松前町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日
学校給食費の無償化の実施について
- 聞いた人
- 沼山雄平 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 沼山雄平
通告に従いまして、学校給食費の無償化の実施について質問させていただきます。周知のとおり、来月10月からは消費増税の施行と共に幼児教育無償化が始まります。来年4月からは、年収590万未満の世帯を対象に、私立高校の授業料の実質無償化、また所得の低い家庭の子どもに限っては、大学や専門学校などの高等教育の無償化も実施されることになっています。それにより、0歳から大学卒業まで、家庭の経済状況に関わらず希望すれば学べる社会へと大きく前進しています。国はこの幼児教育、高等教育の無償化の財源に消費税10%の引き上げ増税分の一部を使い、未来への投資へと舵を切っているわけです。それは、松前町の園児達にも届くことになります。8月1日現在で、松前認定こども園、清部保育所に入園されている3歳児から5歳児70人いると伺っております。10月からの無償化は、子育て世代にあっては大変心強い施策が打たれたと思っております。全国的にも人口減少、少子高齢化が加速する中で、安心して子どもを産み育てられるよう、環境の整備と支援の拡充に取り組まれていることは町長も認めていることと思います。こうした社会情勢を踏まえ、昨年9月定例会において、保護者の経済的負担軽減、子育て支援の拡充の観点から学校給食費無償化について質問させていただきました。この度の定例会で1年が経過しようとしております。町長からは、非常に前向きと思われる答弁をいただいておりました。この1年、いつ町長の決断と実施時期が示されるかと期待していたところでありますが、町長からは何も示されませんでした。この小中学校給食無償化は、今や優先されるべき事業と思っております。更には、隣接の自治体が既に無償化を実施していることから、教育環境において格差も生じております。こうした状況を町長はどのように受け止めているのか伺っておきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
沼山議員から昨年の第3回定例会においても学校給食の無償化についてということで一般質問をいただいております。その際に、国が基本方針として示していた子育て支援と致しまして、幼児教育の無償化など、ただ今沼山議員言われたように、この10月から実施することになっております。私は、平成24年に町長に就任致しまして、平成25年にまず中学校、中学生までの医療費の無料化を行いました。更には、27年にはそれを高校生まで拡大し、更に松前っ子誕生祝金支給など、子育て世帯の負担軽減のために支援に取り組んできたところであります。今お尋ねの当町の学校給食費につきましては、平成12年度に改正して以来、平成28年6月まで16年間据え置いてきたところであります。平成27年の11月に新しい給食センターが稼働しまして、米飯給食の提供に伴い、食材購入費が増額となり、平成28年7月から保護者負担が月400円から650円の負担増を余儀なくされたところでありますが、私は子育て支援と致しまして、保護者の経済的負担軽減を図るとともに、財政的負担も鑑みまして、2分の1を助成する政策をとったところであります。しかしながら、国が未だ学校給食費無償化への動きを見せない中で、各自治体が先行した形で子育て支援として一部助成や無償化へと広がりを見せていることにつきましては、今沼山議員がお尋ねの、ご指摘のとおりだというふうに思っております。周辺の自治体でもご指摘のように福島、木古内、上ノ国、そして今年度から知内も給食費の無償化を実施しているところであります。自治体の規模にもよりますが、このような周辺自治体の実態を把握したうえで子育て支援を進めていかなければならないと、強く思っているところであります。
議員の質問 3番 沼山雄平
昨年も質問していますので、簡潔にお聞きしたいと思います。町長は、半額助成に踏み切る時点から全額無償化の考えもあったと答えられています。ですので、無償化の実施時期は極めて近い状況にあるとの感触を持っていました。しかしこの1年、給食費無償化への動きは見られなかったことで、私自身町長の考えが変わってしまったのではないかとの不信感を抱いたわけであります。改めて伺います、町長は今でも全額無償化の考えがあるのか、今の考えをお聞かせいただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
昨年の沼山議員の一般質問にもお答えしたように、平成28年の7月に半額助成を行った際に、私自身一気に無償化という思いもございましたが、消費税の増税等の関係、更には、この参議院選挙が消費税が一つの選挙の争点になっていたことも鑑みながら、財政状況を見た中で半額助成としたわけでございます。学校給食費の無償化への思いは昨年も今も全く変わってございません。ご理解いただきたいというふうに思います。
議員の質問 3番 沼山雄平
今の町長の答弁からは、無償化への考えは全く変わっていないと。これで少し私の不信感も20%ほど解消できたかなと思います。あとの8割は、実施できたあかつきのことになると思います。この給食費無償化、特別新しいことをやりましょうと言っているわけではありません。隣接する町との足並みを揃えていただきたい、追いついていただきたい、学校給食という教育環境においての格差の解消を今すぐにでも実行すべき優先課題と思っていますし、躊躇すべきことではないと思っています。伺います、この給食費無償化、2年も3年も先延ばしするようなことではないと思われますが、町長はどのように考えていますか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
議員言われるように、実施するのであれば、その時期は保護者負担軽減のためにも早く実施することには、越したことはありませんし、また長く放置しておく課題ではないと強く認識をしているところであります。
議員の質問 3番 沼山雄平
町長からも長く放置はできない、つまり2年も3年も放置できないというふうに受け止めたいと思います。昨年、町長は答弁で、平成28年に実施した半分助成の際も一気に無償化という思いもございましたけれども、消費税等の理由から半分助成としたと答えておりました。やはり、政治は結果だと思います。無償化を思ったか、思わなかったかは結果次第であります。思ったことを結果として表さなければ、何も思わなかったことと等しいわけです。思ったことを証明するには結果を出すことです。また、本年松前町は学校給食事業を開始して50周年の節目を迎えています。また来月からは消費増税も施行されます。こうしたタイミングにこそ、給食無償化を決断する、それは時に適うものと思われます。町長の前向きに検討するという答弁から1年が経ちます。結論を出す時ではないかと思います。くどいようでありますが、渡島西部、木古内町、知内町、福島町との3町と隣の上ノ国町が既に実施しております。松前町だけが無償化になっていません。松前町だけが無償化になっていないという結果が出ているんです。遅れをとっています。先程申し上げました消費増税施行、幼児教育無償化、決断の環境は整っております。前向きに検討するとは昨年聞いておりますので、この辺りでわかりやすく明快な意志を示していただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
基幹産業であります水産業の不振が続く中で、消費税の引き上げは町民生活に、特に子育て世帯の町民には大きな負担になるものと認識をしているところであります。少子化がますます進む現状にありまして、町民の皆さんが少しでも住みやすく、子どもを安心して育てることができる。そして、移住定住促進の一助となるような経済的負担の軽減に努めてまいりたいと思っております。今後、提案できる環境が整い次第、保護者の方にも喜んでいただけるように、最優先で取り組む案件として考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
議員の質問 3番 沼山雄平
ただ今町長からは、環境が整い次第、それから保護者の方にも喜んでいただける、最優先でというようなことを答弁いただいたわけでありますが、町長ご自身の置かれた立場、環境の中では精一杯の示し方なのかなというふうに思っております。そうした状況の中では、踏み込んだ意志を示していただいたのではないかと受け止めたいと思います。ぜひ、環境を整えて、最優先で、保護者の方に喜んでいただける結果を出していただくよう、切にお願いし、1問目の質問を終わります。