みんなの議会

せたな町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日

せたな町の健全財政と町民の負託について

聞いた人
平澤等 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 平澤等

ただ今議長から発言の許可ございましたので、先に通告してございました質問事項は、せたな町の健全財政と町民の負託について町長にお伺いいたします。平成17年9月に3町合併によりせたな町が誕生してから12年目を迎えた現在、合併当初212億円あった町債は、財政非常事態宣言等々踏まえて、繰り上げ償還を含めて79億円減の133億円となり、各基金積み立ては19億円から35億円増額の54億円に至ったことは、町と町民一体となった努力の賜と思います。しかし町財政指標によると公債費負担比率は21.5%であり、適正比率は6.5%下がっている15%以下であり、経常収支比率は82.3%であり適正比率は70%から80%となっております。健全財政の確立には更なる努力が必要と思われます。一方、普通交付税の一本算定に基づき、平成32年度末まで段階的に約7億3千万円の減額が見込まれており、慎重な町政運営が求められております。今後の町の事業計画として、大きく三杉荘の改築、認定こども園の新築、町民プールの整備、国保病院の改築整備などの事業が山積しております。今後の町政運営にあたっての基本的な考え方について町長にお伺いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは平澤議員の質問にお答えをいたします。私は町政運営の責任者として平成18年7月、財政非常事態宣言を行い、せたな町行政改革大綱に基づき事務事業や組織、機構の見直しなど身を切る改革のほか、徹底した歳出削減に努め健全な行財政運営に向けて努力をして参りました。こうした取り組みは町民の皆様、議会議員のご理解とご協力がなければなし得なかったものと感じております。お蔭をもちまして平成23年9月、財政非常事態宣言を解除できましたことは議員ご承知のとおりであります。しかしながら決算審査特別委員会でお示しした財政指標については、ご質問にありますとおり経常収支比率及び公債費負担比率につきましては適正とされる指標に達しておりません。また本年度から普通交付税の合併算定替が段階的に縮減され、現時点ではご質問のとおり約7億3,000万円が減るものと見込んでおります。このような中で、常に健全な財政運営の維持、継続に積極的に取り組むことが必要であり、その結果として一定の財政基盤の強化が進むものと考えております。今後において事業実施を予定している議員おっしゃいました事業の整備などは町民皆様の福祉の向上に必要なものであります。こうした施設の整備には補助金はもとより、交付税措置のある過疎債や合併特例債など優良な起債の活用のほか、財政調整基金や公共施設整備基金からの繰入れも視野に入れ、将来の負担を極力減らす方途を講じていかなければならないものと考えております。先ほども申し上げましたが気を緩めることなく、常に健全な財政運営の維持、継続に積極的に取り組んで参りますし、まちの経済情勢や財政状況、行政ニーズに大きな変化が生ずるような場合には、その都度、柔軟に議論、検討していくこととしたいと考えていることでご理解を願います。

議員の再質問 9番 平澤等

再質問をさせていただきます。ただ今町長から丁寧な答弁がありましたが、私もやはりそれが真実であり本当だと思います。その中で町長の答弁によりまして、私2つほど質問させていただきたいと思います。まず一つ目でございますけども、今町長が申されました基本的な財源の有り方でございますけども、合併した中で合併特例債というものをせたな町には46億円も与えられております。現在の進捗状況によりますと執行率は約47%、執行残というか、全部使ってしまえばいいという問題ではないんですけども、これも一部借金でございます。しかしこの有利な財源と考えている中では、やはりこれは残り10年が5年延長になって15年という中で考えた場合には、この財源を有効に使わない手段はないと思います。その残りの財源が24億7,000万あるわけでございます。こういった財源をどのように、先ほどの答弁にありましたように、現在取り組んでいるのが三杉荘の改築は現在進行形で間もなく着工に入ると思われますし、認定こども園についてもしかりでございます。また今議会で一生懸命審議している町民プールまた懸案である今後老朽化によって心配されている町立国保病院等についても、多くの費用が掛ると予想されているわけでございますけども、こういった資金的なものについては、しっかりとした財源、そしてまた最初あったように町民の負担を余りかけないように有利な方法で進めていただきたいと思うわけでございますけども、これについて基本的な考え方について町長に再度答弁していただきたいと思います。それから2点目でございますけども、これらの事業につきましては来年1年で済むものではないです。ご承知のように来年9月に町長の任期が満了になります。そういった中で、そういった町政の舵取り役として、町長がその後どのような形をとられたとかという姿勢についても併せて2点目としてお伺いいたしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

2回目の質問にお答えをいたします。まず合併特例債の利用状況でございますが、これは過疎債と並んで有利な起債ということで、7割の交付税のバックがございます。したがいまして、この起債を使いますと7割の補助金をいただいて実施できるというのと同じ理屈になるものでございます。これに対しまして公営企業債あるいは病院事業債等につきましては、必ずしも交付税のバックが補償されていないということ、またほとんどないと言ってもいいのかもしれません。したがってこの大成の診療所の建築に当たっては合併特例債の利用をさせていただいたところでございます。このように事業をやるための財源の確保ということにつきましては、借金の仕方というものをいろいろと工夫をしていかなければ、今年度に大きな負担が出てくるということ。これについては十分気をつけながら財政サイドと相談をして財政運営をさせていただいてるということでございます。また一方この自主財源を増やすことにつきましても努力をしていかなければなりません。一つにふるさと納税がございます。昨年は1年間で7,400万円ほどになっておりますが、ことしは職員の皆さんやまちを上げて頑張ったこともございまして、4月から現時点まででございますが9,700万という大きな金額となっておりまして、3月末には1億を大きく超えるという予想をしているところでございます。返礼品につきましても現在4,000万返礼品として送られております。これは農産物や水産物あるいは加工品、このまちの産品を送っていることからすると経済効果も相当大きなものがあると思っております。これはこれからも一生懸命進めてまいりたいと感じているところでございます。また企業融資ということにつきましては、風力発電所、風力発電施設がせたな町瀬棚区に建設中でございますが、これは30年度に完成をいたします。固定資産税、合計で10億を超えると見ております。それと来年また北電が募集をするということになりましたので、別の民間が意欲を示しておられます。まちとしましても何とか誘致できないものかと考えているところでございます。こうした財源を今後、産業振興や町民の福祉の向上ということに使っていきたいと考えているところでございます。合併特例債これは議員おっしゃいましたように残り24億7,100万となりました。今後さまざまな事業がやらなければならない事業というものがございますが、これは先ほど言いましたように過疎債そして合併特例債の残り24億7,000万、これを有効に使っていきたいと思っておりまして、有利な起債を使いながらまちづくりをして一本算定後、これも4年でありますが一本算定後においても持続可能な調整を目指して準備をしていきたいと考えているところであります。そういった懸案の事業につきましてしっかり取り組むため、財源の裏付けをこれからもしっかり確保しながら、二度と財政難に陥ることのないように進めて参りたいと考えているところございます。そしてもう一つ、そこで4期目はという話もございました。このようなことからまだ道半ばと感じております。きちんと仕上げをすることで新町の舵取りを託された責任を果たすということになるものと考えております。4期目を目指したいと考えておりますので、ご答弁申し上げてご理解をいただきたいと思います。

議員の再質問 9番 平澤等

合併特例債を使った事業ということで町長が申しましたように、過疎債含めて、また各種基金を投じた中で事業完遂していきたいということでございます。ただ合併特例債は平成32年までという制約がございます。そういった中でどのような活用を図っていくのかということは、やはり慎重に進めた中でも、この有効に使う手段というのは先ほど申し上げたことでございますけども、しっかり取り組んでいただきたいと思うわけでございます。また各種基金等にもあります。ただ、今町長申されましたように32年までに一本算定について7億3,000万という普通交付税が下がってしまうことなんです。そういった分の今町長の答弁の中に瀬棚の風力発電からの固定資産税云々ということで財源の見込み、それからふるさと納税とかとあるんですけども、しかしすべてがそれをカバーできたのかという点、それからまた、懸案の事項に関しても、結構大きな金額がある。過疎債についてはいろいろな災害等に使われた場合にはなかなか枠が回ってこないということがある中で、やはりしっかりとした中で町長申されましたように、今後の残された期間32年までの間にある程度の道筋をつけた中でしっかりやっていかなければならないと思うんです。やはり町民が皆さんそれぞれ町民プール等期待してる点が結構あります。それまた病院の改築等についても、やはり長年たっている。まだそのほかにも町有施設中にはもう築40年、更にはそれに近寄ろうかというような施設がたくさんあるわけでございます。そういったものもやはり改築整備の点については取り組んでいかなければならない。そういった中で再度その財源等についてしっかりとしたものを出した中で町民の期待に応えていただきたいと思います。それから先ほど町長、続投したいという希望ございました。私はその中でやはりそうであれば、これらの課題を踏まえてしっかり町民の負託に応えることにそういったときのリーダーシップをとるということだと思うんですけども、そういった面についても再度町長の意見を聞きまして、一般質問を終わります。ありがとうございます。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。まちの財源につきましては、当然のこととして限りがございます。それをいかに上手に使って町民の皆さんのそういった要望に応えていくかということになると思います。これまで以上に手腕を求められると感じております。初心に帰ってしっかりとこれからもやっていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

出典:せたな町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる