みんなの議会

松前町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日

病院の今後について

聞いた人
梶谷康介 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 梶谷康介

皆さん、おはようございます。6月いっぱいで前期の任期満了し、そして、改選を迎えました。図らずも無投票当選という形で新しい議席をいただきました。非常にあちらこちらでいろんな議論があるようですけども、それはそれとしまして、やっぱりきっちりと4年間の議席をいただきましたんで、町民の付託にきっちりと応えていくために、全力投球する考え方でおります。松前町に問題、課題山積しております。その中からあえて、この新しい任期の始めに病院の今後について質問をしたいと、このように思いまして、既に提出済みの書類で、それに基づいて一般質問をしていきたいと思います。昭和の終わりにかけて、それから平成の始め、その時に道立松前病院の町移管の問題が発生しました。それは、北海道の道立病院再編計画の中で、松前病院を町立にするか、あるいは廃止にするか、あるいは別の道を選ぶかという大きな局面を迎えたことがございます。当時、地区労の方達が反対署名を集めて8千725人の反対署名を基に、道立松前病院の町移管を阻止しようとしました。結果は、議会が調査特別委員会を設け、そして、何回も審議を重ねて、松前の方向を決めたわけでございますけれども、やはり当時の横路知事、そして松前町では近藤町長、議会では渡辺議長と、更に地区労の人方を中心にして、最終的には町で受けましょうと。その考え方は、やはり松前町にとっては病院は絶対必要だと。明らかに運営上大きな赤を覚悟で臨まなければいけないという経緯の下に、あえて町移管を受けた考え方というのは、前段で申し上げましたように町には絶対必要な施設だということで、当時の考え方で町民1万人、1人あたり1万円の医療費の負担をしても、松前町、町立病院を支えていかなければいけないという判断。結果的には、松前町は1億円の持ち出しを覚悟で町移管を受けたわけですよね。それから、平成25年11月5日から5日間、町長、忘れていませんよね、病院を守る会の主催の地域の説明会。会場に行けば異様な雰囲気でね、ある意味では熱気があったって言うのかな、そういう中で町長は、新任早々大きな問題にぶつかったわけです。考えてみればね、なぜああいう形になったのかという疑問は今でも私持ってますよ。でも、やはり地域の人方が病院に対する思いがあって、ああいう形に進んで行ったということを理解すれば、町長はもちろん責任者として出席もされたし、また私も議会の議員の一員として、議決責任、更には説明責任を感じて5会場全て出席し、経緯経過を報告した経緯が今でも忘れることができません。ちなみに、江良では300人、小島で120人、唐津では250人かな、神明の総合センターでは270人、白神の会場では130人と述べ、トータル1千人を超える人数がその会場に集まった。そういう経過を経て、今日の松前病院が今あるわけなんですよ。だから、振り返ってみますとね、それだけ松前町にとって大事な施設だということの認識を改めてしなければいけないんでないのかなと、そういう考え方で今回この一般質問を通告させていただきました。町長、こういう過程を経てね、実感として、松前にとって、この町立病院をきっちりと守っていかなければいけないという認識を私持ってるんですけども、町長いかがですか、お考えを聞かせてください。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

梶谷議員から、町立松前病院につきまして、過去の経緯等々詳しく説明していただきました。本当に道立病院から町立に移管を受けるという段階と、現在もこれは変わってはいないというふうに思っているところでありまして、町民が安心して受診できる、命と健康を守れるような、そんな病院は決して無くしてはならないというふうな思いであります。これは、議員と同じ思いだというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

まあ、町長、考えてみますとね、町民のね、ああいう形が肌で感じさせられた姿でありますから、守っていかなければいけない大事な施設ってのは、私は共通の考え方だというふうに認識しております。ただ、それを機会にしてね、病院が4人体制までお医者さんが減って、そして診療体制が崩れて行ったと。しかし、意のある先生方のおかげをもちまして、4人の常勤の先生方に頑張っていただいて、その過程で関係者それぞれの立場でいろんな活動の中で、町民の理解と協力をいただきながら、午前中診療、午後休診という形がしばらく続きました。少しずつ医師体制も整ってきまして、今日では常勤医6名という、そういう形でおりました。ただ、通告書にも書いてありますように、30年の9月の19日付けの道新で、確か道新だったと思います。これで、札幌医大から新しい事業管理者が目途ついたということで、翌31年度からは待ちに待った7人体制になるだろうという報道がされて、私も正直言って期待しておりました。しかし、この医療の世界、医師不足の状況からして、なかなか思うようにいかない、新しい事業管理者を迎えていながら、残念ながら今までのお医者さんが1人松前から転出すると、依然と6名の体制を維持しなければいけないと。町長、どうだ、これは、やっぱり町民の期待としてね、ああいう報道されて、しかもきちっとした管理者が位置付けされたということのもとに、7人体制が今にもできるだろうと期待を持ってましたんですけれども、現状はなかなか先へ進まないと。この辺のね、現実を町長はこんな形で7人体制をつくってくる努力をしたし、いろんな策も講じたけれども、現実はこうなんだよねと。しかし、7人体制に向かっては、こういう形で、未だにまだ頑張っていますよという形は説明していただけませんか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

一般質問の本題に入ったような質問の内容だというふうに思っております。梶谷議員からは、平成29年の第4回の定例会におきまして、表題と致しまして、「どうなる町立松前病院! どうする石山町長!」という表題のご質問を頂戴したところであります。今般は町立松前病院の新体制に期待を込めて、課題解決に向けての取り組みはいかがというふうな内容の表題の質問、通告を受けたところであります。まず、人口減少、少子高齢化が顕著になっている当町において、町立松前病院の運営の継続は、町民が現在、そして将来とも安心して暮らすためには、なくてはならないものだというふうに思っているところであります。また、松前病院は、南渡島圏域の中核となる医療機関などから遠隔地にあり、へき地医療拠点として、松前町のみならず、隣接の福島町はじめ上ノ国の一部町民が利用する地域唯一の病院であることから、医療介護、保健予防活動の拠点施設として大きな役割を担っているところであります。そのためにも、4月に着任致しました山本病院事業管理者、八木田病院長はじめスタッフ、医師及び医療スタッフの皆さんがより良い環境で病院運営ができるように、一層充実を図ってまいりたいというふうに考えているところでありまして、スタッフの皆さんの日々のご奮闘いただいておりますことに対して、感謝の意を申し上げているところであります。具体的な項目を挙げてのご質問いただいておりますので、まず答弁をさせていただきたいというふうに思います。医師の体制は、7人体制の目途はというふうなご質問でございます。平成の31年4月1日に山本和利先生に事業管理者として就任していただき、今年度はスタッフ、医師6人体制で診療できる体制となったところであります。山本事業管理者の求める医師は、現在の先生方と同様の総合診療医でありまして、更に若くて教育にも思いのあるドクターであるということであります。医師であれば誰でもいいということではなくて、かなりハードルが高いものだというふうに認識をしております。その中で、次年度に向けてはスタッフ、医師の更なる充実のために、病院のホームページはじめ、北海道庁、それから道内の、更には道外の医療関係機関に医師の確保についてのお願いをしているところでありますが、残念ながらまだお応え、7人体制というふうな形でお応えできるようなところまでいっておりません。今後は、管理者、病院長はじめ先生方とともに連係して、少しでも早く医師の確保ができるようにしたいというふうに思っているところでありますので、取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

町長のお話を聞いて、一生懸命やってるけども、なかなかこういう環境の中では願いどおりに行かない、十分理解はできますよ。更に後年度に向けて努力されることを期待しております。2番目のね、そういう状況の中で、松前病院の今の診療体制はどうなのかなって心配してるんですよ。幸い午後の診療も再開されたようです。更には訪問看護ですか、そうした訪問診療含めてね、そうしたことも徐々にいい方向に向かっているように受け止めております。もう一つはね、町長、私心配するのはね、この松前病院の中に、私は一番大事なって言うかね、その辺、余所の病院にないようなこの研修センター機構を持ってますよね。こうした若い先生方のこれからのことを考えながら、松前病院が大きな役割をしていくっていうこの位置付けの研修センター、これ予算面でもね、国からこの研修センターに対する補助も出ているわけですよ。そういうものを考えたときに、今の体制で順調な形でこの事業は進めていけるかどうか。特に、表現、なかなか上手い表現できないんですけれどもね、新しく松前町に来ていただいた先生方は、極めて経験豊富な、そして識見豊かな先生方ですけれども、慎重に言わなければいけないんですけども、ある程度年配になってきてますよね。ですから、そういうことを考えると、この6人体制で100人のベッドを抱えて入院、そして外来、この対応をトータルで考えますとね、これ大変な負担になっていくんじゃないかなっていう気がしております。私、病院行くたびにベッドの稼働率も確認はさしていただいておりますけれども、大体70%前後の数字を維持して、であれば、この入院に対する先生方の負担っていうのも、今のような中身の中で大丈夫なのかなという心配してますが、その辺はどう聞いておりますか、町長。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

教育研修関係のご質問をいただきました。松前病院の特徴のある内容だというふうに思っているところでありまして、北海道と致しましても、この教育研修センターというふうな機能を持っている松前病院の活動に対しましては、大変な評価をいただいているところでありまして、着任致しました山本管理者も教育の専門家でありますので、ここには大きな力を注いでいただいているところであります。平成17年度から現在のように研修医、更には、医学研修生及び医療スタッフの受け入れをするように現在までなってきているところであります。この機能を更に充実するためには、現在の6人体制では少し無理がかかる部分も承知しておりますが、1日も早く7人体制、医療環境が整うようになればいいなというふうに思って取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

前段でも申し上げましたが、今のベッドの稼働率がね、幸い70%前後はね、支えているっていうことは、やっぱり町立病院の経営の大きな要素なってますよね。やっぱり入院患者がいることによって、ある程度の医業収入見込めますから、これがどんどん下がっていくと、やはり経営が厳しくなると。それが一つとね、それからもう一つのこの研修制度のね、センターの役割が、これからの医師確保等にも十分繋がっていく要素のある事業ですし、これ大事にしていくことによって、これからの医師の確保にもね、大きな要素があると考えますから、何としてもこの入院の状況を心配することなく、また研修センターの機能も充実していくような形を今の体制で守っていかなければいけないと私は思うんですけどもね、町長のお話、聞こえない部分がありますから、今一度考え方をね、きちっと説明していただきたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

山本事業管理者、本当に教育のプロであります。そういう中で今般この9月から、かつて松前病院で勤務していただきました曳田先生が1ヶ月間応援したいというふうな申し出がありまして、現在診療していただいているところであります。ここもやっぱり山本教授の人脈があってこそだというふうに認識しているところであります。先程も申しましたとおり、北海道と致しましても松前病院の特徴を十分理解しておりまして、取り組んでいる内容も十分評価をしていただいているところでありますので、ここはもうやっぱり松前病院の他の病院にないような特徴をきちっと道内外に示せるような体制づくりが必要だというふうに思っておりますので、一層の充実に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

現状で努力していただくと、更には1問目でありましたように、更なる医師の確保に頑張っていただくと。そういう形で進めていただけることを期待しておりますんでね。今度3番目の経営形態なんですよね。この質問を続けるための資料として、私病院に自分でこんな資料ほしいっていうようなお願いしました。できれば、過去10年ぐらい遡って一覧表をつくってもらえないかっていうようなお願いをしました。びっくりしたんですよね、平成10年から私が望むような資料が既にできてるんですよ。だから、それはありがたくいただきまして、この質問に参考にさせていただきました。職員の協力に感謝します。ありがとうございます。その中から見ますとね、平成25年に町民があれだけの熱気で、あるいはああいう雰囲気でね、みんなが心配した件が、ここに一番の大きな問題ありましたよね。いわゆる独立行政化、独立行政法人化ね。これが当時の院長の思いの中で町民が同調してあの形に移っていったわけですよ。残念ながら、当時の院長は退職されました。そして、約5年を経て、ようやく現体制まで戻ってきましたよね。依然として経営形態は、独立行政法人化、独法化に関しては、町長は中断中と、こういうふうに位置づけているんですけれども、私は今までの病院の経営、道立病院が町移管から、そして公営企業法一部適用、更には全部適用と移ってきた経緯を考えますとね、いただいた資料参考にしながら、いろんな角度から考えてみますと、町長、これ中断化ってのはどうなんですか。まだこれから独法化に対する取り組みをしようという考え方が残ってるんですか。私はね、そういう整理をしていったときに、この中断化って中途半端なものをやめてね、やめてって言うか決着をつけて、きちっと町立松前病院は、これからは公営企業法全部適用でね、事業管理者に頑張ってもらい、更にはなんつったってね、最後はね、設立者である町長の最終責任なんですから。そういうこと考えればね、独法化が随分議会でも特別委員会設置して議論した経緯はありますけれども、本当に運営する側はね、確かに状況に応じて柔軟な病院運営ができるって大きなメリットを言ってるかもしらんけども、私は総体的に判断すればね、独法化したときに、その後に町立病院が抱える課題ってのは、より深いものになっていくのかなと。だから組織形態が仮に独法化したとしても、最終的には設立者の町長が責任を負わなければいけないってことを考えれば、現状の全部適用をきちっと位置付けしてね、病院関係者、そして町関係者、もちろん今の形であれば、議会も責任を持って監視チェックしていかなければいけない立場にもあるから、この形が私は一番いいんでないかなと思うんです。ですから、独法化中断中なんてものはね、どっかで町長腹決めねばねと思うんですけれども、町長いかがですかね。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

前段で町立松前病院の大変運営の厳しい状況の時代があったというふうなことで、職員の人件費の削減のことについて、ご質問の中でお話させていただきました。私は、議員の皆さんにも報酬、更には手当を削減をしていただいた時期が7年間あったような気をしているところでありました。現在、平成20年から11年間黒字の経営をしてきている実態というところにつきましては、そのような皆さんの取り組み含めまして、病院に対する支援があって現在があるものだというふうなことを認識しておりまして、このことにつきましては感謝を申し上げたいというふうに思っているところであります。そこで、現在中断中であります独立行政法人化、独法化についての決断をというふうなお尋ねでございました。この間、議会の皆様にも大変ご苦労をおかけしまして、特別委員会設立など議論していただいたことに対しまして、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。現在中断という形になっているところでありまして、この経営形態につきましては、着任致しました山本事業管理者、八木田病院長と相談しながらきちんと考えてまいりたいというふうに思っているところでありまして、現在山本管理者と病院長の考え方につきましては、現状の新公立病院改革プランに基づきまして、現在の経営形態を継続していかなければならないというふうに事業管理者、更には病院長が考えているようでありました。私も、ここにつきましては同感な思いであります。本当に議会の皆さんと緊張感を持った関係が本当に大事だなというふうに思っているところであります。しかしながら、経営形態は独立行政法人化ばっかりが経営形態でありませんので、目まぐるしく変わる社会情勢や病院の医療環境が変わっていく中で、今後とも病院が、松前病院が今後も引き続き地域において必要な医療を安定的かつ継続的に提供していくためには、今後も松前病院に相応しい経営の形態の検討は必要というふうに思っているところでありますが、現在の経営形態を継続していくというふうなところで、管理者と病院長と意を同じくしているところでありますので、このまま続けてまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

町長、今のね、経営形態に関しては、最終責任者の町長の一存で私は決めることがなかなか難しいと思う。ですから、事業管理者なり、院長なり、関係者なりとそういう議論を深めてね、そして今日の私の一般質問に答えていただけるようにと思ってね、一月以上も前から私はこれ通告しているんです。そういう状況の中で、特に新しい事業管理者、院長先生は前から経営のこと知ってるし、松前の地域事情も医療事情も医療環境も十分知っている方ですからね、そういうものを踏まえて町長、お話された経緯ありますか。もしあったら、どういうお話だったか、今の説明ですといまいち、お願いしたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

再度のご答弁になると思います。この件につきましては、管理者着任以来、お話し合いをしてきておりまして、管理者も大きな使命を感じているところは、まずご理解いただきたいというふうに思っております。その中で、今の新公立病院の改革プランによりまして、現在の形で経営をしていくということは確認をさせていただいておりますので、捉え方と致しましては、独法化の中断というふうな捉え方をされても結構かなというふうに思っているところでありますが、しかしながら、病院の経営形態につきましては、独法化ばかりじゃなくて、いろいろ医療の環境が変わっていく中で、制度も新しく出てきている部分もありますので、ここの部分につきましては、きちんと情報を周知しながら、これから病院の運営につきましても勉強していくことは、十分必要だなというふうに思っているところであります。基本は現在のまま、全部適用のままで、現在の姿で病院経営をしていきたいというのが管理者と病院長の思いでありますし、設置者であります町長の思いだというふうにご理解していただきたいというふうに思ってますし、町長一人で医療、病院のことを頑張ってもですね、なかなか大きな問題があると思いますので、きちっと病院の現場であります病院事業管理者と院長、まず現場が動くというふうなところに一緒に取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

今、考え方がね、まとまったような感覚でとれるんですけれども、町長、現在のね、今お話にあった新公立病院改革プランつくりましたよね、29年にね、つくりましたでしょ。このプランだって、現状を踏まえてこれからどうするのかっていうことでつくったプランなんですよ。ですから、現状は公営企業法全部適用、そして、医師の体制もこうだってことを踏まえると書いてますし。ですから、考え方が決まったようですけれども、そういう経緯もあるからね、なおさら、私は未だに独法化の中断中っていう言葉がね、引っ掛かってるもんですから、それだけ中身がきちっとしてるんだったらね、そういう中途半端なものやめてね、今のこれから臨もうとする形に集中するってことが大事だと思うんです。ですから、町長のお話にありましたように、早い時期にきちっとした考え方を表明してください。私は、この独法化中断中っていう言葉がね、未だに生きてるんですよ。ですから、それはどっかで整理するのが正しいと。その整理の仕方っていうのは、何が一番いいのかなっていう話にはなるんでしょうけども、こういう席上でね、私が独法化に対して、中断中っていうものに対してはこのように考えてると。前段で言いましたように、もうスパッとやめて、全部適用で維持していくんだっていうことを、この場で表明したというふうに受け止めていいんでしょうね。確認の意味でもう一度お願いします。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

同じような答えなるのかなと思います。本当に管理者就任以来、大きな使命を持って、ここの部分につきましては、八木田病院長も経過十分承知しております。ですから、考え方として、全部適用のままで現在の経営形態を続けるというふうなところで、中断している独法化につきましては、そういうことで、それを中断というふうにしても結構だなというふうに思っております。現状の経営形態を続けていきたい。しかしながら、変わる社会環境の中で、医療環境の中で、いろんな経営形態の方策はあるんだなというふうに思っておりますので、そこの部分も職員共々、きちんと現場も勉強しながら進んで行く、取り組んでいくというふうなところでご理解いただきたいというふうに思っております。

議員の質問 9番 梶谷康介

そういうお答えをいただいてから、心を落ち着かせて、次の質問に移りたいと思います。そういう形の中で、これからの病院運営が進められているわけなんです。私が、独法化に終止符を打ってね、公営企業法全部適用の形で行くのが、これからの松前の病院のあり方に相応しいんでないかという根拠はね、それなりに、これは私なりですよ。いただいた資料をずっと分析していくとね、やっぱりあれだけ不良債務3億8千500万、松前町で抱えたものが、病院改革プランを作成して、前のね、新公立改革プランじゃなくて、ヨーイドンの改革プランに基づいて、そして松前町の病院はこういう形で進めようという改革プランをつくって、結果としてこれは平成20年にね、不良債務解消するために3億8千500万の特例債か、特例債を発行して、これは見事に解消しましたよね。更には、16億も7億もあった累積赤字もこういう改革プランに基づいて運営してきて、そして、単年度決算で、これ何年ですか、24年ですか、その頃から単年度はプラスに、20年からか、20年から黒字に転向して、そして今日まで黒字決算を続けていっていると。これは、今の経営形態の中で、本当にいい形で進んでいるのかなという、そういう根拠もあって、今のような話をしてるわけさ。累積欠損金の解消から、すぐに黒字じゃなくて、黒字はもちろん20年からなんですけども、利益剰余金の計上してますよね。だから、こういう形をね、これからもきっちりしていくためにも、今の事業管理者、そして更には院長先生、事務局長もね、せっかくここにいるのに名前も出さねえで申し訳ないから、ね、事務局長を中心にしてね、これからも黒字決算を続けて行ってほしいなと。正直言ってね、ちょっとこの黒字の幅少なくなってきてますよね。これは、原因は何なのか、あるいは患者さんの減少なのか、経費のかかり過ぎなのか。これから次の議案として出てくる人件費の関係考えればね、ますますもって病院経営も厳しくなると思います。そういう中で入院の、いわゆるベッドの稼働率も下がってきてんですよ。原因はね、いろいろあるんでしょうけども、そういうことを考えながら、松前の病院がいい形で進んで行ってほしいなという願いを持っております。それは、そこまでにしましてね、町長、当時、もう一つ大きな課題があったでしょ。老朽化した病院の改築。議会でも直接改築には触れなくても、入院患者さん方の療養環境をきちっとしていかなければいけない、そういう意味でのね、いろんな質問も出てるでしょ。その都度、改革まではいけない、そういう中では修繕だとか、いろんな形の中で対応をしてるけれども、あれだけ喫緊の課題だと言ったこの改築がね、もう5年過ぎてんですよ、町長。ですからね、やっぱりここで財政の厳しさも十分わかりますけども、町民が期待している自分達の命と健康を守る大事な拠点の整備充実ってのはね、方向性示さなければいけないんでないかなと私は思っています。かつては改築検討委員会でしたっけか、プロジェクトチームの名称、正確な名称は別としましても、そういう形で町を挙げて改築に向けて取り組んだ組織づくりをしたでしょう。それは今どうなってんですか。もうあの時点で必要はないという形で開店休業になっているのか、更には、これからに向けて積み重ねていかなければいけない要素があるのか。その辺は経緯を踏まえてこれからの臨む考え方を示していただきたいと、このように思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

まず、ベッドの稼働率が下がっているというふうなご心配をいただいているところであります。本当に現実そういう状況が、今年はちょっと見えてきている状態だというふうに聞いております。そういうふうな状況の中で、今後とも環境がますます厳しくなることが予想されておりますので、連係を密に致しまして、経営基盤の安定に力を注いでいきたいというふうにいるところであります。それから、大変こう病院老朽化致しておりまして、喫緊の課題は、改築は喫緊の課題だというふうな思いで取り組んできているところであります。本当に入院患者の皆さんには、もう少しいい環境での医療提供できればいいなというふうな思いもしているところであります。この病院は昭和53年に建てられておりまして、西の病棟の方はもう現在41年を経過しておりまして、増改築はしたものの、狭猥で躯体、更には付帯設備の老朽化が顕著になっておりまして、また療養、就労環境も劣化しておりまして、患者さん、医師はじめスタッフの職員にも大変不便をかけているところであります。そういう観点から、改築は喫緊の課題だというふうに申し上げてきたところであります。現在、検討が中断になっているところは、病院の改築につきましては、現在検討が中断になっているところは議員お尋ねのとおりであります。7月の末に病院事業管理者、更には病院長から改築についての再開、検討再開の要請があったところでありまして、改築に向けた検討を再開するように町長から伝えたところであります。検討を再開するにあたり、管理者と病院長の考え方につきましては、お尋ねしたところ、中断前からの継続検討ではなくて、ゼロベースからの検討再開としたいというふうな意志をいただいているところでありますので、事業管理者、更には病院長のその思いを尊重してまいりたいというふうに考えているところであります。今後につきましては、病院内において、病院改築準備委員会を起ち上げまして、ゼロベースから基本構想、基本計画などを協議し、病院としての案をとりまとめた上で、副町長を先頭に致しまして、町の関係課を入れた病院改革検討委員会を設置して検討していきたいというふうに考えているところでありますので、ご理解いただきたいというふうに思っております。

議員の質問 9番 梶谷康介

お話ですと、ああいう病院を守る会の主催で進めた、その経緯の中で起ち上げた改築検討委員会はご破算にするっていう考え方で受け止めていいんですか。そして、これからは新たにつくり、そして進めるんだと。そういうふうに受けていいんですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

先程も申しました、管理者、病院長共にゼロベースからのスタートだというふうに考えております。その意を私も尊重していきたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思っております。大事な大きな事業費のかかる事業でありますので、皆さんの意見を聞きながら、きちんとした病院の姿を、改築に向かっていきたいというふうに思っているところでありますので、ご理解いただきたいというふうに思います。時間も少しかかるんだろうなというふうに思いますけども、いろいろ議論していただければなというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

石山町長時代でなかったと思いますがね、私はかつて松前に相応しい病院はどういう病院なのかっていう一般質問したことがあるんですよ。その中身は別にしましてね、これから新しい検討委員会をつくっていくんであれば、その辺からきちっとした考え方を持たないとね、委員会の進め方っていうのはいい方向に行かないんでないかと心配してる。ですから、あえて言いますと、私はもちろん医者でもないし、医療関係者でもないから、どういう形が松前の一番相応しい病院の形かっていうことは、素人なりの考え方しかできないんですよね。その考え方は、私はこうなんです、今の松前病院のね、考え方はもちろん基本になってんです。それは、いわゆる一次医療対応の病院ですよと、手術はしませんよ、重篤な患者はセンター病院、三次医療ってんですかね、三次医療の方に面倒見ていただいて、松前の医療を守っていくと。そして、救急対応は救急車で、あるいはドクターヘリと。そういう形で松前町の病院は運営方針を決めていると。私はそういうふうに理解してるんです。松前町の病院として、私は正しいんでないのかなと。ここで手術も、あるいは高度な医療も全てやるっていう形をとっていったら、今の病院の財政維持、大変な話だと思いますんで、そこに割り切った考え方でね、あくまでもプライマリーケア、一次医療をね、松前町できっちり守っていくと。そのためには、早期発見、早期治療、更には どんな病気でも、何でも科ってんですか、総合診療医ってんですか、そういう形の病院をつくっていくっていう考え方は、私は正しいと思ってます、松前町の病院としてはね。ただ、これから改築しようとするときに、基本的な理念はそうあっても、なら、これからの松前町の人口はどうだとか、あるいは診療圏はどこまで見ていかなければいけないのか。更には、そのためにはどんな医師はじめスタッフの対応しなければいけないかということを基本にしながら、私はこの検討委員会っていうのは進めて行ってもらいたいなあと思ってます。特にね、そこで私はお尋ねしたいのは、町長、この改築がヨーイドンしたときの考え方っていうのは、病院は古くなりましたよ、建て替えましょうと、そういう考え方でしたよね。だけどもね、今これだけの病院、事業費算出されてるかどうかわかりませんけど、おそらく20億は最低オーバーしてしまうんじゃないかなと。そういうことを考えればね、本当に建て替え、移転建て替え、全部改築っていう考え方がいいのかどうか。松前町の今のような病院の運営の基本方針が決まっていたら、それ以外に病院を守っていく、いわゆる改築のやり方ってのは、選択肢の中にあっていいんじゃないかなと思う。特にね、私考えるのはね、西病棟は昔からの病棟です。東病棟は町移管のときに、移管の条件として100床にするために、あれ新しく建てた病棟なんですよ。64か5から100床にした経緯のある病棟ですから、そういうことを考えればね、今のような考え方を持って、全て建て替え、そういうことじゃなくってね、今の建物を活かしながら、しかも診療にできるだけ支障を来さないような形の中でね、この改築っていうのは検討していく大事なポイントかなと。ですから、望むことはね、改築した場合はこの程度の事業費ですよ、建て替えして新築した場合にはこうですよというものももちろんはじき出してもらわなければ、これ判断することはできないわけです。先程の健全化の判断比率の数字も出てましたけども、こういう病院の事業が出てきたら、あんな数字は変わりますよ、どんどんどん変わっていきます。本当に松前町の財政が大変な形になるんですから、できるだけ財政負担をかけない中で、しかも町民の快適な診療環境を守っていけるような改築の仕方も大事な選択肢の一つでないかなと、私は考えておりますけれども、町長いかがですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

先程も答弁しております。ゼロベースからの基本構想など、計画を作成するというふうなことであります。松前病院、どんな病院が相応しいのか。更には、町民の皆さんがどんな病院を期待しているのか。その辺も含めまして、検討委員会で福祉の関係者も入りますし、町の総意でつくれるような病院ができればいいなというふうに思っております。手法につきましては、今議員言うように、全て改築という手法もあるでしょうし、いろんな意見が出てくるんだろうなというふうに想定されているところであります。議員の皆さんからもいろんなご助言いただいて進めて行きたいというふうに思っているところであります。まずもって、今基本構想、あるいは基本計画案を取りまとめる作業を進めている最中でありますので、今後とも町民の皆さんにも状況をきちんと説明して、周知をしてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただければなというふうに思っております。

議員の質問 9番 梶谷康介

松前の病院が一次医療をきっちり守ってね、そして早期発見、早期治療、そして重篤なる患者に対する高度な医療を受けられるような体制をつくる。これは、これからの松前の病院の運営の基本になるんでないのかな。そういう話をね、仲間何人かで話したときに、こういうことを町長言われたんですよ。その重篤な患者を三次医療圏に運ぶ形、救急車で真っ直ぐ行く形、それからドクターヘリに対応していただく形、合わせて考えたときに今までの中で問題があったと、それはどういうことかと言うと、ドクターヘリが対応してくれるっていう形の中でね、今か今かと待ってたときに、何十分も経ってから松前は飛べませんよときたと、待ってて待っててそういう結果になったと。何だって最初っから、そういう飛べないんであれば救急車で走った方がいいんでねえかと。これだけのタイムロスってのは、その患者にとっては命取りになるんですよね。こういうこの問題って言うかね、心配な部分が松前町の今の医療体制の中にあるんですよ。だから、これを解決するためにはね、あるいは緩和していただくためには、町長、あなたの政治手腕が非常に問われると。言い換えれますと松前函館間は今普通2時間ですよね、大ざっぱな言い方すると。これをできる限り、松前函館間を1時間にする。特に今松前から、もとい函館から木古内までの高規格道路が開通すれば、おそらく30分でしょう。だったら木古内から松前までの時間を30分に短縮することによって、今願ってるような1時間、函館松前間1時間ってことが実現すると。それから、もう一つはね、ドクターヘリが飛べないっていうことは、基本的には気象条件ですよね。ですから、何十分も経ってから飛べませんっていうような話が、もしこれからもあるとすれば大変な話ですから。いわゆるランディングポイントをね、別な形で求めたらどうかと。今松前町の中に、原口から白神まで七つ、今度新しくできたから八つになるのかな、ランディングポイント設けてるけれども、実際に使ってるヘリが離着する場所っていうのは、本当に3箇所しか使ってないでしょう。だから、そういうことを考えるとね、この松前町の気象条件がどこで左右されるかって言うと、白神岬辺りから福島と松前はガラッと変わりますよね。そういうことを考えたらね、松前町のランディングポイントが福島にあってもいいんじゃないの。だから、福島と松前の間は救急車で走って、気象条件によっては松前に来れないけれども、福島にドクターヘリが離着陸できるとすれば、これだって一つの前進でないのかなみたいな話がありましたけども、町長、どうですかね、この話は。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

梶谷議員から、高度医療圏の函館近辺まで、松前の地理的な条件で時間がかかるというふうなお尋ねでございました。本当に痛切な問題だなというふうに思っているところであります。高度医療圏に速い時間で救急搬送できる体制づくりが必要だなというふうに思っておりますし、お尋ねの中で函館木古内間の高規格道路のお話もございました。現在、函館市長を会長しながら、渡島、松前半島道路の期成会をつくって早期の木古内松前間の工事の着工を国の方に要請しているところであります。私、国土交通省の方にもまいって、それは命を繋ぐ道路なんだというふうなことを常に訴えてきているところであります。正しく梶谷議員が質問する内容、心配する内容の解消のためには、早く松前木古内間の高規格化が必要だというふうに思っておりまして、それを現在取り組んでいるところであります。更には、できたら、松前側からの工事をさせていただきたいというふうなお話もしてきているところでありますので、早い時期にそれが決定して、事業化していただければいいなというふうに思っているところであります。先般の白神の通行止めの件につきましてもきちんと国土交通省の方には訴えておりますので、これからも引き続き、早期に着工できるように頑張ってまいりたいというふうに思っております。更には、ドクターヘリのお尋ねがございました。本当に、松前利用頻度も多いようでありますが、しかし、それが町民の命を守るために必要な手段でありますので、ドクターヘリもきちんとランディングポイント今整備してますが、いい方向で進んでいただければなというふうに思っております。福島まで救急搬送するというふうな内容のお話がございましたが、実は、松前の患者さん救急搬送で知内まで運んで、知内からドクターヘリで搬送した経緯もありますので、これは十分対応できるんだなというふうに思っております。状況、気象状況によりまして対応が可能だというふうに、今担当課長から聞いておりますので、ご理解いただければなというふうに思っております。短い時間で救急搬送できる体制づくりが早くできるように頑張ってまいりたいというふうに思っております。

議員の質問 9番 梶谷康介

私、一つ数字訂正させていただきます。傍聴の方から、当時の反対署名は8千725じゃなくって、7千825だと。そういう指摘を受けましたので、訂正させていただきます。町長のお話を聞かせていただきました。町長、いつもこの病院に関して意見を交換するときに、お話の中にありましたね、一回リセットして、そしてもう一回病院を松前町に相応しい形で建て直していこうっていうお話が、今までも何回かされた経緯がございます。今日の答弁を聞いていますと、そうしたものも十分考慮した上で、特に改築検討委員会に関しては、ゼロベースでスタートすると。そういう考え方も聞かせていただきました。更には、今の経営形態も現在の公営企業法全部適用を基にして病院運営をしていくと。正に、資料としていただいた中身を見てもね、それが一番私的にですよ、一番いい形かなという理解をしてますんで、今日キャッチボールした中身を十分踏まえて、早い時期に方向を示していただきたいなという希望を述べまして質問を終わります。ありがとうございました。

出典:松前町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる