みんなの議会

森町議会 平成24年第1回 12月会議 2012年12月11日

限界集落について

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 宮本秀逸

限界集落についてでございます。限界集落の問題が報道されるようになって久しくなります。当町においても三岱地区のように無人化しつつある地域も出てまいりました。少子高齢化の問題は地域を問わず、さまざまな課題を提起してきました。1次産業における後継者難もまたしかりです。特効薬は期待できませんが、考え得る対策が必要と考えます。限界集落の問題をどのように考えておられるか伺います。以上です。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

宮本議員さんのご質問にお答えいたします。集落の65歳以上の人口比が50%以上を占め、地域を維持するための社会的な共同活動が困難となった集落を限界集落と称しています。正直なところ、限界集落を存続集落へ再生することは非常に難しく、現在の社会情勢から議員のおっしゃるとおり特効薬は期待できないものと理解しております。しかしながら、農山村が持つ機能、環境保全維持のため山林、田畑を守ることは社会的に重要な役割であります。とりわけ三岱地区は定義上で言う限界集落に該当しますが、農業的観点から考慮した場合、遊休農業地もなく農用地の集積という面から農地保全が確保されている状況でございます。町内会活動においては、住み良い生活環境の推進と福祉の向上を目的に活動を進めているところでありますが、過疎化と高齢化による地域活動が思うようにできない町内会、地域があると聞いております。今後地域を維持するための共同生活が困難となった集落、町内会においては隣接する町内会との交流を進めるなどの方策も含めて考え、地域住民のコミュニケーションによる生活改善を図ってまいりたいと考えております。また、行政においては地域の実態に合った施策、環境対策を十分検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 3番 宮本秀逸

早くやめろという後ろの目線を感じますけれども、せっかくでございますから、もうちょっとお聞きしたいと思います。大変失礼ですけれども、急ごしらえの質問でちょっと文章的にすごく雑で答弁もしにくかっただろうと思いますけれども、そこら辺はご容赦願いたいと思いますが、三岱地区に行かれたことございますか。ご案内の状況になっているのです。先ほど町長から答弁がありました内容につきましては、全くそういうことが考えられるだろうとは思うのですが、現実を見ていきますと、例えば誰もいないところにああやって農地が保全されているとおっしゃいましたけれども、そこに今度は通い作として入っていくのです。通い作をします、当然ながら。そうしたときに、十分その機能が発揮されるかどうかという問題が出てくるのです。今年は天候が悪かったせいもありますけれども、いまだ馬鈴薯が掘れていない状況の畑というのも結構あると伺ったのです。もうだから、来年の春掘るか投げるかしかないと思うのですけれども、通い作ってどうしてもそうなってしまうのです。そこに人が存在しないので、やってしまうと。これは、もう森町に限らず全道的な課題だと思いますし、それがひいてはやがて耕作放棄地につながったり、さまざまな問題になってこようかと思うのです。この過疎と高齢化の問題につきましては、これは一つの問題でありましょうけれども、実にさまざまなことがあると思うのです。先ほど話題になりました統計書と総合計画の表、表紙を見ましても総合計画にはみんなでつくろう海と緑の理想郷と、こうなっているのですが、なかなか現実にはその理想郷を達成できるのが難しい状況がこれからずっと続いていくと私は思っているのです。今申し上げましたように、人が通って何か仕事をするというのは非常に難しいことなのです。そして、1次産業が大事だとか食産業が大事だとか、これを発展させなければならないというような話というのは、これはもう政治に携わっている人だったら誰しもが言うことなのですけれども、現実はなかなか難しいというのが常にこれはもうこれからもずっとつきまとっていく問題だと思います。そういった意味で、ここで町長にすばらしい答えをお聞きしようという気持ちは全くございませんけれども、これから中長期的に考えていただいて、近い将来では3月の施政方針の発表というようなことになるのでしょうけれども、本当にこういった問題を行政で取り上げていただきたいと、こんなふうに思うのです。今までですと、こういった問題はなかなかどうにもならないだろうという形できたような感じが私はするのです。今農業に私は実際に携わっておりまして、そういったことはひしひしと感じるのです。それは難しい問題であると同時に、やっぱり行政がなかなか取り組んでこれなかったということがそこにあるのではないかと思うのです。取り組んだとしてもやっぱり人はかわっていきますし、町の情勢も変わっていくわけですから、なかなかうまい施策ができ得ない、特効薬が出てこないということになるのではなかろうかと私自身も思っておるわけなのです。そういったこともひっくるめてこれからそういったところを大事にしていただきたいと、こんなふうに思います。森町統計書というのがありますけれども、これをちょっと見てみましたら、1人世帯が2,000世帯くらいになっているのです。1人世帯というのが2,000世帯になっていました。その中には、恐らく若い方の1人世帯もありましょうし、中年の方も、それから高齢者の方もいらっしゃいましょうし、独居の方がそれだけいらっしゃるということでございますから、それは当然いい方向には、増えていく方向にはなかなかなっていかないのかなと。これからは、やっぱり森町は人口減がしばらくはこのまんまの状態で続いていくであろうというようなことを察しますと、やはりこの高齢化、過疎に関する問題、限界集落に関しては増えていくことはない、こんなふうに思います。実際に新はこだて農協が合併しましたけれども、10年間でちょうど半数になりました。農家数が半数になりました。4,000戸から2,000戸になりました。それがやっぱりどこでも進んでいくと。そういったことをひっくるめまして、これからの対策、近い将来、先ほど3月の執行方針と言いましたけれども、それに向かっての決意をちょっと伺いたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えをいたします。三岱地区に関しまして若干申し上げさせていただきますと、やはり農地が多いです。ということで、今現在農家そのものが本当に採算ベースに乗って生活できているかというと、必ずしもそうではない農家の方々も多いということから、やはりなかなか地元ではそういう限界集落を救う方策というのが大変なのかなと、そのように思っております。さらにまた、農業政策として恐らく農家戸数を減らすための取り組みが途中でなされたような、そういう話も私は伺っておりました。規模を大きくしなければ、これからの農家さん方は生きていけないと、それから農業生産法人化すると、そういった部分で個人の農家さんが減ったような、そういうお話も伺ってございます。ですけれども、これからの新しく来年度の行政執行方針の中にもいろいろと具体的なものを書く予定ではおりますが、そういった部分では全体的なそういう隅々までの理想郷をつくる、それは大変難しいことでありますが、取り組みとしてはいろんな取り組みを含めてチャレンジしていきたいと、そういうふうに考えております。なるたけ若い方々にこの森町に対して定住化していただきたいと、そういった思いも込めながら執行方針に取り組んでいきたいと、そういうふうに思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。

議員の質問 3番 宮本秀逸

終わります。

出典:森町議会 平成24年第1回 12月会議 2012年12月11日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる