七飯町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月9日
新型コロナウイルスによる教育への影響について
- 聞いた人
- 中川友規 議員
- 答えた人
- 学校教育課長 北村公志、教育長 與田敏樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 中川友規
それでは、通告に従いまして、2問質問いたします。まず1問目から、新型コロナウイルスによる教育への影響について。新型コロナウイルスが大都市を中心にいまだに猛威を振るっており、北海道においても、数は少ないとはいえ、連日のように感染者が確認されている。第一波と言われる2月中旬から始まった感染拡大は、学校の休校、卒業式、入学式の縮小、運動会や遠足などの学校行事の中止など、子供たちにも大きな影響を及ぼしました。また、長期にわたる休校による授業時数の減少を取り戻すため、夏休み期間も大幅に短縮されました。このような状況の中で、子供たちは夏休みを満喫する間もなく学校が再開し、外出の制限やマスクの着用など、生活環境が大きく変化した中で、子供たちは目に見えないストレスを感じていることも想像されます。そこで、過去の状況も踏まえ、次の点について伺いたい。1、本年度のいじめの状況について。2、本年度の不登校の状況について。3、本年度の授業の実態について。4、本年度の学校行事について。5、今後の対策について。
町の答え 学校教育課長 北村公志(学校教育課長は2020年12月まで)
それでは、1点目の、本年度のいじめの状況について答弁申し上げます。本年度のいじめの状況についてでございますが、本年7月に全児童・生徒を対象に、いじめの把握のためのアンケート調査を行いました。アンケートでは、いじめを受けた件数ではなく、学校で嫌な思いをしたことがある件数としてのとらえでございますが、件数は、小学校が126件、中学校が8件で、昨年の同時期に比べ、小学校291件、中学校22件より大幅に減少し、調査を開始して以来、最小となっております。4月、5月の休校が影響していると考えられ、新型コロナウイルスのせいでいじめがふえたと言えない状況でございます。このことから、今後も継続した気配り、目配り、家庭や関係機関と連携した学校の指導対応を継続してまいります。なお、このアンケート調査の結果につきましては、従来、公表しておりませんでしたが、保護者の皆様、地域の皆様にも関心を持っていただくため、町のホームページへ公表させていただいたところでございます。続きまして、2点目の、不登校の状況について答弁申し上げます。7月末現在の数字でございますが、37件の不登校の児童・生徒がおり、昨年の同時期と比較して7件の増加となってございます。全ての事案ではありませんが、コロナウイルスに係る休校期間の長期化が要因となっている事案もございます。不登校につきましても、各学校での家庭訪問や適応指導教室を活用した指導対応を継続してまいります。続きまして、3点目の、授業の実態についてでございます。学校では、文部科学省より示されております、- 38 -学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づき、感染症対策を実践しながら授業を行っているところでございます。続きまして、4点目の、本年度の学校行事についてでございますが、1学期は、御質問のとおり、運動会や授業参観を初め、ほとんどの学校行事が中止または延期となっており、2学期以降の学習発表会、学芸会や、秋の遠足など、随時見直しを行ってまいります。5点目の、今後の対策についてでございますが、マニュアルに基づいた感染症対策を継続しながら、子供たちのストレスをできるだけ取り除けるよう、教職員一体となり取り組んでまいります。以上でございます。
議員の質問 14番 中川友規
いじめの調査、7月の調査ということでは減少傾向にあるということでありますけれども、休校もしていたというところも大きく影響しているのかなと。実際、8月から学校が動き出してきた中で、要は子供たちの生活環境が変わって、8月から、これからが実際にどう影響してくるのかなというところだと思うので、今ほど7月のアンケート、これはこれで必要な数字ですけれども、やはり常時、コロナの生活環境、今の平時ではないときは、例えば10月、11月だとか、要は2学期のところでも、やはり随時調査をかけていって、今まで以上に常に子供たちを見守るといいますか、そういう注意をしながら、注視していかなければいけないのかなというふうに感じておりますので、今後も、7月の調査だけをもとにしないで、随時やっていくべきだと思います。不登校についても、やはり休みが続けば、学校に行きづらくなるというところもあると思いますので、当然、ここは増えているのかなというふうには思いますけれども、この辺のケアとかも、やはり毎年の通常時の対応ではなくて、先ほどと同じですけれども、環境の変化、今のコロナ禍の中での対応というのをしっかりやっていただきたいなと。そして、授業の実態についてということで、マニュアルに沿ってやっていくということですけれども、授業時数に関して、間に合うようにやっているとは思うのですけれども、実際にマスクをつけて、例えば体育などでも、どこまで本当にやれているのかなと。通常、体育で、本当に子供たちを走らせたり何なりとか、いろいろな体育授業もできたと思うのですけれども、今回は多分、違ったやり方をしていると思うのですけれども、そういうような影響が、時数としてはクリアしているとは思いますけれども、実際に子供たちには、もうちょっと本当は教えるというか経験させられるものである部分が、少し少なくなってしまっているのかなというのが気になっておりますので、その辺の、これは学校の先生たちが一生懸命やってくれているとは思うのですけれども。学校行事についてということで、これも随時見直していくということですけれども、ただでさえコロナ禍で全て中止という状況の中ですので、今、いろいろな対策が出てきて、国の基準も少し変わったりとかしていますので、随時、情報収集して、学校現場と、ここまでならできるとかというものを、学校現場の声をしっかり聞いて、いろいろなやり方、通常でいけばだめではないかなという部分もあると思いますけれども、それをちょっとしたやり方を変えるだけでやれることもあると思いますので、その辺もしっかりやっていただきたいなと思います。今後の対策についてということで、今後、できることであれば今年中とかにおさまるとかというものがあれば本当はいいのですけれども、例えば来年までまたいでしまったりとなったときに、学校がどういう運営をしていくのか。今はよその学校、町外の学校では、運動会も中止ではなくて延期でやり始めているところもありますけれども、七飯においては中止ということだったのですけれども、来年も、この状況が残念ですけれども続くような雰囲気がありますので、そういう行事ごとも中止でいくのか、それともやり方を、コロナの状況にもよりますけれども、何とかできる方法でやっていくものなのか、その辺についてお願いいたします。
町の答え 学校教育課長 北村公志(学校教育課長は2020年12月まで)
それでは、1点目の、本年度のいじめの状況についてでございます。いじめの調査につきましては、コロナにかかわらず、例年、年2回、本来、5月と10月に実施をしております。また、今回の嫌な思いをした件数につきましても、随時、学校のほうで追跡調査を行って、結果、いじめにならないよう、いじめではない件もありますけれども、嫌な思いが改善するように努めております。今後も秋に、必ずまた新たに、議員がおっしゃるとおり、2学期が始まりまして、子供たちに間違いなくストレスがかかってくる状態です。それがいじめにつながらないように、随時、調査を行ってまいります。続きまして、2点目の不登校につきましても、議員のおっしゃるとおり、休みが長期間続きましたので、今回、自宅での期間がかなり長かったと。それで、家から出たくないというふうになった件もございます。今回、前回の定例会で答弁しましたとおり、学校復帰が全てではございませんが、学校へ戻れる意思のある子につきましては、十分な対応を行ってまいりたいと思います。3点目の、授業の時数でございますが、4月、5月、ほとんど授業ができませんでした。6月の再開時に、改めて学校のほうでカリキュラムを組み直して、運動会の中止、中体連の中止、遠足等の見直しなどを行い、学年によって違いますが、標準時数、ほぼほぼ、おおむね1,000時間程度、年間でこなさなければなりません。今回、1学期終了して、300から350時間、学校にもよりますが、3割程度の授業の取り返しができております。これも再度の休校がなく、予定どおり再開時から1学期を無事過ごせた結果だと思っております。今後も無理のないように標準時数をクリアしながら、子供たちにストレスがかからないような授業を進めてまいります。続きまして、学校行事の見直しでございます。運動会につきましては中止を決定させていただきました。札幌等では9月、秋にやっているところもあると思います。議員のおっしゃるとおり、学校でもできるだけ子供たちのために学校行事をやりたいという思いがありまして、先日になりますけれども、中学校3年生、東北への修学旅行、行ってまいりました。おかげで2週間経過した学校もありますし、何事もなく感染症対策をばっちりこなして、十分な対応をして、向こうでも歓迎され、大きな成果を得られたことかと思います。来年度以降の行事につきましても、今、校長会と協議を始めたところでありまして、極力子供たちが、行事というのは各時期、各時期でめどになる、目当てになる大きな節々になりますので、万が一中止、縮小になってもがっかりしない、ストレスがかからないような見直しを図っていきたいと思っております。以上でございます。
議員の質問 14番 中川友規
わかりました。今後、これからいろいろな校長会だとか学校関係と協議して、いろいろな対応を考えていくということだと思うのですけれども、いじめの状況というか、いじめにかかわらずなのですけれども、今、学校のほうでスクールロイヤーの導入といいますか、動き始めてきたと思うのですけれども、いじめの関係に関しましても、いじめに限らずなのですけれども、いじめの関係も、やはり法的側面からのいじめの予防教育ということで、弁護士さんが、要は判例を示しながら、いろいろやるというような流れもありますので、これも文科省で出したやつですけれども、特に今回はどんなケースになるのかわからないというのもありますので、せっかくスクールロイヤー、今、やり始めているので、いじめに限らずですけれども、コロナ禍の中での対応を、やっぱりしっかり活用してやっていただきたいなと思います。トラブルがあったときだけ行くのではなくて、やはり事前に弁護士の先生とやりとりして、要は予防ができるということにもなりますので、その辺もしっかりやっていただきたいなと。その辺、ちょっとお願いします。
町の答え 学校教育課長 北村公志(学校教育課長は2020年12月まで)
スクールロイヤーにつきましては、昨年の10月に学校の教職員対象に研修を行わせていただき、今年度から事業を実施させていただいたところでございます。幸- 40 -い、いじめだとか家庭等のトラブルとか、現在のところは発生しておりませんので、当初想定していたトラブルが発生した際の法的解決ということで、スクールロイヤーのほうへはまだ、いいのか悪いのかわかりませんけれども、活用していない状況でございます。議員のおっしゃるとおり、未然に防ぐという意味でも、今後もスクールロイヤーと連携しながら、結果、利用しないというのが一番いいと思うのですけれども、有効に利用させていただきたいと思います。以上でございます。
議員の質問 14番 中川友規
トラブルがなく、利用しないというのはいいと思うのですけれども、文科省の制度の中でいくと、予防も含めたものでの活用もできますので、トラブルが起こってからだけではなくて、事前の防ぐ意味での活用もしていただきたいと思いますけれども、その辺について。
町の答え 教育長 與田敏樹(教育長は2024年9月まで)
私からお答えをいたします。ゼロ次対応というやつだと思うのです。物事が起きる前に対応するということで、ちょっと声が変なのですけれども、コロナではございませんので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。いじめの要因が、コロナ禍にあって非常に複雑になってきているのが、今、子供たちが楽しみにしていた行事が、1学期、ことごとくできなくなってしまった。その中で、子供たちはそれを納得しようと努力しているのです、一生懸命に。そして、言葉として出てくるのが、「これやっていいの」とか、「ここでマスク外していいの」とか、「しなきゃいけないの」とか、本来、子供というのは、感情が理性に勝るものなのです。だからだだをこねる。それに対して親がしつけをしていくということになるのですけれども、今、子供たちはすごくいい子になっているのです。そのことが、結果として、自分が我慢しているのに、我慢していない子がいたときに、ターゲットがそっちに向いてみたり、これ、大人の世界でいうと、自粛警察というのもそれの一つになると思います。それともう一つは、我慢することによってストレスがたまって、不登校という形になる子供もいるらしいです。これは国立の研究所の調査では、7割の子供たちがストレスを抱えているという状態らしいです。そうすると、いつ、どこでも、いじめが発生しても、あるいは不登校になってもおかしくない状況にあるということだと思います。そういう状況の中で、何かあったときに何かをするという対処療法ではなくて、今、議員がおっしゃったように、物事が発生する前に対応するということが大事だというふうに思っています。それで、今、子供たちに対して、大人が何ができるかというと、大人も暗中模索の状態なのです。ただ、唯一やれることは、子供たちの思いを受けとめてほしいということです。いろいろな考えがあることを否定をしないでしっかりと受けとめて、共感をすることによって、子供たちが自分の気持ちを理解してくれたというところで、ストレスが一部発散される可能性もあります。そうすることによっていじめの発生が未然に防がれることもある。そういうことの一つに、さっきおっしゃったスクールロイヤーの先生にもその辺のお手伝いをしていただいて、子供たちの悩みを専門家の立場から解除していただくような努力はしなければいけないというふうに思っていますので、一般的に言われている、トラブルになったときのスクールロイヤーの活用の仕方と、もう一つは、ゼロ次対応の活用の仕方ということも含めて検討していきたいというふうに思っております。以上です。