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森町議会 平成28年第1回 3月会議 2016年3月4日

子育て支援について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 河野文彦

通告に従いまして、質問させていただきます。結婚、出産、子育て支援についてでございます。全国の自治体が国の進める地方創生実現のために、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に奔走しているところですが、さまざまな長期ビジョン、方向性、基本目標などに掲げられるのが人口減少と地域経済縮小の克服であり、ブレークスルーを目指すためには地方への新たな人の流れ、地域活力の創造、子供を産み育てられる社会環境の形成といった課題が浮き彫りとなっております。森町においても、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しているところですが、基本目標として森町人口ビジョンの達成が掲げられております。雇用の創出や魅力発信による移住、定住の促進など、さまざまな目標が明確化されておりますが、最も重要なのは結婚、出産、子育ての希望をかなえていただくこと、つまり人口の自然増を目指すことであると私は考えております。最近の森町の合計特殊出生率1.46という数字が出ておりますが、1990年、当時の厚生省が少子化に初めて危機感を持ったと言われております1.57を下回っているのが現実であります。人口の推移を見ても、このころより人口自然減が連続しており、歯どめのかかっていない人口社会減に拍車をかけているのが現実であります。しかし、昨年行われました地方創生に関するアンケート結果を見ますと、理想の子供の数は2人から3人と答えた方が最も多く、出産や子育てを迎える世代が理想の家族形成を実現することができたのならば、森町においても将来人口がこれほど問題化していなかったのかなと思うところもあります。一度低下した出生率を向上させて維持するためには、何世代にもわたる取り組みが必要であり、従来の延長ではない大胆な取り組みと言える施策が必要と考えますので、質問させていただきます。まず、1点目に、結婚から子育てまでをデミングサイクル、PDCAサイクルを有効に活用して継続的に改善するためにも、中長期的な専門部署や担当者が必要不可欠だと思いますが、設置するお考えはあるかどうか。2点目として、結婚、出産、子育てを迎える世代のニーズを的確に捉えるためにも、さらなる情報収集や意見交換など行う予定があるのかどうかというところを質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

河野議員のご質問は、このたび作成されました森町まち・ひと・しごと創生総合戦略の4つの基本目標のうち、結婚、出産、子育てにかかわってのものと考え、以下お答えいたします。1点目についてですが、当町の総合戦略の推進体制としては、総合戦略策定推進委員会が主体となり、評価、検証、分析などをPDCAサイクルを導入しながら取り組んでいくこととしており、事務局である企画振興課が中心となり、事業実施課との連携のもと、登載事項の改善、改定に取り組んでいくこととしております。過去にも同僚議員から同様の設置についてのご質問をいただきましたが、先般とも同じ答えになるのでございますけれども、このようなことから、現段階では専門部署等の設置については考えておりません。2点目についてですが、平成26年度の森町子ども・子育て支援事業計画策定時にニーズ調査を行っており、またその中の自由記述欄で多くの意見も把握しております。したがいまして、現段階では早急に大規模なニーズ調査などは考えておりませんが、附属機関として新たに設置されている森町子ども・子育て会議における取り組みとして、各委員構成団体の子育てなどに関する意見、要望なども討議議題として寄せていただけるような会議運営に努めてまいります。また、その他分野での取り組みにつきましても、他自治体の先進的な施策や事業の情報収集に努めるとともに、平成28年度からは第2次森町総合開発振興計画策定の取り組みもスタートしてまいりますので、この策定過程において町民、各団体など町内各層のご意見を伺う機会も設定ながら、その中で結婚、出産、子育てなどの課題につきましても議論を深め、施策が前進していくよう全力で取り組んでまいります。以上です。

議員の再質問 7番 河野文彦

デミングサイクルの4つの活動を継続的に実施していくことは、プロセスの改善といいますか、大変役立つと思いますので、ぜひ実現していただきたいと思うところです。ただ、結婚でいきますと、出会いから結婚、出産、子育てというところで考えれば、10年、15年、長いサイクルになってくるかと思います。現在の総合戦略の期間は5年と定められておりますが、5年で終了ではなく、2期、3期、10年、15年と長期的に継続されるべきだと私も考えております。頻繁に担当の職員が異動といいますか、引き継ぎはしっかりされるのでしょうけれども、継続的な改善活動というところで見れば、やはり支障となってしまう。担当の職員が長くいるほど継続改善活動にプラスになるのではないのかなというふうに思っているところです。総合職、総合的に対応できる職員の養成というもところも大事かと思うのですけれども、この問題というのは専門職、専門化して対応が求められるほど重要なものかなというふうに私思っております。国のほうも中長期的視点に立って取り組むことの必要性と訴えていますので、専門化、専門担当をぜひ配置してほしいなという思いがあります。私は、例えばまだ家庭持っていない独身の職員がこの担当となって、みずからが結婚、出産、子育てという課題に立ち向かって克服していく、そしてみずからの経験も踏まえて一緒に子育てした町民の方の意見を吸い上げながら、一緒にPDCAサイクルを回していくと、それくらい大胆に取り組みが必要なのではないかなと思いますので、まずこの点をどういうふうにお考えか、再度質問させていただきます。そして、昨年行われました地方創生アンケートで、森町で結婚支援を行うとしたらどのようなことが良いかという設問がございました。回答数が最も多かったのが雇用の場の確保と経済面を含めた住宅環境などの支援という回答だったと思います。雇用の場の確保というところでは、農業、漁業、1次産業から水産加工、介護まで、また新規創業者支援などさまざまな施策から各産業の安定した雇用を導き出していただけると、私は期待しているところです。しかし、そのアンケートの設問に住宅環境などの支援という記載をしたということは、その時点でこういったことが課題でないかという抽出はもう済んでいたのかなと思います。しかし、今の総合戦略に掲げられています結婚支援を見ましても、婚活パーティーといいますか、出会いの場をつくるといったところに重点を置かれているようですけれども、ニーズとしてはそこではないのかなというところもありました。この時点で課題の抽出、調査、施策への反映といったサイクルがもう既にできていないのかなと、ちょっと不安になってしまうところもあります。出産支援についても、具体的な施策に掲げられているのはこの森町という地域が抱える課題と合致していないのかなと考えさせられる部分もあります。子育て支援についても従来の施策の延長かなと思うところもあって、新しい支援としては修学旅行に係る経費の助成というのがありますけれども、これで子育てに希望を持っていただくという決定打にはなっていないのかなというところがありました。早急に大規模な情報収集やアンケートは今のところ予定がないというふうに答弁いただきましたが、例えば結婚支援であったら、まだ単身の方、若い方、若い方でもいろんな会に出てくる方と夜も昼も時間も関係なく働いている方ですとかと、多少環境は違うと思うのです。ですから、団体と意見交換とかだけではなくて、そういう方と直接、例えばどこかのにぎわいの場、お祭りの場でも花見の場でもいいです。職員の方がアンケートお願いしますと、若い方に絞って直接ヒアリングをする。そのようなことをしていったらどうかなという考えがありますけれども、その辺について再度質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。まず、専門の部署でございますけれども、河野議員のいろいろな自分の熱い思いから、このようにあったほうが将来のことを考えていいのではないかという、そういうご意見だったと思います。大変私もそういうところには共感をする部分もございます。しかし、町といたしまして、先ほども答弁させていただいたように窓口は企画課です。ところが、その中に各部署全ての人間がかかわってくることですから、しかも一つの部署で全てのことを深いところまで、詳細なところまでというのは負荷が大き過ぎるのかなと思います。まとめ役として企画課があって、それぞれの専門部分については各課が本当に深いところまで、そして特に町民と近いところにいる、そういう意見を吸い上げる、その組織は非常にこれは有効な形なのかなと私思っております。そして、専門分野として一人の人間をずっと長く同じ課に置くということは、それはそれで町の人材の育成、職員の育成としてはちょっと好ましくない部分がございますので、そういった観点から今は窓口1つに、企画の担当課にしておきながら、全体でまち・ひと・しごと創生総合戦略会議の策定については全体で挑んでいくと、そういう考えから、専門部署は必要がないのかなと、そのような考えでございます。また、いろいろな中身についてでございますけれども、河野議員の細かいところまで、そしてもっと大胆にいろんなところを取り組んでほしいなという、そういうご希望も非常に内容的にわかります。その中で、何よりも基本的にはPDCAサイクルをどんどん回していく、今全てに完璧な状態ではないと思います、私も。これは、プラン、ドゥー、チェック、アクション、このチェックの部分でもしどこかにもっと足りないところがある、そういうときにもう一度それを再検討して、アクションとして起こしながら、またこのサイクルをどんどん回してすばらしいものにつくり上げていく、これが今の現状の状態で、まだまだ入り口です。そこを基本に考えていけば、最初から完璧なものというのは正直ございません。ただ、中にはもっともっと、よしここだと、どんどん大胆にここにどんと費用を入れて、そして実際に具体的にやってみようという、そういったものもこれから出てくるのかなと、本当に私期待するところなのです。そういったところでは、今はJA、農協の青年部が出会いのカップリングパーティーをやったり、それから漁協青年部がカップリングパーティー、まず出会いが大事だということではどんどん若い方に支援していきたいなと、そのように思っておりますし、また違う世代でも出会いが少ない、それから出会ったときにそういうチャンスが生まれるということを私も期待しているところでございますから、そういったところも今後の施策の中に考えながら進めていきたいな、結婚、出産、子育て支援について、それについて取り組んでいきたいなと思っております。重複いたしますけれども、PDCAは1回の回転で終わるものではございません。河野議員もこれはご承知だと思いますけれども、それをどんどん回しながら取り組んでいきたいと思いますので、また貴重なご意見があれば、どうか提言していただきたいということを願いまして、答弁とさせていただきます。以上でございます。

議員の再質問 7番 河野文彦

ありがとうございます。クオリティーコントロールといいますか、デミングサイクルというのは、私たちの業界でも大変ツールとして役立てて事業の改善に用いているのですけれども、担当がかわってしまうと、ゼロからスタートとまではいきませんけれども、改めて引き継ぎして、何してというと業務を理解するまで大変時間がかかってしまうところがあります。町長おっしゃったように、一人の方を長くその部署に張りつけてしまうと職員の育成に好ましくないというご答弁いただきましたが、町民からすれば、その分野に特化した職員の方、自分が結婚のときに相談した、その担当の方が自分が出産のときにもいる、そういった部署があれば本当に安心して相談できる、そういうところにもつながっていくのかなと思いますので、ジェネラリストといいますか、総合的に対応できる職員というのも大切だと思いますが、中長期的に対応してくれる窓口担当の方というのがぜひ欲しいなと思いますので、その辺今後このPDCAを回していく中で、もし担当部署のサイクルが早いなという部分が課題として上がるようであれば、そのときまた考えていただきたいと思うところです。最初から完璧な計画はやはりないと思います。絶えずチェックして改善していくというが大事だと思いますけれども、出会いが大事と先ほどお話しいただきました。またちょっと今掲げられている施策の部分に戻るのですけれども、例えば出会いという部分でいけば、今回ですと農業者、漁業者のみにスポットが当たっているというところだと思います。ほかの産業に従事している若者に目向けてもらっていないと思われてしまうのかなというところもありました。森町の基幹産業の後継者というところで考えれば、もちろん重要な施策であって、今後も進めるべきだと思いますけれども、商工業者であっても結婚支援はもちろんしていただきたいなと思います。出会いの場と考えると、例えば飲食店に従事していて深夜まで仕事して、深夜に帰宅してというと一般の方と時間がずれてしまいますので、そういった方のほうがかえって出会いの場って少ないのではないのかなと、かえって漁業者のほうが、漁業者の方でもまだ独身の方いっぱいいますけれども、私の周りを見ますと、友達、友人関係を見ますと漁業者の方ほど早く結婚して子供たくさんつくって方のほうが多いのではないかなと逆に思うのです。だから、今掲げられている農業、漁業者のみではなくて、今後商工業者、その他の方の部分にもスポット当てていただきたいというふうに思っております。そして、出産支援についても、妻が出産を迎えたころですけれども、森に産婦人科がないものですから、函館に通院しておりました。森町には以前病院がありましたけれども、現在は休診という形になっているかと思います。ということは、森町の妊産婦の方々全員が函館か八雲に今通院している状態だと思います。例えばの話なのですけれども、出産支援となるとそういった通院、森町の外へ通院しなければならないという状況、そういう状況に多面的な支援が重要なのかなと考えているところもあります。子育てについて、今私の妻も一緒に働いてくれているのですけれども、共働きしていかないと進学させることも大変というような時世だと思います。保育や預かりといった部分も大切だと思いますけれども、共働き世代が保育していただいて働きに出るのではなくて、地域の中でおじいちゃん、おばあちゃんがいるのであれば、お孫さんと一緒に過ごせる時間をつくっていただくような施策、そういうのも子育て支援に十分つながっていくのではないかなと思っております。現在掲げられている施策というのは一端であって、今後さまざまな情報収集の中から新たな課題も出てくると思います。それで、今後この総合戦略にこだわらずに、現在掲げられた施策にこだわらずに、今後もっと柔軟にフレキシブルに進めていくという考えがあるかどうかというところをまず1点お聞きしたいと思います。そして、2点目ですけれども、これらの課題というのは10年、15年と長期的な対応が大事だと思います。梶谷町長自身が来年、再来年と歩みをとめずにこのPDCAをがっちり回していく、見ていくという気概をお持ちかどうかというところを質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。いろいろと細かいところまで議員勉強されて、今出てきている戦略会議の策定以上に深いところまで考えているなと思って感心しておりました。そういった中でも、これからも最終的には、そのままに固まったわけではなくて柔軟に、いろんないい意見があればそれは取り入れながら進めていくというのは私は基本だと思っておりますので、これについては担当課ももちろんですが、そういう形でフレキシブルな対応をとっていきたいなと、そのように思ってございます。また、その後の部分なのですけれども、私の任期は今年度秋まででございますし、それについては新年度予算について3月会議をきちんと終わらせて、その後に恐らくいろんな声がまたさらに出てくるだろうなと、そのように思っております。私も前にも同僚議員の答弁でお答えさせていただきましたけれども、新年度のスタートをきちっと整えない段階で、まだ任期の後、来年、再来年のことまでは語れないなと、そのように思っているところでございます。どうぞその辺をご理解いただきながら、再答弁とさせていただきたいと思います。以上でございます。

出典:森町議会 平成28年第1回 3月会議 2016年3月4日 議事録 PDF(170ページ) 間違いを知らせる

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