せたな町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月19日
瀬棚区海岸方面の避難場所と避難路の新設計画について
- 聞いた人
- 菅原義幸 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 11番 菅原義幸
瀬棚区海岸方面の避難場所と避難路の新設計画についてお尋ねいたします。町長であります。瀬棚区海岸方面の現在の避難場所は海抜が低く安全性に問題があります。裏山への避難路と避難場所の確保が必要であり早期の実現を求めます。以上であります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは菅原議員8問目の質問にお答えをいたします。現在、瀬棚区沿岸の津波対策は、概ね数十年から百数十年に1回の頻度で発生するレベル1に相当する南西沖地震と同程度の津波には十分耐えうる高さで海岸擁壁等については整備済みであります。しかし現在、北海道が公表している概ね数百年から千年に1回程度の頻度で発生するマグニチュード7.9のレベル2に相当する津波に対しては、瀬棚区市街地を除いた海岸地区における7箇所の避難場所で対応ができていない状況にございます。レベル2の防災対策上では1番目に安全な場所に避難をして自ら命を守るということが最優先されますことから、現状では海岸地区の避難場所のない皆様には裏山に自ら避難していただくという対応になります。本年7月12日の町の総合防災訓練で島歌地区町内会の自主防災組織が避難訓練において、現在、避難場所に指定されていないレベル2の津波から安全である島歌林道に避難訓練を実施したケースがありました。今後はそうしたことも踏まえ、安全な避難場所を有していない地区の皆様と避難路等について改めて協議を重ね、安全な場所の選定を進める必要があると考えているところであります。その中で必要に応じた避難路等の整備について検討してまいります。
議員の質問 11番 菅原義幸
ただいま町長から低いところは検討しているという明快な答弁がございました。速やかに立案、練り直しという問題を提起したいと思います。これは平成28年12月8日、町民の皆様へ、指定避難場、福祉避難場、指定緊急避難場所の指定についてという資料が手元にありますが、単に瀬棚区の海岸地域に限らず再検討の余地がある場合には、視野を広げて検討していただくということが必要だろうというふうに思います。再質問でこれも通告にはございませんけれども、関連しておりますから合わせて指摘をしておきたいと思います。以上であります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。これは通告の範囲内であるというふうに考えて答弁をさせていただきます。国のほうは今回いつ起きてもおかしくない地震として、千島日本海溝巨大地震が特別強化地域として令和5年5月30日に指定をされました。それに伴って避難施設等の建設に国の補助が入るということになったところでございます。しかし日本海については、まだそういう状況にはなってきておりませんので、私たちとしては、しかしながらそういった状況が起こったときに十分対応できるようにということで、これから地域の皆さんとよく相談させていただいて防災組織などの、これもこの設置の組織化が遅れておりますので、こういった部分をしっかり進めさせていただきながら、地域と一緒になって対応してまいりたいというふうに思っております。当面レベル2という7.9程度の大きな地震の対応につきましては、ハードでの整備というのは国もできないという状況になっておりますので、安全な場所に自ら避難をするということになろうかと思います。いわゆる自助ということでございますが、そういったことに速やかに取り組めるような体制を町としてもこれから住民の皆さんとよく相談をして対応してまいりたいということで、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 11番 菅原義幸
町長、私の8問目の質問は、瀬棚区海岸方面の避難場所と避難路の新設計画についてなんです。再質問したのは、それ以外の場所の問題を質問したんです。よく通告の範囲内だという広い判断をしていただけましたね。その時点で言えばエアコン問題についても答えが出たんじゃないですか。それで9問目の質問に入ります。5年間で43兆円の大軍拡の財源を捻出する軍拡財源確保について町長にお尋ねいたします。①211通常国会で通過した5年間で43兆円の大軍拡を行うための防衛力強化資金を創設する軍拡財源確保法について、医療や年金への影響、増税の危惧、子育て、少子化対策の財源への影響などの懸念が指摘されています。町長はどのように考えますか。②この法律は敵基地攻撃能力保有と一体のもので憲法9条はもちろん、自民党政府が掲げてきた専守防衛さえ踏みにじり、戦後日本の平和国家としての在り方を根底から覆すものと考えますが町長の見解を伺います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それではお答えをさせていただきます。軍拡財源確保法については、いわゆる防衛力財源確保特別措置法でございますが、これについては衆参両議院で審議後、本会議で可決されたものでございます。その際には5年間で43兆円の財源確保についても審議されておりますが、現段階におきまして、せたな町に関係する財源への影響、議員おっしゃいましたような財源の影響については示されておりませんので、判断しかねる状況でございます。菅原議員の2点目の質問にお答えいたします。国の安全保障政策、外交等の方針やそれに係る法律については、政府又は国会で審議及び決定されるものと考えますので、この町議会の一般質問の場で私の見解については控えさせていただきます。以上でございます。
議員の質問 11番 菅原義幸
私この種の問題で質問申し上げるのは、おそらく合併して新議会になってから初めてだと思うんです。町長一体どういう答弁するかなといろいろ想定しておりましたが、ほとんど見解を表明できなかったと。これは私の想定の範囲内の答弁であります。大変残念だということを申し上げておきたいと思います。まず1点目の問題ですが、これは地方の政治にとって大変大きな影響のある財源法なんです。それが根拠を示していないので別に判断しかねるということであるならば、私は地方自治体の首長として大変情けない限りだなというふうに思います。長々と議論するつもりはございませんけれども、軍拡財源確保法案で創設する防衛力強化資金について申し上げますと、例えば国立病院機構と地域医療機能推進機構、これはJCHOでありますけれども、積立金を外国為替特別会計などの繰越金、国有財産の売却の税外収入、約3.4兆円を貯め込み、使途を軍事費に限定して数年度にわたって防衛省が自由に使える内容になっております。本来、医療や年金に回す病院積立金の流用には現場からの疑問の声も上がっております。それだけではありません。結局最後は消費税に頼って国民に大きな負担が返ってくる。福祉や教育を削って軍事予算のほうに回っていく、それは目に見えております。そういうときに地方自治体の首長としてこのような見解であれば誠に寂しい限りだということを率直に申し上げておく次第であります。それから防衛問題は国の問題だから、要するに発言は控えたいというようなことなんですね町長。論評はしませんということなんですね町長。しかし防衛問題は、ただ単に国会で議論すればいいという問題でないです。直接、全ての国の国民の明日の命運にかかってくる問題なんです。私一つだけ申し上げておきますが、この軍拡財源確保法というのは、敵基地攻撃能力の保有と一体の軍事力強化のための財源確保っていう性格持ってるんです。敵基地攻撃能力の保有というのは何かっていうと、敵から攻撃される前に適の基地を叩いてしまおうと、基地だけでなくて、政府のあらゆる機能も含めた壊滅的な打撃を与えてしまおうという先制攻撃の議論なんです。そういたしますと必ず反撃を呼びます。そのことによって限りなく日本が戦争の危険に巻き込まれていく大変物騒な理論なんです。憲法9条は、その成り立ちが2つあります。一つは交戦権否認であります。要するに戦争は絶対やらないんだと。これが第2次世界大戦からの教訓なんです。それから2つ目には軍事力を持たない。この2つなんです。これに真っ向から反する構想が敵基地攻撃能力保有という、今岸田内閣が血眼になって進めている政策です。しかもこれはアメリカ、バイデンの再々による呼びかけの中で起きてきている問題なんです。これしゃべると相当長くなりますからこれ以上言いませんけれども、いずれにしましても軍拡財源確保法は戦争の危険をさらに進めるのが一つと、国民の生活、非常に否定的な影響を与えることが一つ、こういう側面を持っておりますので、地方自治体の首長としても十分国策を研究なさって、我が町、我が町民をどのように守っていくのか。住民の福祉、幸せのために首長としてどうあるべきか、十分ご研鑽をいただきたいというふうに思います。以上で終わります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
議員の質問を聞いておりまして、私としても、もう少し勉強をしなければならないなというふうに感じて聞いていたところでございます。現在、ウクライナなどの国際情勢や日本が置かれている状況では、隣国でミサイル発射を乱発する北朝鮮や中国などの軍事的な脅威にさらされ、昔の状況とは比較にならないほど厳しい状況にあると判断されるところでございます。こうした状況を受けて国会においては十分議論され、もちろん反対の方もおりましたが、多数の議員の賛成によって成立した法律に対して、私としては安全保障の専門家でもございませんし、答弁のしようがないというのが正直なところでございます。この質問に対しては、私の裁量の範囲を超えているというふうに感じておりますので、この程度の答弁にしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
議員の質問 11番 菅原義幸
この程度にしてくれとおっしゃっているわけですから、今日のところはこの程度にとどめたいと思います。この議論は今後町長、自由闊達にやりましょう。地方自治体を守っていく上で避けて通ることのできない基本的な議論になっているんです。私も大いに勉強し、研究し、地方議員としてどうあるべきか研鑽に努めますが、町長にも真摯な対応を今後求めてまいりたいというふうに考えます。それで最後の質問に移ります。マイナンバー法など改正関連法の成立に伴う健康保険証の廃止について町長に伺います。①当町におけるマイナンバーカードの最新の取得数、取得率を伺います。誤交付や誤登録数についても明らかにしてください。②岸田政権は、マイナンバーを巡るトラブルの発生や国民の反対の声にも拘わらず、来年秋の健康保険証の廃止とマイナンバーカードの一本化を強行しようとしています。これまでに岩手県議会では健康保険証廃止の中止を求める意見書が可決され、神奈川県と県内の33市町村も国に対して新たな事務負担や混乱が生じないようにすることなど6項目の要望書を提出しています。町長はどのように考えていますか。③町長は、健康保険証の存続とマイナンバーカードへの一本化の中止を国に求める考えはありませんか。以上であります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは最後10問目の質問にお答えさせていただきます。1点目でございますが、せたな町のマイナンバーカードの交付者数は本年8月末時点で5,368人、交付率は75.1%であります。誤交付や誤登録数については確認されておりません。2点目の質問ですが、国においては来年秋に健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一体化する方針については、当面維持するが、さらなる期間が必要と判断される場合には必要な対応を行うとされました。更に現行の健康保険証の廃止は国民の不安払拭のための措置が完了することが大前提、国民に選ばれるマイナ保険証にしていくことに全力を尽くすとされております。町としては、こうした国の方針に注視しながら国において国民に混乱が生じないよう説明責任を果たしていただきたいと思っております。また全国町村会においても、神奈川県とほぼ同様なことでございますが、マイナンバーカードと健康保険証の一体化にあたっては十分な財政措置、必要な情報を速やかに提供すること、国民に対し必要な手続きに関する周知を図ることなど、本年7月に国に対して要望しているところであります。3点目の質問ですが、健康保険証の存続とマイナンバーカードへの一本化の中止について国に求める考えはございません。町としては、安心して全ての患者の方々が受診していただく環境を維持するとともに、より良い医療を受けることができるようデジタル化を進めていくことが重要と考えますので国の方針に基づき適正に執り進めてまいりますこととでご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 11番 菅原義幸
ただいま町長は、国に対してマイナンバーカードの一本化中止、健康保険証存続、これについて全く後ろ向きの答弁をされました。これも大変残念だと申し上げておきます。マイナンバーカードの一本化は次のような矛盾があります。マイナンバーカードと一体化した健康保険証への他人の医療情報の誤登録、マイナンバー保険証での本人確認不能による窓口の10割負担請求、医療費や投薬などの医療情報の第三者の閲覧、診療を受けずに帰宅したケースの発生など命に関わる深刻なトラブルが続発しています。その他マイナンバーカードをめぐり本人以外の公的年金の受取口座の誤登録、他人の年金記録の閲覧、障害者年金手帳の誤登録などトラブルは多方面で多数に及んでおり、個人情報の漏洩という重大な問題も発生しています。政府はマイナンバーカードを持たない人のために発行する健康保険の資格確認証の有効期間を1年から5年以内に延長することや本人の申請なしでも発行する方式を検討していますが、それならば保険加入者全員に送られる現行の健康保険証を存続すれば済む話であります。現行の健康保険証が廃止されれば、任意であるはずのマイナンバーカードの取得が事実上義務化され、マイナンバーカードを持たなければ保険診療の受診が困難になり、国民皆保険制度の根幹が破壊される危険性があります。以上のことから、私は改めて国民の命に係る来年度秋の健康保険証の廃止を求め今後も存続すること。マイナンバーカードへの一本化を注視して白紙から見直すこと。これを町長にしっかりと認識し我が町の基本方針にぜひ据えていただきたいということを申し上げて再質問を終わります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。我が国はデジタル社会への対応が遅れていると言われております。ミスが出たから、あるいはトラブルが出たから中止という考えには賛成しかねます。課題があればそれを克服し前に進めるということが大事だと考えております。高齢者の中には新しい制度への不安があるということも承知しておりますが、スマホやカードの利用も増え、アナログからデジタルへと社会は急激な変化をしており、これは避けて通ることのできないものと理解していただきたいと思います。町としては、そうしたミスやトラブルこれらにしっかり出ないように対応して、町民のこのマイナンバーカードの普及に取り組んでまいりたいと考えておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。