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木古内町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日

台風対策(大雨)について平成35年度以降の町財政の見通しについて

聞いた人
竹田努 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 竹田努

4番 竹田 努です。今回の台風関連で、3名の同僚議員から関連の質問が出ておりますし、それぞれ重複、関連する部分もございますので、自分の考えている部分で町長の考え方をお伺いしたいとこのように思っております。町の台風対策、特に大雨の場合の対策について、お伺いをしたいとこのように思っております。当町は、比較的災害の少ない町、そのことを移住定住の政策に適していると。こういう考えで我々も思っていたところであります。今回のトリプル台風と言いますか台風によって道内の各地では、大きなこの被害状況からも冒頭に申し上げたように、木古内町は災害のない町、適地だというこの考えを改めてまた見直さなければならないものと思っているところであります。8月に入って、道内に上陸、接近した台風が5号から6回、過去にはなかった数ではないかと思っております。道内各地の記録的な大雨によって、土砂災害、河川の氾濫による大きな被害が発生。人災も伴う大災害になっております。当町は、台風10号による強風、高波等によっての一次産業をはじめ家屋等の損壊・被害が出ておりますが、雨量が少なかったのでそのことが幸いしたのではないかと思うところであります。道内各地の大雨状況からも50年に一度、過去には例がない大雨が発生している。このことを踏まえて、特に木古内町は海に面した地形からの高波による越波対策、大雨に対するこのことの事前策が必要だと考えております。このことについて、町長の考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

4番、竹田 努議員のお尋ねにお答えをいたします。この度の台風10号による当町の被害状況につきましては、行政報告をさせていただいたとおり、町内での大きな被害はございませんでしたが、国内における近年の災害発生状況を見ますと、日本中どこでも大災害が発生することを、改めて認識をしたところでございます。したがいまして、これまで以上に、住民の防災意識を高めることに努めることや、しっかりとした防災体制の構築が重要であります。大雨に対する事前の準備では、当町を流れる木古内川・佐女川につきましては、50年に一度の大雨にも耐える河川として整備をしておりますが、それに安心することなく、早めの避難態勢の充実や、排水路がその機能をはたせるよう、落ち葉やゴミなどの清掃・見回りを強化してまいりたいと考えております。また、高波による越波対策では、海岸からの景観などに配慮をしつつ、人工リーフの早期整備に対して、北海道に引き続き要望をしてまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 4番 竹田努

木古内川・佐女川河川については、50年に一度の大雨にも耐えられると。それはそれでいいのです。これは、町が管理している部分、あるいは北海道が管理する道河川の管理の管轄が違いますからそれはそれでいいのですけれども。ただ、木古内川・佐女川河川についても中州の流木。例えば、木古内の大橋から見ると鉄筋までの間の流木、そのことに町民のかたも大雨が来たらそのことによって通常中州の流木、立木がなければすんなり川の流れも済むことなのですけれども、その流木によって護岸が決壊するだとかそういう心配をしているのです。特に病院周辺の朝日団地の辺り、あの辺は町長も知っているとおり、埋立地なのですよね。旧木古内川の河川がそこに通っていたところを河川改修で築堤を築いて埋め立てして、住宅・病院だとかが建っている。やはりそのことを北海道に対して、木古内町とすれば50年に一度の大雨でも耐えられる河川と言うけれども、住民がなかなか理解してくれないのですよね。やはり特に木古内川もそうですし、木古内川から見れば小さな河川、佐女川についてもみそぎ橋から上流のほうの流木。それと、ヨシというか草もものすごく伸びて、そのことが今回の大雨でもかなり氾濫はしなかったのですけれども、すごい川の状況を見ればあちこちがやはり掘れてるという状況があるのです。このことを道管理の河川であれば北海道に対して強力にやはり要望を言ったり、単なる口頭だけではなく裏付け。例えば、写真だとか災害地の水の出ている時の状況だとかも現地の確認をした上で、こうだからぜひやはり改善してもらわないとだめだと。こういうふうに訴えるべきだろうというふうに思うのですよね。ただ、木古内川はまだいま現在河川改修の途中と言いますかなかなか町民にも木古内川の河川改修をどうするという部分が見えないのですよね。毎年やっているのかどうかはわからないのですけれども、ことし何か見ればあまり工事が入っていないような気がするのですけれども、いつまでの期間で何年にはここの築堤の整備をするだとか。それと、川底の佐女川何か特になのですが、川底が浅くなっているのですよね。川の氾濫を防止するための浚渫の要望もぜひやはり北海道のほうには投げかけていただきたいというふうに思うのですよね。やはり、中州が町民目線に一番見えるところなのですよね。町長は「50年に一度の大雨でも大丈夫だ」と言いますし、それと20年にあれした木古内町の洪水ハザードマップ。この中でも縷々、危険氾濫水位だとかこの水位を確認する場所が鉄橋の上のところにありますよね。そこを超えなければ大丈夫だと。それについてもこの計画を立ててからも10年余り経っているわけですから、その辺も含めて見直しをする必要がないのか。それと、10年前に配布した洪水に対するハザードマップ、すごくやはり町民が見れば「木古内町はこういう取り組みをしているな」というのがわかりますし、ここにも書いているように「災害はいつ発生するかわかりません。あなたの備えは大丈夫ですか。」とこういう呼びかけまでしている。木古内町はこういうこともしていますよと。場合によっては再度、そのことに対する大雨に対する洪水ハザードマップのミニ版と言いますかそういうものをプリントして住民に配布するだとかそういうことも必要ではないかというふうに感じます。それともう一つ、大雨で先ほど同僚議員も質問をしていた倒木の関係もそういう被害も発生しております。大雨が降りますと山林も木の地滑り等を合わせた木の倒木、そのことの流木。流れるほうの木が河川に行って、そのことが中州の流木とリンクして例えば橋だとかと木古内町唯一の鉄橋がありますから、あの鉄橋だってどうなのだろうという。その木によって場合によっては防災ダムのチェック、そして木古内町はそんな大雨がないですから、ただ河川の大きいところは川の中に流木防止の鉄の流木がそこで止まるようなそういうしている河川もあるのですけれども、そこまで至らなくてもやはり中州の問題が大雨で一番心配されるところだと思いますので、その辺について町長が今後、道に対しての行動を含めて、町長の考えを確認したいと思います。それと、高波越波の関係ですけれども町長、例えば各地域からは消波ブロックを嵩上げしてくれ、あるいはないところに消波ブロックをと要望も町政懇談会等でもよく出ておりますし、その部分と本町地区の駅下の海岸にある離岸堤が入っていますよね。これについてもいま一度、ちょっとした台風でなくても低気圧によって風が伴いますとあそこも越波がすごいのですよね。たまたまもう通行止めにしてもいいのかなと思うような状況もこれあり、今回は通行止めになりましたけれども、それはもう少し改善策がないのかなというふうに。我々は素人ですからやはり専門家の意見を聞いて、いまの離岸堤の感覚・高さ、あれが低いがために寒中みそぎ等の影響を与えないということで、離岸堤を海面に出していないということだったのですけれども、これは災害のことも考えるとそういうことも言っていられないというふうに思うのですよね。だからそういうものも含めて、やはり北海道あるいは国に対してその辺の要望手立てをすべきだろうというふうに考えるものですからその辺町長、どういうふうに考えるか答弁をお願いします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

お尋ねは、大雨とそしてまた高波という2点に分けられるかと思いますが、この度の台風10号。報道を見ておりますと、南富良野町で空知川が決壊したことによって、非常に大きな水害が発生したと。あれを見ていましたら、木古内町の木古内川が氾濫したら同じような状況が起こるのではないかということを感じ取ったところでございます。議員のお尋ねにもありましたように、本当に海面より低いと言ってもいい状況になっておりますし、埋め立てをして今日に至っているということでございますので、そのようなことを感じたところでございまして、当町もしっかりとした対応をしなければならないと改めて感じたところでございます。この木古内川でございますが、平成5年から木古内川の改修工事というのが行われております。最終年限については、いま承知をしておりませんが、順次上流のほうへ整備が進んでおりまして、もう既に20年以上経過しているところでございます。道道にかかる橋の付近においては、ご質問にありましたように、中州の土砂が堆積しておりまして、非常に住民の皆さんも心配する声が多いわけでございますが、ここにつきましては改修工事の継続と合わせまして、この土砂撤去についてしっかりとした要望をこれからも行っていかなければならないというふうに思っております。これまでも随分、要望はしてまいりましたが、この度の台風10号を受けまして、さらに根拠となるものもございますので、要望を強めたいと思っております。また、「50年に一度の大雨でも大丈夫だ、木古内川」とこれは私が言った言葉ではありません。これは、北海道が建設当時に住民説明会で話した内容でございますので、その点お間違えのないように。また、ハザードマップでございますが、これはこうしたいつでも大雨あるいは台風が来るような時代になってまいりましたので、再度見直しをし、またなくしているかたもいらっしゃるかもしれません。こういった対応は、これから検討をしてまいりたいと思っております。次に、高波でございますが、当初をご承知のように海に面した地域性がありますので、越波被害というのはおきやすい状況にございます。この対策としまして、まずハード面においては、越波防止の効果のあるみそぎ浜の前にあるような人工リーフです。これを引き続き、今回は三基目の事業着手ということになりますが、従前から要望を続けております。再度、要望をしてまいりたいと思います。因みに、平成7年度からスタートした事業でございまして、平成18年度にかけて沖合100m地点に人工リーフを二基、いままで整備をしておりましたので、引き続き三基目の要望をするということにしております。なかなか漁業者との時期の問題もありますので、進捗状況等がどうしても遅くなるわけでございますが、そういう中でも早期に事業に着手していただくよう要望していくところでございます。ソフト面におきましては、今回の台風10号において道路管理者であります函館開発建設部が早くに国道228号バイパスを通行止めにするなど、機敏な対応をしていただきました。このため、越波による大きな被害というのは防止されたわけでございまして、町としましても随時関係機関と連携を図りながら、情報の共有を図っていく。そして、大きな被害を未然に防ぐよう努力してまいりたいと思っております。なお現在、本町地区の海岸においてウニ・アワビなどの造成が行われておりますが、この水産基盤を行うことによりまして、福利的な効果として越波の要望が図られるということもございますので、この事業につきましても引き続き整備を続けていきたいと考えております。

議員の質問 4番 竹田努

いまの町長の答弁で、わかりました。町長が50年に一度の大雨でも大丈夫だと思っているのかなというふうに最初の答弁を聞いて、その程度の認識しかなかったのかなと一瞬思ったのです。だけれども中富良野、向こうのやはり河川の氾濫と木古内町もそういう大雨になれば、同様の考えを持っていると。そのために北海道に対して強く要望をするのだと。それで要望は町長だけでいいのか、議会と一緒になってやはり強く行動をするだとか、そういうこともこれからいろんなテクニックを使ってやっていかなければないのかなと。離岸堤の関係は、人工リーフを三基目の着手するのだというこれはまだ時期は明示になっていないのですけれども、その時点で離岸堤の高さを含めて、十分木古内町のこの越波の関係はこういう状況だということを訴えて、やはり改善策をしていただきたいというふうに思います。それともう一つは、当然町長が台風後のチェックで歩いている中で、大平の海岸護岸。犬猫病院の辺りから札苅に向けて、海岸護岸がないのですよね。そのことによる越波と土砂と言いますかそれが道路まで上がってくる。あの時、車が通れば雨でなく砂と波が被るというそういう状況も含めて、この道なり国に対する要望の時に、ここもやはり強く訴えていかなければない事項かなというふうに思っております。町長の今後、北海道に対しての行動の一端を確認しましたので、私の台風についての一般質問を終えたいと思います。このあと、台風は次の同僚議員にバトンタッチをしたいと思います。それでは、もう1点は平成35年度以降の町の財政の見通しについて、町長の考えを伺いたいと思います。先の総務・経済常任委員会で、平成28年7月修正の木古内町の財政収支計画が示されました。この中で、平成19年度から財政健全化の取り組みをしたそのことの成果と言いますか、その効果が平成27年度推計決算でありますけれども、そこに大きな黒字、基金の残高も19億円余りとなり、財政の健全化効果と思っております。特に、少子高齢化が著しい我が町にとって、上記の残高を維持できればと願うところでもあります。今回の収支計画で7年後、平成35年度推計決算での基金の残高が3億7,000万円まで減少、このままでは安心して木古内町が維持存続できるのか、数字を見るからにはとても心細い心境にならざるを得ないのではないでしょうか。今日まで、財政担当からは毎年収支計画の修正をし、歳入の主たる地方交付税についても厳しい査定の中で収支のバランスを保ってきましたけれども、この35年度以降の財政の見通しについて、町長の考えをお伺いしたいとこのように思います。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

財政の課題でございますが、はじめに木古内町財政収支計画につきましては、平成26年度作成の第6次木古内町振興計画に搭載した事業を実施した場合における、平成35年度末の町財政への影響額を算出しております。一遍に平成35年度が訪れるわけではなく、これから7年かけて35年度に向かっていく。そしていま、全ての事業をやった場合にこういう数字になるということでございますので、ご理解いただきたいと思います。本計画では、毎年度の決算実績を反映させるとともに、その時々で国や北海道が打ち出す施策、町の現況に見合った事業等を随時追加していくことで、より現実に即した計画となるように更新を進めております。また、本計画の進捗状況につきましては、決算実績と計画の対比により、現時点では、計画を上回る収支の改善が図られており、今後も引き続き、適切な財政運営を継続してまいりますので、お尋ねの平成35年度以降において、町財政が維持存続困難という事態になることはなく、健全な運営を維持してまいります。一方、当町の財政基盤が地方交付税に大きく依存している状況は変わりませんので、将来における人口減少等を見据えた時、現在進めている企業誘致や、経済活性化・移住定住対策等により、町税の自主財源を確保していくことが、健全な財政運営における最も重要な施策と考えております。平成35年度以降の財政の見通しにつきましては、決算実績を反映させた収支計画を基に、今後策定される第7次木古内町振興計画を踏まえ、平成36年度以降の財政収支計画を策定し、議会にお示しした上で、協議を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 4番 竹田努

当町もようやく、北海道新幹線関連事業にいままでは財源を投入してきたわけであります。これからは第6次の振興計画、北の大地の福祉都市に向かっていかなければない。ただ、いまの町長の冒頭の答弁からしますと、6次の振興計画を実施した場合にはこうなりますよ。逆に取れば、6次の振興計画は計画したけれども、この分はやらないのだというふうにもちょっと受け取れたものですから、そうではないのではないのかなというふうに思っています。私は、やはり毎年の町政懇談会の中でも町の財政状況はこうだという決算を踏まえた今年度は何年続けての黒字決算で終わりました、基金もこれだけなりましたという報告は町民に対してしているのですけれども、7年後の財政見通しを町民にそういう資料を含めて出していない。ただ、そのことが町民の目線から見たら「どうしてこんなに基金が急激に、5年・7年の中で減るのだろう」とそういうふうに見えるのではないかなというふうに思うのです。その辺やはり財政収支計画を作る中で、その辺はもう少しシビアにやはり数字を見るべきではないのかなというふうに思っています。町長、やはり町民に「財政については心配ない、大丈夫だ」、一つこういうことをいま言いましたけれども、その例えば要因はこういうことをするから財政は大丈夫なのだということをやはり示すべきだろうというふうに思うのです。確かに、地方交付税に依存している町とすれば人口は減ってくる、税収は減る、当然ですよね。そうすれば出る歳出をいかに抑えるか、それしかないと思うのです。やはりそういう感覚を持っていただかないと町長が「大丈夫だ」と言うからには、「こういうことをするから町は安定した財政を保てる、安心してください」というものをこの収支計画の中でもやはり出すべきだろうというふうに私は思うのですけれども、その辺はどうですか。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

7年後の財政状況を見通すというのは、かなり厳しい話でございます。時々の施策の変更、道・国の事業の見直し、様々なことに対応していかなければならないので、このことは町議会議員であられますが、かつては行政のプロでありますし、現在は町議会を代表する監査委員でございますから、私から一つひとつご説明をする必要は全くないと思います。まさに竹田議員がおっしゃるとおりでございまして、これからいかに事業を押さえて必要なことを進めていくか、このことに尽きるかと思います。

議員の質問 4番 竹田努

町長の考え、自分自身もただやはりこの計画が先ほども言いましたように、町民目線というか町民に行き渡った時に、「木古内町、大丈夫か」とそういうふうにならないようにすべきだろうということを私は求めているわけですし、その辺が改善できないということであれば、確かに大変なことでしょうけれども、そのことを振興計画の財源をそのまま投入するという計画のほうが逆に難しいのではないかというような気もするのですけれども、町長が答弁をしたように、これから財政計画についてはシビアに今後実行するということですから、これを持って一般質問を終えたいと思います。

議員の質問 4番 竹田努

一般質問の冒頭の中で、「人災を伴う大災害」というそういうふうに言いましたけれども、「人的被害も伴う」ということで訂正をお願いしたいと思います。

出典:木古内町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる

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