みんなの議会

長万部町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日

(1)長万部町の農業の展望は/(2)中学校グラウンドの黒松の管理は

聞いた人
柏倉恵里子 議員
答えた人
町長 木幡正志、産業振興課長 中山裕幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

私は2点質問いたします。長万部町の農業の展望は。6月号の町広報には、地方創生事業で試験栽培を行っていたリーフレタス販売スタートの記事が掲載され、4月には自家の牛乳を使ったチーズ工房も開店を迎え、長万部町の農業にはずみがついたように感じます。一方、従来より農作物を収穫し、土曜市も盛況ですが、担い手の課題があると思います。東京の銀座にある長万部酒場に提供している野菜も、通年では提供できてはいないようです。今後、新幹線の駅が出来るときには「道の駅」か「町の駅」ができるとすれば、やはり地場産品を置きたいものです。担い手の育成やぼちぼち村の無農薬野菜の生産増量、あるいは広く野菜を作ってみたい希望者を募り、農家の方達の指導を受けながら出荷できるまでに持っていくなど、大胆な農業政策に舵を取る考えはありませんか。町長の所信を伺います。2点目です。中学校グラウンドの黒松の管理は。中学校のグラウンドの周りに植えられている黒松の木が、どの木も枝が全て切られており、一番上に葉があるだけの状態です。これでは防砂や防風林の役目も出来ず、景観も非常に良くありません。しかも、過去にも枯れかけて、同僚議員から「補償問題ではないのか」との一般質問も行われております。このことがなぜ、生かされなかったのか残念でなりません。なぜこのような状態になったのか、原因と今後の対応を町長に伺います。以上です。〔議員(9番 柏倉恵里子)自席へ〕

町の答え 町長 木幡正志

それでは質問にお答えをいたします。まず第1点の、長万部町の農業の展望はということで、ご回答申し上げます。長万部町の農業の現状については、酪農や黒毛和牛の生産が中心となっておりますが、乳価や黒毛和牛が高値で安定しており、経営環境は良好であります。また、6次産業化のチーズ工房がオープンしたことは、長万部町農業の活性化に繋がるものと期待をいたしております。一方、私も上京した際には長万部酒場から野菜を通年で安定供給できないかとの要望がありましたが、畑作については、長万部町の気象条件や土地条件などにも関連しておりますが、農家の件数も少なく、冬期間に出荷する作物が無いなど、現状では通年で安定供給は厳しい状況であります。畑作については、野菜生産組合が市場での販売および「あつまんべ」での土曜市や長万部酒場への販売を実施しておりますが、今年度は、地産地消の取り組みとして、学校給食への提供をできるよう具体的な協議をしており、回数は未定でありますが実施できる見込みであります。「担い手育成」については、町内農業の全てにおいて後継者が不足しており、担い手不足を解消するべく、新規就農者の受入に係る研修制度や補助制度の検討を行うために、関係機関との打合せおよび検討会議などを実施し、農業政策に反映したいと考えております。また、今年度の具体的な担い手育成の取り組みとしては、「地域おこし協力隊」の制度を活用して、酪農ヘルパーとして従事していただき、将来は新規就農をしていただくことを想定しております。なお、「ぼちぼち村」については、主に移住定住対策を目的にされておりますので、農業政策として検討することは適当ではないと考えております。また、「広く野菜を作ってみたい希望者に農家の指導を受けながら出荷できるまで持って行く」ということについては、実際に指導に当たる農家の方の意見を聞いたなかで、農業政策として可能なのか検討してまいります。2点目。中学校グラウンドの黒松の管理は。中学校のグラウンド外周には、現在83本の黒松がございます。枝払いをした理由につきましては、毎年、除雪等の道路管理に支障がある部分について、定期的に枝払いを行っているところでございますが、本年、雪解け時期に黒松の枝折れや落下が頻発し、また、一部変色も見られたため、専門業者に問い合わせたところ、塩害で部分的に枝が枯死して風で折れて落下したものと思われる、とのことでありました。また、そのうち葉が変色して広がっていき、全体が枯れてしまう可能性もあり、さらに枯死した枝は虫が付きやすいため、別な病気などが蔓延する原因にもなりかねず、残った部分を生かすには、なるべく早いうちに枯死した枝を除去した方がよいとのことでありました。景観も大切ではありますが、学校周辺道路での枝の落下は、児童生徒にとって、また、多くの町民の散歩道にもなっていることからも大変危険でありますため、3月中旬から下旬にかけて、従来の枝払いに加え枯死のある部分の枝を切らせていただいたものであります。枯死の原因として考えられるのは、昨年8月30日の台風10号による塩害であると思われます。襲来時には、海からの風、最大瞬間風速33.2mを記録し、多くの樹木が倒れ、また、当時、高潮高波警報が発令されており、吹き上げられた海水が強風により運ばれ、広範囲の塩害が発生いたしました。元来、黒松は塩害に強い樹木ではございますが、土壌自体が塩害にやられますと、根から塩分を吸収し、極めてゆっくりと枯死が進行するとのことでございます。その後の経過を見守っておりましたが、昨今、町内の多くの黒松に、同様の塩害と思われる枯死や変色が進行しております。中学校グラウンドの黒松も、そのままにしておりますと、更なる落下の心配や、また、全体が枯れて倒木が心配されるような状況でございますので、今後は町民の安全を最優先に、伐採も視野に入れての対応を検討しているところであります。以上であります。〔町長(木幡正志)自席へ〕

議員の質問 9番 柏倉恵里子

それでは何点か質問させていただきます。まず、農業関係の方なんですけれども。過去に町長が携わっていた鏈創さんでしたかね、そこにれんそういらしてた方から、長万部町に凄く良く育つ作物がわかったと。確か間違えてないとすれば、サツマイモだったような気がするんです。え?って。長万部でサツマイモ?っていう話をしたことがあるんですけれども。その時も補助金制度を活用しての仕事だったと思うんですけど。その方が仰ってた作物をそれ以後作るっていう状況もございませんでしたし、またせっかく来ていただいた、青森からの大豆の植える方も来ていただいて、確か担い手も募集したと思うんですけれども、その大豆の件と、それから確かサツマイモだったと思うんですけど、そこら辺がなぜ、長万部町産の大豆でできた豆腐、大豆製品ができるものと凄く楽しみにしてたんですよね。それが今現在できてないことの原因っていうか、状況をちょっとお知らせしてほしいんですけど。

町の答え 町長 木幡正志

サツマイモについては、非常に意欲的にやろうって話になって。本州と北海道の気温が、2度北海道が高くなるとサツマイモが作れる。その典型的な例が、黄金千貫っていうこがね せんがんサツマイモで焼酎作ってる厚沢部町の例なんですが。普通のサツマイモも作れるってことで、奨励して、農家の人方に話をしても、農家の人方実は良い返事をしてくれなかった。それでやっぱり耕作をして、畑があって、作物を作るのは農家の人。畑のない人はサツマイモ1本も植えることができない。そういうことでなかなか前に進んでいけなかった。何回か農家の人方集まって協議もしたんですが、前にやっぱり出ていかない。今やってる酪農業、これが主で育てていきたいし、高齢になると黒毛に切り替えていきたいっていう希望がその当時あった。それでできてない。青森の木村さんがやってる大豆については、今年ももう畑を起こしてるかと思うんですが、もう3年、4年目になるのかな。去年は畑を倍にしました。今、彼1人で来て畑を起こして作付けをして、作付け後に1回だけ町内の畑を回って管理をして、最後に栽培になる。ほんとに短い滞在なんですが、旅館かホテルに泊まって作業をしてる。ということでトラクターも共立の方に置いたままなってるんですね。それを使ってやって、青森に帰ったり、冬はベトナムだとかカンボジアで農業をやる。こういう人なんですね。だから決して今大豆が作られてないわけでないんだけども。大豆の検定は、北海道で作ったものは本州に持ってって検定ができないんです。検定をするときには必ず函館管内のとこで大豆の検定を受けてから、それから青森方面に運ぶ。ほとんどは道内に置いてない。大豆。青森に全部行ってます。だからそういう形のなかで彼も1人で、60何歳なったのかな、60過ぎたんだよね。それで彼も、これだけ良い物が取れるんだから、若い人方がやる気があるんであればやってほしいという話。そして指導もしながら拡大していきたい。自分1人で北海道、青森、そして海外まで行くのは大変だっていうことで、色々お話を近くの農家の人方を通じて、誰か若い人いないかいっていうんだけど、やっぱり農業に従事するっていうことに対する理解がされてないっていうことで。決して大豆の生産はやめた話ではありませんので、そうご理解していただければ。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

わかりました。長万部酒場さんに送っている野菜なんですけども、その種類と、大体年間どのくらい送られているのか、わかればちょっとお聞きしたいんですけども。

町の答え 町長 木幡正志

種類と年間の量は、そっちの方に答弁させます。

町の答え 産業振興課長 中山裕幸(産業振興課長は2017年6月まで)

お答え申し上げます。28年度の年間で野菜生産組合の方の実績でいきますと、30万3,000円分を送っているということでございます。種類については、かなり相当数ありますので、全部読み上げてもよろしいですか。かなりあります。アスパラガス、いんげん、枝豆、カブ、カボチャ、キャベツ、きゅうり、小松菜、サヤエンドウ、椎茸、ししとう、シソ、じゃがいも、春菊、ズッキーニ、セロリ、大根、タマネギ、チンゲン菜、とうもろこし、トマト、長いも、長ネギ、ナス、人参、白菜、ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草、豆類、水菜、三つ葉、ミョウガ、レタス、山わさび、山菜という形で、主に出せるときには週に2回ほど。1回3,000円程度だそうです。ですから1回3,000円なんで、かなり量は少ないんですけど、そういったことで送ってることは送っております。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

1回に送ってる量っていうのは、向こうが望まれた量なんですか。それともこのぐらいしか送れないっていう量なんでしょうかね。

町の答え 産業振興課長 中山裕幸(産業振興課長は2017年6月まで)

なかなか向こうの求めに全て答えることはやはりできないようです。1回3,000円分っていうことで色んな物を、アスパラだとか混ぜて送るっていうふうに聞いてます。だから農家の送れる能力で送るというのが実情のようでございます。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

学校給食への提供もできるということに先ほど答弁いただきましたけれども、地産地消はわかるんですけれども、学校給食に使っても、土曜市だとかあるいは長万部酒場に送るという分に関しては影響はないんでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

食育の観点ということがあって、やっぱり子ども達も地元で採れるもの、そういったものを提供するのが、一番食育にあたっては大事なことなんで。ただ給食センターの栄養士さん含めて、どういう品物をいつ使うか。それで大体400食くらいあるんですよ、毎日。高校生まで配食してるから400食。これについての量的な確保の問題だとか、それらを協議しながら、使ってみたいということで前向きに検討してるんだけど、まだ、例えば先ほどあれだけ種類の野菜を並べたんだけど、どれを使うかってのがまだ、栄養士さんの栄養の摂らせ方とか、カロリーの問題とか様々出てくるんで、それをちょっと協議をしているので、将来的にはきちっと使えるようにしたいなとそう思ってます。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

新規就農者の関係ですけども、昨年確か補助事業だったと思うんですけれども、東京や札幌に出向いて新規就農者を募ったと思うんです。その結果っていうんですかね、ちょっとお願いいたします。

町の答え 産業振興課長 中山裕幸(産業振興課長は2017年6月まで)

新規就農フェアについては2か年、去年とおととし行っておりまして。新規就農フェアについては、2か年の相談件数、実際に行った相談件数35件ございました。会場別の内訳としては、東京で16件、札幌で19件の相談ありました。相談者の希望作目っていうのが、野菜12件、酪農7件、畜産4件、果樹2件、稲作1件っていう形で、これ複数回答で重複しておりますけども、そういったことで受けております。就農方法については、法人に就農を希望している方が9件ほどございました。やはり新規就農フェアに行った後ですけども、やはり向こうから農業をこちらに来てやりたいという希望のものは実際には今のところはおりません。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

現在法人を持っているのは確か1件だけだと思うんですけれども、これからの農業は、やはり法人化して大々的な農業をやっていかなきゃ、なかなか続けていくのは難しいっていうことも言われているんですけれども、長万部町のこれからを考えたときに、法人格を作っていくことのハードルっていうんですかね、その厳しさっていうのはどこにありますかね。

町の答え 町長 木幡正志

今課長の方からも新規就農の関係でお話がございました。やはり新規就農で来る人にとっても生活をまず守るということ。それから自分の身分をはっきりさせるということを考えたら、個人の酪農家や農業やってる人に入るんじゃなくて、ちゃんと法人化したところに勤めたいっていうのが第一の条件なんですね。函館農協さんともその話は何回もさせてもらってて、できるだけ法人化を進めてくださいって話をしてるんだけども。産業振興課の農務担当の方も、農家さんに法人化の意味、法人化の意義ってものを説明をして、この規模であればそうした方が良いですよって話はさせてもらってるんだけど。将来の展望を考えて、もう歳だからそこまでいいって言う人も出てくるんですね。今実際に28件かな、全部で。酪農が23戸で、若い人方中堅の人方に聞いてもあと10年経ったら半分しかない。ということは廃業ですよ、廃業。だから今協力隊入れて、例えばヘルパーさん2年やって、ヘルパー事業で育てて、そしてそういった廃業をしていくであろう酪農業の人方のところに配置して行ければ良いなと。そしてできるだけこの戸数を減らしたくない、まず第1点は。それは函館農協さん、八雲基幹支店さんとも話をさせていただいたり、こないだも春先に組合長さんから専務さん来られたときも、その話をしながらやらしてもらっております。農協さんの方からはこんな要望が逆に出されておりまして、長万部町から農協の理事さんの枠が1名あるんだけれども、農協の理事になりたがらないって。農協の理事が1人も出てない。八雲にお願いして長万部の枠から理事を出していただいてる。そんな観点から、情報の収集するのにも非常に難しいので、是非長万部の農協組合員から理事さんを出してもらえませんかと。そして函館農協の本部と情報をやりとりできるような形にしていただきたいって、逆にそういう要請が実はある。我々にしても新規就農の運動を携えてやっても、受け皿ができてないと思う。やっぱり新規就農者は長万部に仕事を求めてくる。希望を持ってやりたいって人方が、登録はあってもなかなか来ていただけない。その登録があった人には担当課から追跡の形で電話を差し上げたり、どうでしょうかと、色んな形でお声かけをしているってのが今の現状なんです。だからもう少し、例えば組織的にきちっと農協の理事さんも出して、函館農協の情報を長万部に持って来る。そして長万部としてどういうふうにしていくのかってことも協議できるような、そういう形にしていただければいいってことで、函館農協にはお願いをしてあります。なかなかでかい農協になっちゃって、小さな支店の対応ってのは、農家さんに聞いたら、長万部の支店に経営の相談行っても何しても、まず八雲に行かなきゃいけない、で、八雲からは函館行かないと話になんない、函館行くったら一日仕事だって。こんな話もあって前向きな回答が得られてないってのが現状で、はっきり言って、離農したり廃業する人がやっぱり声聞くたびに残念だなと思うけど。去年も何件か廃業した農家さんもあって、広大な草地が、今のところはなんとか残った方々でその草地を借り受けて管理して大事に育ててるんだけども、もうこれ以上いらないっていう声もある。そうなったときにせっかく作った立派な草地が、雑草地になっちゃう。こういうことも考えると、やっぱり新規就農をきちっと入れて、その上で農業の発展を考えなきゃいけないってのがまず第1点だと思うんだけど。やっぱりそこには入ってくる条件、入って来れる条件を作ってやりたいなと思って、できるだけ法人化に向けての説明は担当課で出向いて、色々お話は数件させて貰ってる。ただ、どこに行って話してるんだってのはこれはちょっとここでは話はできません。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

非常に将来展望ができないような、暗い感じになってしまうんですけど。だからこそ、町が主導して農業を守って行かなきゃないところにきてるんじゃないのかなっていうふうに私は思います。ぼちぼち村はわかります、移住定住が目標ですからね。ただ無農薬野菜を求めてる方が、欲しいっていう方がいれば提供できるような、あるいはぼちぼち村で来られた方が無農薬野菜を作って売って喜びを感じれるような、そういうシステムができれば「長万部の無農薬野菜ですよ」として売れるんじゃないかなってちょっと考えたものですからね。そこら辺もし、ぼちぼち村の方が希望するんであれば、たくさん作ったら一緒に土曜市で売りましょうよっていう形が取れればいいなというふうな思いがひとつと。それから広く野菜を作ってみたいという希望者っていうのは、要するに現職を退いた方、あるいはまだ60代だったら元気で畑も起こせるよっていうような方もきっといらっしゃると思うんです。野菜作りが得意な方もきっといらっしゃると思うんです。そういう方がもっと土地があったら作れるのになっていう方もいらっしゃるかもしれない。かもしれないですけどね。そういう所を町が農地を借り受けて、そこに耕すところまではやってあげて、あとは区画で貸してあげるとか、そういうような形で農作物を増やすっていう所に持って行けないかなって思うんですけど。どうですか町長。

町の答え 町長 木幡正志

まず、ぼちぼち村の件から話をさせていただきますけれども、あそこ農地でないんです、原野なんです。原野を移住者が何かの楽しみに、っていうことでお貸ししてるんであって、そこから販売は生まれないんです。販売したら、それ農地でないですから販売できないんです。作ったら自分たちが食する。友達にもあげる人もいるかもわかんない。だけどお金にはならない。それは勘弁してください。それと例えば畑を借りてやるっていうのは、それやっぱりね野菜生産組合だとかさ、その人方が積極的に、例えば遊休農地が余ってきた、だったらそこをさ、耕してじゃあみんなで白菜、さっき言った野菜作ってそれを例えば東京送るよとかさ、そういう楽しみで展開してくのは、これはもうとてもやっていただければ最高のことだなと思うんだけども。先ほども冒頭で答弁したように、自分たちの生活かかえて、一生懸命自分たちの野菜作ってるから、なかなか指導まではいかないっていうのと、自分たちの持ってる野菜栽培技術っていうのは、自分たちの持ってる我流だから、教えることが、それが正しいとは思えないって言う人がいる。だから、例えば農薬の使い方ひとつにしても土壌の性質にしても、ちゃんと教え込むだけの技術を持ってない人が、やっぱり無理だっていう話。だから畑が余ってきたら、本当に野菜生産組合でもやっていただければこれは最高なんだけども。なかなか町が農地を借り上げて、生産性を持った畑を「はい」って手を挙げて来る人方がいて、やらしてあげればいいけど、やっぱりそこまでは届いてない。だからやっぱり新規就農者が入ってきて、野菜を作りたいとかいう希望がね、出てくるとそういった取り組みを生産組合の方とも繋げていけるんだけども。だからそういった、農業政策を大きく舵を取れって言うんだけど、右に舵を切ればいいのか左に舵を切ればいいのかっていうことで、舵の切り方の難しさってのは結構出てくるんだよね。だからそういうことも含めて、ひとつご理解していただければなと思ってます。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

わかりました。それでは2点目の黒松の件をちょっとお聞きいたします。まずそもそも、中学校のグラウンドの回りに黒松を植えた由来っていうんですかね、それは何だったんでしょうね。

町の答え 町長 木幡正志

ちょっと中学校を建てたときの古い話なんで、なんとも言われないんだけど、端的に言えば町木だったからでないのかなと思ってるんだけど。黒松だから、当然町木としての黒松を町としてはそこを表現して、あそこ防風林ではない、横断歩道っていうのは後からで、グラウンドの中に木の方が入ってるから、中学校の景観のなかに植えたんでないかなと思うんだけど。実は先ほども1回補償の問題云々っていう質問もあったんだけど、これ資料を今回調べさせてみたら、昭和58年に植栽工事が起工して、ちゃんと業者さんに184本、370万で植えさせてる。ところが59年の3月に塩害が起きちゃってる。全部撤去して植え替えをしたのが昭和59年で、いま立ってる木がその木だと、樹齢34年ということで。一時議会でその話があったのが、高齢者事業団が管理のなかで枯らしたって話が出たじゃないですか。私も知ってるんだけど。枯らしたときは塩害っていう話ではなかったんだよね。それは今これには該当してこないけども。我々は古い資料で持ってるっていうのがこの59年の塩害。それが植え替えた木が今の木だと。こういうこと。そこまでしかちょっと読み取れません。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

今聞きました34年、1回目は全部枯れたってことなので、やはり育ちづらいっていうのはわかりますよね。塩害を受けるっていうのも当然わかるんですけど、今伐採を視野に検討されてるっていうこともありますけれども、これ実際今まで34年間何事もなく育ってきたのだとすれば、何事もないってことはないですけど、その当時同僚議員が質問したときも、そのあと栄養剤を与えて、枯れないように守ったっていう経緯もあるじゃないですか。それで、そこまでして持ってきた木が現在あの姿なんですよ。それで、木に詳しい方に聞いたんですよね、どうしたらいいだろうって。そしたら、確かに見た目は凄く良くないけども、もしあれを全部伐採するとなれば、やっぱり町木だし、凄い金額も掛かりますよねって。またこういうふうにも言ってました。もう枯れてしまった木ならば切ってしまって、そこに新たに背の丈の短いものを植えて、ある程度の高さまできたら、あとは枝払いをしてうまく育てていくっていう状態で、あそこまで大きくする必要はないと思うんですけども、やはり絶やさないように、木を植えるっていうならわかるけど、伐採してそのままなにもしないっていうのは、いかがなものかっていう考えの方もいますし。また他方で、管理ができないものであるならば、もう何も植えなくてもいいんじゃないかっていう意見も、両者あります。それで、私も林活議連の会長もしてますし、できれば木は植え続けていただければなと思うんですけれども。今まで町の予算も使ってることですので。町長いかがですかね。

町の答え 町長 木幡正志

今回のあの木の状態で、枯死した部分の枝払っただけで、町民の方々から相当なお叱りを受けました、現実的には。今日傍聴に来られてるなかにもそういった話を持って来られた方もおりますし。ただ我々も、例えば自分の見た目で判断でなくて、やっぱり聞いてみて、簡単に枝折れちゃうよ、折れて落ちたときに下を散歩してる人に当たったら、これ大きな怪我になっちゃう。そこでどこまでいってるかってことで切り出してったら、あそこまでいっちゃたの。じゃあ上のほうなら大丈夫だろう、三角の帽子のように乗っかった。そしたら今ご覧のとおり、もう完全に塩害になっちゃった。だから今の状態で、例えば他の苗木を植えてもまず絶対だめだっていう話なんです。なぜかったら土自体が塩害になってる。だから根から掘り起こして土を完全に取り替えて、その土に栄養分を持たせて、木を植えて大丈夫な土壌を作ってからでなけりゃ木を植えるのにも植えれないっていう。だから当面今ここまで見たら、だめだろうなと。そして今後の処理の仕方について色々お聞きしたんだけども。まず黒松っていう木は、燃やしても松ヤニが多すぎて煤がものすごい出るんだそうです。だから薪には絶対そぐわない。それともうひとつは塩分を吸った、中心から養分として塩分を吸い上げてるわけだから、吸い上げてるものについては、まず将来的には枯れる。これが第1点。そういう木は使い物にならないから、例えば木材業の人に売れる状態で切ってくれったら、売れないって言う。買わないって言う。だから全く使い物にならない。だから最後はとりあえず伐採をして、根を掘り除いて、町有地に積んでおくしかない。再生がきかないってことなんです。そして最後は今植わってるとこの木を切った後に根を掘り起こして、全部土壌自体を取り替えてやらないと。そこへ肥料やっただけでは回復なんて絶対ないっていう話を今されてるんですよね。だから例えば中学校の黒松だけでなくて、ドライブイン街から静狩までいってる、黒松。ドライブインから向こうの方はいってない。それがやっぱり高潮、高波の潮の飛び方っていうか、場所による。役場前の中庭にも3本黒松がある。一番右側の奥の端の方の黒松は助かってるんです。2本いってる。なぜかったらバイパスの端の傾斜が付いてるために、その黒松には塩害が起きてない。これが初めて長万部で味わった状況でないのかな。例えば中学校の黒松の話題は多いけども、町の中や役場の付近、このバイパス通り、かなりの被害が出てる。将来的に、目立ったこの赤く枯死した部分の松の伐採をどうするのかってことを含めて考えなきゃいけないなってことと、もう中学校のとこは、もうあれはひとつの大きな見本になったなって。判断にもなった。これだめだっていう判断材料にも今回なったということで、町民の皆さんからは大変お叱りは受けたものの、今後の処置については伐採を当然考えなきゃいけない。そしてまず伐採することによって倒木を防いで、それによって人身の被害を防いでいくしかないなと。将来的には植え替えするんであれば、先ほど言ったとおりの工程をしっかりみて、そしてやるったら何年も先かかる話になってくる、そんなことをちょっと考えておりますので。計画としてはもう伐採せざるを得ない。これも伐採にかかる予算については、議会に補正予算を組んでかけないと業者にも頼めないってことなんで、そこら辺のとこはもう累々考えて、数字が出てき次第緊急に対応したいとそう思ってます。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

すいません最後に1点。土が塩分を含んでるっていうことは、もう検査済なんですか。

町の答え 町長 木幡正志

掴んでみて、見た目でわかるって言った。専門であれば。だけど土舐めるわけにいかんから。申し訳ないけども。あの状態はかなり土自体のとこに塩害が含んでる。これもう間違いないっていう判断。そして切った株見ました。何本か切ったんです。真っ黒なってた。切り株自体が。新鮮な切り株の色でない。黒いのに変わってきてる。それは塩害のひとつの大きな証拠だっていうことも含めて、塩害と断定させていただきました。

出典:長万部町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる