みんなの議会

せたな町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日

買物弱者への取り組みについて

聞いた人
横山一康 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 横山一康

それでは買物弱者への取り組みについてお伺いいたします。瀬棚区では先月末、地域で長年親しまれましたスーパーマーケットが閉店いたしました。このスーパーマーケットでは電話での注文や遠い所までの配達などきめ細かいサービスを実施し、高齢の方が多い瀬棚区では皆さんの生活の支えとなっていました。今月からは瀬棚区にはスーパーマーケットが1軒、コンビニエンスストアが1軒となり、地域住民からは今後の日常生活に不安の声が上がっています。現在のところ近所の方や親戚の方が対応してくれており、食料品などの生活必需品については買えなくなるという事は生じていないようですが、高齢者の皆さんは先行きに不安を強く感じてられているようです。高齢化が進み交通手段が乏しい上に、商店も少なくなる状況に早急に対策をとる必要があると私は考えております。このような現状に対して町はどう取り組んでいくのか以下の点についてお伺いいたします。①買い物弱者の実態をお伺いいたします。②買い物弱者への支援策についてお伺いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

横山議員のご質問にお答えいたします。まず1点目でございますが、買い物弱者は店舗数の減少により増加傾向にあると考えております。商店がない地域では、自家用車やデマンドバスなどを利用し買い物をされておりますが、これらの地域を含め町内の買い物弱者については、介護保険のヘルパー利用やボランティア団体による訪問型サービスBの利用、それから社会福祉協議会の買い物支援、民間の配送サービスなど、それぞれ対応されているというふうに考えております。2点目のご質問でございますが、買い物弱者の支援策としては、先程の介護保険のヘルパー利用やボランティア団体による訪問型サービスBの利用、社会福祉協議会の買い物支援、民間の買い物サービスということがございます。これらの情報の提供であるとか、自立、また新たにデマンドバス路線拡大などについて検討してまいりたいと考えております。

議員の再質問 8番 横山一康

再質問させていただきます。ただいま町長の答弁では、まず①のところ増加していることは認識しておられるということでしたが、ただ今のところ自家用車ですとか、デマンドバス、ヘルパーの利用や訪問サービスのB型の事業で十分対応できているというようなお答えでした。特に今、町は買物で困ってる人はいないというような回答だったのかなというふうに私は理解せざるを得ないです。ちょっとそこら辺、私と認識が異なります。実際のところ今回、瀬棚区で閉店されたスーパーマーケットは20数件遠くまで配達という業務をされておりました。そのサービスがなくなるというのは、高齢の方は非常に不安がっているんです。その声、私も実際聞いております。ある方は普段の保存できるものなら大丈夫なんですけど、牛乳ですとか、そういう腐敗性が高いもの、新鮮なものを買わなきゃいけない、そういうもの一つでも今後どうすればいいんだろうかと不安を口にするんです。まだ瀬棚区では、スーパーマーケットが1件ありますし、コンビニエンスストアもあります。ただこれは今もう私は買物に関して緊急事態になっていると捉えるべきだと思います。先ほど町長がおっしゃったような自家用車、デマンドバス、ヘルパーや訪問サービスのBこのようなものがあるから大丈夫だとおっしゃったんですが、私の住んでるような瀬棚区の農村地域、ここでは患者バスは週に1度しかありません。デマンドバスの整備はされておりません。そういうところに住んでいらっしゃる方もおられます。そういうところへは全く対応できてないと思うんです。ですから先ほど町長がおっしゃった自信を持ってせたな町は対応しているというのは私はいささか疑問が残ります。今、包括支援センターが、生活サポート運営協議会ですか、そこと協力しながら買物支援のアンケートを取ってるということを私はお伺いいたしました。まだ今、継続中なので結果は出ていないようですが、そのようなことをしっかりと取り進めて対応を考えていくということをする時期だと私は思っています。町長に再質問でお伺いしたいところは買物支援ということ。やはりこれは非常に大事な問題ですので対応できているとおっしゃらないで、今包括のほうからきっと調査の結果が上がってくると思いますので、その結果をしっかり検討していただきたいと思います。そして調査の結果が上がってきた上で、役場と地域で本当に今困難を覚えている方、そして何よりもこれ事業者の協力も得なければいけないと思いますので、その3者がしっかりと合意形成をした上で対策が必要であれば早急に対策を打ち立てていっていただきたい。まずこのような調査の結果をもってしっかりと合意形成、そして対策を立てる。このような考えがあるかどうか町長にお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは2回目の質問にお答えをいたします。まず町の支援策といたしましては先ほど答弁したとおりでございますが、まずはこうしたサービスを十分有効に活用していただければというふうに思っております。今回の瀬棚のスーパーの閉店ということで議員のご質問があるわけでありますが、確かにこのスーパーを利用していた方々については、買物をどうしたらいいのかというふうに悩まれているのは理解するところでございます。しかし他の地域でも店のない地域がたくさんございます。そうした方々が買物ができていないのかということになると、それはいろいろな先ほど言ったサービスなどを通して買物ができているということですから、このスーパー1店の閉店によって不便にはなりますが、この対応をできるのではないかというふうに考えております。そういうことで住みなれたところで暮らしたいという願いと、交通の便と両立しないという地域はたくさんある、瀬棚区以外にもございますが、これからは横山議員もやっておられるような地域での支え合い、議員も一生懸命やられているというふうに思いますが、これがますます重要というふうに考えております。町民の皆さんの足の確保対策と民間の様々な活動、こうしたことで買物に不便を感じている方をなくすようなことができればというふうに思っております。町としましても先ほど言いましたように足の確保については、これからも進めてまいりたいというふうに考えていることでご理解をいただきたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

これ買物については、不便を感じているということは事実だというふうに思います。ただいろいろなこうしたサービスを使いながら買物をやられているというのが現状実態でございますので、そうしたサービスなどをしっかりお伝えをしながら、それぞれ対応していただくということになりますが、ただ町としましても、足の確保というのは重要な課題というふうに考えておりますので、これからもデマンドバスなどの路線の拡大についてしっかり対応していかなければならないというふうに考えているところでございます。それからこのアンケート調査ですが、これは今まとめておりますので、これらについて十分検討を加えながら必要な対応をしていければいいなというふうに考えているところでございます。

議員の再々質問 8番 横山一康

では再々質問に移らせていただきます。町長、今ご答弁の中で地域の支え合いがますます必要になっていくとおっしゃっておりました。私もその辺には全く異論がありません。ここは私は地域の力で困ってる人たちを最大限助けていく。私も議員としてそこは一生懸命取り組みたいと思っています。ただもう全然、数年前、数十年前とは状況が違うんです。ちょっとデータを言います。合併した当初、せたな町の人口1万1,000人余りいました。2月末、町民児童課に調べていただきました。住民基本台帳ですが7,103人、2月28日で、当時から見たら4,000人まではいかないですけど3,900人以上人口減ってるんです。そして高齢化率、合併した当初32%、現在のところ47.2%これだけ違いがあるんです。そうすると地域の中で支え合いっていうのは大事なことはわかるんですけど、もう既にマンパワーがかなり縮小してるとこのように捉えないといけない時代にもう入っちゃってるんです。今は町長おっしゃるように対応できている。不便は感じるかもしれないけど対応できている。このようにおっしゃるかもしれませんけど、このデータ見ただけでもうそれがギリギリのところまで来てるというのは、人口減少、高齢化ということで一目瞭然なんです。ですから私はしっかりした実態把握の上で地域住民、そして役場、事業者この3者がしっかり合意形成をして対策を立てないと非常に大変な事態が目前に来てる。このような危機感から今この場で質問させていただいてるんです。本当に私は反省してるんです。今瀬棚区の一つのお店がなくなったということ。これなくなるまで気がつかなかった。本当に議員として私恥ずかしいと思うんです。危機が迫っているのに無くなるまで、目の前から無くなるまで気づかなかった。これは本当に恥ずかしいことだなと今自分で深く反省しています。その中から今回この質問をさせていただいています。買物弱者の問題というのは、医療とか、介護といったような直接命に関わる問題ではないんです。ですから割と私も含めて真剣に考えないできた。ただこれは非常に大きな問題です。一つこれ東京大学の高齢者社会総合研究機構というところが出してる考え方があるんですけど、フレイル状態です。心身の機能が低下するというフレイルには3つの領域がある。1つは社会的なフレイル、これは一人暮らしですとか、経済的な困窮が相当するそうです。そして身体的なフレイル、低栄養や移動機能の低下というようなことです。もう一つ心理的なフレイル、これは認知機能の低下ということで、この3つの領域にこの研究機構は整理しています。そして買物というのはこの3つのフレイルの予防になるんじゃないかと、なるんだよということも訴えています。お店に行くことによって社会との繋がりを確保する。食料を買うことによって低栄養状態を招かないようにする。そして何よりもお店に行くことによって目の保養になります。楽しいですよね。たくさんの商品の中から選んでいく、そのことによって自分の認知機能も維持していくことができる。このような買物には、自然なフレイルの予防にもなるということが、しっかりともう研究の成果として出てるんです。であれば私はこの地域の力が低下した中で、町がある程度しっかりとした方針を打ち出して買物弱者の対策を立てていく、このような考え方に立つべきだと思っています。もう1点、町長、社協さんがやってる買物支援サービスも先ほどおっしゃいましたけど、あれは極めて限定的なものであります。私の住む瀬棚区、そして大成区そのようなところは、今のところそのサービスの区域には入っておりません。そのようなことを考えると十分対応できているというのは私は少し認識が違うと思います。このことをしっかりと受け止めてアンケート調査の結果を待って、しっかりとした対策を打っていただきたいというふうに思います。もう1点、ただアンケートの結果を待って対策を立てていくというには少し時間がかかると思います。年単位の時間がかかるのではないかと推測できます。その前に今ある既存のサービス、先ほど町長も答弁の中でおっしゃってましたが、小売業と運送業者が今食品の運搬サービスを事業者自らがやっている事例もあります。小売店が独自に配達のサービスをやっているところも既にあります。また社協の買物支援も北檜山区内限定ですがやってる事例もあります。このようなものをまず高齢者の皆様方にしっかりと周知する、このようなことはすぐにでもできることですのでこのことをしっかりやっていただきたいこのように思います。町長、町が立てた高齢者保健福祉計画、3年ごとに改定されるものであります。新年度はこれの改定業務に関わっていくことだと思います。この計画の基本理念ご存じでしょうか。すばらしい基本理念に基づかれてこの計画が立ててあります。表紙に太字できちんと書いてあります。高齢者が住みなれた地域で安心して生き生きと暮らせるまちづくり、このような基本理念の基に様々な施策が実行されています。その中で医療や介護と同様に、この買物支援、移動支援というのもこの町では必要になってきますので、しっかりとして対策を打ち立てて歩んでいっていただきたいと思います。このことを要望して質問を終わらせていただきます。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず先ほどの答弁で申し上げましたように、お店の無い地域での対応というのはこれは十分参考になる話というふうに思っております。そうした地域においては既にこの移動販売であるとか、宅配サービス、先ほど申し上げたような様々なサービスを駆使してって言いますか、利用されて、しっかり買物を対応しているという状況にございます。そうしたことから議員もおっしゃいましたようにこうしたサービスの周知については、しっかりしてまいりたいというふうに思っております。ただ今瀬棚区については、まだこの日用品の買えるお店もございますし、コンビニもございます。食堂、スタンド、お土産さん、ケーキ家さん、整備工場など市街地としての形ができて維持されているという状況にあるわけでございまして、こうした地域の経済活動をしっかり支えていくということもまた一方で大事なことでございます。半世紀、近く前の話になりますけども、私が暮らしましたアメリカの農村地帯では、経営をリタイヤした人は近くの町に移り住む。後継者の方々が農場に住んで経営をするというのが当たり前の形というふうになっておりました。高齢者がお店や病院のある町に住むというのは大変理にかなっておりますし、こうしたことはいいなというふうに見ておりました。そういうことで高齢者買物支援対策というのは、足の確保はもちろん大事でございます。しかし生活支援ハウスであるとか、三杉荘あるいは町営住宅の利用なども含めて総合的に考えていかなければなかなか解決できないものというふうに思っております。そういったことも含めてしっかり検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。

出典:せたな町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日 議事録 PDF(110ページ) 間違いを知らせる