みんなの議会

せたな町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日

「校歌は地域や学校の理念や目標を歌に込めた大切なものであると思いますし、ここに学校があったという証拠でもあり、後世に残す資料としても非常に意義あるものと思いますので、既に廃校となった学校の校歌などはその音源を失い、記憶している卒業生も少なくなってきていることとは思いますが、今ならまだ間に合う校歌もあるのではないかと思いますので、現在ある各学校の校歌と共に、できる範囲で調査し、記録として保存をすべきと思いますが、教育長の所見をお伺いしたいと思います。」

聞いた人
桝田道廣 議員
答えた人
教育長 成田円裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 桝田道廣

ただ今、議長より先に提出しております件につきましてお許しをいただきましたので、教育長にお尋ねをさせていただきます。江戸時代の終わりから明治に掛けて本州より多くの人々が夢と希望を抱きこの北海道に移住して来ました。やがて国の政策のもと教育の場としての学校が各地に開設された。旧瀬棚町、旧北檜山町、旧大成町におきましても、明治10年代には各地に小学校が開校され、現在まで数多くの卒業生を送り出してきました。しかし次第に人口も減少するという過疎化の中で、やむなく休校や廃校になった学校も数多くあります。そして合併後のせたな町においても大成高校や太櫓小学校を始めとして、既に8校の学校が廃校になっております。明治より続いてきた学校が時代の流れとはいえ、その歴史を閉じることの意味は大変大きいものと思います。私たちにとって学校というものは、人生の一部であり貴重な財産だと思いますし、まちにとっても、また地域にとっても大切な財産だと思います。こうした学校の歴史を町史や記念誌などに残して現在に至っておりますが、ただ文章で保存するだけではなく、校歌などは歌として残すべきではないかと思います。校歌は地域や学校の理念や目標を歌に込めた大切なものであると思いますし、ここに学校があったという証拠でもあり、後世に残す資料としても非常に意義あるものと思いますので、既に廃校となった学校の校歌などはその音源を失い、記憶している卒業生も少なくなってきていることとは思いますが、今ならまだ間に合う校歌もあるのではないかと思いますので、現在ある各学校の校歌と共に、できる範囲で調査し、記録として保存をすべきと思いますが、教育長の所見をお伺いしたいと思います。

町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)

桝田議員のご質問にお答えいたします。全国的な傾向として少子化が進み、せたな町においても児童生徒数の減少に伴い数多くの学校が残念ながら廃校となっております。町のこれまでの廃校の状況を見ますと、小中学校と町立高等学校を合わせた数でありますが、北檜山区では23校、瀬棚区では10校、大成区では13校、合計46校が廃校となっております。平成元年以降では、北檜山区が小学校8校、中学校6校の計14校、瀬棚区が小学校3校、高校1校の計4校、大成区が小学校5校、高校1校の計6校、合わせて24校が廃校となっております。年々、少子化が進み廃校となった学校の半数以上が平成になってからという状況でございます。校歌は同窓会などでも歌って楽しみ、地域の方や同窓生の皆さんの思い出として深く胸に刻まれているものと思います。しかし時の経過につれ校歌を記憶している方が年々少なくなり、後世に校歌を引き継ぐことができなくなることは、地域の皆さんや同窓生の皆さんの心の財産を失うことになってしまいます。地域の拠点として親しまれた学校の校歌を引き継いでいくことは大事なことであると思いますし、地域の皆さんや同窓生の皆さんに愛された学び舎の歌は、地域の文化遺産として残す価値は十分にあると思います。教育委員会といたしましても、校歌を後世に伝えていかなければならないものと考えておりますので、同窓会や地域の集まりなどで楽しんでいただけるよう校歌の保存に取り組んで参ります。なお議員もご承知のとおり、校歌などの音楽を保存、活用するためには著作権の関係から作詞、作曲した著作者の許諾を得なければなりませんので、校歌の保存につきましては、著作権者の調査や楽譜などの資料収集が比較的容易な平成元年以降に廃校となった学校の校歌を優先し、平成元年以前についてもなるべく多くの校歌の保存に努めて参りたいと考えておりますことでご理解を願います。

出典:せたな町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる