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森町議会 平成26年第1回 3月会議 2014年3月5日

平成26年度町政執行方針について

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 宮本秀逸

それでは、通告に従いまして、質問をいたします。平成26年度町政執行方針についてでございます。欲張って3問になってしまいましたけれども、どうかよろしくお願いいたします。町政執行方針の中から3点質問いたします。1点目、地域包括ケアシステムの充実強化を強調されておりますが、今後ますます増加する高齢化に対処するためには、役場、介護施設あるいは病院等あらゆる組織との連携など多くの課題があると考えます。それらの対策について伺います。また、町内会組織に求められるのは何か。2点目、鳥獣害防止について。増えすぎた鹿、熊を適正に管理するための捕獲はハンター不足等から困難になりつつあります。その対策として訓練された鳥獣被害対策実施隊の早期設置が必要です。農作物の被害防止のための電牧の設置は効果が期待されております。電牧の設置を個人で行う場合、その購入に対して町からの補助を求める声があります。必要と考えますが、町長の考えを伺います。3点目、消防、防災についてでございます。近年想定を超える災害が多発しており、救難の現場では消防団の活躍に頼るところが多いと思われます。1点目としまして、少子化の時代にあって森町の消防団員の確保の現状と今後の展望についてお伺いします。2点目、消防団員の報酬と出動手当の現況と改定の予定について伺います。以上、3問です。よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

宮本議員のご質問にお答えいたします。まず、地域包括ケアシステムの充実強化についてでありますが、議員ご承知のとおり地域包括ケアシステムとは介護が必要になった高齢者も住みなれた自宅や地域で暮らし続けられるように、医療、介護、介護予防、生活支援、住まいの5つのサービスを一体的に受けられる支援体制であります。国は、介護を受けながら自宅で暮らしたいとする声が多いとして、在宅介護を軸に整備していく方向にあります。議員ご質問のとおり、このことを実現していくには、医療や介護を初め5つのサービスに応じられる行政、病院、福祉施設などが連携する提供体制の整備と強化がなければ対応できないものと考えます。その調整については、地域包括支援センターが当たるものです。現在国では、予防給付のうち訪問介護、通所介護について市町村が地域の実情に応じた取り組みができる介護保険制度の地域支援事業へ平成29年度末までに移行を検討しております。地域支援事業となりますと、介護事業所による既存のサービスに加えて、町内会を初めとする方々のさまざまなご協力なくして在宅で高齢者を支える生活は成り立たないと考えております。町内会に対しましては、役員を初めとするお世話する方たちの高齢化などを初め、いろいろとご苦労されていると思いますが、地域支援事業に限らず、町との連携を強めるとともに、民間ボランティアの人材の発掘や育成についても取り組みを進めてまいりますので、情報提供などのご協力をお願いしたいと考えております。次に、鳥獣害防止についてでございますが、森町における農作物の有害鳥獣駆除対策につきましては、猟友会への委託により駆除を実施しているところでございますが、その猟友会におきましては会員の高齢化や後継者不足などの問題を抱えており、このままの状態が続きますと将来的には十分な駆除体制を組むことが難しくなるのではと危惧しているところでございます。このような中、町におきましても宮本議員のご質問のように鳥獣被害対策実施隊の設置がその解消策の一端を担うと考えているところであり、この4月の設置に向けて現在準備をしているところでございます。また、防止対策につきましては、森町鳥獣対策協議会において平成23年度から平成25年度までの3年間、国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用しまして、電気柵40セット、約40ヘクタール分の導入をしてございます。このことにより、今春から、この春からより多くの農業者への貸し出しができることから、個人での導入による負担を抑えられると考えているところでございます。3点目の消防に関する質問でございますが、その1点目の消防団員の確保と今後の展望についてでございます。これにつきましては、少子化の時代を迎え、全国的に消防団員の確保が非常に困難を極めているのが情勢でありますが、森町においては団員の努力と連携、協力により人員の確保がなされ、各地域の消防団には心から感謝を申し上げるところでございます。平成26年3月1日現在、条例定員280名に対し93%の261名とここ十数年間は大きな変動もなく推移しております。しかし、少子化傾向の中で確保が難しくなることも考えられますことから、引き続き地域の消防団員の協力を得るとともに、各種講習会、訓練等においてもPRに努め、団員確保に取り組んでまいります。2点目の消防団員の報酬と出動手当の現況と改定予定についてでございますが、森町の年報酬は消防団長7万円、副団長4万6,000円、分団長3万7,000円、副分団長2万2,000円、部長、班長1万8,000円、団員1万6,000円であり、出動手当は1回につき3,800円であります。出動手当につきましては、水火災出動はもちろんでありますが、その他訓練、警戒手当及び降雪時における担当区域除雪出動手当を支給しております。改定の予定につきましては、現状維持で考えておりますので、そのことをご答弁申し上げ、答弁といたします。以上です。

議員の再質問 3番 宮本秀逸

1点目の地域包括ケアシステムの質問ですけれども、これは保健センター中心に本当に一生懸命取り組んでおられると思います。2025年問題というのが最近とみに強調されております。団塊の世代が75歳になる2025年から10年間かけて、日本では恐らく高齢化率がピークを迎えるだろうというようなことで、この2025年あたりが一つの大きなめどだというような考えがあるようでございまして、まさにそこを何とかクリアしなければならぬからというようなことで、この地域包括ケアシステムが今とみに強調されておるのだと、こんなふうに理解しておるところでございますけれども、課題は本当にさまざまあろうかと思いますので、これはその都度クリアされていくようにお願いしておきたいと、こんなふうに思うところでございます。2点目の鳥獣害防止で、今年度から実施隊もつくっていただくというようなことで、大きな前進だなというふうに思っておるわけでございますけれども、実際のところ道内では半数以上の市町村がもう既につくっておりまして、全国的にも1,000になんなんとする自治体がもう既に実施隊をつくっている、あるいはつくろうとしている、そんな現況でございます。答弁にもありましたように、とんでもない数の鹿、イノシシ等が全国的に出ておりまして、それに対処するというようなことが今強調されておるわけでございますけれども、この場で農家に対する支援をお願いしたいというようなことを申し上げました。町長のほうからは、今40ヘクタール分の電牧の用意があるから、個人負担はそんなにないだろうと、軽減されるだろうというお話もいただきました。これは、非常にありがたいことでございますけれども、実は農家の方が直接的に被害を受ける割合というのは当然多いわけでございますけれども、今や鹿も熊も市街地まで出かけてくる時代なのです。年々それはひどくなっておる状況でございますので、一般の方、農業で生計を立てていらっしゃらない方も含めて、今後やっぱり対策を考えていく必要があろうと思います。そのときに果たして公設のといいますか、公共のそういう手当てだけで大丈夫かなという気持ちがありますし、現在電牧を要請して設置していただいた農家の方もある方に、ある地域に限られてしまうというようなことがありまして、私のところもぜひ欲しいという要望が実は結構ございます。農協等の会議に出席しますと、鹿を何とかしてくれという要望が必ず出てまいります。それぐらいひどい状況にございますので、果たして公共のそういった手当てだけで間に合うのかなというのが私には本当にせっぱ詰まった疑問に思えてまいります。そういったときに自分で守るということが本来は基本でございますから、それに対してやっぱり自力で何とかしようと思って購入している人も実はいるわけでございます、大きな面積でございますけれども。そういった方にも、これからそういったことに取り組もうとする者にもこれはやっぱり補助という形で、助成という形でやるべきであろうというふうに考えるのです。極端なことを言いますと、今や人間の側がおりに入って獣害から守っていかなければならないような、逆転したような状況というのが各地に実は出てきております。森町はまだそこまでいっていないと思いますけれども、そういったさまざまなことを考えますと、個人に対する助成ということはぜひやっていただきたいと思いますけれども、そこら辺をもう一度町長にお願いしたいと思います。今国では、鳥獣保護法を改正しまして、これまでは保護という立場で鳥獣保護法があったわけでございますけれども、昨年の12月に改正されたものからは保護から管理、削減という方向に大きくかじをとっておりまして、今後10年間で半減すると。今の鹿、熊、イノシシ等、そういったものを10年間で半減するという目標を既に昨年の12月に立てたところです。恐らく都道府県、そして市町村に割り当て的なものがこれから来ようかと思いますけれども、そういったことを考えていきますとやっぱり喫緊の課題だと思いますので、とりあえずは守るということから、ぜひ先ほどの補助について考えていただきたいと、こんなふうに思います。それから、消防、防災についてでございますけれども、先ほどは縷々説明がございました。現況については答えていただいたとおりだと思いますけれども、この消防団員の手当につきましても昨年国では実質退職手当に対する金額は5万円のアップの要求を各自治体にやっているのかなと、こんなふうに実は思っているのです。自治体ごとの条例がございますので、その条例に従って、実はこれ決められていると思いますけれども、先ほど触れられておりましたように非常に少子化の時代でございますし、今後消防団員が不足していくであろうということは、これは察するところでございます。現状は九十何%の充足率ということでございますから、ここ一、二年で非常に数が減っていくということはあり得ないと思いますけれども、ただ1つこういった町村で考えられることは、恐らく多くの団員が自営業の方だというふうに私は思っているのです。恐らく函館市みたいになりますと、サラリーマンをやっていらっしゃって消防団に入っていらっしゃるというような方も結構おろうかと思います。調べたところによりますと、全国的には70%ぐらいの人がサラリーマン化しているという部分があるそうでございますけれども、森町においては恐らく自営業の方が消防団員になっていらっしゃると、こんなふうに思うのです。ということは、いざというときには自分の仕事を投げて出動するというような形になってくるわけでございますので、当然報酬に関してはやはり改定を目指していかなければならぬだろうと、こんなふうに実は思っているのです。実際に東日本大震災で亡くなった消防団の数が198名いらっしゃるそうでございますけれども、その人たちは実際に救難に当たったり、水門を閉めに行ったりというようなことで亡くなったそうでございますので、やはり命がけの仕事をなさるわけでございますから、金銭面で少しでも応援してやるというのはこれは自治体としての務めだというふうに思いますので、ぜひ改定に向かっては前向きに取り組んでいただきたいと私は思うのです。恐らくこれ交付税が措置されてはいないのではないかなというふうに私自身は思っているわけですけれども、そこら辺のこともありますけれども、確かに財政の苦しい時代ではございますけれども、こういった命がけの仕事をいつやらなければならぬかという立場の人に対してはやはり手厚く見てやるべきだろうというふうな思いから、また国でもそういったことを要請しているような部分もございますので、この改定に向かってはぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、先ほどの鳥獣害の個人への補助ということとこの消防団員の報酬の改定に向かって前向きに捉えていただきたいという思いから、もう一度答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。まず、一番最初の地域包括ケアシステムでございますけれども、やっぱりこれからさらに超高齢化社会を迎えるに当たっては、宮本議員のおっしゃっていることも非常に理解できることがございます。まず、課題のクリアにつきましてはその都度、その都度本当に誠意を持ちながら取り組んでいきたいと、そのように思っております。また、2点目の鳥獣被害対策についてでございますが、これはまず4月1日に鳥獣被害対策実施隊を町として組織し、この鳥獣被害対策についてはこれから取り組んでまいります。この部分について、取り組んだ中で今後当然どうしても個人に対する部分も必要なのかどうかも含めまして、支援について必要性も考えながら、これから対応していきたいなと、そのように思います。また、消防についてでございますけれども、退職金につきましては森町も北海道退職手当組合に加盟してございますので、その中で恐らく宮本議員のおっしゃっている退職金の5万円のアップというのはこれが適用になっていくのかなと、そのように思います。また、町の条例についての消防団員の報酬でございますけれども、当然この内容によっては非常に危険な部分も考えられるわけでございまして、装備については充足するように毎年毎年更新しながら、消防団員が被害に遭わないように取り組んでいるわけでございますけれども、この報酬改定についても中身については今後の課題として検討してみる必要があるかなと、そのように考えております。以上でございます。

議員の再質問 3番 宮本秀逸

再三くどいようで大変申しわけありませんが、実施隊つくっていただいてそうやって取り組んでいただくということは本当に大変な前進だと思いますので、それは着実に進めていただきたいと思いますし、ぜひ実効あるものに育てていかなければならぬとも思っております。先ほどちょっと触れました実施隊をやるときに農家あるいは一般家庭区別なく対象になれば、そういったところも見回りしたり、あるいは駆除に走ったりというようなことがこれから当然出てこようかと思いますけれども、私の現場といいましょうか、いる、置かれた立場からしますと、本当に40ヘクタール分では絶対間に合わぬだろうというような、そういう感じがしているのです。そして、先ほど言いました農協での会議等で要望を受けたりするときもそういった声が多く出てまいりますので、これはぜひ一般家庭も含めた上で助成という形がいいか、町による資材の提供がいいのか、そこら辺は考えなければならぬところはあるかもしれませんけれども、本気でこれ前向きに取り組んでいただきたいということをもう一度お願いして、それに対する答弁がありましたら聞いて、これで終わりにしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

最後のご質問だと思いますので、お答え申し上げます。この鳥獣害対策について、本当に鹿に対しては全道的に非常に問題になっている部分だと私も伺ってございます。道東のほうでは、1カ所の町がやってもこれは隣の町へ逃げ込んで効果がないということで、もうほとんどの地域が連携して駆除対策に取り組んでいるというのも伺ってございます。これも今後森町としては必要になってくるのかなと思います。そういうふうに大がかりにできる、やるようになる前に、事前に宮本議員おっしゃるように個人の敷地に対する、要するに町の市街下に対する影響も制御というのですか、防いでいかなければならない部分だと、そのように思います。おっしゃるように自治体制度も今ある制度の中で、個人がそういう電気柵を用意したいといったときに補助制度が適用になるものもあろうかなと、そのように思いますので、それが自治体で用意するそういった部分も、それから個人に対し、個人が用意するためについて補助すると、そういったものに対してもちょっと調査しながら、これは検討していきたいと、そのように思います。以上でございます。

出典:森町議会 平成26年第1回 3月会議 2014年3月5日 議事録 PDF(118ページ) 間違いを知らせる