みんなの議会

森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日

3、高齢者施設、医療機関の関係者へのPCR等検査について、新年度からの町税等の延滞金徴収に当たって

聞いた人
檀上美緒子 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 檀上美緒子

では、1問目です。高齢者施設、医療機関の関係者へのPCR検査について。世界的に新型コロナウイルス感染症の戦いが2年目を迎え、やっとワクチンの接種が医療従事者先行実施が始まりましたが、まだまだ高齢者、そして一般の方々への接種は見通せない状況です。また、感染拡大に歯止めがかかってきているとはいえ、医療機関や保健所の逼迫状況、暮らしや経済の苦境は続いています。感染対策は、まだまだ気を緩めることはできない状況です。この感染症の厄介なことは、無症状の感染者が感染を広げる可能性があるということですから、感染拡大を食い止める、クラスターを発生させないためには、感染者を早めに見つけ、保護、隔離することが必要であり、そのためにはPCR等の検査の拡充こそ有効だということが明らかとなっています。全国的にも北海道、函館市や北斗市においても、クラスターの発生は高齢者施設や病院が多くなっています。しかも、感染したら重症化しやすい方々が多くおられますから、こうしたところで感染者が出たら本当に大変な対応が強いられています。森町には高齢者施設が多くありますが、今までにクラスター発生がないということは感染予防に懸命に取り組まれておられるからだと思います。その努力に応える上でも、それを支えるためにも、定期的な関係者のPCR等の検査を実施するべきだと考えます。国は、こうしたリスクの高い施設での定期的検査を感染拡大地域とかクラスター発生を条件にしていますが、発生してからでは遅いのです。ぜひ森町として高齢者施設や医療機関の関係者のPCR等の定期的検査実施について町長の所見を求めます。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。これまでPCR検査は、渡島保健所や医療機関が判断の上、必要とされる方に対して行われております。あわせて、国保病院の発熱外来において新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、抗原検査を実施しております。高齢者施設や医療機関に従事する方へのPCR等の検査についてですが、検査を行ったとしても、検査時点で感染していないことが判明するだけであり、検査の直後からこれは感染リスクが生じます。また、PCR検査にしても抗原検査にしても感度が100%ではないため、感染しているのに陰性と判定される偽陰性が発生します。これらのことから、従事者への検査を実施することよりも、感染防止対策に重きを置くべきだと私は考えております。今後も高齢者施設や医療機関においては、感染防止対策を徹底していただくとともに、町としても新北海道スタイル、安心宣言の取組をはじめ、あらゆる対策を講じ、町全体で感染防止を図っていく所存です。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

予防策はもちろん徹底してやるべきことだと思います。それで、先ほどの町長の答弁の中でリスクが、いわゆる行政検査はもちろん今既に行われていますから、今私がここで言っているのは、いわゆる社会的検査ということで、保健所だとか行政的な部分ということではなくて、早期にリスクの高いところでは感染者を発見することがクラスター発生にとって徹底的に予防する方法だということは、これは多くの専門家も認めているところなわけです。もちろん偽陽性だとか偽陰性だとかということで100%ではありませんけれども、とりわけPCR検査については90%以上、95%近くの確率で判定が出ますし、抗原検査はそれより下がるわけですからあれなのですけれども、さらに今現実的にクラスター、全国的に減ってはきているのですけれども、かなり流行している時点の中では今言った社会的検査を行っているところでクラスターを、または感染拡大を抑えたという実践例は世田谷の部分にしても和歌山県の部分にしてもかなり全国的にそういう幅広くPCR検査を行う、社会的検査を行うということでは実証されているところなわけです。今の段階では、それこそ厚生省もプール検査の内容というか、それこそ5人ないし10人ぐらいを固めて検査して、そこの中で陽性が出れば、また個別にという形でやるという方法も含めて様々なやり方はあるかとは思うのですけれども、とにかく関係機関で働いている方々も安心して働けるような環境をつくるという上でも私は早期に定期的なPCR検査が必要ではないかというふうに考えるわけです。現実的に函館市や、ここでいえば北斗だとか七飯とか、そういうところでも予算をつけてPCRの定期的な検査をするというような状況にもなっているわけで、先ほど言ったように森町においてはかなりの高齢者施設が多いわけです。そういうことからすれば、やはり行政としてそういう部分を守るという立場でPCR等の検査を定期的にやるということをぜひ前向きに検討してほしいと思うのですけれども、改めてお願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。確かに本当に檀上議員おっしゃるとおり、このPCR検査を予防の最前線として活用していったと、そのような報道、ニュース等も私は見させていただいておりました。本当に結構春先、原課の担当課のほうともこの点に関しましてはいろいろと議論をさせていただきました。議論というか検討ですね、させていただきました。様々な、そもそもそのウイルスがどういったものか、どのぐらいの感染力を持ったものなのか、実際としてウイルスを持っているのだけれども、発症していなくて、それらの感染力、影響がどれだけ世の中に潜在的なものとしてあるのか、そういったものをいろいろと検証、いろんな話をする中で、やはりなかなか不確定な部分がたくさんあると。先日もウイルスのワクチン、それの接種の体制を確保するのに様々な町内の病院、町立の病院もそうですけれども、回らせていただいて、お医者様のお話、そこに勤めていらっしゃる看護師さんのお話等、現場のご意見として担当の課長や関係の者と回ったときに聞かせていただきました。だんだん、だんだんPCRの精度も上がってきている中で、やはり現場として偽陰性とか偽陽性、そういったものがある一定数ある以上、現段階ではそこに経費をかけてそれを徹底するというよりかは、それも確かに檀上議員おっしゃるとおり有効なのかなとは思うのですけれども、まずは手指の消毒ですとか飛沫の防止に努めるための設備に投資するですとか、そういったものをしっかりさせていただいて、体制としてしっかり感染防止に努めていると。そういったものに注力させていただいたほうが効果は出るのではないかなというふうな結論に至っております。現実的に、コロナウイルスとは余り関係ないと言われてしまうとそうなのかもしれないのですけれども、現実町で運営しているさくらの園ですね、そちらのほうで例年様々な発熱ですとかインフルエンザに感染、どうしてもしてしまうとか、そういったある一定数の数字というものを施設のほうで計上しておったのですが、このコロナ感染症の対策に関してアルコール消毒、マスク、飛沫感染、そういったものを徹底したということで、従来ある一定数あった発熱、インフルエンザへの感染等が劇的に下がっていると、そういった事例の報告をいただいております。そちらのほうは、町内の様々な高齢者がいらっしゃる施設、そういった施設の方からもそういうデータの取りまとめといいますか、そういうご意見というものも聞かせていただきながら、本当にどうなのかなということは判断しなければならないのですが、ある一定のそういう効果といいますか、そういったものもひとまずはアルコール消毒、マスクの着用、飛沫感染の防止、そういったものを徹底することで出ているということも分かってきております。そういった中で、先ほども答弁させていただきましたが、まずはそういったものにお金を投じて体制として徹底させていただく、そういったことに注力させていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただければなと思います。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

そこの部分がご理解願いたいと言うのですけれども、理解できないのです。やっぱりコロナウイルスの大変さというのは、変異ウイルスも出てきている状況で、感染力がかなり広くなっているということもあるのですけれども、自覚しないまま、無症状の方が感染させてしまうというおそれがあるということなのです。それを見つけるためには、絶対手指消毒とかマスクでは収まらないのです。やっぱりPCR等の検査をして、感染しているということを自覚して、初めて保護したり隔離したりということができるのであって、私は予防策を軽減せいということではないです。予防策ももちろん、ワクチン接種したからといって予防策しなくてもいいということにはなりませんから、ワクチン接種ももちろん進めていくし、予防策も気緩めることなく、いまだにやっぱり3密も含めて手指消毒なりマスクなりというようなことは絶対徹底してやっていかなければならない、それは大前提なのです。その上で、無症状の方が感染させるおそれがあるということをいかに防ぐか。しかも、やっぱり特に医療機関だとか施設だとかというところで入所されている方は出入りしませんから、そんな心配は要らないと思うのですけれども、そこに勤めていらっしゃる医療従事者というか介護従事者は家庭との行き来、または生活基盤での行き来があるわけです。そして、仕事場に行くという形がありますから、どこで、いつ、どのような形で感染するか分からないという状況は、常に私自身も含めてあるわけです。そういう方々が本当に安心して働ける、自分は無菌者なのだ、感染していないのだということを確信して当たるのと、ちょっと心配だなというふうにして当たるのでは全然違うと思うのです。そういう点で、今こういう減少している状況だからこそ、本当に根絶させるためには早期に感染している状況をつかんで、早めにそれをうつさないようにして完治させるのだと。そのためには、絶対社会的検査が必要なのだということは、もうほとんどの専門家の常識になっていると思うのです、私は。だから、そっちにお金かけるより、予防策にということではなくて、予防策にももちろんかけるのだけれども、この早期発見というリスクの高いところで働かれている医療従事者や施設にいらっしゃる方々の検査も定期的にして感染を抑えるのだという姿勢がやっぱり徹底的に必要だと思うのです。何かそこの部分の違いが、そちらにお金かけるよりというふうにはならない。しかも、第三次補正予算が今回国で出されているわけで、私はあえて言えばこういうことにこそ第三次の補正予算を使ってほしいなという思いも含めて、改めてもう一度その辺の認識お願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。檀上議員おっしゃるとおり、確かに財政的にPCR検査を社会的な検査として捉えて、もう町全体大規模に行って、常に検査をし続けるのだということが可能であれば、なかなかその辺も考える余地はあるのかなというふうには思うのですけれども、やはり最初の答弁でもさせていただきましたとおり、常にやり続けなければならない状況というのが私は生まれてくるのかなというふうに思います。例えば私が今日この議会に来る前、PCR検査を受けました。専門的なことは分からないので、どのくらいで判定が出るのかということは置いておいて、そこで私が例えば陽性ではないと。その事実を基に議会に来ました。また、うちに帰るときにほかの家族と会って、また次の日どこかに出かけるときにまたPCR検査をしなければならない。出会った人それぞれがまたPCR検査をしなければならないという状況をずっと繰り返していくと、とてつもなく膨大な費用がかかるのではないかなと。その辺は、なかなか現実問題としてやるのは難しいのかなというふうな考えでおります。確かに檀上議員おっしゃるとおり、そういう社会的な姿勢といいますか、検査体制というのが取れれば、確かにこれはするにこしたことはないのかなと思いますが、現状の財政と、どれだけお金をかけれるかということも考慮すれば、現実的ではないのかなというふうに考えざるを得ないということをお伝えしたいと思います。重ねての答弁にはなるのですが、まずは感染防止、そういったものを徹底して、そしてそれでも発熱してしまった、そういう濃厚接触者に該当した、そういうことが発生してPCR検査なり抗原検査をさせていただく、そういった体制でまずは進めさせていただきたいというふうに考えておりますので、何とぞご理解いただければなと思います。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日 議事録 PDF(108ページ) 間違いを知らせる