森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日
尾白内小学校校舎・屋体耐震診断について
- 聞いた人
- 斉藤優香 議員
- 答えた人
- 教育長 増川正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 15番 斉藤優香
通告に従いまして、教育長に伺います。尾白内小学校校舎・屋体耐震診断についてです。令和2年3月に上程されました尾白内小学校耐震診断の予算は、修正案を議員の賛成多数で可決され、見送りとなりました。海抜6メートルに位置する尾白内小学校は、津波浸水区域です。小学校は避難所でもなく、徒歩で国道へ、さらに森か砂原の避難所まで避難しなくてはなりません。建物の耐用年数が60年と言われている中で経過年数が50年から55年である校舎を構造図の作成、耐震診断に5,000万円をかけて耐震化の調査をして耐震補強のための設計、工事をしても、本当に子供たちの命を守ることができるのでしょうか。この町の未来を担う子供たちの安心、安全と教育の方向性を保護者の方々、地域の方々とよく話し合うことを要望したはずです。この間、1年間あったにもかかわらず、学校とコミュニティスクールの役員、PTA役員のみの話合いが行われ、ほかの保護者の方々には11月のお便りの片隅に報告が記載されただけです。これで保護者の方々、これから尾白内小学校に通われる地域の方々に説明したと言えるのでしょうか。子供たちの安心、安全をどのように考えているのか、保護者の声を聞くということをどのように考えているのか、教育長の所見をお伺いします。
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
お答えします。子供たちの安全、安心を図る観点が多岐にわたっておりますが、子供たちが長い時間を過ごす学校施設の安全性の確保は極めて重要であります。尾白内小学校は、旧耐震基準の学校施設であることから、早急に耐震診断を実施し、その評価を基に保護者や地域と熟議を重ね、子供たちの安全、安心を確保してまいりたいと考えます。次に、保護者の声を聞き取る場や方法は様々にあると考えております。尾白内小学校PTAにおいて会員の信任を得て選出された役員の方々が学校の耐震化は安全性の上でも進めてほしいなどの要望をPTA役員会の意見が保護者全体の意見であり、皆さんの総意であるとの意見は一定の責任あるものであることから、保護者の声としたことは適切であったと考えております。以上です。
議員の質問 15番 斉藤優香
私たちが昨年修正案を出したのは、耐震診断をしてはいけないとか無駄であるとか、そういうことを言ったわけではありません。本当に尾白内小学校のことについて、きちっと保護者の方、地域の方々に皆さんの意見を吸い上げて将来の方向性を決めてからということで要望しました。なぜならば、海抜6メートルで津波浸水想定区域に建っているのです、尾白内小学校は。それも校舎も55年もたっている。生徒数も減少、耐震だけが問題ではないということです。東日本大震災から10年、いまだあの光景は目に焼きついて忘れられません。最近でも毎日のように地震が起こっています。いつ来るか分からない、避難訓練をしているからと言っていますが、大雨の日、大雪の日もあるでしょう。誰があの津波を予想したのでしょうか。お答えしていただきたいまず1つ目は、想定外はないと言われている中、尾白内小学校は想定内なのです。想定内の津波浸水想定区域に建っているのです。その場で耐震補強をして安全と言えるのですか。また、耐震工事が完了したら、そこは避難所になるのですか。たとえ外側が補強されていても、先日視察させてもらいましたが、校内は消火栓設備も機能していない。廊下の真ん中にどんどんとストーブがあり、手洗い場には凍結防止とお湯を出すための電気コードがタコ足のようにたくさん出ている。とても安心、安全であるとは思えません。このようなことをどのように考えているのか。2番目、保護者の方々、地域の方々の意見を聞くということは、保護者やPTAの役員のみ、地域は町内会長と評議員、その方々の意見をもって、それが総意であるというのは私は乱暴過ぎるように思います。一任するとかという確約は取ったのでしょうか。3番目に、改修計画を作成しているところですとのことですが、それはいつできるのでしょうか。ほかの町村で耐震化が遅れている理由として、改築や統廃合といった計画を立てています。森町は、ほかの公共施設整備を優先しているためが理由です。計画も策定しない、方向性も決めない、これでは強い通達が来るのもうなずけます。そして、今回教育委員会の資料には、来年度以降に必要となる主要な小中学校の改修に支障を来すとありました。これで尾白内小学校の子供たちの安心、安全のためと言えますか。もう一つ、学校施設に関しては、保護者は子供が卒業していく。教師も転勤する。担当も代わるかもしれない。後へ後へと、最後はもう無理ですという声が上がってから行政は動くのですか。学校の適正化をどう考えているのか、教育長の所見をお伺いしたい。お願いします。
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
お答えします。幾つか重複しているご質問あったと思いますので、私の答弁で漏れているところがございましたらご指摘ください。まず、浸水区域のことございました。そして、施設が老朽化しているという指摘もございました。全くそのとおりであります。ですので、いま一度調査をして、校舎がどれほど耐力度があるのかしっかり診断して、その評価を基に今後の方向性を決めていくということが適切でないのかなというふうに思っております。そして、津波の浸水もありますけれども、確かに浸水区域に校舎は建っておりますけれども、それはそういったことを想定して毎年避難訓練を行っているところであります。そして、避難訓練の実施によりますと、まず国道まで子供たちが徒歩で、その上の避難所の南部会館ですね、そこまで行くと……(何事か言う者あり)
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
あそこを目的にしているのです、学校は。そこまで行くと、小走りで12分、徒歩で14分かかるというのです。ですから、津波がいざ起きた、そしたら運動公園までひとまず避難する、そういった段階を踏んでの避難訓練をしていますので、私はそういったところで安全、安心が図られていくと思っております。そして、調査後避難所等になるのかについては、まずは調査させていただきたい。尾白内小学校の校舎がどのくらい耐力度があるのか、まずここをしっかりしないと次に進めない状況なのであります。ここを調査して、子供たちに、保護者に安全、安心を図るための基礎資料、根拠を持たないと無責任なことになると思うのです。ですから、調査させていただきたいというふうに考えているところであります。そしてまた、議員からは町内会の役員のみ、またはPTA役員のみということでいいのかということでありましたけれども、ここも非常に私にとってはちょっと心外かなというふうに思っています。町内会の役員の方々は、町内の方々の信任を得て一定の責任と権限がある方々でありますし、PTAの役員もそうであります。一定の権限と責任のある方が、これがまとまった意見だとおっしゃったことは、私は最大限尊重したいというふうに考えておりますし、そういった意見がまとまって、今回要望書が提出されたものというふうに考えております。そして、学校施設の適正化ですけれども、これについては長寿命化計画で明確に示していますけれども、学校の規模や配置の適正化は今後の児童生徒数の見込みや学校規模ごとの特色などを踏まえた上で学校関係者、保護者、地域の方と協働して検討を行い、合意形成を図った上で進めていくというふうにしておりますので、やはりこのたびの尾白内小学校の今後の在り方については、ここで立ち止まって調査させていただいて、今後の方向性を見いだしていきたい、そういうふうに考えております。以上です。
議員の再々質問 15番 斉藤優香
再々質問させていただきます。津波想定区域にもう建っている想定内の建物を耐震があるかないかを図るの意味が私には理解ができません。耐震があったらどうするのですか、耐震がなかったらどうするのですかという方向性が見えないまま、もう本当に津波が来たときには、そこは浸水しますよと言っているのではないですか。それを耐震があるから、ないから、そうであるとするならば、地域としてどうしても残したいとか、そういう要望があるのであれば、現在の場所ではないのではないですかということです。高台も兼ねた避難所を、小規模な校舎を建てるとか、そうしないと子供たちの安心、安全は確保できないのではないですかということを言っているのです。耐震診断は、尾白内小学校のためにやるのですか、それともこの先の主要な小中学校の改修のためにやるのですか。尾白内小学校の子供たちのことを考えれば、見た目でももう、年数も55年たって老朽化が著しいところを、耐震したからといってどうする。その先の計画がないままで、そういうことをきちっと保護者にも説明することが必要だと思います。教育委員会では、アンケートをしませんと言っていました。アンケートよりも、1人の生の声のほうが真実であるような発言もされました。この耐震診断の話は、保護者の方から知らなかった、知っていたら意見があった、アンケートでもあればよかったという意見が寄せられましたので、独自のアンケートを現在通学している、これから入学予定の方に行ってみました。その結果は、PTA役員の意見だけではとても総意とは言えなかった、直接関わる関係者の声を聞いてほしい、これを機会に尾白内小学校の本当の安心、安全とは何かということをまず話し合ってそこから、耐震診断が駄目とか言っているわけではないのですけれども、耐震診断が問題だと言っているわけではないが、尾白内小学校に問題があると言っているわけではないのですよね。想像も及ばないことが起こるということが東日本大震災で分かったはずです。であるならば、想像つくことからは子供たちを守りましょう。それが一番大事なのではないでしょうか。避難訓練だけで補えることばかりではないと思います。よろしくお願いします。
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
お答えします。まず、耐震診断と校舎の老朽化と津波浸水は分けて考えていただきたい、そう考えております。今浸水地域にある校舎をすぐ危険だと言って移転するわけにはいきません。ですから、まずそこは切り離していただいて、まず老朽化している施設の耐震度、耐力度を調査させていただきたい。そして、尾白内小学校の子供たちの安全、安心を守っていきたい、そういう方向を見いだしていきたいということなのです。ぜひご理解をいただければと思います。尾白内小学校の子供たちの安全、安心を守るために調査したいということなのであります。そして、見た目で判断するというのは、やはり根拠としては薄いです。調査させて、しっかりした科学的な根拠を持ちたい、そういうふうに考えております。そして、先ほど来もありましたけれども、役員の方々は一定の権限の責任を持って意見をいただいて要望書として提出されているわけですから、ぜひ要望書についてのご理解もお願い申し上げたいというふうに思っております。そして、議員がアンケートをされたということなのですけれども、その目的や内容について、または方法について、今詳細には分かりませんので、どういった内容なのか、もし見せていただけるものであれば、今後の方向性に生かせるものであれば、判断材料にしていきたいというふうに考えております。想定外のことは、いつ、どこで起こるか分かりません。でも、今できること、今やらなければならないことをまず進めさせていただきたい、そういうふうに考えておりますので、重ねてご理解をお願いいたします。