八雲町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日
障がい者雇用促進法への対応について
- 聞いた人
- 三澤公雄 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長。
議員の質問 9番 三澤公雄
配信があるので柄にもなく緊張をしているんですよ、これでも。最後です、よろしくお願いします。1問目、障がい者雇用促進法への対応について。各省庁が水増ししていた事が明るみになりました。とんでもない事だと思っております。幸い我が八雲町は水増しが無い様なのでホッとしていますが、以前、道労働局から雇用率未達への是正勧告が出された時に私は質問をいたしました。町は、応急的な対応だと断った上で人事異動による内部調整で対応いたしました。私は、それを法の主旨に反しているとして質問しました。今回も、現行の対応の中にやはり法の精神からいってちょっと違うのかなと思う部分が感じられます。すでに雇用されている方が障がい者手帳を持った事をもカウントしていることなど、というふうに報告を受けておりましたので、そのことに疑問を感じております。町長の見解を伺います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員の一つ目のご質問に、お答えいたします。中央省庁が、雇用する障がい者の数を長年にわたり水増ししていた問題が報道されております。八雲町においては、障がい者雇用率の算入にあたっては障がい者手帳を確認しております。障がい者雇用率の算出にあたっては、常時雇用する労働者のうち、対象となる障がい者の数の割合になり、この割合が法定雇用率以上でなければならないことになります。現在の法定雇用率は 2.5%で、八雲町は 3.3%となっております。障害者雇用促進法は、障がい者の雇用を促進することにより、その職業と生活の安定を図ることを目的とする法律で、その中で障がい者を一定割合以上雇用することを義務付けております。議員おっしゃるとおり、既に雇用している職員の中で新たに手帳を取得したためカウントしているケースもございますし、これまでに障がい者枠として募集した職員も含まれております。しかしながら、今後、対象となる職員の定年退職により数が減ることは確実に見込めます。このようなことから、募集してもなかなか応募が来ないという、これまでの経緯を踏まえ、計画的に募集していかなければならないと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長。
議員の質問 9番 三澤公雄
今の答弁を聞きましても、町はこの法律に真剣に向き合っているというのが感じられます。そこで改めてちょっとお伺いいたしますけれども、この法定雇用率、今現行八雲は 3.3%と出ましたけれども。この数字を町は目標値として考えているのか、それとも何か別の考えを持っているのか。どういうふうにこの数字を考えているのか、お伺いいたします。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員ですね、私もその障がい者に対する雇用、これは法律はありますけれども、やはり町としても八雲町内にも障がい者はたくさんおります。この人方の雇用を考える時には、この数字にこだわる必要はないだろうという見解を持っております。しかしながらですね、三澤議員も分かっているとおりですね、八雲本庁舎は雇用者の環境を整備する上では、まだまだ改良していかなければならない部分があります。大久保議員からも新庁舎の建設等々の質問をされました。これにあたっては、雇用者を雇用すべく環境の整備等々も考えながら進めていかなければならないだろうと思っております。先ほど三澤議員ですね、雇用してから障がいになった方、私はやはり雇用された後に障がい者になった方も、雇用される前に障がい者の方も平等であろうという考えでありますので。これから役場庁舎には 3.3%、法定は 2.5%ですね、これにこだわることなく障がい者の雇用については環境を整備しながらじっくりとしっかりと考えていきながら進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長。
議員の質問 9番 三澤公雄
この数字にこだわらないというところには非常に共感を持ちました。そこで考えるとですね、既に雇用されている方が障がい者手帳を持つことになったことを、僕は記録を見れば分かるわけですからそれはカウントしないでですね。つまり、障がい者雇用促進法、障がい者を雇用することにウエイトを置いた法律でありますから、障がい者だと理解した上であなたを雇用します、という考えに基づいた雇用だということからいきますと、ようするに、既に雇用されている方が心の病等で障がい者手帳を持つことになった等は、僕はこれからはですねカウントしないでですね、生の数字って言ったら語弊があるかもしれませんが、より法の精神に近い数字の出し方をしていくことが肝要ではないかと。それによって新たに採用の場面で、八雲町は積極的に障がい者を雇用するという姿勢を見せていくことが必要だと思います。なかなか募集しても来ないという答弁がありましたが、ここで僕ちょっと確認をしたいんですけれども。採用の時の採用試験の募集の仕方にですね、障がいのある方も受験されても大丈夫ですよ、というものが伝わるような採用の募集の仕方をしていらっしゃるんでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員ですね、そういう方法で障がい者を雇用するように今募集しているかと言いますと、募集はしていないところであります。それは何故かといいますとですね、私は最低法定を超えればいいという考えは持っておられませんので。ただ、先ほどから言っているとおりですね、やっぱり我々この役場になかなか障がい者を受け入れる環境、今確かに車椅子の方やいろんな方を受け入れる体制が出来ていないということでありますので。新庁舎建設の折には、その辺を十分に配慮をしながらですね、2.5%とかそんな話ではなくてですね、しっかりと今本当に八雲町内も、昔はなかなか障がい者の活躍する場所は少なくありましたけれども、今は本当に障がい者を向かい入れて、そして就業出来るような、そんな施設も今たくさん出来ておりますので。その辺も配慮しながら、町としてもしっかりと障がい者の方が活躍できる役場ということで考えております。先ほどから言っているようにですね、この 2.5%とか 3.3%とかは国が決めたのであって、三澤議員も多分腹立っていると思いますけれども、私も国が決めたことを国が守っていないというのは本当にナンセンスだと思っております。ただ、これを言っても仕方がないので、この法律というのは三澤議員おっしゃるとおりですね、障がい者も均等に雇用しなさいよということですので、鋭意努力をしながら進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長。
議員の質問 9番 三澤公雄
実に嬉しい答弁なんですよね。だから、その町長の姿勢がしっかりと、いわゆる力を発揮したいと思っている障がい者の方に伝わるように八雲町の環境を整える。それは採用の段階でですね、どうぞ受けてくださいと。例えば、募集内容の中に視覚障がい者なんかにも分かるように、音声等で問題等が分かるようにするだとか、もしくは面接試験の時にもそういった筆談等の対応も出来ますよ、だとか。会場の変更なんかも、肢体不自由な方には負担にならないように限られた会場で行いますよ、だとか。募集の中にはっきりと障がい者をしっかりと受け入れる準備があるんだと。心構えがあるんだという意味での準備があるんだというところを、是非アピールした採用にしてもらいたい。そこで、町長の答弁の中に2回出てきましたけれども。私たちの役場庁舎は古くて施設的に問題があるから、なかなかそこまで出来ないという答弁でしたけれども。一般の採用においてもですね、その採用された方の個々の能力というか、実力に応じていろんな配置を決めるということがあるのと同じようにですね、採用された方、要するに障がい者も健常な方も区別なく、その能力を認めて採用されたという上で、たまたまその個人が障がいをもっていた方だと。じゃあ、その方がこの職場で働きやすいためには、どういったことをすべきかというように、採用された後からその方になんとか合わせてみようというふうに準備するというやり方も、これは非常に障がい者にとっては普通に扱われた、いわゆる差別を受けていないという意味では、僕は考え方をちょっと変えなきゃいけないのかなと。平成 20 年の答弁ではですね、今すぐ障がい者を雇用しても、今の町長の危惧した部分と同じですね、段差等があるだとかそれを解消できないだとか、そういったことが乗り越えられないので、内部の人事異動で調整をしたんだという答弁を当時の総務課長がしましたけれども。その部分をやっぱり八雲町は姿勢が変わって、障がい者を受け入れるという最大限のアピールになるのは、採用された方に合わせて可能な限り準備していくよと。例えばそれが、実際車椅子等で動くにはそんなに便利じゃなかったとしてもですね、採用された障がいを持っている方にとっては、分け隔てなく自分の能力を認めて採用された。その上で、自分が働く上でその能力を発揮できるように最大限努力した結果が、今の状況であるということを理解されるわけですから、働くモチベーションというのは全然下がらないわけだし。繰り返しますけれども、この考え方の大事なのは、差別を受けていないと、健常者、不自由な方、不自由な方の枠とかっていうのではなくて、分け隔てなくあなたの能力を我が町で発揮してもらいたいという意味で採用されたんだという、その部分は非常に誇りになると思うんですよね。だから僕は、採用段階で障がい者も十分に受け入れる準備があるというのが問題の出し方、採用の広告の仕方なんかで読み取れるようにして、一般受験でも障がいを持っている方がチャレンジできる環境を、僕は作るのがこの障がい者雇用促進法のもう一つの狙いではないかなと思います。是非、そういうところまで踏み込んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員ですね、確かにおっしゃるとおり、理想はどんな方も受け入れて、受け入れてから環境を整備するというのは、確かに理想でありますけれども。やはり我々も財源等々、財政的な問題もありますので。いろいろ吟味していかなければならない問題だと思っております。ただ、募集方法については、今、障がい者の施設等もありますので、そちらの方ともいろいろと調整をしながらと。やはり、町内に今住んでいる障がい者の方々は雇用するというのが一番いいだろうというような考え方もありますので。その辺も含めて、障がい者の施設の方々とも協議をしながら募集方法を研究してまいりたいと、そんな思いでありますのでよろしくお願いいたします。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長。
議員の質問 9番 三澤公雄
分け隔てなくというのは、なかなか今社会の進み方でも、なかなかそこまでは言っていない現状もありますけれども。自分ももう 50 代後半になってきて、自分がどういうふうに育ってきたのかなって考えた時に、身近にやっぱり障がいのある人っていない環境が長かったんですね。そして今の子供たちはどうかと言ったら、そこもなかなか改善されていないわけで。そういった意味では、今雇用の面だけこういうふうに積極的に変えろっていうのも、僕は必要があると思って言っていますけれども。ある意味全体でこの障がい者に対して、八雲町も総合的に取り組んでいくという意味では、インクルーシブ教育というか、教育の部分もあるとは思うんですけれども。今ここで教育に飛んだら大変なことになるのでそれはまたにしますけれども。そういったように、まだまだ障がいを持っていることで、いわゆる健常な方は差別しているつもりじゃなくても、実際は社会のいろんな制度が当人たちにとっては差別だなと受け取られる部分があるんだということを深く深く理解をした上で、これからの町政運営をやってもらいたいと思うんです。来年ですか、パラリンピックが大々的に東京で行われるということで、コマーシャルやっていると思うんですけれども。もう1年先か。ちょっと焦っちゃったけれど。本当に特別な人ではないんですよね、生い立ちなんかを見ると。アスリートの人たちを見てもね。つまり、だから採用段階で分け隔てのない中で採用されても、本人がモチベーションを失わずに努力さえすれば、立派に働けるんだと。アスリートになるほどの自信はない一般の方でも、普通の勤労者として働けるという目標を持っている方は相当数いると思います。是非、そういう人たちに採用の段階でも届くようなやり方をやってもらいたいと。今回の法定雇用率、国がとんでもないことをやったということを、町議の段階でどのように受け止めて、自らの町づくりに反映するかと考えた場合にですね、ちょっとそういう意味で工夫しました。こういった出来事を、八雲町にとっては一つのチャンスに切り替えたいなと思ったんですが、町長の答弁が思っていた以上にやっぱり前向きな姿勢を持っていらっしゃるので、是非そのことが障がいをもった方に伝わるような、八雲町のこれからの姿勢を是非、見せていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。