みんなの議会

森町議会 平成26年第1回 3月会議 2014年3月5日

森町所有公有財産の管理等について

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 山田誠

どうもおはようございます。通告に従いまして、1点一般質問をさせていただきます。地方公共団体の財産は、常に良好の状態においてこれを管理し、その所有の目的に応じて最も効率的にこれを運用しなければならないと地方財政法第8条に規定しております。果たして森町の借家、借地等の管理が適正に執行されているか疑問が残ります。平成24年度決算の土地、建物貸付収入は全体で98.3%、滞納分は20.5%の収納率でございます。滞納繰り越し分は、非常に低い状況にございまして、地方財政法にあるようにもう少し厳正な姿勢、態度で対処すべきと思います。現在森町も非常に財政が厳しい状況下にあります。また、平成28年度から合併特例措置による地方交付税が逐次減額され、年々財源確保が難しくなると予想されております。借家等は、貸し付けしますと維持補修費等が必要となりますので、その入居者または公募等によりまして売り払いしたらいかがなものか、少子化の到来が目の前の今日、需要のあるうちに処分するのが賢明であろうと、そういうふうに思います。また、ふるさとを思い、Uターンする方々も多いと聞いておりますので、それらの方々にもチャンスを与えるべきであり、これは人口増にもつながるものでございます。さらに、借地については土地利用計画等の網に入っていない部分、区域に入っていない部分の地域は貸し付けしている方々、または自営業等を営みたい町民の方々にどんどん売り払いし、目的基金、例えば活性化基金等々に積み立てて、将来の財源確保に努めるべきであるというふうに考えます。また、町内に点在しております各種遊休的建物、廃校または住宅、会館等は火災保険料、維持管理費等がかさみ、一般財源を圧迫しておりますので、取り壊しまたは売り払いをし、早急に整理するべきものと考えます。公共用に供している道路、敷地についても賃貸借の部分があると思いますので、買収、売り払いも視野に入れ、トラブルが発生しないように整理する必要があると思います。また、専門的部局を設置して地籍調査等を実施すべき考えますが、いかがでしょうか。町長の所見をお伺いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

山田議員のご質問にお答えいたします。町の所有に属する公有財産の取得、管理または処分に関しましては、関係法令や森町財産規則、売り払いに関する取り扱い要綱等に基づき適正な対応に努めているところです。近年地方公共団体において自主財源確保の観点から、公有財産を積極的に情報公開し、処分している例が見受けられますが、当町においてはからまつの森分譲地や企業誘致を目的とした工場適地として一部遊休地を情報公開し、対応してきております。町有の建物に関しましては、全体的に老朽化が進んでおり、山田議員ご指摘のとおり修繕に多額の費用を要するため、使用できない建物もございます。未使用建物を極力抱えないよう砂原地区につきましては渡島国際交流事業協同組合や水産加工会社と連携し、中国人研修生の受け入れ施設として一部住宅を活用しているところもございます。今後においてもさまざまな利用形態を模索し、管理判断していかなくてはならないと考えております。土地、建物貸付収入につきましては、定期的な納入催告や訪問徴収、契約更新時などにおいて売り払いを優先した協議をしてきておりますが、個々の諸事情などで現在に至っております。また、森町債権管理調整会議において各課連携し、私債権に関する徴収対策や課題について情報交換し、財源確保のため定期的な協議の場もあわせて設けております。今後においても土地、建物に限らず、公有財産の管理に当たりましては可能な物件は売り払いを基本にしますが、中長期的に見た各種計画等との整合性の確認、また相手方の利用計画などを確認した上で売り払い、取り壊しの判断について公平、公正に対応することはもちろんのこと、町民の権利を侵害することがないよう適正に取り進めてまいりたいと考えております。また、ご指摘の地籍調査等についても必要性は十分認識しておりますが、多額の費用や長い年月を要するとともに、他に優先される事業なども山積している状況の中では、慎重にならざるを得ないと考えております。以上でございます。

議員の再質問 2番 山田誠

町長、物件等を貸すということは大変難しいものがある。先ほど町長からも言われましたけれども、条例、規則、要綱等々で示されたとおり扱っているよというような言い方でございますけれども、無駄な経費をかけるということについてはやはり最少の経費で最大の効果を上げるという基本的な理念に基づいてやっていくのが原則だろうと、私はそう思っております。例えば水産会社の冷蔵庫を例にとりますと、物が入っていようがいまいが電気料はかかるわけです、動かしていないと。そういうことからすると、一定の経費というものは、これはかかるはずなのです。維持補修、火災保険料、電気料等かかるわけなのです。町民が先ほど欲しい人は処分するという話ですけれども、欲しいということであればやはり売却して、その欲しい方々に利益を与えるような行政も必要だろうと私は思っております。これから森町がどんどん人口が増える。または、職員もそれにつられて増えると。以前のように列島改造論のような、改造のような景気浮揚は今後とても考えられるような状況ではないということからすると、ほとんどの自治体は今少子化、そして人口減に苦しんでいる状況でございますので、町長、需要のあるうちに対応していただきたいなと。まず、これ1点。それから、土地につきましても先ほど言いましたように可能なものは売り払いすると。相手の利用状況も考えてということで話ですけれども、土地利用計画区域外であれば、これは率先して対応していただきたい。これは、大きい面積であれば新たな産業の創出または定住の促進にもつながると思いますけれども、その辺も一考をお願いしたいなというふうに思います。それから、道路のその敷地等々については借地の部分が結構あると思うのです、町で借りている部分または貸している部分があると思うので、私心配しているのはトラブルというのは相続の問題が発生した場合に相当難しい状況に陥るということは、将来町の所有にもならないというようなことも考えられるということがあるので、できるだけ早目に対応していただきたいなと、そういうふうに思っております。それから、地籍調査でございますけれども、町長も必要性は十分把握しているというようなことですけれども、町の政策遂行するためには必ず地籍が必要となって、現地、それから登記簿、地図との整合性が必ず出てくるのです、何やるにしても。それで、現在の土地登記簿謄本は、これは明治時代に作成されたものなのです。その土地台帳を基礎にして今まで加除訂正が行われてきて、今の現在のものになっていると。これ非常に不完全なものが多いわけなのです。特に地図は近代的測量がなかったものだから、その役割を果たし得ない精度のものしかないというのが現実なのです。このまま手をこまねいていますと、さらに多額な費用または時間、経費がかかるわけなので、境界を測量することができなくなるおそれがあると思います。森町も昭和44年から45年に濁川地区に一回着手しているわけなのですが、これは多分その対応等々のまずさがあったと思うのですが、休止中というようなことで、進歩率が5.6%しかなかったというようなことでございます。ほかの町見ますと、厚沢部あたり、または北斗市、七飯町を見ると88から77%、約80%ぐらいまで進んでいるというようなことでございます。財源的なことを言いますと、町長、50%、2分の1が国の負担なのです。あと、道が残った部分の2分の1、町が2分の1、こういう状況なので、できるだけやっぱり早目にやっていただいて、梶谷町政が続く限り土地に対していろんな工事関係が出てくるわけです。今回の新年度予算でもありますけれども、境界、区域、図面、登記簿、必ず絡んでくるわけです。だから、それをやっぱりスムーズに行政を執行するという意味からして、これは慎重にということでございますけれども、慎重過ぎて、近い将来やりたいというようなことを町長の口からもぜひいただきたいなと思います。この4点、もう一度お願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えをいたします。一応山田議員おっしゃられるように、いろいろと町内にはまだまだ空き地ございます。町有地ございます。そういった部分では、先ほどの答弁とも若干重複する部分もあるかもしれませんけれども、やはり要望があるうちに、買いたい方がいるうちに売るというのは基本的に私も考えてございます。ただ、それ以外にも欲しい方がいない場所も中にはあるのかなと思いますけれども、そういった部分の整合性もとりながら、今後ちょっと調査しながら進めてまいりたいと、そのように思います。また、もちろんそういった部分でかたくなにではなくて、地域、地域によっては産業の振興や町の経済に非常に効果がある、そういった部分もございますので、これも視野に入れながら進めていきたいなと、そのように思っております。また、道路に関してで、借地の部分に関してでございますけれども、これに関しましては過去からのいろいろな政策によって進めてきた中で、未処理部分がかなりの数で、この広い町内の面積の中でいろいろな部分があって、今年度の執行方針の中にも駒ケ岳の通学路の確保ということで、これにつきましても今確保しておかないと後々非常に取得が難しくなる、そういった部分で取り組むわけでございます。今まで未処理であった部分につきましても調査をしながら、今後適正に取り組んでいきたいなと、そのように考えておるところでございます。また、地籍調査についてでございますが、これにつきましては過去に一度取り組んでございます、議員のご質問にあるように。これについては、後々いつかはこれ始めなければならないものだなと、そういう認識はありますが、町内において地籍調査を始めた場合に境界がずれたり、いろいろな問題点が非常に多い。多くの問題点が発生するだろうと。そういうことを考えますと、今安易に取り組んで経済的なもので多額の費用、それから年月が膨大にかかると、そういうものを考えますと、ある程度きちっと計画性を持った中で進めなければ町財政にとんでもない負担をかけるのではないかなと、そういうおそれがございます。ただし、いつかの時点ではそういった地籍に関してはきちんと整理をしていかないと、山田議員のご質問にあるように今後後々政策的な町の執行の妨げになる可能性もございます。これは、私の今与えられている任期の中で可能かどうか、まず難しいのかなと思いますが、今後いつかの時点で取り組むということを答えさせていただきながら、答弁にさせていただきたいと思います。以上です。

議員の再質問 2番 山田誠

大分前向きな答弁だと思います。私思うには、町長、今建設課で対応しておりますけれども、これは新年度からでも結構です。途中からでも結構ですけれども、やっぱり土地の対策処理課みたいな課を新設して、専門的な視野に立った上で処理させるべきだろうと私は思っております。これは、専門的知識がない方については相当難しい状況が出てきますので、やっぱりこれはそういう新設課を設けて専門的に従事させるというふうなことがよろしいのではないかなというふうに思います。町長もいつかは、いつかはと言うけれども、みんなどこの町村もいつかは、いつかはで終わってしまうので、できれば町長、何年ごろ、何年というのは3年とか4年とかめどを言っていただければ大変ありがたいのです。それで、町民の方々の理解が相当重要視されますので、やはりやりますから、はい、次の年からということになっても町内会の方々、町民の方々は納得しないのです。やっぱりそれ事前に早目に認識を新たにさせまして、町も町と町民とが同じ考え、一体化したような格好でいかないと、これ多分ほかの町村でも途中で頓挫しているのはそういうことからみんななっているわけなので、口はいいのです。最初はやりましょう、やりましょうとなっているのですが、後になるとそういう状況になるとということですので、できればさっき言ったように専門的な分野の知識のある課をつくって、その土地の問題について前向きに処理していただくと。これは、全ての土地についてそういう対応をしていただくということになると、それは事業の課の方々も大変楽だろうと、私はそう思いますので、もう一回、最後その辺だけお聞かせ願いたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。まずは、いつからという、何年後から始めると、こういうはっきりした年数というのはなかなか難しいのかなと思います。また、お約束できない、そういった数字を言うのも大変形式的なものがございますので、これはやっぱりできる、それからやらなければいけない時期が来たとき、またいずれ今景気が浮揚、どんどん景気よくなって、森町も大がかりにこういう道路工事ですとか、いろんなものを手がけなければならない、そういう時期になればおのずとそれがやらなければならない時期になるのかなと、そのように考えるところでございますので、明言は避けさせていただきたいなと思います。また、もう一点、この地籍調査に関する取り組む担当部署でございますけれども、ある程度こういった専門性が必要な課が必要なのかなと、そういうふうに感じますが、これもやっぱりやるときになって、この地籍調査に取り組む時点でいろいろな弊害、その他考えられることも含めて設置するべきなのか、もしくは今現有の課で対応できるのかも含めて考えてまいりたいなと、そのように思います。いずれにいたしましても、この地籍調査に関しましては町内の方々にきちんと説明した上で、たくさんの方々、町民の方々のご協力がなければ取り組んでいけない部分でございますので、これにつきましては後々いつかの時点で取り組むにしても、慎重にそう言って皆さんにきちんと報告を、相談をしながら取り進めていきたいと、そのように思いますことをお答え申し上げまして、答弁とさせていただきます。以上です。

出典:森町議会 平成26年第1回 3月会議 2014年3月5日 議事録 PDF(98ページ) 間違いを知らせる