森町議会 平成26年第1回 6月会議 2014年6月10日
学力向上対策について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 教育長 香田隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 松田兼宗
それでは、2問目をさせていただきます。学力向上対策についてということでお伺いいたします。5月20日の日に森町教育水準向上対策協議会、いわゆる教対協の総会がありました。その総会の場において、学力検査の結果が子供の学力全般を示すものではないのですが、森町の子供たちの学力が異常に低いという検査結果を受けて、深刻な状況であるとし、学力向上3カ年計画を立て、対応すると報告されました。そこで、以下質問させていただきます。平成26年度教育行政執行方針の中で教育長は学力向上のための方策を述べられておりますが、教育委員会と教対協の関係をどのように捉えているのか、どのようなものなのかをお聞きしたいと思います。2つ目に、いつから学力低下についての認識を持ち始めていたのか。3つ目に、またその原因はどのようなものだと考えられているのか。そして、4つ目に、その責任の所在はどこにあるのか。5つ目に、具体的に教育委員会としての対応策は何なのか。どうも教対協の中ではやっているというようなイメージがあるのですが、教育委員会自体としての対応策はしていないのではないかと見受けられますので、その辺お聞きしたいと思います。
町の答え 教育長 香田隆(教育長は2017年3月まで)
松田議員のご質問にお答えをいたします。1点目の教育委員会と教対協の関係についてでございます。森町教育委員会の補助団体であり、本協議会に学校教育部を設け、森町の児童生徒の教育水準を高めるために、森町の教育の実態を調査研究し、これに即応する教育の理論と実践に関する研究を行い、学校における実践活動を深め、相互の交流を図り、教育の実効を上げることを目的としており、森町の学校教育の推進母体であるというふうに考えております。2点目のいつから学力低下についての認識を持ち始めたかということでございますけれども、学力が以前より低下してきているということではなく、現状を十分認識し、現状よりも学力向上に取り組みやすい組織的な体制が必要であるというふうに考えております。そのために、教対協学校教育部の見直しをしていただき、より実効性を高めていける組織を検討していただきました。3点目の原因はどのようなものだと考えられるか、4点目のその責任はどこにあるのかについては、さまざまな要因があるものと思われ、1つに特定することは困難であるというふうに考えております。5点目の具体的な対応策と関連させてお答えをさせていただきます。学校教育部の見直しの中で、学力向上等推進部を立ち上げ、学校、家庭、地域が共通の課題意識を持って学力の向上を目指すために学力向上3カ年計画を推進してまいります。その中で、一人一人の子供が持っている能力に応じた学力を身につけてほしいというふうに考えております。各学校では、学校改善プランを作成し、現在の子供たちの学力を分析し、改善に向けた取り組みを進めているところであります。また、指導内容についても年度途中で成果と課題を検証し、実効性を高めていきたいというふうに考えております。各種の調査からも明らかなように、学力の向上は家庭での学習習慣を身につけることが大切であると言われておりますが、学校と家庭との連携と協力の中で進めてまいりたいというふうに考えております。そのほかの学力向上対策の具体的な方法としては、学校では補充学習の実施、家庭学習のための課題の提示、読書の奨励、ノート指導などを進めているところであります。また、教育委員会では、夏休み、冬休みの期間の寺子屋をボランティアの協力のもとで実施し、地域からも子供の学びを支える体制づくりに努めているところでございます。以上です。
議員の再質問 4番 松田兼宗
今教対協の目的というか、それについて話が出たのですが、ここに会則あります。目的書いています。その目的、何て書いてあるかというと、1行だけです。森町教育水準向上を図ることを目的とするしか書いていないのです。先ほど教育長が言ったことはどこにも書いていないのです。とすれば、何でこんなに食い違いがあるのかなと、詳しい部分なのでしょうけれども、当然といえば当然なのでしょうが、要するに学力向上、教育水準向上を図るためにつくっているというような言い方です。それはいいのですが、教対協がそういう動き、では教育委員会とは一体何をやるところなのかという問題があるのですが、どうも腑に落ちない。全般的に、先ほども申し上げましたように全部教対協に丸投げしているというふうにしか思えないのです。例えば教育長の施政方針の中で触れています。そのときでも、教対協に全部任せているというような書き方しているわけです。だから、そうなってくると教育委員会の影が薄いというイメージをどうしても持たざるを得ないわけです。そういうことで、どういう関係があるか、第1問目の1つ目に聞いているのですが、今の話聞いても全然ぴんとこなくて、5番目の関係もあるのですが、要するに教育委員会というのは何やるところなのかなと改めて思わざるを得なくて、先生方を管理する部分というのは重要な部分なのだと思うのです。先生方の尻をたたいて子供の教育をやっていくというか、学力を向上させていくというか、そういう部分で教育行政の一番大事な部分を担っているはずなのに、どうも教対協に投げかけているという部分しか見えてこない。その辺再度、どういうふうに考えるのかお聞きしたいと。そして、3月の予算委員会のときにちょっと教対協の話をしたときがあります。そしたら、民間の団体だから、行政がどうのこうのという話ではないのだという話を言いました。覚えているかどうか、ちょっとわからないですけれども、そのときにあれっと思ったのです。去年の教育施政方針では、5カ所も教対協を手直しをかけて改善しながら進めていくということを行政が言っていながら、民間である教対協に対してそういうことを言っていたわけです。今回は、ことしの施政方針に関しては1カ所しか、学力向上の部分しか書いていない。そこからしてもどうも見えてこないというか、わからないというか。ちなみに、教対協の会長というのは町長なわけです。そして、さらに私自身も委員として入っているわけです。そして、いきなり、年に1回しかない総会に出たら、何これというようなデータが出されたわけです。40%、50%が5段階評定の中の1、2だというのです。これはどういうことかというと、半分の生徒が理解していないということです。そういう状況を、先ほどいつ学力低下したか、認識を持ち始めたかということを聞いていますけれども、それについても一切わからないような言い方をしているけれども、そんなわけはないでしょうと思わざるを得ないのです。一番それをわかっているのは、現場の学校の先生方なわけです。先生方を管理、指導というか、尻をたたいてやってもらうのが教育委員会なわけではないですか。どうもそれがわからない。それを言っているわけです。さらに、例えば最近の6月7日の新聞の記事です。乙部町の教諭が教育委員会に配付したという記事、当然読んでいると思っていますけれども、こういうことをやるのが教育委員会ではないのですか、教対協がやるものなのですか。そういう問題があります。さらに、学力テストの結果を一体どういうふうに思っているかわからないですが、ある人が、ああ、なるほどなと思って見た部分なのですが、子供たちの学力というのは保護者の経済状況を初めとして、大きな要因に左右されるとあります。さらに、テストの結果というのはイコール何て書いてあるかといいますと、子供の能力プラス保護者など周辺要因プラス学校教育指導と見るべきだと言っているわけです。だけれども、学校の指導方法いかんにかかわらず、子供たちのポテンシャルや親の経済状況がよければ必然的にテスト結果が高くなるというふうにも書いているわけです。つまりどういうことかというと、テスト結果にあらわれるのというのは全ての要素を加算した自治体の総合力だという言い方をしているわけです。これを読んで、私はああ、なるほどなと思いました。ということは、地域の学力、点数というのは、学力テストの全国のあれでいくと秋田県が1位、ずっと4カ年か5カ年連続でトップになっているという話を聞きますけれども、やっぱりその自治体のあらわれなのだと思います。先ほどのほかの議員の質問の中でもあったように、森町が何でこれだけ魅力がないのだという話ありましたよね、いや、魅力あるのに人がいなくなるのだという話です。結局こういうことなのかなという気がするのです。その一つのあらわれというのが学力の問題としなるのかなと。特に子供がいらっしゃる親にとっては、その自治体の持っている学力テストの点数、公表はされていないですけれども、高いところを選ぶということになるのではないですか。そういうことを考えれば、この森町の義務教育における小中学校の学力の向上というのは非常に大事な部分、さらに義務教育でやっている以外で森高等学校にも補助金出しているわけです。半分の理解しかない子供たちが小学校、中学校、そして高校に行った場合に、それだけ基礎学力がない生徒がたくさんいるところに補助金出しているのに、成果が余り上がらないということなのではないですか。そういうことを考えれば、ますます森の学力低下の問題、低いということは森町の総合力を下げているのだと、私はそう思うわけです。だから、その辺を含めまして、その責任は、要因とかいろいろ、これというのははっきりしたことは言えないし、責任もどこにあるのか、ちょっとわからないというような言い方していますけれども、一番問題なのはやはり現場の先生方が一番責任が大きいでしょうと私は思います。だからこそ、学校でゆとり教育とかといろいろ問題はありましたけれども、今後は宿題を多く出していく、そういうことをやりながら基礎学力を高めていくということをやはり教対協ではなくて教育委員会が考えてやっていかなければならないのではないですか。その辺を含めまして、ちょっとまとまりがないかもしれないですけれども、再質問としたいと思いますけれども。
町の答え 教育長 香田隆(教育長は2017年3月まで)
再質問にお答えをさせていただきます。基本的な認識としては、私は松田議員と、私も今の学力についてはやはりもっと子供たちの能力に合った学力にしていきたいということでは同じ認識を持っております。まず、25年度の教育行政執行方針の中で、私は教対協の見直しということを盛んに申し上げました。それはなぜかといいますと、今の教対協の組織の中だけではなかなか、学力の向上なり、それから森町の子供たちの教育が果たしてこのままでいいのかという疑問も私はありましたので、校長会に相談を申し上げまして、そして教対協の見直しをしていきましょうということになりましたので、あのような教育行政執行方針をつくらせていただきました。教対協の目的、私が先ほど言いました目的については、教対協学校教育部の規約の中にございますので、それはちょっと申し上げておきます。それで、まず一番の問題は、子供たちの学力を基本的に能力に応じた学力にしていくためには、やはりそれなりの先生たちの力を発揮していただくという場面が当然あろうかというふうに思っています。ですから、教対協の見直しをしていただいて、先生たちがそのような研究体制、または実践力をつけていくための組織のあり方を私は先生たちに考えていただきました。その中で出てきたのが学力向上等推進部と、それから先ほど高校の問題も出ていましたけれども、私たちは幼稚園、保育所、それから小学校と中学校、ですから就学前の子供たちからの生活習慣づけをきちっとしていって、そして小学校、そして中学校に就学していただくことがやはり基本的な学力向上のためにも必要ではないかということで、幼保小中連携推進部というのも新しくつくっていただいております。ですから、まずそういう体制をつくりながら、きちっとした子供たちの指導をしていく、そんな教対協になってほしいということで26年度から学力向上3カ年計画も含めまして実践をしていただいているところでございます。実際にはいろんなたくさんの課題があるわけでございますけれども、その課題というのは、1年に1回の総括ではなくて、年度の途中にもきちっと総括をしながら、その年度の中でまた新しい課題を見つけながら実践をしていくということがやっぱり大事なことなのではないのかということで、先ほどの1回目のご答弁にもその辺を盛り込ませていただきました。学力の結果をどう思っているのかというのがありますけれども、今の先ほど松田議員さんがおっしゃった具体的な数字の関係ですけれども、あれは特に今年1年、2年ということではなくて、ある程度長く続いてきたのかなというふうに私も思っていますので、ですから子供たちの持っている能力にふさわしい学力をもっともっと森の子供たちにつけてほしいというのが教育委員会の願いでもありますし、具体的には教育委員会が学校現場に出ていって何かをするということはできませんので、やはり教対協という組織を使って、そして先生たちのいろんな力をつけてもらって、学校の中でそれを実践していただくと、そういう教育委員会と教対協、それから学校との関係があろうかというふうに思っていますので、その辺はご理解をいただければなというふうに思っています。先ほども申し上げましたけれども、子供たちの教育を考えたときに例えばいろいろな子供たちの生活習慣、それから学力の問題も含めて、やはり学校だけではなかなか背負い切れない問題がたくさんあります。ですから、学校と地域と家庭とそれぞれがそれぞれの役割をきちっと果たしながら、いわゆる生活習慣の問題、それから学力の問題、そしてふだんの子供たちが生き生きと地域で過ごしていける、そんな体制をみんなでつくり上げていければいいのかなというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いしたいというふうに思っています。以上でございます。
議員の再質問 4番 松田兼宗
やはり話聞いていても、教対協の中でたまたま私も委員になって去年から2回、今年で2回目に出させていただいたわけですけれども、教対協の中でいろんな議論ができる雰囲気ではないですよね、総会というのは。とすれば、どうもわからないのは、教対協の話をこの場でしていいのかどうか、ちょっと問題もあるのでしょうけれども、ただどうも教対協との関係が見えこないのです。全部を教対協に振っている。その中でやっていくというものではないのではないですかと先ほど言っているのですが、教育委員会自体の、先ほど子供たちに寺子屋方式でやっているという話もしていました。問題は、そこに行く子供たちが問題ではないのですよね、本当は。だから、来ない子供たちをどうするかの問題の立て方をしないと、さらに5段階評価でいうと4から5に上げるというのは簡単な話だと思うのです。問題は、大変なのは5段階評価の1とか2とか、その辺の理解していない子供たちどうやって引き上げていくのかというのが非常に大変、何倍も労力使うのだと思います。それがこの森町では少なくともあの学力テストの結果の数字では半分いるということなのですから、それが大変な問題ではないのですかということなのです。そのことが明らかになったのは教対協という総会の席でなのです。教育委員会としての施政方針の中にそういうのは一切出てこないのです。それが問題ではないですかということなのです。だから、何も方策をやっていないのではないのとしか思えない。問題はそこです。先ほど、教対協は本当はすべきではないのでしょうけれども、ちょっと教対協の話をしますと、委員になっているということは私自身にも責任あると感じるわけです。だけれども、年1回の総会の案内しかなくて、そういう場しか出ることはできない。もっとそういう場があれば、まだ発言する機会あって、いろんな問題として取り組むことも可能なのかなと逆に思ったり、責任を感じるわけですよ、たまたま総会に出てそういうことがわかったことで。だから、そういうことを含めまして、本当に教育委員会は大変だと思います。今後どうするか、3カ年計画でやっていくというで立てていますから、それも半年ごとのスパンで見直しをかけていくようなことを先ほど教育長も言いましたけれども、そういう中のことを含めて長い目で少し見ていかなければならないとは思いますけれども、再度その辺の教育委員会と教対協の関係というか、押さえた上で教育委員会としてこれをやるのだということがどうも伝わってこない。その辺再質問して終わりにしたいと思います。
町の答え 教育長 香田隆(教育長は2017年3月まで)
それでは、再々質問にお答えをさせていただきます。なかなか私のご答弁が伝わらないところがあって、大変申しわけないなというふうに思っております。基本的には、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、私たちが思っている子供たちに対する願い、それは私がというよりも、町の方々が思っている願いだというふうに私は思っています。ですから、子供たちに、先ほども言いましたけれども、子供たちが持っている能力に応じた学力を身につけてほしいということは私たち町民が皆持っている願いだというふうに思っています。ですから、それをどう実行していただくのかというところで、教育委員会としては森町の学校教育の推進する母体である機関としての教対協の学校教育部の中にもっともっと議論をしていただいて、そして先ほど議員もおっしゃいました例えばなかなか学力が高まっていかない子供たち、先ほど言いました寺子屋に来ない子供たち、そういう子供たちにどう届けていくのかということで、私も校長会にもお話をしました。その中で話したことは、とにかく学校の願いを一つ一つの家庭の保護者にまず届けていきましょうと、学習習慣をどう家庭でつけるのかということにあっても、先ほど経済的な問題もありましたけれども、例えばうちに帰って勉強する机があるとか、それから勉強する時間を確保してもらえるとか、そういう子供さんもいらっしゃいますし、そうでない子供さんもやっぱりいらっしゃるということも聞いています。では、そういう家庭にはどうやって私たちの願いを伝えていくのかということもやっぱりあると思います。ですから、私は教対協、社会教育部含めてありますけれども、地域の教育運動として寺子屋みたいな地域の中でも子供たちを育てていく、そんな機運をつくり上げながら、町全体として子供の問題をみんなで考えていく、そんな組織の中核が今は教対協の組織の中に私はあるのではないかというふうに考えておりますので、これからもやっぱり学校教育につきましては教対協の学校教育部がうちの町の学校教育の推進のかなめでございますので、その辺はいろんな話し合いを進めながら、より活動のしやすい、そんな組織になってくれればいいなということで、これからもいろんな意味の支援はしていきたいし、いろんな形での協力をしていきたいというふうに考えております。以上です。