みんなの議会

森町議会 平成24年第1回 12月会議 2012年12月11日

国保病院の今後のあり方について

聞いた人
前本幸政 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 前本幸政

それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。まず、1つ目ですけれども、国保病院の今後のあり方について。現在16回を数える行財政改革調査特別委員会では給食センター、さくらの園、保育所の3事業に対する民営化や業務委託などを視野に入れた改革が提案され、議論をされておりますが、国保病院の運営も大きな課題の一つであると思います。森町では歯科、内科、外科など開業医が多く存在し、加えて函館市に近いという現状から特殊な事情があります。公営での病院事業の役割は、不採算医療(救急医療など)の確保が必要不可欠であり、地域医療を守り、町民の安心、安全の負託に応えなければならないと思います。病院経営内容が大変厳しい状況で、昨年は約3億円の繰入金に続き、今年度12月議会では2億1,600万の補正が予定されている中、平成24年度末では想像を絶するほどの繰入金が発生するのではないかと危惧しております。10月議会の町長の所信表明の中では触れられておりませんでしたが、今後の町立病院の役割や経営の方向性についてどのような考え方であるかお聞きをしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

前本議員のご質問にお答えいたします。国の医療制度改革により、へき地指定の病院につきましては民間病院からの医師の派遣制度が行われておりますが、まだまだ地域偏在が著しく、地域医療の確保は非常に厳しい状況が続いております。その厳しい環境下で町民の皆様が安心し、信頼できる病院づくりを目指し、救急医療を含め診療体制の充実を図っております。しかし、退職に伴い安定した医師の確保ができず、その影響によって患者が減少したことが病院経営の悪化につながっていることは大きな要因であると考えております。対策といたしまして、現在私は病院の状態を確認するために病院長との打ち合わせを始めたところでございます。今後は、現状を掌握して要望に応える解決策を発見し、解決に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の再質問 5番 前本幸政

それでは、再質問をさせていただきます。何点か具体的な私案を入れながらお話をさせていただきますけれども、町長の考え方をお伺いをしたいと思います。平成23年度の病院利用者数は、前年度と比較をいたしまして入院患者で約500名、外来患者で約2,400名の減少でございました。それに伴って町内の個人病院では、多くの患者さんが診察をされているというふうに聞いております。これは、なぜ町立病院を利用する方が減ったのか。また、去年まで多額の交付金などで医療機器も大変整備をされたのにもかかわらずというように私のみならず、多くの皆さんが疑問を持たれていると思っております。このことから収支のバランスがとれず、先ほど質問されたように多額の資金を一般会計から投与せざるを得ない状況にあると思っております。公設病院だからといってこのような状況を続けていれば、病院どころか自治体もパンクしてしまうのではないでしょうかと私は限界を感じている一人でございます。いち早い対策を今から真剣に考えていかなければならないと思っております。そこで、議会の調査特別委員会では類似する問題を抱えておりました先進地でございます池田町の視察が7月に実現をいたしました。池田町も年間2億から4億円の繰入金や医師不足による町民の苦情など、病院改革が責務として役場内部に病院事業検討会議を設立し、会議の結果、内部では限界があるということから専門機関へ調査依頼をされたということでございました。調査の結果、一般病棟60床プラス小規模介護老人保健施設20床、計80床の不採算医療を担う地域の公設病院として存続し、民間的経営手法を導入する指定管理者制度を含めた運営が望ましいという報告に至ったそうでございます。その後、指定管理となりました公益社団法人地域医療振興協会は、昭和61年に自治医科大学の卒業生が設立をいたしましたへき地等の医療の確保と質の向上を図りもって地域の振興を図るということをモットーに全国に57カ所の医療施設を運営しております。816名の医師を含む6,500名の職員体制だというふうに聞いております。池田町のこの負担金につきましては10年間、年間2億円というふうに聞いております。この池田町のような事業は大変参考となりましたけれども、このような結果に至るまでは大変多くの時間と労力がかかっただろうと思っております。なかなかこの池田町のような施策はできないと思いますけれども、やれることからやっていかなければならないと私は思っております。病院事業の検討会議のような、このような組織を設立をいたしまして専門知識を持った専門機関、いわゆるコンサルタントにこの森町に本当に必要な病院はどうあるべきか調査依頼をし、外部から見た病院改革をしていかなければならないと思っておりますが、町長はどうお考えでしょうか。それから、2つ目でございますが、町長は町広報紙の就任の挨拶の中で国保病院について書かれておりました。「医療体制の総合的改革」と題しまして、関係機関の皆さんを初め議員並びに町民の皆さんと意見交換を重ね、地域医療の体制づくりを進めるとありますけれども、この関係機関の皆さんとはどんな方なのでしょうか。また、地域医療体制とはどのようなものなのか、もう少し具体的なお話をしていただきたいと思っております。3つ目でございますが、これらの病院改革には大変時間がかかると思っております。しかしながら、確実に、そしてスピーディーに行っていかなければならない。病院改革は責務でありますけれども、同時に今最も早急に対応しなければならないこともございます。それは人工透析の開設でございます。平成24年11月現在、人工透析を治療されている方は森町では46名おられます。また、成人病の一つでもあります糖尿病患者は増加の一途をたどっておりまして、自宅でみずからインスリンを注射をされている人工透析になるかもしれない方が多いとも言われております。現在森町内では2カ所ありますけれども、あとは函館市、七飯町を含め6カ所で診察をされているというふうに聞いております。ところが、町内にある1カ所がこの11月に中止になったというふうにも聞いております。高齢者が過半数を超え、家族から町立病院の開設をしてほしいという要望の声も多く聞いております。臨床工学技士を配置しなければなりませんけれども、たくさん奥にあります町立病院の空き室や、また医療機器もリース事業を取り入れながら低コストで運営できるのではないかと私は思っております。ちなみに、医療収益を見ますと1人当たり週3回通院することに対しまして月約50万円、年間1人当たり600万円が想定をされております。一人でも多くの患者さんに足を向けていただきまして、地域の病院の役割を果たすことが必要ではないかと私は思っておりますけれども、この3点につきまして町長はどうお考えでしょうか、お聞きをしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

前本議員の再質問にお答えいたします。まず、外部評価についてでございますけれども、これは関係者と協議をしてみる必要があると思います。そういった状況で進めさせていただきたいと思います。また、2点目の関係機関ということでございますが、これは町内の医療関係者について、まず開業しておる部分に対する影響もございますことから、そのように医療関係、関係機関として記載をいたしました。そして、3点目の人工透析についてでございますけれども、いろいろと具体的な部分がかなり検討が必要だと思います。そういったところから、今後持ち帰りまして研究調査が必要と思っておりますので、若干調査をしてみたいと、そういうふうに考えます。以上でございます。

議員の再質問 5番 前本幸政

終わります。

出典:森町議会 平成24年第1回 12月会議 2012年12月11日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる

国保病院の今後のあり方について 森町議会 2012年12月11日|みんなの議会