森町議会 平成24年第1回 12月会議 2012年12月11日
選挙公約とその対応について
- 聞いた人
- 中村良実 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 中村良実
それでは、町長に質問をさせていただきます。選挙公約とその対応についてということでもって質問をさせていただきます。昨年の3月11日のあの大震災以来、地球温暖化が忘れられているのが現状です。それは、世界規模での重要課題であります。このような現状の中で、町長は選挙公約で持続可能な森林経営を目指して体制強化に努めてまいりますと町民と約束をしております。森林は、二酸化炭素を吸収し、低炭素社会実現のため、環境型社会を目指す役割もあります。しかし、国内の森林、林業家は外材に押され苦慮しているのが現状であります。森林は、多様な公益的機能を有しており、海への養分、水量、国土を守るなど多くの恵みを与えてくれております。以下お尋ねします。1つ目は、持続可能な森林経営を目指して体制強化に努めますとあるが、その手法とはいいかがなものなのか。2つ目として、町有林4,934ヘクタールをどう利活用するのか。3つ目、行政、民間人などによる町有林経営協議会的な組織を発足させる考えはないのか。以上、3点についてお伺いをします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
中村議員のご質問にお答えいたします。地球は、私たち人間にとって、また多くの動植物にとってかけがえのないところではあります。しかし、近年私たち人間の行為が原因となって地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨や熱帯森林の減少など地球環境が変わり、大きな課題になっております。このような中において森林の果たす役割は大変大きなものがあると認識をしております。さて、1点目についてでございますが、政府が平成21年12月に発表した新成長戦略において林業を成長産業として位置づけて作成された森林・林業再生プランにおいて、今後10年間をめどに路網の整備、森林施業の集約化及び必要な人材育成を軸として効率的かつ安定的な林業経営の基盤づくりを進めるとともに、木材の安定供給と利用に必要な体制を構築し、森林、林業を早急に再生、推進するべきとのことでございます。今特に重要視をしなければならないのは後継者問題だと思います。関係機関のご協力をいただきながら、林業後継者や林業作業者など担い手対策に取り組み、林業経営体制の強化を図ってまいりたいと考えております。2点目についてですが、戦後植林した人工林資源が伐採期を迎えつつあります。林業再生に向けての好時期でもあります。国土の保全、水源の涵養、地球温暖化防止など環境面における森林の機能を考えながら伐採、植林等を計画的に推進していきたいと考えております。3点目のご質問ですが、我が国の林業が立ちおくれているのは林業経営者における機械化等ばかりではなく、ある意味では組織化等も必要なのかもしれません。簡単にできるものではございませんが、今後十分に時間をかけ、検討していきたいと思います。以上でございます。
議員の質問 10番 中村良実
2問目を質問させていただきます。実は、私この問題を取り上げたのは過去の……現在は梶谷町長、その前は佐藤町長、その前は湊町長でした。この以前の町長がこうした町民との約束、今回は選挙公約の中で出てきているのですが、それから所信表明でもこの森林関係を取り上げた町長というのが余りというか、いないのです。ところが、町長はこのようにはっきりと文章にして町民と約束をしているのです。これは、私はすごく捉え方によっては前向きだなと、そう思っておりますけれども、今私が質問した中でもって、ああ、そうだなと納得するところって実はないのですよね。私1点目のとき、森林経営を目指して体制強化に努めるとあるのです。こういうふうにあるのですが、これは町長のやつなのですが、あるのです。では、それをより具体的にどう進めていくのかというお話はしませんでした、今。だから、どのようにしてより具体的に進めていくのか、それをお話を聞きたいのです、私。というのは、森林というのは大変面倒な問題です。簡単にいく問題ではないのです。ですから、私はもっとこのようにして、これからの森町の約5,000ヘクタール弱の森林面積をこのようにして利活用していきますと、それらのことを私は望んだのですが、それが出てきませんでした。2問目もそうなのですが、この約5,000ヘクタール弱の町有林ですよ。この町有林の約5,000ヘクタール弱の森林ですよ。これ町長、まずこの町の森林面積の中で人工林というのは35.1%しかないのです。それから……失礼。人工林は40.1%なのです。それから、天然林が35.1%なのです。それから、よその町にはないものがあるのです。それは無立木、要するに木の生えない無立木地があるということです。これは砂原岳、それから剣ケ峰の一部、駒ケ岳も持っているのです。抱えているのです、森町は。それが面積にしますと1,217ヘクタールもあるのです。これが大きいのです。ただ、これはもうしようがないです。それはもう関係なくして、天然林、人工林そのぐらいあるわけですから、私は町長は同じ考え方だと思いますけれども、戦後植えた木が伐採期に来ていると。伐期に来ているのですが、現実的にはそのように伐期をしていないのです。特に砂原地区にあるカラマツ、これは前にも私言っているのですが、もう伐期が過ぎているカラマツが多い。伐期が過ぎているカラマツというのはどうしてよくないかというと根上がりしているのです。根上がりしていますと製材にはならないのです。それよりも砂原地区のこうしたカラマツの山は非常にいい山というかな。傾斜地のない山ですから、そこに山菜とりの皆さん方が行っているのです。そうしますと、その木は風でもって倒れる危険性が十二分にあるのです。けがされたらどうしますか。そういうこと等も前に言って、切るものは切る、植えていくものは植えていく、そういうことをしないと何にも意味がないのです。森林の役目を務めていただけないのです。そういう点では、町長はこういうふうにして目を向けておりますから、そういうこと等について町長はやっていくのだなという期待感はあります。だけれども、今の返答の中ではそうしたより具体的なものがありませんでした。より具体的なものは何が出てきたでしょうか。後継者の育成です。後継者の育成というのは簡単に私はいかないと思いますよ、山の場合は。普通の後継者育成とは違うのです。ですから、1問目のより具体的にこういうふうにして町有林を育成していきますと。それに伴うところの後継者の育成をしていかない限りは、これは大変なことだと思います。特に後継者の育成の中、以前は町の直営でもって植林も撫育も管理も全部していたのです。今は違いますものね。撫育、要するに下刈り等についても全部請負ですよね、今。間伐も請負ですね。そうした中でやるのですから、それは後継者は育ってはいかないと、私はそう思っています。ですから、それらのことについて町長の考え方をより具体的に私は出していただきたい、そう思って質問をしているのですが。それから、もう一つ、一番最後の3問目の問題なのですが、これは町有林の行政、民間、技術屋、こうしたものを一丸にした中でもってどうあるべきなのかということをやる協議会的なものでも結構、委員会的なものでも結構、そうしたものを立ち上げをしてこれからの町有林についてはこうやりましょうと、それにはどこそこの適地は伐採しましょう、その後の植えつけはこの樹種にしましょう、こうしてやりましょうという、そういう協議会的なものを発足させるべきだと私は思っています。これは、全道的にも今は余りないのです。あるのがこの管内にあるのです。福島町です。福島町は、もう先立ってこういうことを立ち上げして管理をしている。ですから、行政だけの考え方ではなくして民間の力をかりた中でもって私はこの町有林というのを守っていくべきだと、育てていくべきだと、このように考えているのです。いかがなものでしょうか、お答えをお願いします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
大変中村議員の非常に専門的なご質問で、さらに具体的にというご質問でございましたけれども、今現在本当の深いところまでをご答弁できる知識、私まだ勉強中でございます。この辺を理解していただきたいと思います。それと、今後執行方針の中におきましてこういった部分、予算措置も必要になる部分もあるのかもしれません。そういった部分で明らかにさせていただきたいと1点目につきましてはお答えさせていただきたいと思います。そして、2点目の部分ですけれども、この市場価格、長伐材につきましての市場価格は大変今は低うございます。そういった部分ではこの状況、単価の上がったときになるべく収入が多くなるような、そういう状況も見ながら伐採をして計画的に取り組んでいきたいと、そのように思います。そして、3点目の部分につきましても先ほど1点目で申し上げたように執行方針の中で今後お話しさせていただきたいと思っております。再質問の答弁には若干不足なのかもしれませんが、少しご理解をいただければと思います。以上です。
議員の質問 10番 中村良実
3問目なのですが、専門的ではないのですが、ちょっと満足しないのですが、いつかの機会にまたもう一度聞きたいと思いますけれども、ただ町長、この考え方は私は、特に3問目のことについては進めていただきたい。これは、行政で町有林を当然今は管理しているのですが、これだけではうまくいかないのです、今の時代。もっと民間の力をかりるべきだと私は思っているのです。そして、民間の力をかりれば1つの何年にはどこをどうして植林したと、これも何年たったから間伐しないとだめだよと、それからこうすることによって伐期になっていますよと、その伐期になった木をどうするのかと、それまで民間と協議をした中でもって町有林の管理はしなければ、これから私はだめだと思います。それをお願いしておきます。それは是が非でもやっていただきたい。それから、これから森林というのはすこぶる大事なのです。特に今の原子力問題ありますね、原子力発電所の問題。これがなくなった場合、火力発電がきっと中心になっていこうと思います。そうしますとCO2が多くなるのです。それを浄化してくれるのは何ですか。森林なのです、多くは。そういうことを考えますと、民間の力もかりて、この森町4,000ヘクタール、5,000弱あるその山の木を企業に売るということも考えてください。浄化機能、これもやっているところたくさんありますから。特に進んでいるところは上川管内の下川町、ここはもう最初から売っていますから。それから、今年からは道有林も売っています、自分たちの木を。切るのではないですよ、浄化するために売っているのです。そうすれば、町長が言う売電の問題、すこぶる町長はそういう経済的に明るい方ですから、そういうこと等も考えた中でもって進めていただきたい、そう思いますけれども、できたら答弁をいただきたい。もしできなければ、何かの機会にもう一度聞きますから、そのときでも結構です。以上です。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再々質問についてのお答えに若干外れるかもしれません。ですが、先ほど再質問の際にもお話出ておりました。いろいろ町有林に対して倒木も発生する可能性もあるということでは、管理については非常に重要だと思っております。もちろん立地地盤によっては非常に根が張りづらい、当然最近のような爆裂低気圧等もございまして風の影響で倒れる、そういう風倒木がかなりございます。そういったものも考えれば、この管理については力を入れていかなければならないという認識でおります。そういった部分についての今後取り組みについては十分な時間をかけて検討させていただきたい、そのように思います。以上です。
議員の質問 10番 中村良実
終わります。