森町議会 令和2年第1回 6月会議 2020年6月9日
遭難事故抑止対策について
- 聞いた人
- 河野文彦 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 河野文彦
通告に従いまして質問させていただきます。遭難事故抑止対策についてです。近年の健康志向も相まってか、登山や山菜取りなどで入山される方が増加傾向にあります。自然の中でのアクティビティーとして根強い人気があり、運動不足解消やストレス発散には非常に効果的であります。雪解けが進んだこの時期から秋口までは、自然のすばらしさと恵みを満喫するにはもってこいのシーズンとなります。しかし、残念ながら、山での遭難事故が多発するのもこれからの時期であり、北海道内でも今年の4月以降多くの方が遭難で亡くなり、行方不明の方もおられます。遭難事故の報道などを見ますと、いわゆる初心者の方ばかりではなく、山歩きのベテランの方でも遭難する案件が多く、経験だけが遭難事故を防ぐ策ではないのではと思われ、慣れや油断、ちょっとした不注意が悲惨な事故へとつながっています。森町は、すばらしい自然からの恵みである山菜取りや雄峰駒ケ岳ヘの登山など、余暇活動にて入山される方が非常に多い地域であり、町民の方だけではなく町外の方も多く来町し、入山しております。近年は死亡事故につながるような遭難は発生しておりませんが、以前には死亡事故に発展した事案があり、行方不明者に対して捜索隊が編成された事案もあります。また、山菜取りで入山した方が所持品を残して行方不明となり、熊と遭遇して襲われたのではと思われる事案も北海道内で発生しております。自治体によっては、遭難事故の防止、予防について取りまとめた要綱や条例を定めており、入山者としての責務や心得、捜索費用の負担などを明確にしております。また、入山の際の主要箇所への遭難事故防止のための警告や啓発看板などの設置による啓蒙活動を行っております。森町においても、近年発生していないので対策しないのではなく、悲惨な遭難事故を一つでも減らし、安全な山歩きを入山者自らがしっかりとした準備で楽しんでいただくためにも、改めて対策が必要であると考えますので、町長の所見を伺います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えします。新聞報道にもありますように、北海道内では山岳遭難、山菜取りによる遭難が例年発生しており、今年に入り、渡島管内では山菜取りによる遭難で2名の方がお亡くなりになっております。心から冥福をお祈りするところです。また、本格的な登山シーズンを迎え、北海道駒ケ岳も多くの登山者が今後訪れることが想定されます。さて、山岳遭難や山菜取りによる遭難の事故抑止対策ですが、町公式ホームページや広報もりまちへ遭難事故防止の啓発記事を掲載し、複数での行動推奨や行き先、帰宅予定時間などを家族や周囲の方に知らせるなどの注意喚起を行っているところです。また、駒ケ岳の登山対策としましては、活火山であることからも遭難時と同時に町公式ホームページや登山口への看板設置により、入山届の提出や登山ができる時間帯を午前9時から午後3時までとするなどの対策を行っているところです。なお、遭難事故に関する条例等の制定を行い、捜索費用の負担の規定を盛り込み、住民などへの遭難防止の啓発を行っている自治体もありますが、森町では現在のところ条例などの制定は考えておりません。自然を活用して行われる山菜取りや山歩きなどの余暇活動には当然のことながら自己責任が強く求められると考えますので、引き続き山岳遭難、山菜取りによる遭難事故防止のため、啓蒙、啓発を進めてまいります。以上です。
議員の質問 9番 河野文彦
今年に入ってから、隣の八雲町なんかでは同じエリアで日にちずらして2回起きているというようなケースもあるようで、特に春は山菜取りの方の行方不明が本当今年は多いなというふうに見ていました。森町でも、平成27年になりますか、駒ケ岳山麓で3日間行方不明になって、無事発見されたのですけれども、捜索費用も相当かかったのですけれども、駒ケ岳山麓ってほとんど携帯電話が通じるのです。ただ、3日間行方不明になった方はたまたま車に忘れていったというような案件だったかなと今思い出したのですけれども、ちょっとした不注意とか慣れが悲惨な事故を発生させてしまっているのかなというふうに思う中で、町長今ほどホームページだとか広報で周知、啓蒙活動しているということなのですけれども、山菜取りに行く方って結構年配の方が多いわけなのですけれども、ホームページは正直ああいう方ってあまり見る機会がないのかなという中で、僕もたまに山歩きは好きですることがあるのですけれども、主立った山に向かう主要道路だとか駐車帯になりそうなところに結構啓発の看板を立てているところがあるのです。遭難事故多発していますのでとか、最低限の装備は持ってくださいだとか、条例なんかで定めているところでは捜索費用を負担していただく場合もありますというような看板が山の入り口に立っているので、その看板を横にして山に入っていくわけですから、忘れ物ないかなとか、ちょっと気つけなければと、そこで改めて山に入る前に注意する一つの要素になるのかなというふうに実際に看板立っているのを見て僕も思ったものですから、ただ森町のそういうポイントにはそういう看板は一か所も立っていないのかなというふうに思っていました。そこで、抑止力といいますか、改めて注意してもらうためにもそういった看板の設置が必要なのかなというふうに思うのですけれども、そういった看板、もし立っているのであればどういったところに今立てているのかというのを教えていただきたいし、もし立てていないのであればそういうものの設置が必要なのではないかと思うのですけれども、そこをまず再質問させてください。お願いします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再質問にお答えいたします。まず、魅力ある山菜が春や季節に応じて育つところには非常に、そこの自治体だけの方々ではなくて遠いところからのたくさんの方が訪れると、そういう傾向がございます。そういう中で、気をつけながら入山してもどうしても夢中になっているうちに道に迷われたり、それから遭難したりする場合が今回のケースかなと、いろんなケースが考えられます。平成27年の森町の駒ケ岳地区においても、本当にすぐそばにいるのです。でも、見つけれなかったという例がありますので、入山される方には何回も何回も再三注意を促すことが大事だと、そのように思っております。そういう中で、広報もりまちの6月号、今月号にも森警察署からのニュースということで、入山するときの注意書き、そういったものが載せられております。そういったこともありまして、これが森町で載っているということは恐らく函館市内の広報紙、それから各自治体の広報紙にも全て警察署からの注意として載っかっているはずです。これは、ホームページを見られない方でもぜひ中を見ていただければ気づくはずでございますし、計画や誰かに話しししていくとか、予定外の行動になったときに家族が警察に対して捜索を依頼する、そういうことが考えられると、そのように思っております。さて、登山するときの看板のことに入ります。駒ケ岳登山口は赤井川1か所にとどめております。そういうことで、その入り口には入山する方々に対する注意書き等があるわけですけれども、そこから中に入りますと、私ちょっとこれ確認不足なのですが、あそこ真っすぐ馬の背まで一本道であるのと、それから国定公園の中になりますので、恐らくおかしな構築物や、そういったものは立てられないのかなと思って、今現在のところ立っておりません。でも、ほかの山というか、ほかでも入山する場所も町内ございます。いろんな危険が伴うような、そういう入山する場所があれば、逆にそちらには何がしか対策を考えて看板の設置が必要なのかもしれません。立てるか立てないか、その状況にも、そこの場所にもよるのですが、そういったことに関して今後担当課といろいろと協議を進めていきたいなと、そのように思っております。以上です。
議員の質問 9番 河野文彦
今回のテーマで登山と山菜取りとあったとして、分けるとするのであれば、駒ケ岳登山に関しては登山道から外れない限りは周りが林になっているわけでもないので、立入禁止の場所とかに入っていかない限りそれほど遭難だとか迷いはないのかなと安心しているところなのですけれども、やっぱり山菜取りです。山菜取りも駒ケ岳山麓と渡島半島の奥のほうと分かれていくと思うのですけれども、主要箇所だけでもいいので、大体ポイントって決まっていると思うのです。車入っていける場所だとか、車置けるところ、大体決まっていると思うので、そういうところだけでもぜひ啓蒙、啓発、注意喚起していただくための看板は設置を進めていただきたいなと。看板1枚で遭難事故1件もし防げたとしたなら、これほど費用対効果が大きいものないのではないかなというふうに思っていたところです。それで、最初の答弁の中になるのですけれども、今のところは条例等は考えていないというふうなお話だったのですけれども、27年の行方不明ですか、以降は森町では大きなものは発生していないのかなというふうに僕は思っているのですけれども、周りの自治体見ますとちゃんと定めているところが多いのです。入山者の責務をはっきりする。そして、自分で感じていただく、そして自分でしっかりと準備して山に入っていただくと。これ以前にも一般質問にあったかと思うのですけれども、決して捜索費用を払ってもらうための決まり事ではなくて、しっかり準備していただく、改めて注意していただく、そういう町の条例等々の整備というのは起きる前にやるというのが大事なのではないかなというふうに思っていました。そこで、改めて、そういった条例ですとか要綱等になるかと思うのですけれども、町内でそういう事故が起きる前に、起きてから整備するのではなくて、起きる前に整備することが大事なのではと思いますので、その点を再々質問させていただきたいと思います。お願いします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再々質問にお答えいたします。この春先、春の時期、また夏、秋もそうですけれども、春先は特に、登山に関しては本当に危険な場所に行かない限りは大丈夫かと思います。山菜取りに対しましては、ヒグマとの遭遇ですとか、そういう危ない場所も中にありますし、そういうところこそいい山菜が豊富だというところがございますので、それは行く方々は厳重に注意していろんな装備をして行っていると、そのように思います。ただ、そういうお話を聞きつけて、軽々しく軽い装備で行かれる、そういう方々がいろんな事故に遭ったり、議員の最初の質問にもあったように、ベテランであっても、今個体数が恐らく増えていると思いますから、その時々の状況、今年の状況でいいますと雪が少ないので、早めに冬眠から目覚めて、そしていつもだったらいないのに遭遇して、先般から行方不明になっている方もいらっしゃると、そういうことを伺っておりますので、これはいろんなテレビのニュースですとか新聞に載ると皆さん注意しているのかなと、そのように思います。町内にも熊が出そうな場所には熊のマークの看板はもう既に立っております。ですが、まだまだ必要な場所があるかもしれません。そういったことは、今後看板もそうですし、条例についても条例を制定して、例えば行方不明になったときに有償だからちょっと入るの考えるかと、こういう方々はなかなか少ないのかなと思います。やっぱり魅力があるのは、そこに旬のおいしいものがあるから、それからその時期でしか見られない景色があるからだと、そういうことを目指して行くわけですから、条例で縛ることなく、そしてこの地域の情報を外から来た方々に対しても発信するのはホームページ上でもできることもありますし、いろんな情報を発信しながら、もし万が一条例が必要なのであれば、そこは私たちも考えます。この必要性、看板もそう、それから条例もそう、この必要性も含めて今後検討して取り組んでいきたいと、そのように思っております。熊に近いところにお住みの方もいらっしゃいますので、そういう方からの注意も貴重なご意見として伺いながら、今後も事故のないように取り組んでまいりたいと思います。以上です。