みんなの議会

森町議会 平成26年第1回 6月会議 2014年6月10日

自治体の人口減少について

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 宮本秀逸

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。自治体の人口減少についてでございます。民間の有識者などでつくる日本創成会議、人口問題検討分科会が8日に公表した独自の人口推計が大きな波紋を広げております。全体の49.8%、896の自治体が消滅する可能性があるとまで指摘されました。地方から大都市への人口移動が今後も続くと想定して2040年の人口を推計したものですが、中でも出産の中心的な年代、20代から39歳までの女性の人口減少が注目されております。このような傾向は、森町も例外ではありません。これまでの少子化対策等をさらに充実されることが望まれております。森町の現状、将来推計、中長期的な対策について伺います。専門的な部署や人材の確保も必要と考えますが、いかがでしょうか。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

宮本議員のご質問にお答えします。自治体の人口減少については、全国的な共通する課題として各自治体は苦慮しているのが現状で、森町としても同様であります。先般、議員ご質問のように大学教授や企業経営者から成る民間組織、日本創成会議の人口減少問題検討分科会が将来全国で896市区町村、北海道では147市区町村が消滅の危機に直面するとの試算結果を発表しました。発表されました将来推計人口の数値を見ますと、26年後の2040年の北海道の人口が約408万人、森町の人口が9,551人となっています。4月末の人口が1万7,193人と比較しますと7,642人が減少することになります。また、20歳から39歳人口では、北海道全体で34万人、森町では714人となっています。平成25年の人口が1,618人と比較しますと904人が減少することになります。さて、第1次森町総合開発振興計画の中で2017年の推定人口1万5,942人に定住、移住対策などを重点的に進めることで政策人口の上乗せを図り、目標人口を1万7,000人としましたが、現段階では1万6,500人と予想されるところでございます。森町では、少子化対策として安心して子供を産み育てられる環境づくりのため、妊婦一般診査費用助成、新生児全戸訪問などを初めとする母子保健事業を進めております。本年度におきましても、新規に風疹抗体検査、ワクチン接種費用助成を実施しています。また、昨年8月から小学校卒業までの医療費全額助成について、本年度からは中学校卒業まで拡大し、子育て支援に取り組んでいます。保育所事業においては、延長保育の延長や小学校学年を対象に適切な遊びの場、生活の場を与え、保護者が安心して就労できるよう、学童保育事業を継続しているところです。さらに、出産を奨励し、人口の増加を図るため、出産奨励金を3人目以降の子を出産した場合10万円の助成を行っています。それぞれの事業の実績によって、人口は減少しておりますが、一定の効果が出ているものと思われます。さらに検討を重ねて取り組んでいきたいと思います。少子高齢化が進む中で、予想される急速な人口減少社会を見据え、地場産業の振興はもちろん、今後も着実な取り組みを推進し、住みたくなる魅力あふれるまちづくりに努めてまいりたいと思っております。また、政府が6月下旬に閣議決定する予定の骨太方針で人口減少問題の克服を挙げていることから、国や北海道の動向も注視してまいります。専門的な部署、係の配置につきましては、少子化対策の具体的な方向性が決まった段階で必要性も含めて考えてまいりたいと考えておりますことを申し上げまして、答弁とさせていただきます。以上です。

議員の質問 3番 宮本秀逸

先ほどもふるさと納税の話で、今やらなければいつやるのだみたいな話もありましたけれども、私も全く同じ問題だと思っているのです。人口が急減するとか消滅する自治体が出てくるなんていう話は、ついこの間まで言葉すら聞きませんでした。それがいきなり出てきたような、一般的にはですよ、感じなのです。本当にショッキングな言葉だったのですけれども、まさかそんなことがあるのかなんて思うくらいだったのです。ですけれども、ちょっと自分なりに考えてみたのですが、2025年問題というやつがあるのです。我々団塊が75歳になる年で2025年問題。そして、2040年といいますと、それに15年足して、我々が90歳になる年代です。もうあの世に行くかという年代なのです。一気に一番大きい人口の層がなくなっていく年代です。急減というのがわかるような感じがしたのです。そして、我々の子供がちょうど今難しい時代に入っていまして、結婚するとか、しないとか、婚活やってやらなければ、なかなか嫁さんも来ない、婿も探せないみたいな、そういった非常に微妙なといいますか、難しい時代に入ってきたような感じがするのですけれども、そんなときにあって、本当に喫緊な課題だというふうに私も実は捉えたのです。だからこそ、国でもそういった施策をとろうとしているのだと思うのですけれども、去年の話で出生率が回復したという話がありましたけれども、実際には出生数は回復していないというふうな話がございました。それだけ人が減っていっているというようなことなのでしょうけれども、人口問題は大きな問題があろうかと思います。そんな中で、いろんな部署、場所でそれを検討していると思うのですが、これは今やらなければいつやるのですかみたいな話に私はつながっていくのだと思っているのです。隣の八雲町でも、聞いた話ですが、きのうの放送だったそうですが、新しく定住してくる人に対しては無償で町有地を提供するとかいう施策も打たれているようですけれども、全国的にこういった例というのはたくさんあるようでございます。森町を考えてみますと、私は道内で一番恵まれている自治体だと思っているのです。といいますのは、産業的にもそうですし、交通の便からいいましても5号線初め、高速も通りましたし、それから新幹線も隣まで来ましたし、交通の便では一番便利なところにあると私は思っている。気候的にもそうだと思っている。だから、森町ほどすばらしい条件に恵まれた、環境に恵まれたところはないというふうに言っても過言ではなかろうというふうに昔から思っていました。これは人に言われたことだったのですが、30年、40年前からそう思って、ここにずっと私は定住してまいりました。そんな中で思うのは、なぜこの森町から人が出ていくのか、森町の人はなぜ出ていくのだということなのです。こんないいところにいて、何で出ていくのみたいな気持ちが私らに、よそから来たやつにするとそんなに思えるところなのです。こんないいところ日本にないみたいに私思うのです。だから、そこら辺の訴えが私はやっぱり弱いなと、この時代にあって弱過ぎるなと思うのです。もっと全国にアピールしてもいいでしょうし、求心力がそこに出てくるだろうと私は思っている。それをやるのが今の町政であるのだろうというふうに思っているのです。町長がふだん言われているような小水力だとか風力だとか、自然エネルギーを組み合わせていきますと、先日全協で話がありました濁川の問題のそうですけれども、北海道で唯一地熱をやっておりますし、冬場でも野菜がとれていくなんていう環境はほかにございませんから、道内では最もすぐれた場所だと私は思っているのです。もっともっと日本中にアピールしていけるところです。だからこそ、若者が出ていかないような、減少をとめるような施策が打てるのではないかというふうに思っているのです。そこをやっていただくのが町長の腹だというか、打ち出せる施策だというふうに私思うのです。そういった意味で申し上げるのですけれども、人口の減少はなかなかとめられないけれども、急激な減少だけは何としてもとめなければならないということを最近とみに言われております。先ほど数字をいろいろ言われましたけれども、それは新聞にも発表になりましたので、大体それはうかがうことができるわけなのですが、これを本気で扱うような部署というのが私はなければだめだと思っているのです。それだけショックなことだったのです。自治体が消滅するなんていうことは、今までは考えられなかった。自然に減っていくのだろうというふうに私は思っておったのです。そして、何十年間のうちにやっぱり減ってはいくのだろうけれども、消滅という言葉は頭になかったのです。それが大っぴらにこうやって報道されるようになりますと、これは本気で考えなければならぬだろう、そういうふうに思います。自然環境のアピールだとか、地理的なこと、産業的なこと、さまざまなことをアピールするのと、それと思い切った施策というのでしょうか、先ほど子育てからいろんな施策の充実を述べておられましたけれども、それはもちろん一定の評価もしますし、一生懸命やっておられるなというふうに捉えることができるのですけれども、言いかえますとどこででもやっていそうな施策を打ち破っていかない限り、我が町の人口急減の社会というのはとめられないのではないかというふうに思うのです。極論言いますと、例えば子育て世代には住宅料無料にしますとか、あるいは経済も見てやらなければならないわけですから、どうやって仕事を確保するかというようなことになりますと、これは責任持って町が仕事は紹介しますよと、できる限りのことをどれだけやるかというようなことに今後かかってくるのでないかと、そんな感じがしているのです。その発信がちょっと弱過ぎるなというような感じがするのですけれども、先ほど専門の部署についてはこれから検討した後に必要とあれば考えたいみたいなことも町長おっしゃいました。だけれども、私はそのための部署こそまずつくって、どうするかということを考えていくという、そういった演繹的な発想のほうが私は重要だと思っているのです。今は、もう機能的な発想する時代ではないと思っているのです。演繹的な発想です。こうやるのだと決めてから、さてどうするかというふうに持っていったほうが現実的な話が生まれてくると思っている。効率的な話が出てくると思っている。ということで、まずこれをやるのだというような意味合いの話を期待して、もう一回質問させていただきたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問と申しますか、にお答えするわけでございますけれども、このたび宮本議員さんもおっしゃっているように日本創成会議の人口減少問題の検討分科会の発表された数字、基本的なタイトルは成長を続ける21世紀のために、括弧書きでストップ少子化と地方元気戦略という目的でこれを小委員会で取り組んでいることでございます。結果の衝撃的な部分だけを抽出して、そして各メディアが取り扱っているような気持ちが私はしております。ですから、これは突然今出てきた問題ではなく、宮本議員さんもおっしゃっているように、団塊の世代が今65歳を迎えた。これからあと10年たつと75歳になる。この方々が後期高齢者の部類に今度入っていくわけです。それと同時に、並行して生産年齢人口が徐々に減ってきているのは現状では見えている部分ですから、町内を見回しますと生産人口が地元で確保できないから、国外からの研修生を受け入れながら事業を継続したりしている場合があると、そういったことで、人口減少問題の数値が自治体がなくなるからさらに合併をしなさいと、そういうようなことで使われている部分もございます。ですから、これは私は非常に気をつけていかなければならないことだなと、そういうふうに思っております。人口が幾ら減ろうとも、森町が例えば1万人を切っても町はなくなりませんから、その町の中でさらに住んでいる方々が十分満足されて、そしていかに暮らしていくか、楽しく暮らしていくか、これが問題であって、減って、今度財政が立ち行かなくなるだとか、町の形態がなくなるとか、そういう少し大き過ぎるぐらいの心配事で取り上げられておりますけれども、気をつけなければならないのは、そういう陽動を受けて、大変だと、町がなくなると、そういうことを皆さんがおっしゃり続けると若い方々もこんなところに住んでいられないと、よそに引っ越してしまう、移動する、これが一番怖いことだなと、そのように思っております。ですから、きちっと冷静に受けとめながら、これは自然に人口が厳になるのは一時的に団塊の世代が昭和20年代に一気に人口が爆発的に増えた。これによって日本は非常に高度成長を続けてきましたけれども、今それが縮小の時代に入ったということで冷静な受けとめ方をして私は進んでいきたいなと思っております。ただし、それにしましても、若い方が少なくなるということは町の活気をなくすることでございますので、先ほども申し上げましたいろんな子育て支援策に今取り組んでいるところでございます。また、もう一つは、今私も就任させていただいて1年半たった中で、この町の目標と申しますか、しっかりしたまちづくりの計画、目標が今のところあやふやな部分がところどころにある。これを正確に、みんなで町民でそこに向かっていこうではないかと、そういう仕組みと目標、計画づくりが大事だなと思っていろいろと調整をさせていただいたり、検討しているところでございます。宮本議員言うように、あるところでは我が町は非常に食べ物も豊富だし、風光明媚で暮らしやすいし、四季折々にきれいなところでもあるし、桜の花は最高の町だということで大々的にアピールしながら、移住人口を増やしていくことも一方では考えております。また、もちろん観光につきましても観光された中でさらに町に定住してくださるようなことを考える方が増えてくるかもしれないということでは大いに取り組んでいきたいなと、そういうふうに思うところでございます。また、専門部署についてでございますけれども、そういった関係では、町が中心として専門的な知識を持つ人を雇いながら中心となるということは、先ほどの同僚議員の答弁とも重なりますけれども、1カ所に同じ人間をずっと固定して、固定しなくても専門の部署ということになりますと割とそういう傾向が強くなりますので、これについては必要性も考えて、いろんな検討が必要だろうなと、そのように思っておるところでございます。以上でございます。

議員の質問 3番 宮本秀逸

若干町長と考え的にニュアンス違うところあるのですが、確かにマスコミの発表ですから、センセーショナルなところを書き出したりする嫌いはあろうかと思いますけれども、私はこういった悪い話というのは真剣にとったほうが後で勝ちだなというふうに思うのです。そういった意味で申し上げるのですけれども、いい話というのはどうでもいいことなのですけれども、悪い話というのは特に悪いところをとって、我が町はどうなるかという当てはめ方をしていかないとだめだと思うのです。町長も最初におっしゃいましたけれども、今後の推計で若干我が町の人口減も多目に減っていくのかなみたいな話を最初の答弁のときに申されました。そんな中から考えてみますと、こういった悪い話というのは真剣に捉えざるを得ないというふうに私は思っているのです。そして、先とくに申し上げましたように、どうしても人口減が続くとそこに、テレビでもやっておりましたけれども、島から人がいなくなるというようなことで村が消えていく、人がいなくなるというような番組をやっておりましたけれども、その島で起きている問題というのは、本土というのでしょうか、今の九州、本州、四国、北海道、本土というのでしょうか、こっちのほうに必ず将来的に起こってきますよみたいな、そういう仕組みだというふうな話をテレビでやっておりました。そういったことから推量しましても、人口減というのはどうしようもないことですから、どうしようもないくらいまでいっていますから、仕方のないことですけれども、幾ら和らげるか、そして本当に自分たちがそれをストップさせようという意欲があったのか、本気で努力をしたのかということが将来的に問われてくると思うのです。あのときあなたたち何やっていたのみたいなことになったときでは、もう間に合わないわけですから、だからこそ自分たちがどれだけ、自分の力があるか、ないかというのは別にしまして、町としてこれだけの取り組みをやりましたという本気さが果たしてあるのかなと。あったにしても、今考えられるだけのことというのですか、一般的に言われているような支援策で終わったのではないかという反省が将来的には恐らく出てくるかもしれない。そういったことを避けるために、本気で私はあのときこう立ち向かいましたみたいなのをぜひ梶谷町長の時代にやっていただきたいというような、こんな感じがするのです。確かに一朝一夕で事をなし得るとは思いませんけれども、そのために本気で取り組むという意味合いからして専門の部署をつくったらどうですかという提案を再三申し上げているのです。確かに固定化する可能性は、嫌いはあるかもしれませんが、固定化してもやっていくべきだというふうに私は捉えているのです。今考えれば、なかったのがおかしいと、少子化が叫ばれてもう10年たちます。完璧に10年たちますから、その間どこかの部署でもちろんやっていて、政策もやってきたわけなのですけれども、専門的な部署というのはなかった。今になって衝撃的な話になってきたのです。そのときにやらないという法はないと思っているのです。これは、ぜひやっていただきたいと思います。もう一回お聞きいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。私も宮本議員同様、楽観視をしているわけではございません。非常に真剣に捉え、取り組んでいかなければならないなという気持ちでいっぱいでございます。そういった部分につきまして、まず移住の促進ですとか、以前からいろいろと町でも取り組んで、からまつの森の定住化ですとか、いろんなことを踏まえながら、また同僚議員の以前からの質問にも、空き住宅を大いに活用してはどうかとか、いろんなご意見がございます。そういったものも含めまして、この森町がいかに魅力的で、住んですばらしいところなのか、今現在でも高速道路のインターチェンジが2カ所ある。1年9カ月たちますと新幹線の駅は15分から、遠くても30分の圏内にあると。当然食べるものから、季節の風光明媚な部分から、温泉から、たくさんの魅力的なものがあるという点では今後大いにPRをしていきたいなと、そのように考えております。また、東京にございます森町の名前をかした居酒屋についても、あそこでもまた森町の食材のPRをしていただいているところでございます。そういったことで、今はいろんなあらゆる手だてを考えながら、今後もますます森町を見ていただくお客さんを連れてくる、そういった部分で一生懸命商工労働観光課でも大沼、環駒ケ岳の関係で七飯町、鹿部とも取り組んでおりますし、まず取り組み自体は全く間違っていないと思いますし、またさらに来ていただいたお客様をがっかりさせない。来たら、何だ、話と違うのではないかと、そういったことがないような、それが一番大事かなと、そのように思います。宮本議員さんも移り住まれた方ということで、非常に参考意見を述べていただいているということで、私感謝を申し上げるところでございます。今後森町外からのご意見をいろんな角度からも拝聴しながら、町内では魅力を感じ切れない、そういった部分もございますので、多くの意見を聞きながら取り進めていきたいなと、そのように思うところでございます。専門部署でございますけれども、これにつきましてはまだもう少しの間、時期は早いのかなと、そのように思います。今後本当に煮詰まってきましたら、こういう部署は設置してもいいのかなと、もしくは町の役場に置くのではなく、先ほども申し上げましたとおり物産協会ですとか、観光協会ですとか、こういう経済界の中に置くというのも一つの方法かなと、そのように考えるところでございます。以上を申し上げさせていただきまして、答弁とさせていただきたいと思います。

出典:森町議会 平成26年第1回 6月会議 2014年6月10日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる