みんなの議会

森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日

森町ふるさと納税寄附金の有効活用について

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 山田誠

私は、森町のふるさと納税寄附金の有効活用ということについて質問させていただきます。現在森町の財政状況は、余り良好と言える状況下ではございません。これからは、義務的経費、それから耐用年数経過のインフラの整備、それから公用・公共施設の老朽化による建て替え、またコロナ等による経済の低迷等々により税収の減、地場産業等の促進、それから老齢化による医療費の増、人口減少に伴う地方交付税の減少等々悪い条件が多く潜在しております。我が森町には、ふるさと応援寄附金条例がございます。その中に基金の設置とありますが、その条例の事業の区分に当たる事業に充当しているとは思いますけれども、経常的経費に対する財源充当が目立ちまして、一般財源が各項目に分散されているということに思います。私は、今後の施設等、例えば子育て支援関連事業、認定こども園、または学童保育、図書館等々、そして公用・公共施設、複合施設等の建設が考えられることから、きちんとした総合計画に基づいた基金の使い道をもっと具体的かつ明確に位置づけて、ふるさと納税寄附金の有効活用を図るべきであると私は思っております。ふるさと納税寄附金は、長期にわたって安定した財源ではないということから、きちんとした計画に基づき、町民の福祉の向上、地場産業の増進、子育て、教育施設、老人交流施設等々の目的を持った事業に充当することで町の活性化を図るべきだろうというように私は思っております。森町のホームページを見ましても、応援寄附金がどのように活用されているか、その姿が見えてこないと町民の方々も申されておるわけでございます。また、普通交付税も合併算定替えによる増加も令和2年度で終了し、一本算定になります。平成26年度で約47億円あった交付税は令和2年度では39億円と、この間で約5億円の財源が不足している、なくなっているわけです。非常に痛手でございます。さらに、各会計への繰出金も増加の一途をたどっており、大変な時代に突入したと思われます。今日のように各項目に分散された状態で消費をしてしまいますと、町長が執行方針等に考えられている施設等は皆無になってしまいます。そのようなことにならないように、町民の目にははっきり把握できる、きちんとした基金充当の仕組みを再考し、限られた財源で有効的に活用し、森町の活性化を図り、森町に住んでよかったと思われる町政づくりを行うべきと思料いたしますが、町長の所見をお伺いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。当町では、平成27年度からふるさと応援寄附金記念品贈呈事業を実施し、平成30年度には約59億円、令和元年度では約16億円、令和2年度は2月末時点で約19億円と、多くの寄附金をいただいているところでございます。交付税については、議員ご指摘のとおり平成28年度から合併算定替えの経過措置による段階的縮減により交付税額が減少しており、令和3年度からは完全に一本算定に移行することから、さらに普通交付税は減少すると見込まれます。そのような中、ふるさと応援寄附金の使途については、ふるさと応援寄附金条例で示されている福祉の充実に関する事業、地域産業の振興に関する事業等、7つの各事業についてふるさと応援寄附金を充当し、活用してきているところではありますが、今後も同様に条例に示された区分に従い、各事業への活用を進めてまいります。限られた財源の中、ふるさと応援寄附金も重要な財源であり、森町を応援していただいている方々からの貴重な寄附金ですので、基金の充当に当たっては財政状況とのバランスも考慮しながら、これまで以上に必要な施策や事業をしっかりと見極め、森町の活性化を図る様々な事業に有効活用させていただきたいと考えております。以上です。

議員の質問 2番 山田誠

ふるさと納税寄附金は、地域活性化につなげる、先ほど言っていましたけれども、2008年に始まったわけですよね。それで、国民が各政策に賛同しまして、ふるさとや応援したい自治体に寄附するものでございます。各自治体には、寄附者が地域の課題に関心を持って、寄附金がその解決に生かされると分かるような取組をすべきだと。何でもかんでも、さっき7事業やっていますというけれども、中を見ますと修繕、維持ばかり、ほとんどです。そういうのには寄附金が該当にならないと。先ほど私言ったように、何かの目的を持ったものできちっと積立てをして行うというのが筋でないかなというふうに思っております。それで、森町も相当人口減少が進んでいますので、それを歯止めかけるようなための子育て支援事業とか、あと老人対策とか、あと研修施設とか、総合的に森町の環境整備を図っていく必要があるだろうと思っています。その中には移住環境も含めておりますけれども、ふるさとを離れた方々、Uターンにもつながる可能性もある。また、その条件が整えば、企業誘致も不可能ではないのでないかなと、こういうふうに私は思っております。せっかく寄附された方々に対して恩返しの意味も含めまして、一般財源化も多少はやむを得ないと思いますけれども、きちんとした基金充当を確立するということが第一ではないかな。令和元年と2年とでは、既に8,000万円減額している。基金が減っている。そういう状況でございますので、いかに有効利活用を図って、森町の活性化を図るべきものだと私は思っていますので、再度お伺いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。山田議員おっしゃるとおり、当町の財政につきまして、非常にこれからも厳しい状況が進んでいくと、そういった点は私も認識しております。ふるさと納税の使い方の本来の趣旨、そういったものも一般財源ではなく、あくまでも臨時的な財源であると。それがどんどん、どんどん人口減少やいろいろなこの町にとって財政の縮小を余儀なくされる状況がどんどん進むのであれば、それは財源的に今のまま何もせず放っておくと、非常に収支の均衡のバランスも私は取れない状況が進むのではないかなと考えております。議員ご指摘のとおり、このふるさと納税の寄附金、こういったものを本当にこの森町に住んでいる方々の未来に対して様々なことにしっかりと投資をさせる、そういう目的に使うためには、まずは本当に様々な事務事業の見直しや行財政改革、様々な公共施設の統合ですとか、そういったことも進めていかなければならない。まずは、そういったことをしっかりと精査し、財政を安定させた中で新たな未来への投資をふるさと納税を使って行っていくべきであるし、やっていきたいと、そういうふうに考えております。なかなか現段階ですぐいろんなものを変えて、財政を今よりももっと健全化の方向に持っていくということはなかなか難しく、時間のかかることであるのかなとは思っておりますが、その辺は今のままではいけない。財政の面も臨時的な収入であるふるさと納税の使い方もしっかりと未来に向けて進んでいくために即した状況で運用していきたい、そのように考えております。これから様々なご意見やこういったふうに運用していったほうがいいのではないか、そういったご意見やご指導を議員の皆様からもしっかりといただき、町民の皆様のご意見もしっかりといただきながら進めていきたいと考えております。その点、ご理解いただければと思います。以上です。

議員の質問 2番 山田誠

相当前向きな姿勢というか、考え方があるようでございますので、大いに期待をしているわけでございますけれども、最初に申し上げたように、町長もちょっと触れていましたけれども、基金条例の使途、需要に経常経費が多いと。これは、やっぱり考えておいたほうがいい。もし何かあったらどうするか。例えば他町村の関係ですけれども、2月23日道新に根室市の関係出ています。100億円入っている。それで、何々をします。例えば小中学校の給食を全額無料化にします。出産祝金を10万円ずつあげますよとか、これこれのものは野外の子供の遊戯施設を造りますよとか、漁協のホタテの事業を全部やりますよとか、そういうことで産業振興を図っていきますよとかということをきちっとしたもので町民にも周知徹底した上で進めていただきたい。これは、もうはっきり根室の場合も言っているのです。給食の場合もずっとやれるわけでない。先ほど私言ったように、上げ下げあるわけですから、5年間は給食をただにしますよということを書いているのです。だから、町長もそれらを踏まえて、何々をやります、これはこういうふうにやります、だからこういうことを積んでいきます、またはこういうふうなことに充当していきますということを明確に町民のほうに周知徹底を図って執行していくべきでないかなと思います。その中で、町長はいつも話している、執行方針でも述べられておりますけれども、第2次森町総合開発振興計画を基調として、知恵を絞ってふるさと納税の寄附で町民の満足度が向上するような、そういうまちづくりの推進を図っていただきたい。いかがでしょうか、再度。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。山田議員おっしゃるとおり、私も公約で町民が主役のまちづくり、そういったものを掲げさせて今日本日まで来ました。その本質といいますか、それを実現するためには、やはり町民の皆様がやりがいを持ってこのまちづくりに参加していただきたい。そのためにも、様々な情報を町民の方に出していかなければならない。その一つとして、私は町長としてふるさと納税をこういう事業に使いたい、こういう事業に使った。そういったことはやはり議員おっしゃるとおり、しっかりと形として町民の皆様に訴えたい、示していきたい。それをさらに、先ほどお話にあった根室市のように、森町の勢いといいますか、魅力といいますか、そういったものとして町外に発信していける、そのようなものまでブラッシュアップしていければ、私は本当にすばらしいものとしてその効果が森町に返ってくるのではないかなというふうに考えております。その辺は、まずはいろいろと精査し、しっかりと一つ一つ積み重ねて整理しながらやらなければならない、先にこなさなければならない課題解決がありますが、そこはしっかりと目指すべき、あるべき姿として私もそのような方向性で前向きに考えていきたいと考えております。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 3月会議 2021年3月4日 議事録 PDF(104ページ) 間違いを知らせる