対し、文化庁として3か年にわたり、定額の補助金が、事業の内容・規模に応じて交付されることとなっております。現時点で想定される事業としましては、海外に対するプロモーションビデオの制作や、体験型観光の充実といったものが、いくつか候補として挙げられております。いずれにしましても日本遺産の認定は、江差の認知度を高めるとともに、今後様々な取り組みを行うことにより、地域住民のアイデンティティーの再確認や地域のブランド化等にも貢献するものと考えております。江差ならではの文化的・歴史的資源を活用しながら、産業振興を図ることにより、これらの重要性を再認識する機会となることから、保存・伝承に向けた町民意識の向上にも繋がるものでございます。一方、過去2年間の認定状況を見ますと、平成27年度は申請83件に対し18件の認定、平成28年度は67件の申請に対しまして19件の認定と、認定は非常に狭き門となっております。申請まで、残りあと1か月半となりましたが、これまで支援体制を組んで頂いている北海道或いは北海道教育庁との連携、町内外の皆さんのご意見を承りながら、江差の魅力が日本の百として認められるよう全力を尽くして参りますので、宜しくお願い致します。
議員の再質問 萩原
再質問致します。現在、追分観光課の方では、観光のDMOというのを進めておりますが、これからどのような関係になるのか、日本遺産に関してと。どちらも観光振興のように思われますが、役場内部の方で整理出来ているのでしょうか。また、日本遺産、美しい村、観光DMOと似たような施策が並んでいるようですが、所轄する部署の考え方や職員の体制はどのように考えているのか、お伺い致します。
町の答え 社会教育課長
萩原議員から、日本遺産に関するご質問で、今後の体制に関してのご質問がございました。日本遺産に関しましては、国の窓口が文化庁サイドでして、あと歴史的な資源、文化的な資源の魅力を語るという点から、私共、社会教育課の方で現在進めてございます。ただし、先程議員言われたように、日本遺産は観光振興、特にインバウンド、海外からのお客さんをいかに迎えるかという点が大切な視点ですので、真直ぐ来年以降も我々教育委員会、社会教育ということにはならないと思います。実際、現時点でもまちづくり推進課或いは追分観光課と協議しながら、事務を取り進めていますが、次年度、認定された場合の体制につきまして、先程言われました日本一美しい村或いはDMO、こういうのとの関連は非常に大切だと思いますので、町全体の中での事業展開となります、なると思います。町長部局と連携しながら、進めていくことになると思いますので、ご理解頂きたいと思います。
町の答え 追分観光課長
萩原議員から、DMOのお話が出てきました。日本遺産、今、認定に向けて社会教育課長がお話ししたように、まちづくりとも3課で進めている訳ですけども。このDMOの認定に向けてやっぱり観光振興っていうのが1つの柱になっております。この観光振興の中には、歴史的な観光資源、文化財的な資源、これらがいわゆる認定の要素になってくる訳ですね。それで今、追分観光課の方では、DMO事業を推進している。色々な委員会がこれから立ち上げになると思うのですが、そもそもの1つになるものは、DMOのこの推進体制の中が、1つのまとめる母体になってくるのかなと。その中には、色々な日本遺産の協議会であったり、観光戦略の協議会であったり、様々な地域ブランドの策定を立ち上げるとか、色々な業務が重なってきますけれども、それらを全部ひっくるめて、今後の振興策を考えていくという意味で、この辺今、社会教育課長が答弁した通り、町長部局、そして教育委員会の日本遺産の認定に向けた部局と、密接に連携をとって取り進めて参りますので、宜しくお願いします。
議員の再質問 萩原
わかりました。それでこの日本遺産の認定に当たっては、なかなか高いハードルのようでございます。まだ北海道では、どこも認定されていないと聞いております。何とかしに行って欲しいのですけども、もう、万が一、今度は認定されなかった場合も、今後も日本遺産に向けての登録に向けて、申請していくのかどうか、ということだけお聞き致します。
町の答え 教育長
29年度に認定されなければどうするという風なご質問でございますけれども、現在平成29年度の認定に向けて、全庁的、あるいは北海道、あるいは道教委も力を借りながら全力で取り組んでいるところでございまして、現時点では認定されないという風なことは考えておりません。ただし、1回目の答弁でも申し上げたとおり5か年で、100の日本遺産を認定する考え、国はおりますので、29年度で3回目でございます。したがって、私の段階では再チャレンジはあるのかなと考えております。
議員の再質問 萩原
はい。