みんなの議会

森町議会 平成30年第1回 9月会議 2018年9月4日

国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料について

聞いた人
檀上美緒子 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 檀上美緒子

それでは、1問目、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料について一般質問いたします。今年の4月から国民健康保険の都道府県化となり、それに伴い道から示された納付金に対してそれぞれの自治体が負担割合を決めて保険税が確定され、6月に提示されて徴収が始まりました。介護保険料は、3年ごとの見直し、今年から第7期が始まり、介護保険料も見直しされましたし、後期高齢者医療制度の保険料も2年ごとの見直しで、今年から特に低所得者への軽減措置がなくなりました。今年は、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料と3つが同時に見直しされ、新聞報道では国民健康保険では安くなったところもありますが、森町においてはいずれも増額となっています。ですから、6月の通知を見て、8月の年金支給額を見て驚かれた方が多かったかと思います。とりわけ国保税では、均等割が1万4,300円も増額になっています。子育て支援として森町では、医療費や小学6年生の修学旅行費、保育料等の補助事業に取り組んでいることはとてもいいことと評価していますが、この均等割の大幅増額は子育て世帯にとって子供の数だけ増額していきますから、大変な負担となります。旭川市では、この4月1日時点で18歳未満の被保険者の均等割保険料を所得制限なしで3割減免しているといいます。また、埼玉県ふじみ野市では、第3子以降の均等割の全額免除も実施しています。森町としても子育て支援の充実を図る上から、均等割の負担について検討するべきではないかと思います。この点について町長の所見を伺います。国保、介護、後期高齢者医療、いずれも根本的には社会保障としての制度の確立が必要ではないかと考えています。今のように医療や介護の費用から受益者負担とばかりに保険料や保険税、利用料に転嫁するシステムではもう払える限界となっています。現に森町高齢者福祉総合計画、今年度から32年度までの第7期ですが、これによれば介護保険料が平成37年予想で現在の月額6,520円の1.26倍、8,229円としています。年金初め現役労働者の賃金も横ばいか、実質的には低下さえしている状況で負担ばかりが増幅されては、制度自体の存亡にもかかわります。現に若い層での年金含め納入率が厳しい状況となっています。全国知事会では、平成27年に子供の均等割の軽減や地方の自主的な取り組みへのペナルティー廃止等を要請していますが、これらも含め財政確保のため国への要請など不可欠と考えますが、町長の所見を伺います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

お答えします。国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料については、今年度において改定をさせていただきました。それぞれの保険税等につきましては、医療給付費、介護給付費の状況が影響している中で改定を行っております。国保税につきましては、新聞などで報道され、森町の増減率は他市町村との比較では高い数値ですが、具体的な税額では近隣町と比較して大きな差は出ておりません。また、国保税の均等割額につきましては、減額することにより必要額に不足が生じ、確保するためには平等割額の引き上げが必要となり、単身者の負担が増額するなど他とのバランスが崩れることとなります。さて、社会保障制度の確立という点については、ほとんどの方が必要と感じていると思います。現在北海道国民健康保険団体連合会の理事として、国に対し機会があるごとに公費負担の見直しなど要請をしております。今後も町村会、国保連を含め、近隣市町と連携しながら、国の責任において医療保険制度の一本化に向けた抜本改革など要望を継続してまいります。以上です。

議員の再質問 6番 檀上美緒子

今町長がお話しされたように、値上げ率でいけば森町は非常に高い状況になっています。保険税自体の金額的にはそれほどでもないとおっしゃられますけれども、その部分についてもやはり年収の状況も考えてみれば一般的にそう安いとか並みだというふうにも言えない状況にあるのではないかなというふうにして思っているところです。それで、私は一番問題だと思っているのは、この均等割の金額が非常に大きな、特に今回の森町においては値上がりが大きいのです。平等割の部分でいけば引き下がっているのです、現実的には。だけれども、均等割はぐっと上がったということは、ほかの国保税以外の保険税にかかわってはなされていない制度ですよね。均等割とか平等割とかという部分で、所得割が基本になっているのであって、国保税にかかわってこのいわゆる応益負担と応能負担という形で、特に森町の場合はこの均等割も含めてですけれども、応能よりも応益が重視されているというのが非常に大きな問題だと思っています。先ほど言いましたように均等割が応益負担の中でもとりわけ家族によってどんどん、どんどん倍、倍、倍というふうな形で増加していくものですから、非常に所得にかかわって不公平が生じてくるというような状況ですから、先ほど言った旭川とか埼玉の例のように均等割にかかわっての補助だとか、または減免とかという形でできるだけ負担を軽減するということが考えられているわけです。ですが、森町においては、それがないというのが非常に残念でたまらないのです。とりわけ社会保障として考えた場合には、やはり応益よりも応能負担にするというのが基本ではないかなと思うのです。そういう上からぜひともこの均等割についての見直しというのを考えるべきではないかというふうに考えるので、そのあたりについての町長の見解をさらにもう一度聞かせていただきたいと思います。それと、先ほど基本的に国の制度としてというか、国の責任として国の財政援助というか、支出に対する要請をされているということは非常に喜ばしいというか、よかったなと思っていますので、今後ともぜひ市町村会も含めてですが、積極的な働きかけをさらにしてほしいなと思っています。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。以前にもこの内容につきましては檀上議員からご質問をいただき、そのときにもお答えさせていただいておりますけれども、この均等割につきましては応能応益の比率が50%対50%ということで基本になっておりまして、これは法律で決められているということを以前にも申し上げさせていただきました。そういったことで、今回春に4月1日から国民健康保険が都道府県化になった機会、この機会だからということではありませんが、今まで皆様方から議会の中で指摘されておりました資産割合、ほかではもうほとんど資産割合は算定しておりませんでしたので、その資産割合はまずなくしました。そういうことから、当然全体的な費用の確保に対しましてほかの応能応益の部分から負担増が発生するのは、これは常識的な考えだと思います。たまたま今まで、昨年度まで町ではずっと町民の負担を軽減するために一般会計からこの国保に対して繰り入れをして、極力この負担を抑えてまいりました。しかし、基本的にこれはもう都道府県化になったときにいつまでも続けられないということで、それも含めて全体の見直しをさせていただいたわけですけれども、一番最初に申し上げましたように利率としてはそういう関係から非常に森町が渡島でも一番高い保険税の負担率として新聞などに掲載されましたけれども、具体的にはほかのまちのほうがもっと高いところもございます。要するにほかのまちと同じ条件のもとで今年スタートしたということでご理解をいただきたいと、そのようにまず思います。そういう中で、全てのまちが、それから全ての自治体が個人割ですか、子供に対することということでその負担割合を減らしたい、そういう気持ちは恐らく持っていると思います。私どももできればいろんな点で負担を下げてあげたい気持ちは持ってございますけれども、一応法律として定められているものはそこはそことして守りながら、子育て支援策、それからそういった対策については別な政策として取り組ませていただいているところでございます。どうして今のように都道府県化になって変化していくかということは、国保会計が破綻しては困るからです。国民皆3割負担で、安い費用でちゃんと全ての人が医療を受けることができる、まずここを基本にしていかないとだめなのかな、そのように思っております。いろんな点で見直しというのは、3年に1度いろんなことを見直しする手はずになっておりますので、いろんなところでその内容の不備、それからもっと充実させるための方法、そして先ほども申し上げましたように国に対して国の責任でもってそういったものをきちんとかかるものはかけていただくように働きかけをすることを申し上げながら、再質問の答弁とさせていただきます。以上です。

議員の再質問 6番 檀上美緒子

応益負担、応能負担の部分なのですが、国が50・50という基本はそうですけれども、最終的にはここも含めて自治体でそれなりの、それこそ資産割なくなったことはそれなりに評価するのですが、割り振りの仕方も含めて保険税を決めるのは自治体に裁量権があるわけです。実際に森の場合の応益と応能負担の割合を聞きましたら、応能が43、応益が57ということで、いわば50・50よりも応益に重点が移っているわけです。国のほうも50・50が基本だけれども、基本的には40対60の範囲であれば許されるというようなことで、応能の部分ももちろんあれなのですけれども、応益のほうを軽くするという、そっちのほうの考え方に立つということがまず基本ではないかなと思うのです。社会保障としてこの国保税を考えた場合に、応益負担を基本にして徴収額を決めるというのは、やっぱり社会保障制度としての考え方としては私は間違いだろうと思うのです。特にこの国保税が年金者がだんだん増えていますから多くなってきているわけで、ほかの保険と比べても保険の負担率というのが所得が低い方々が多いですから、その割合もほかと比べたときにも負担率が高くなっているという結果が出ています。国保の場合は、その所得に対して約10%ぐらいの負担がかかっているという結果が出ています。一番安いのでいけば共済組合なんかは所得の5.5%、半分だという状況なのです。そういう中でさらに均等割の部分を増やして負担をかけるということは、ますます不平等というか、受益者負担をかぶせるということは、非常に社会保障制度そのものを壊しかねない考え方に森町としては立っているのではないかというのがそこが私は一番大きな問題ではないかなというふうにして思うのです。今年スタートしてすぐ変えるというわけにはいきませんけれども、やっぱりこの均等割の部分について改めてこれからの状況も含めて、いろいろ状況が変わってくるのかもわかりませんけれども、町側の繰り入れも含めてなのですけれども、この均等割についてメスを入れていくということをぜひとも見直していく必要があるのではないか。それこそ本当にいろんな形で、さまざまな形でさらに子育て支援を推し進めていかれるという方向性は大賛成ではありますけれども、この保険税にかかわっても同じような姿勢でぜひとも取り組むべきだということを強く訴えて、再々質問させていただきます。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。全てのそういう負担が町の人たちに本当に最低限の負担でいろんな制度が活用できることがそれは理想だというふうには私は思います。そういうところからのご質問かなと、そういうふうに感じてございますが、先ほど最初の答弁でも申し上げましたように、どこかを減額するということは、必要額全体を確保するためには何かを負担増を求めなければいけない。ということは、均等割で例えば子供さんたちの部分をまず考えると、それはそれでいいことかもしれません。しかし、最終的に単身者、ひとり者の方や当然高齢者の方々の負担が大きくなっていくということなのです。この仕組み、檀上議員もわかっていると思うのですけれども、当然我々子育て支援もそうですが、高齢者に対してもきちんと面倒見ていかなければならない。高齢者福祉に対しても当然手厚くしていかなければならないのがこれからの今時代から、2040年までは非常にたくさん高齢者の方々が増えていく。その方々のことも考えながら、全体のバランスを持って進めていくのが町のやり方だと、そのように思っております。ほかの保険とのバランスが違うということは、当然加盟者の数にもよりますし、それから加盟されている方の所得の高さにも関係してまいります。そういうことから、応益割が高かったり、それから応能割がちょっと不服だったりと、いろいろなお考えがありますけれども、国そのものは最終的に全ての保険を一つにまとめることができないかということで検討を進めておりますので、将来はそういったことから全ての国民が同じ保険のもとで一律平均な医療を受けられる体制ができると、そのように私は考えてございますけれども、今現在スタートした1年目としてはこの状態で推移を見守りながら、もし内容に不十分なところがあれば、そこを訂正し、国に求めていきたいと、そのように思っております。これからもこの保険につきましていろんな点で努力してまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。

出典:森町議会 平成30年第1回 9月会議 2018年9月4日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる