みんなの議会

森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日

森町新エネルギービジョンについて

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 河野文彦

それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。森町新エネルギービジョンについてです。地球温暖化が起因と思われる様々な問題が顕在化、深刻化し、今後も私たちの健康や経済活動への広範囲な影響が予測されています。地球温暖化は、石油などの化石燃料の恩恵を享受している私たちの豊かで利便性の高い社会経済活動が一因と言われており、地球温暖化の被害者である我々が加害者でもある複雑な側面を含んだ深刻な問題であります。このような状況を受けて、平成27年1月に森町新エネルギービジョンが制定され、豊富な地域資源の特性を生かす重点プロジェクトが設定されました。全国的に見ると、地域単位で取り組める活動は小さなものですが、持続可能なエネルギー環境を創造するためには極めて重要であり、身近な生活環境で取組を始めることに大きな意義があり、地方公共団体が果たす役割を重要視しております。また、令和2年6月に北海道内で初となる北海道森町気候非常事態が宣言され、地球温暖化防止への行動の必要性、森町の産業にまで影響する事象であることの自覚、温室効果ガス排出実質ゼロを目指す運動推進などが強く求められています。さらに、岡嶋町長の執行方針においても、安心して暮らし続けられる環境づくりのためにも、温室効果ガス削減への取組が重要であると記載されており、森町新エネルギービジョンの重要性は一段と高まっていると言えます。新エネルギー推進期間の終盤に差しかかり、これまで掲げられてきた様々な活動のPDCAから蓄積された情報を持って北海道森町気候非常事態が宣言されて初の年度を迎えるに当たり、より効果的な新たな取組が実践されると思われますので、質問いたします。1番、各重点プロジェクトの進捗状況と今後の展開は。2番目に、道内自治体初の気候非常事態を宣言したオピニオンリーダーとしての行動は何か。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。森町地域新エネルギービジョンにおける重点プロジェクトの進捗状況として、ハイブリッドシステムなどクリーンエネルギー自動車の導入や新エネルギー導入の推進に向けた普及啓発事業として見学会などを実施し、町内外から見学に来られる方たちを受け入れています。ほかにも住宅用太陽光発電システム設置補助金制度により年間のCO2の排出量を削減するといった実績がある一方、公共施設への太陽光発電システムや木質バイオマスボイラーの導入実績はなく、バイオマス発電施設の整備、活用といった事例もないことから、計画どおり進捗していない項目もあるのが実情です。今後は、今年度中に取りまとめる地域新エネルギービジョンの中間報告に基づき、町内の情報共有や事業の推進体制の見直しを図るとともに、公共施設への新エネルギー設備導入をはじめ、これまで以上に地域資源の活用や利用拡大の支援を行うことで重点プロジェクトに掲げている項目の達成を目指します。また、北海道内で初めて気候非常事態を宣言した町として、これまで取り組んできました温室効果ガス排出量削減の取組を堅持することはもとより、温室効果ガス排出実質ゼロに向けてかじを切った国、そして令和3年度以降に地球温暖化対策推進計画に代わる新たな計画を策定する予定である北海道の動きを注視し、町民一体となって温室効果ガス排出量削減に取り組んでまいります。以上です。

議員の再質問 9番 河野文彦

エネルギービジョンの重点プロジェクトに掲げられて、私今回この質問をした経緯の中で数年前に同じような質問をしたのです。計画どおり行ったこと、行えていないこと、ほぼ同じような回答だったな。ですから、数年前と実質何も進んでいないのかなというのが今正直受けた感想でした。重点プロジェクトの3つに戻りますけれども、例えば雪を活用した施設ですとか、こういうプロジェクトも上げられていますけれども、家畜のふん尿のバイオマスの活用ですとか、町独自の事業ではなかなかこれ大変だろうなという部分もあります。ただ、目標は目標として推進していけたら、こういうサステーナブルなエネルギー環境というのは実現していけるのかなと思った中で、公共施設へのそういう再生可能エネルギー活用の設備の導入もできない、また木質バイオマス、ペレットストーブの導入もしていないと。これは、町単位でできる範囲といいますか、できる規模のものなのではないかなと思うのです。ここでいうと、小型の太陽光発電した街路灯の整備ですとか、やろうと思えばできることってまだまだあったのではないかなと思う中で全然進んでいないのが現状かなというふうに聞いておりました。それで、非常事態宣言ですか、こちらも北海道で初ということで、今後もいろんな自治体がこの宣言をされてくるのかなと思う中で、森町が一番最初に宣言したのに何もやっていなくて、ほかの自治体の取組がどんどん進んでいくという事態だけは避けてほしいなと思うのです。その辺を今回の町長の執行方針にも触れられてはいますけれども、予算的には具体的な取組が見えなかったものですから、その辺を来年度すぐというのは難しいのかもしれないのですけれども、本当に全道初の取組をどんどんしていってほしいなと思うのですけれども、その辺の町長のお考え方をお伺いしたいと思います。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。河野議員ご指摘いただいたとおり、本当になかなか進まなかった、そういう状況はしっかりと受け止めている状況でございます。最初のご質問にもありましたとおり、PDCAサイクルをしっかりと回して、そのようなお話がございました。結果としてなかなか進まなかった、そういったことの原因がどのような点にあるのか、そういったことをしっかりPDCAサイクルに当てはめ、2周でも3周でもして、しっかりと精査しながら最後まで進めていきたい、そのように進めていきたいと考えているところでございます。そして、率先してオピニオンリーダーとして取り組むべき事業、どういったものをやっていけばいいのか。当然これは、当時せっかく、私も議事録等々見ていて承知はしているのですが、議会議員の皆様からそういったご質問をいただき、町としてもこれは宣言しなければならない、しっかりと日本国内のみならず、世界と言ってしまえば言い過ぎなのかもしれないですけれども、世界的規模でこのサステーナブルな世界をつくっていく、維持していくという流れは、様々な産業にも波及していっていると私は考えております。それが経済の負荷になるのではなくて、しっかりと産業に取り入れて、これも森町の魅力だ、そういったものに私は変換していく必要があるのかなというふうに考えております。その中でも、この森町は林業、1つ例えを言いますと、林業が非常に盛んといいますか、町に存在する事業者さんでも様々なことをやられている林業の企業ございます。そういった方々としっかりと協働して、今年に入ってですか、ニュースにもこの間なっていましたけれども、二酸化炭素の排出権取引、そういったものも今後活発になるのではないか。一旦は下火になってはいるのですけれども、国のほうで掲げた2050年まででしたか、排出量をゼロにしますと宣言されております。そういったものを軸として、それに向かっていろんな企業も事業の方向転換等々をどんどん、どんどん世界中でもしていかなければならない。そんな中で、この森町における林業、そういった産業が新たな価値を生み出せる、私はチャンスになるのかなというように思っています。今回の本年度当初予算で担当課からも上げさせていただいております様々な林業に関する事業、まずはそういったものをしっかりと、その中に含んでおります人づくりの部分等々をしっかりと形にして進めていって、世界的なそういう二酸化炭素排出削減に向けた動きを森町の事業者様に価値として落とし込んでいける、そういったものを担当課とともに、森町の事業主様とともに築き上げていければ、私はこれはピンチではなくチャンスにしていけるのではないかなというふうに考えております。まずは、今回当初予算で上げさせていただいた様々な事業を通じて、いろんな可能性を見いだしていきながら、オピニオンリーダーとして森町、こういうことを進めていくのである、そういったことをしっかりと森町の魅力として発信していきたい、そのように考えております。以上です。

議員の再質問 9番 河野文彦

森町、林業が大変盛んということで、森林バイオマスというのですか、木質のエネルギーというのも大変可能性を秘めているものですから、今森は林業の関係ではエネルギーに限らない部分でもいろんな取組があると思いますので、こっちのエネルギーの関連ででも林業がより一層盛り上がるような、そういうモデルケースとなるような取組を今後も進めていってほしいなというふうに思って聞いておりました。PDCAで今までの活動から新しいプランをまた練り直すというような書き方したのですけれども、正直このエネルギービジョンの重点プロジェクトは余り進捗していないなという中で、ちょっと意地悪な書き方をしてしまったなというふうに今思っていたのですけれども、計画として上げたけれども、できなかった項目、これもPDCAに当てはめて、なぜできなかったのかという部分もこれから検証は大事だと思うのです。決して変な項目ばかり並んでいるわけではないので、ロードマップの中で10年たったら新たなエネルギービジョンづくりというふうに記載されていますので、この新たなエネルギービジョンを策定する際には本当この地域のためになる、地域で実現可能な、町民の方も見て感じていただけるようなビジョンをしっかり策定していってもらいたいなというふうに思いました。その中で、新たなエネルギービジョンづくりの中で、先ほど林業の話ししましたけれども、そういう農業系ですとか漁業系の廃棄物の中でも新たな可能性を秘めているエネルギーというのはたくさんあると思いますので、この新たなビジョンをつくるために、役場の担当課だとかコンサルタントだけではなくて、町内のそういった関係の方もたくさん巻き込んで、新しいビジョンをつくってサステーナブルな社会をつくる一助になっていければいいビジョンになるのではないかなと思うのですけれども、その辺を最後にもう一度聞かせていただいて、再々質問にしたいと思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。本当に河野議員おっしゃるとおり、私も先ほどから何度か答弁させていただいておりますが、この町に住んでよかった、町民主役のまちづくり、町民の方々が本当にどういった形でこの森町に住んでいる、仕事しているということに価値を見いだしていただけるか。私は、行政がどれだけ町民の方々にいろんな情報を出して、一緒にいろんなことを頑張っていこう、そういった姿勢をしっかりと出して、いろんな町民の方に寄り添いながらやっていくことが非常に大事であると考えております。河野議員おっしゃったとおり、この森町の一次産業、林業に限らず、漁業、農業もそうですけれども、本当にまだまだいろんな隠れた魅力や可能性、たくさんあると私は考えております。案は私たちが出すにしろ、その携わっている方々がそれをどんどん、どんどんいいものに変えていって、そして森町の新たな魅力にしていけるよう、しっかりと町民の方々、各事業者の方々と協働して、しっかりと持続可能なまちづくりを進めさせていただきたいと考えております。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日 議事録 PDF(135ページ) 間違いを知らせる