みんなの議会

八雲町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月5日

コンブ礁アルガリーフの効果は

聞いた人
佐藤智子 議員
答えた人
町長 岩村克詔、水産課長 吉田一久、教育長 西田浩人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

1問目です。コンブ礁アルガリーフの効果は、と題しまして質問させていただきます。コンブの着定基質アルガリーフの設置が、道の事業として進められています。事業期間は、令和元年~12 年、事業負担は国が 50%、道が 40%、町が5%、漁協が5%となっております。統計八雲のデータを見ると、平成時代は2年毎に 50 トン前後、30 トン前後と増減を繰り返し、水揚げ高も1億を超える年がありました。しかし、令和に入ってからは水揚量が低下傾向にあり、令和5年 13 トン。6年度に至っては、9トンと下がる一方であります。アルガリーフが設置されるようになってから、計画期間のほぼ半分が過ぎようとしています。町負担5%とはいえ、資金投入に見合う結果が出ていないのではないのでしょうか。道内の他の自治体での成功例はあるかお伺いします。また、せっかく設置されたアルガリーフの弱点があるとしたら、それは何でしょうか。また、十分活かすための手立てはあるのかお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

佐藤議員の1つ目のご質問にお答えいたします。北海道のコンブ生産量は、1989 年の3万3千トンをピークに減少を続け、昨年の生産量は 8,500 トンと、統計を取りはじめた昭和 58 年以降では、はじめて1万トンを下回る状況となり、当町においても同様にコンブの漁獲量は減少しております。そのため、北海道では、コンブ生産安定対策検討会議を設置し、コンブの不漁が続く要因を気候変動による高水温と特定し、本年度から高水温に耐性がある品種の開発などの対策を進めているところであります。コンブ礁造成事業は、コンブ資源の造成をはじめ、根付魚類の稚魚期の育成藻場として、地元漁業者からの要望により、道が事業主体となり実施しているもので、当町では、落部・山越の2地区において、令和2年度から令和6年度までに合計 350 基のコンブ礁が整備されております。整備後のコンブ礁については、令和5年度、令和6年度に効果調査を行っており、海藻繁茂率 100%、コンブ平均繁茂率 84%といった状況で、海藻類以外にもアイナメ等の根付魚類、ウニ、ホヤなど多様な生物も確認されるなど、施設の整備効果が確認されております。議員ご指摘のように、コンブの水揚げは減少傾向にあり、海水温の上昇が母藻となるコンブを減少させるなど、大きな要因であると考えておりますが、これ以外にも天然のコンブ漁場においては、雑海藻の繁茂やウニの食害など、コンブの生育を阻害する状況が見られており、天然漁場、コンブ礁それぞれを持続的に利用するため、関係機関から指導・助言をいただきながら雑海藻除去など、付着基質の清掃やウニの密度調整といった漁場の管理について、漁協とも連携しながら検討を進め、持続的なコンブ漁獲につなげてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

この事業は、八雲町漁協、そして落部漁協両方の漁協で、漁師さんたちとも相談をして、コンブの不漁をなんとか食い止めたいということで始まった事業であると認識しております。近年の高水温、気候変動ということで、苦労しているところをなんとか獲れるようにしていきたいという、そういう願いは漁師さんをはじめ、町もまた全道的にも同じことだと思っております。渡島総合振興局の水産課の冊子として、渡島の水産、令和5年版というのがスマートフォンでも見られるものなんですが、令和5年のコンブの漁獲高は 4,149 トンで 34.2%ということで振興局別の順位では、なんと渡島総合振興局の方が1位だということで、漁獲高は令和6年度も漁獲高は 3,470 トンと、令和5年よりもそんなに落ちないでまあまあの漁獲を渡島総合振興局の管内では、確保できたと。たまたま、今アルガリーフっていうのを一生懸命八雲町で取り組んでいるので、コンブの不良と合わせて、そのコンブ礁について取り上げたわけなんですけれども、残念ながら八雲町は他の近隣町と比べても令和5年に至っては 13 トン。先ほども言いましたけれども、6年では9トンと減っているし、近隣町と比べても厳しい漁獲高、生産量となっています。この要因としまして、どういうことが考えられるのか、説明していただけますか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

佐藤議員の方から八雲町のコンブの漁獲量の推移が、近隣と比べて大きく減少しているのではないか、といった趣旨の質問かと思いますが、渡島の統計の中での資料、コンブの漁獲量については、多分養殖コンブも含まれているのかなと考えてございます。実際に天然コンブの減少につきまして見ますと、例えば南茅部、恵山、戸井の方、こちらの方は天然コンブというところに絞りますと、相当数減ってございます。一方、八雲の方もそれに合わせて全道的なコンブの減少に伴いまして、八雲も減っておりますが、それらの町と比べますと、まだまだマシな方かなということでは見てございます。確かに議員ご指摘の通り、平成の時代にはそれなりの漁獲がありましたが、令和に入ってから、やはり右肩下がりで下がっている現状がございます。そういった中で、地元の漁業者さんは、新たな漁場の造成などを目指しながら、アルガリーフ、コンブ礁の造成事業について、道や国の方に要望が出されたというような状況でございますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

いろんな関係者からもお話を聞かせていただいたりしています。その中で、本当に全道的に大変な状況だっていうのは、私も認識しております。それは、海洋環境によるものが大きいとで、親潮ですとかえ、黒潮ですとかの海水の流れによっても、漁獲高が変わってくるということなんですね。ひとつお聞きしますけれども、コンブの胞子といいますか、親になるコンブから胞子というか、遊走子というものが出されて、それが付着して、根を張ってコンブに2年かけて成長するという生育はそういう過程をたどると思いますけれども、砂地ですとか、そういうところには、コンブは定着するのでしょうか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

一般的に砂地にはコンブ布の方は定着しません。岩場ですとか、そういったものにコンブの方は定着いたします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

そうすると、海底の環境がかつてとは変わっているのではないか、ということも考えられると思うんですけれども、それを助けるのがコンブ礁であったり、アルガリーフであったりすると思うんですが、海底の環境変化っていうものは、何かそういう話を聞いたことはございますか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

今現状の中で天然(聞き取り不能)漁場の部分で、こちらの方が調査したわけでもないので、確かな情報は伝えることはできないんですが、聞いてるところによりますと、流砂と言いますか。砂の流れによって、一部漁場が埋まってしまったっていうようなところもあるような話は聞いてございます。ちなみに、落部漁協管内では落部漁港が整備された際に、当時からコンブ礁の整備の要望はなされてましたが、漁港が大きく拡張することによって、潮の流れが変わり、その関係で砂が大きく移動することも想定されるということで、様子を見ていたっていうような状況もございます。ですので、何かしら海底のそういった砂が影響して、漁場に何かしらの影響があるということは否めないものかなと、そのように考えてございます。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

両漁協あるわけですけれども、八雲町漁協の山越側の方が先に、そういうコンブ礁事業っていうのは始まったと思うんですけれども、山越と落部側の方との生産の差っていうものはありますか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

生産の差というのは、魚礁からの水揚げというようなとり方でよろしいでしょうか。漁礁からの実際に、どの程度の水揚げが上がったかっていう部分につきましては、こちらの方では調べてございませんが、八雲町漁協につきましては、平成の時代から囲い礁整備ですとか、そういったものを進めてございます。また、アルガリーフ、この単体礁整備は、令和に入ってから進めてございますが、聞きますと八雲町漁協につきましては、山越に整備したアルガリーフから現在のところ、まだ漁獲を上げていないというようなことで聞いてございます。1つには各藻場、要は母藻が育つ母藻群をそこで確保したいというような思いもあって、そこからはまだ漁獲の方は実際にはされてないというようなことでは聞いてございます。あとは、落部の方もこのアルガリーフは整備されてございますが、数回水揚げしたというようなことでは聞いてございますけれども、まだ比較検証するような数字じゃないのかなというようなことで感じてございます。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

コンブだけではなくて、いろいろな海藻が生えてくることによって、恵山ですとか戸井の方では、アワビが急激に増えているですとか、アイナメとか他の魚もそこに集まっているということで、さらに大きな魚がそこに来れば、漁獲、水産の漁獲高が上がってくるだろうということもあると思います。まだ道半ばですので、もっと長く見ていきたいとは思うんですけれども、やはり海洋環境が大きいというふうに言われています。海水温の上昇とか、今言われた砂地の流入ですとかね、そういうのがあると思いますが、海洋環境っていうものは、私たち自身で変化を起こすっていうことはできると思いますか。それともできないと思いますか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

自然相手でございますので、例えば高水温に対して人為的に海水の温度を下げると、これは不可能な話でございます。ただ一方で、いろいろなそういった自然現象に対しまして、対抗する術は我々持ってると思います。アルガリーフにつきましても、単体礁っていうことで高さが 1.4 メートルか、1.5 メートルぐらいの高さのあるものでございます。これは以前の投石した石を入れたコンブ漁場の造成ですとか、あるいは囲い礁みたいな造成手法を今までとってきましたが、これは前段お話がありました砂の流れによっては埋まってしまうという可能性もございます。そういったものに対抗するために、背の高い単対礁というものを今回整備した、というような状況でございますので、環境はいろいろと目まぐるしく変わっていくものと思いますし、またそれになかなかあらがうすべは少ないのかもわからないんですが、やはりできるところは今このような形でいろいろ工夫しながら、コンブの漁獲の増加につなげていきたいということで進めておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

いろいろな手法で全く諦めるということではなくて、海洋環境も変えていけるのではないかというお話だったかと思いますが、自然環境なんで難しいっていうのが大前提としてあると思うんですけれども、これからちょっと今話させていただくのは、それに共感するしないというのは、かなり大きな関わりがあることですけれども、海っていうのは、川から水が流れていて、海に流れ出してくるということですよね。そうすると、綺麗な海を取り戻すというか、綺麗な海を作っていくためには、川の環境を整えなければならないというか、川を綺麗にしなければ、綺麗な海も作っていけないということがあると思うんです。かつて漁師さんたちが豊富なプランクトンを海に増やすために、魚付林と言って、食事を漁師さんたち自らが行ったということがかつてありました。その時、私はそんなことをなぜするんだろうっていうので、植樹っていうのは山を作るから、山の方ばかり考えていたので驚いたんですけれども、豊かな山を作ることで豊かな海ができるという、そういうことで、魚付林の事業が今も続いていると思うんですけれども、それと同じとは言いませんけれども、川の環境を作っていくというか、そういう整備をしていくのは、私たち側の努力によるのではないかなと思うんですよね。川に関しては、砂防ダムが流入する砂利を止めてるから、砂利が下に流れていかなくって、砂がどんどん増えていって、それによって水の流れが急激になって、川底やら側面をこするようになって、土が掘れることによって、根が付いた木も流れて海に行くんじゃないかっていうふうに言ってる人がいますので、八雲町でも遊楽部川、砂蘭部川等で砂防ダムのスリット化が幾分進んだんですけれども、ちょっと各課にわたるので、水産課の吉田課長にその話をしてもどうかと思いますけれども、そういう川の環境を整えることについては、どのような見解をお持ちですか。

町の答え 水産課長 吉田一久

議長、水産課長。

町の答え 水産課長 吉田一久

すいません。先ほどこの質問の前に、僕言い方がちょっと足りなかったのかと思うんですけれども、今の高水温ですとか、そういった自然環境の変化に、我々どうすることもできないっていうようなことでございます。ただ、そういった環境に対して、何かしらの対抗はできるんじゃないかということで、整備するものについても、いろいろ工夫をして整備してきているというようなことでございます。それと、今のご質問の中で、河川環境、あるいは魚付林の整備、そのへんの発想につきましては、まさしくはそういった部分なのかなっていうことで、これまでも漁師さん方は今言ったような植樹活動をしたりですとか、いろんなことを進めてございます。特に山が健全でなければ、山から栄養が流れ出て、それが海に至ったときに海藻の栄養になる。そういった発想の中で、これまで漁業者さんはいろいろな植樹の活動などもされてきたと思ってございます。今、ダムっていうようなお話もございましたが、今現在、山の山林の状況を見ますと、僕が以前、熊石地域のことでございますが、戦後間もない頃の写真を見た際に、相当周りの山がちょっと僕の頭みたいな状況だったっていうこともあったんですね。要は、薪炭林ということで、相当木が伐採されていたっていうような状況です。そういった状況ですと、やはり雨が降るたびに、土砂が流れ、あるいは木がない、要は落ち葉がない中で腐葉土、要は栄養分も当然流れていかない状況があったと思うんですけれども、八雲町は豊かな森林資源に恵まれております。今、山を見渡すと相当山の手入れも行き届いている中で、山林機能っていうのは、正常に今なっているのかなと思ってございます。一方でそのダムっていうのは、いろいろな側面もあって、整備されたものだと思っております。1つには、ここに暮らす住民の生命を守るため、山地災害ですとか、あるいは洪水ですとか、そういったものから人々の生命を守ると、そういった意味で整備されているものだと思います。確かに、いろんなところでスリット化の取り組みはされてございます。川の三作用の中で浸食、運搬、堆積っていう。これは川のどうしても持っている作用ですから、水が流れる以上、川が浸食され、浸食された土砂が下流に流されて、海ですとか流れの緩いところに堆積する。それは、川の三作用でございますけれども、それをダムが阻害しているっていうような状況にはあるのは承知してございますが、それは必要があって整備されたものだとも私は思ってございます。それらがスリット化することによって、何らかの漁業に対して良い影響が出る。その辺のエビデンスがきちんと確認されるものであるならば、スリットも必要なのかなと。ただ、一番先に回らなければならないのは、そこに暮らす方々の生命、あるいは財産でありますので、まずそういった部分をスリット化の効果なり、何なりがきちっと確認されることがまず先に必要なのかなと思ってございます。すべてを否定しているわけではございませんが、今現状まだ取り組みも始まったばかりでございますし、そういった各地での取り組みについては注視していきたいなと、そのように考えてございます。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

ちょっと行き違った解釈もありましたけれども、川の環境については瀬棚ですとか、大沼の方なんかもダムのスリット化はじめ整備が進んでますので、見直しをするところはするということで、そういうところにも関心を持っていただけたら、川から流れる砂とか土によって海に流れ出たものが、細かい土とかでふさがってしまうとコンブが定着しないわけですから、そういう海洋環境、海底のことも含めて見ていかないと、なかなかコンブの造成っていうのも厳しいのではないかなと思います。本当に地元の漁師さんでも、去年もあの一日ぐらいしかコンブ漁に出れなかったっていう方たちもいますので、願いは本当にコンブが獲れるようにで、落部のコンブっていうのは、四国の讃岐うどんのだしにも使われているということですので、もう八雲コンブというか、落部コンブというか、そういうブランドを冠してもいいようなコンブを漁師の皆さんが精魂込めて作業をしているわけですから、なんとかコンブだけじゃありませんけれども、獲れるような海にしていくために、知恵を合わせたり、心を合わせたりしていけたらと思っておりますので、よろしくお願い致します。答弁はよろしいです。それでは、八雲町の不登校の状況について質問を移らせていただきます。今、全国で小中学生の不登校がこの 10 年で急増しており、34 万人を超えているという報道があります。これは、子どもたちのSOSだと思います。八雲の現状は、どうなっているのか。増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかを含め、どのような分析がなされていますか。また、相談体制の整備や学校、家庭以外の第3の居場所の充実が求められていると思います。どのような考え方で、子どもや保護者と向き合っていくのかお伺いいたします。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

佐藤議員の2つ目のご質問について、小・中学校の不登校の状況について、まず私からお答えいたします。令和6年度八雲町の小学校の不登校児童の割合は 552 人中8人で全体の約 1.4%、中学校の不登校生徒の割合は 317 人中 15 人で全体の 4.7%、合計は 869 人中 23 人で全体の 2.6%となっています。令和6年度はまだ発表されておりませんが、令和5年度の全国の不登校児童生徒の割合小学校 2.1%、中学校 6.7%と比べて低い水準ではあります。ここ 10 年間の傾向としては、コロナ禍の令和2年度に不登校の割合が増え、小中学校の合計が 1.5%から初めて2%を超えました。小学校の不登校児童の割合はその後も徐々に増加していますが、中学校に関しては、その後の5年間は、ほぼ一定の割合となっています。過去3年間の不登校の理由としては、無気力や不安、生活のリズムの乱れ、家庭環境の変化が多い傾向にありますが、状況は子どもたち一人ひとり違うものです。各校、不登校児童生徒一人ひとりと向き合い、定期的な家庭訪問や別室登校の対応、オンライン学習などを実施し、子どもたちと学校とのつながりを大切にする取組みを実践しています。また、子どもたちの人間関係づくりの一環として、全小・中学校でピア・サポートプログラムを実施しています。 さらに、子どもに会えない状況や家庭に支援が必要など、学校だけでは対応が難しいケースについては、子育て支援センターと連携し、子どもたちのサポート体制づくりに取り組んでいます。教育委員会では、これらの取組みが一定の成果を得ていると分析しています。今後も、学校や子育て支援センターと連携し、子ども達に粘り強く働きかけながら、不登校対策の充実に取り組んでまいります。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

佐藤議員の2つ目のご質問にお答えいたします。不登校については、子どもだけにとどまらず、保護者自身も何らかの問題を抱えている場合もあり、それらが複合的に絡み合い、子どもの支援だけでは登校に繋がらないケースも多くあります。そのような中、まずは学校と子どもたちの関係を一番とし、そのうえで、第3の居場所も選択肢の1つとして有効であり、子どもたちが安心して過ごせる場所を設けることで、自分のペースで学びや遊びを楽しむことができる環境を整えることができます。このような居場所は、子どもたちが社会とのつながりを感じ、自信を持って成長するための大切な場となります。現在八雲町では、子どもたちの第3の居場所として、子育て支援センター内の施設を一般開放しており、いつでも子どもたちが利用し自由に過ごせるようになっております。そのほか、不登校の子どもに対する支援として、子育て支援センター職員が家庭訪問など面談を行い、子どもや家庭の状況を把握した中で、支援に繋げているほか、不登校の子どもの保護者や支援者などが集まるホッとサロンを月に1度開催しており、保護者同士の交流や情報交換などを行う場となっています。また、民間事業者においても、自由に過ごせる居場所を提供している施設があることも認識しているところであります。今後も、すべての子どもたちが必要な支援を受けられるよう、教育現場との連携を図りながら、支援体制を整え、引き続き努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

学校現場、そして保護者の皆さんなど、また本人が苦労していることかと思いますけれども、いろいろな努力がなされているのがわかります。以前も不登校のことに対して、一般質問で取り上げたことはありますけれども、その頃は私も学ぶ権利の確保っていうことに頭がいってたんですね。学校に行けなくても学ぶ場というか、学ぶ方法というか、そういうのが必要ではないかということで、その頃には訴えていました。今、タブレットが使われていますので、そういうオンライン授業なんかも個別にやられてるかと思いますけれども、保健室登校と合わせてタブレットでの対応というのは現状どうなっていますか。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

まずタブレットを使った登校ということなんですけれど、不登校に限らず、コロナの時から始まったオンライン学習ということになりますけれども、実際行われております。なかなか学校に足を運ぶことはできないにしても、オンラインであればという子供もおりますし、または、極端な話、授業はちょっと負担だけども、朝の会と帰りの会であれば参加できるというような子供もおりますので、そういうのは、まずは積極的に認めて取り扱っているところでございます。保健室登校につきましては、保健室に限らず、別室登校というような名前で考えている、保健室に登校することもあるんですけど、保健室に限ったことではなくて、別室での学習が行われております。これも、子供のペースを優先しながら、それぞれの学校でふさわしい場所を設けて対応に当たっているところでございます。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

今の別室登校の場合、教員不足と言われてますけれども、対応しているのはどなたなんでしょうか。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

学校の規模によって職員数も違いますので、対応はまちまちですけれども、先ほど言われたように保健室に登校している子供であれば養護教諭がまず顔をつなぐ。そして担任が顔を見に来る、または教頭、校長総がかりで対応に当たるっていうのが実際のところでございます。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

日本共産党の新聞赤旗に報道があったんですけれども、日本共産党で初めて不登校についての提言が行われました。その提言は、子どもの権利を尊重し、子どもも親も安心できる支援を過度の競争と管理をやめ、子どもを人間として大切にする学校を、という提言を発表いたしました。今現在、国は学習支援が中心の不登校対策なんですね。私も以前は、そちらの方に重きを置いていました。しかし、今は休息と回復の補償を中心に据えるべきだということをこの提言では求めています。子どもたちが安心して休息するには、親への支援を手厚くする必要があるということも強調されています。最初に質問の中で、これだけ不登校の児童生徒が増えているのは、子どものSOSだと思うと私は述べましたけれども、町長や教育長もそのように捉えていらっしゃいますでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

子供のSOSっていう子供もいるし、また、子どもによって、やっぱりいけない子供もいるなって私も孫を持ってつくづく思っているところなんで、子供だけの責任じゃなくて、先ほど言った通り、親の環境だとかいろんなものが相まって不登校になるんだろうなと思っています。佐藤議員がおっしゃる通り、不登校は1つの子供のSOSにつながるというものは、もっともだと思っておりますので、よろしくお願い致します。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

不登校が子供のSOSかどうかということですけども、私も数多くの子供と触れ合ってきましたけども、一言で言うと、やっぱり状況はその子その子によって違うなという感じはしております。確かにSOSの子もいると思いますし、またSOSではないけれども、何かしらの不安があって、ちょっと行けないなっていう違いが非常にあるなっていうのが、この不登校の問題だと思っております。ただ、原因が複雑化している、複合化しているっていうのは間違いなくて、その対応は年々厳しいものになってきているのかな、というふうに抑えております。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

お答えありがとうございます。勉強することはもちろん勉強する世代ですので、大事なんですけれども、休息とか、休んで気持ちの回復とか、体の回復なんかも非常に大切だっていう視点をぜひ加えていただきたいと思うんですけれども、もともとそういう視点があったかどうなのか、教育長お願いします。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

私も不登校が登校拒否と言われているような時代から、そういう子供と付き合ってきて、自分自身の考え方もかなり変わってきているのは自覚しております。初めの頃は子供が学校に行きたがらないのは、怠けているとかというような発想を持っていた時代もありますけれども、最近は変わってきて、現在、子供であっても生きることが難しい、そういう時代に入ってきておりますので、不登校をあまり否定的に捉えない見方というのが必要じゃないかな、というふうに思ってきております。ですから、不登校になった親御さんが心配して、学校に相談しに来るような場合、多々ありますけれども、そんな時にまずは今休ませる、そういうタイミングかもしれませんねっていうことも含めて、親御さんの方には必ず声をかけるようにしてまいりました。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

今のその対応は、非常に保護者にとっても救いになる対応ではないかなと思います。1つ皆さんもご覧になったかと思いますが、5月 21 日付の道新に、北海道の教育委員会が6月から不登校の児童生徒を対象に、インターネット上の仮想空間メタバースというそうですけれども、それを使った支援を始めるという記事でございます。自宅から動画教材で勉強できるほか、臨床心理士らとチャットなどで悩み相談も可能にするもので、道内で急増する不登校の子どもたちに、学校以外での学びの機会や居場所を提供したいという考えだそうです。これも全道的に行うのではなくて、北海道教育委員会のほうでは、12 市町村を対象に支援を始めるということであります。北海道教育委員会の考え、非常に私はいいものだなと思うんですけれども、今すぐとはならないと思いますが、これを調査研究して、八雲町もこれに加わるという可能性についてはどうでしょうか。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

今のメタバース、仮想空間で学ぶというものなのかなと思って話を聞いておりました。確かに、子どもにとってはそういうような環境があれば、気軽に参加することができるのかなというふうに思います。ただ、私も知る限りでは、その道教委の授業は今年度始まったばかりであって、まだ限定されたところしか実施できない、そういう段階だと思っております。この後、来年度、再来年度とどのぐらい拡充していくのかという見通しがまだ示されていないように記憶しているんですけれども、もし八雲町も手を挙げてそれに参加できるのであれば、積極的に手を挙げて、少しでも選択肢は多い方が、子供にとっても保護者にとってもいいと考えております。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

これから注目の事業だと思いますので、よく見ていていただければと思います。先ほど町長からも、教育長からも子育て支援センターと連携して、ホットサロンという事業もやっているというお話がありました。とてもいいことだと思います。それで、民間の事業所でも、不登校の児童を受け入れたり、勉強を見てあげたりというところが若干増えてきていると思います。そういう施設に民間の施設に対して補助というか、支援というか、そういうのをお考えになったことありますでしょうか。町長どうですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

不登校の民間のそういうところは少しずつ増えているとは聞いていますが、今のところ、補助を入れるとか、そういうことは町として単独で入れるとかも考えてませんけれども、必要に応じて考えてもいいのかなということは思っていますので、よろしくお願いします。

議員の質問 2番 佐藤智子

議長、佐藤。

議員の質問 2番 佐藤智子

これは私の勝手な考えでして、事業所から求められているわけでもありませんし、そちらがそういうことを望んでいるということも思ってませんけれども、需要が増えるのであれば、親への支援とともに、そういう施設への支援も当然必要になってくると思われますので、とにかく八雲町の子供の幸せのため、そういうすべての、学校に行きたくてもいけないという子どもたちや親にも救いの手を差し伸べるために、いろいろな手立てを考えていただければと思います。何か最後一言あれば、お願いします。

町の答え 教育長 西田浩人

議長、教育長。

町の答え 教育長 西田浩人

今いただいた意見を私も十分受け止めておきたいと思っておりますし、学校現場で、この後何ができるかというあたりも、各学校の校長先生方とよく協議しながら進めていきたいというふうに思っております。1人でも多くの子どもが、今国の方で無理に学校に行かなくていいよっていうことをバーンと言ってしまいましたけども、もちろんそれもそうなんですけれども、やっぱり学校教育が果たす役割は大きいものがあって、そこに戻すのがすべてではありませんけれども、やっぱり社会につながるということは、私は昨日の答弁でも何回か触れましたけど、社会と学校っていうのは、子供にとっては非常に似たものである、同じものであるという認識を持っていますので、なるべく子供が学校に戻ることがすべてではないけど、戻れるようになるといいなという願いを持ってございます。以上です。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

不登校の問題は私も、子供は大変だとか、親も卑屈な思いをするんじゃないかということを考えてました。私もこの頃親御さんと話しますけども、学校に行かなくてもいいよというような、そんな雰囲気もありながら、子供も安心できる親も安心できる、そういう環境も家庭の中でも、地域の中でも必要だろうと思います。ただ、佐藤さんおっしゃった、これからそういう民間でやっている施設は、またいろんな補助だとか、そういうものを考えていかなければならない時期になれば、議会とも相談しながら進めてまいりたいと思ってますので、よろしくお願いをいたします。

出典:八雲町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月5日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる