長万部町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月14日
町財政の状況について
- 聞いた人
- 村川毅 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、総務課長 本前武広
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 村川毅
私は町財政の状況について質問いたします。1、健全な財政運営をするための地方公共団体の貯金と言われる財政調整基金の近年の積み立て額の残高は、27年度末15億8,000万円、28年度末16億4,000万円、29年度末13億4,000万円で、今年度は現在の積み立て額が9億4,000万円ですが、このまま推移すると年度末の残高はいくらになるのか。また、現在の町の財政規模だと財政調整基金の適正額はいくらと考えているか。2、昨年の12月議会で公共施設の管理計画のスケジュールの質問に対する答弁で、「30年度において財政の推計の作成および老朽化が著しいなどの理由により、今後使用する見込みのない施設等の選別を進め、31年度において財政の中長期計画も考慮したうえで、残る施設について町民の皆さんからご意見をいただくとともに、各施設の長寿命化に係る調査を実施し、32年度にはまちづくり総合計画や都市計画マスタープランなどの各種計画との整合性を図りながら、個別計画を策定する予定となっている」という答弁でしたけれども、今年度実施予定の財政推計の作成と今後使用する見込みのない施設等の選別作業は進んでいるのか。ここで言う財政の中長期計画とは何か年計画で、基金総額の残高はどのように推移しているのか。町長自身が在任中に建替えが必要と考えている公共施設はないのでしょうか。以上、町長の所見を伺います。〔議員(7番 村川毅)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
町財政の状況について、お答えをいたします。1点目の財政調整基金の積み立て額については、本年度の第7号補正後で9億3,800万円の残高見込みとなっており、年度末残高については今後の税収や不用額の動向によりますが、過去の実績では年度末までに数千万円から数億円の補正規模となっております。財政調整基金の適正額について、国等から示されたものはありませんが、公営企業会計への繰出財源や、当初予算編成時に地方交付税が過大見積りとならないように財政調整基金での調整を行うなどしており、一定額を確保しているところであります。2点目の公共施設等総合管理計画の進捗状況については、本年度、向こう5年間の中期財政計画の位置付けとして、財政推計を作成いたしました。推計では平成31年度からの2年間で13億9,900万円の財源不足額が見込まれ、基金が底をつく結果となっております。施設等の選別につきましては、都市計画マスタープラン等との兼ね合いもあることから、平成31年度からの2か年での実施を予定しております。なお、在任中の施設の建替えについては、財政状況を見極めながら慎重に検討してまいりたいと考えております。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の質問 7番 村川毅
確かに財政調整基金の適正額は、国から示されたものはありません。ですが、町の財政規模や、人口規模から言えば、長万部町は10億から15億の財政調整基金は必要だと思っております。この財政調整基金についてお聞きしますけれども、先ほども言いましたが、29年度末で、28年度末と比べると、3億円減ってます。その主な理由をまずお聞かせください。
町の答え 総務課長 本前武広(総務課長は2021年3月まで)
お答えいたします。ご質問にありましたとおり、28年度末から29年度末では3億円ほど財政調整基金残高が減少しておりますが、主な要因としては、3億円のうち1億円は、例年財政調整基金に積み立てをしております前年度繰越金を平成29年度においては地域振興基金に積み立てをしております。それによる減が1億円であります。残りの2億円につきましては、財政調整基金への積み立ての原資となります一般財源が、前年度に比較して減少したことによるものであります。内訳としては、歳入では普通交付税が9,421万7,000円、地方税が4,615万円、繰越金が3,615万5,000円前年度より減少しており、歳出では除雪費などの維持補修費に充当した臨時の一般財源が1,789万6,000円増加をしておりまして、合わせますと2億9,441万8,000円ということで、それらを合わせますと3億円という内訳になっております。
議員の質問 7番 村川毅
3億のうちの1億は、地域振興基金に積み立てたと。あと2億の減については、歳入が減って歳出が多くなった、ということでよろしいんですよね。分かりました。それでは次にいきます。昨年の12月議会で、30年度において今後使用する見込みのない施設等の選別をすると。30年度にすると言ったこの選別ができなかったというのは、手を掛けてないということなんですか。
町の答え 総務課長 本前武広(総務課長は2021年3月まで)
個別施設計画の策定が平成32年度までということがございます。都市計画マスタープランとの兼ね合いもございますので、できるだけ最新のデータ等を利用して作成したいということで、31、32で選別を進めたいという方に考えております。
議員の質問 7番 村川毅
そうじゃなくて、町長が30年度ですると言った計画ができてなかったのはどういうことですか、ということですよ。手を掛けてなかったんですか、ということです。
町の答え 町長 木幡正志
まだ30年度内なんで、今ちょっとこの段階では手を掛けて進めております。
議員の質問 7番 村川毅
分かりました。町長が言っていた中長期計画ではなくて、向こう5か年の中期財政計画の位置付けとして財政の推計を策定したということですけれども、この公共施設等総合管理計画は10年の計画ですよね。その10年の計画なのに5年の計画をしたというのはどういうことですか。
町の答え 総務課長 本前武広(総務課長は2021年3月まで)
公共施設等総合管理計画は、平成38年度までの10年間の計画であります。10年をスパンとした財政推計の作成については、公共施設等総合管理計画の個別施設データの作成が2020年度まででありまして、今後の国の動向ですとか今後予想されます北海道新幹線関連の経費など、できる限り最新のデータを使用して作成したいということで、来年度以降作成するという考えでおります。
議員の質問 7番 村川毅
何の計画をするのにも、その管理計画ができた段階で、10年間の管理計画ができたのであれば、その10年間の管理計画を実行するにあたっての財源の裏付けというのを当然一緒に進めなければならないと思っておりますよ。次いきます。その推計の結果、2年後に財政調整基金が底をつくんだと。約14億近くの財源不足になると。これ「ああそうですか」というわけにはいかないですよね。2年後に14億も財源が不足する。これ歳入歳出の内訳を詳しく説明してもらえませんか。
町の答え 総務課長 本前武広(総務課長は2021年3月まで)
まず、この財政推計の作成にあたっては、平成29年度までの決算および平成30年度の予算をベースに、10月時点で見込まれる財政需要を算出して推計をしております。具体的には、町税などにつきましては、過去の実績ですとか今後の人口推計に基づき算出しております。国庫支出金については事業費と連動して推計、人件費は現行職員数をベースにして欠員補充を考慮して推計、扶助費などについては過去の実績ですとか、今後の人口推計に基づいて算出をしております。また、普通建設事業費は、現在見込まれる財政需要に基づいて計画をしているところであります。財政推計では平成31年度で7億5,200万円の財源不足、その翌年度では6億4,700万円の財源不足が生じるというような推計になっております。財政調整基金の残高なんですが、平成28年度末までの数年間は、基金の取崩額と積立額というのが拮抗する状態で推移しておりましたが、平成29年度で5億3,596万円の取り崩しに対して、積立額が2億2,859万9,000円ということで、さらに30年度では、現時点で取崩額が4億6,281万4,000円の取り崩しに対して、積立は6,579万7,000円という、それに留まってるということです。これは、一般財源であります地方交付税が減少する中で歳出は一定規模を保ってると、そのような状況から基金の残高は減っていると、このようなことになっております。財政推計にあたっては、以上の内容を反映しております平成30年度の現計予算をベースとしておりまして、基金の積立についてはゼロを見込んでおりまして、例年繰り入れております基金相当額の、実際には現計予算を利用しておりますので、決算ベースでは繰越金等が発生してまいりますので、この財政推計よりは若干不足額が減少することも予想されるのですが。そういうことで、例年大体4~5億円を繰り入れている額が、そのまま財源不足として31年度以降発生する可能性があるという、そういう推計となっております。
議員の質問 7番 村川毅
そうすると、特別な事業があるわけではない中での財源が底をつく、財源というか財政調整基金が底をつくという話ですか。
町の答え 総務課長 本前武広(総務課長は2021年3月まで)
事業費としては交付税措置がない町の単独事業として、年額1億5千万円ほど事業をやるという見込みでの推計となっております。
議員の質問 7番 村川毅
この推計どおりだと財政破綻ですよね、2年で。でもやっぱり先ほどらいから出てますけども、町民のやっぱり命を守る施策というのは、施設でもインフラ整備でもしていかなければならないわけだよね。だから計画はやっぱり計画として年度に貼り付けていかなければならないわけ、10年間。そうでしょ。病院にしたって建て替えなければならないでしょ。福祉センターだってやんなきゃないわけでしょ。金ないからできないって話にはならないよね。そこで町長にお聞きします。町長、これ危機的な状況だよね。感じませんか?そういうふうに。2年後に底をつくって言ってるんでしょ?推計では。それは推計だよね。そのとおり行かれたら困るよ。だから町長として、この今出てきた状況を見てどのように行政運営進めていくのか、町長のお考えを最後に聞かせてください。
町の答え 町長 木幡正志
今回、中長期財政計画推計についても正直に全部出させていただきました。それは、今後議会で様々な事業の議論になってくるひとつの大きな柱になるんだろうなと思ってるし、今回中期財政推計については、歳入歳出、それの差額補填ということで出させていただいて、ズボっと13億9,000万円の不足になるよということの数字を出させていただきました。事業にあたっては、いきなり財政13億を全部2年で使っちゃうのかっていう、そういう話にもなったら大変なことになるので、財政破綻というのは絶対にさせてはいけないと思ってる。そのためにはやっぱり過疎債なり有利な補助事業等の事業を使って、総力をあげてそういった事業を展開しながら、少なくなってきている財政調整基金を大切に使って事業を進めていきたいなと思っているんだけども、様々な要求もたくさん出てきているだけに、今回この数字をみなさんに正直に出してご理解をいただいていかなければやはり成り立っていかないだろうと、そう思ってこの数字を出させていただきました。本当に危機的な状況で、破綻を迎えるんだろうという事にならないように、ひとつしっかり財政運営して行きたいなと思っておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。