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せたな町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日

町長の所信表明について

聞いた人
横山一康 議員
答えた人
町長 河原泰平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 横山一康

まず質問に先立ちまして、河原新町長に祝意を述べさせていただきたいと思います。9月に行われた町長選挙において厳しい選挙戦を勝ち抜き、今そこに座っていられることおめでとうございます。先日の北海道新聞の特集のところに当選直後の抱負を町長にインタビューしてる場面がありました。町長は、これからが勝負だと力強く述べられていました。私もそう思います。私は二元代表制機関の議会の一員として町民から負託された使命を可能な限り発揮し、町民生活の福祉向上のために一生懸命頑張っていきますので、町長もこれからもよろしくお願いしたいと思います。では質問に入らせていただきます。町長の所信表明についてお伺いいたします。去る10月14日、第7回臨時会において町長は所信を表明されました。対話と協働、SDGsに基づく未来に続くまちづくりをスローガンに以下4つの目標を掲げました。1つ目が自然、人、歴史、地域の資源を生かしたまちづくり、2つ目が対話と協働による自治のまちづくり、3つ目が郷土を誇り、未来を支える人づくり、4つ目が3区が連携したいつまでも安心して暮らせるまちづくり、この4つの目標を掲げておられます。これを私なりに解釈させていただきました。独りよがりの解釈かもしれませんが。町民や職員との対話を重視して各区にある自然資源や人的資源、伝統を有機的に連携させ産業基盤を強固にする。そしてさらにこれらを次世代を担う教育環境とも連携させ、生涯にわたり安心して暮らしていけるまちづくりを目指していく、このようなことなのかなというふうに思います。この方向性はすばらしいものだと率直に思いました。このような町になるようしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。ただ理想や理念はこのように高く掲げることは非常に大切ですが、第1段階として私は現状認識、現状認識というものをしっかりとすることが大事だというふうに常々考えています。ちょっとここで例を挙げさせていただきたいと思います。現状認識の例です。先週、私は檜山北高校の学習成果発表会を参観する機会がありました。教育長も来られておりました。総合的な探究の時間の一環として地域の課題を見つめ、課題解決に向け自分たちに何ができるかを考え、そして実際に行動してみる。授業の成果をお聞きしました。その1例として、せたな町の活性化このようなテーマで1年2年かけて学習した生徒の発表がありました。せたなというのは美しい海が売り物だと。このような問題意識からです。ただその生徒たちは、せたな町には海を利用したイベントが少ない。このように感じたそうです。そのような現状から地域の貴重な資源である海を利用して釣り大会を企画するというものでありました。夏と秋に2回開催して数十人の人が来てくれたと。これたしか新聞か何かでも報道になってたかと思うんです。そういうことをやっていた。またもう一つ、これは人口減少、先ほどから何回も出てきていますが、人口減少や北高の入学生をどうしたら増加させるか、このような課題意識から北高でとれる農産物いろいろあるんですが、そのような農産物を利用したスイーツでこの人口減少ですとか、北高の入学生増加というこのような課題を解決できないかというふうなものがありました。これすごいのは小学生、中学生にしっかりとアンケートをとって、若い世代にどんなスイーツが好まれるかしっかりと調査した中でこのような課題設定をしてるんです。実際にスイーツを企画し、製品化し、地元のお店と連携して販売まで行う。当然SNSでも発信してますし、夏、海にあるお店と連携してますので行かれた方も多いかと思うんですが、そのようなことをやっていました。これほんの1例でまたほかにもたくさんあったんですが、高校生の皆さんが身近な資源、地域の資源を利用して様々な人を結びつけて巻き込んで町の課題にアプローチしていく姿には私は楽しさを感じました。そしてその生徒たち何がすばらしいかったのかなと思ったのが、きちんとしたデータを基にこのような課題設定をしてるんです。データを基に仮説を立てて課題解決、実行までしていくこういうプロセスを高校生たちがしっかりやってるということに改めて感心して、翻って自分のことを思いながら自分は果たしてそういう姿になってるかなということ反省もしました。課題解決には、まず現状認識っていうのが非常に大切になります。この現状認識を間違ってしまうと課題解決、いくら事業や施策を打っても実態と外れて課題の解決にはならないとこのようなことを常に頭に私たちは置いておかなければいけないと考えております。そこで町長にご質問したいと思います。まず1点目、町長はこの町の現状認識、そして課題をどのように捉えているかお伺いしたいと思います。次に町長の政治姿勢についてお伺いしたいと思います。対話と協働SDGsに基づき未来に続くまちづくりを目指すとスローガンを掲げていますが、どのようなせたな町を目指すのか。わかりやすくお伝えください。また対話と協働をどのように実行するのか伺います。さらに対話と協働を実行するには情報をしっかり提供しないと対等な対話にはなりません。町長の情報公開の考え方、姿勢についてここも伺っておきたいと思います。また町民や職員、そして議会との向き合い方についてどのように考えているのかお伺いしたいと思います。3点目、町長は先ほど私言った4つの目標の下により具体的な6点の施策の方針を述べられておりますが、限られた財源や職員体制の中では制約があります。どの施策を早急に取り組むのか伺います。併せてその施策を優先する理由もお伺いしたいと思います。以上、お願いいたします。

町の答え 町長 河原泰平

まず横山議員の質問にお答えする前に祝意誠にありがとうございます。ともに二元代表制の両輪としてこのまちづくりを一緒にやっていただけるということで、私もその気持ちに応えながら、それは皆さんも共通だと思いますが努めてまいりたいと思います。それでは横山議員の1問目の質問にお答えいたします。高校生の先ほどの課題解決から、またそれに対する調査、そして実行そういったことも大変、私としても負けてられないっていう部分はありますが、私として今、述べさせていただきますのが、3町合併から20年が過ぎ、議員皆さま並びに町民のみなさまのご理解により様々な課題や問題に取り組まれ、皆さまが町を築き上げてこられてきたことに対し改めて深く感謝を申し上げます。二代目せたな町長として所信表明で申し上げたように、町民の幸せを第一に考え未来へ続くまちづくりを進めてまいりたいと考えております。そこでご質問の町の課題や現状認識についてであります。1つ目としまして少子高齢化の進行と若年世代の町外への流出が顕著であります。若年層の流出を止めるためには、地域資源を活用した産業の発展、子育て、教育の推進、観光、交流、移住人口増加の支援など地域に住み続けられる環境を整える施策が不可欠であると考えております。2つ目としまして地域産業の振興であります。農漁業、商工観光業の振興は高齢化や人材不足、海洋環境の変化や資源不足、ICTの遅れ、観光資源の磨き上げなど各産業によって多岐にわたって課題があります。その課題解決に向け各種事業を展開しておりますが、更なる地域資源を活用した産業の発展に向け取り組んでいかなければならないと考えております。3つ目として町民の暮らしを支える基盤整備の推進であります。町民の足を支えるバス網の整備や医療体制の保持、医療、救急、福祉、介護の連携など町民が安心して暮らすことのできる施策を構築しなければならないと思っております。2点目の私の政治姿勢についてでございますが、私は、まちづくりは行政だけが牽引するものではなく、町民のみなさまや関係機関、団体等とともに創り上げていくべきものと考えております。そのためには町民のみなさまと、これまで以上に対話やコミュニケーションを図り、課題や要望の吸い上げを行いながら町民のみなさまと築き上げる協働の姿勢をもって、まちづくりを進めてまいりたいと思っております。行政の情報公開については、積極的に町の情報、取り組みを発信し、行政の施策の透明性を高め町民がまちづくりに関心をもっていただけるように進めてまいります。その上で町民が参加できる環境を整えるとともに、町民、議会との協働を通じて町政の推進を共に創り上げてまいりたいと考えております。3点目の優先的に行う施策についてのご質問でございますが、私の所信表明において各分野の施策についてお示しさせていただきました。私としてはすぐに実行させたい施策も多々ありますが、現在、来年度の予算編成を行っているところであり引き続き継承していかなければならない事業もありますので、財政状況も勘案し優先順位を決め施策を展開してまいりたいと考えております。その中で優先する施策については、産業の振興、交通網の整備、医師確保を含む医療体制の構築、教育支援の充実について進めてまいりたいと考えております。なお教育支援の充実については学校施設整備を図るため、各小学校の遊具を整備するための補正予算を前倒しして本定例会に提案させていただきました。春先から児童が安心して使用できるよう環境整備に取り組もうとしているところであります。いずれにいたしましても限られた財源の中ではありますが、対話と協働による未来に続くまちづくりを目指し町政の推進に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 5番 横山一康

ただいま答弁いただきました。非常にきれいな答弁だなというふうな印象を受けました。まだ河原町長の政治姿勢このようなものは役場だけが頑張るんじゃないんだと。先ほどから出てますようにチームせたな、皆で一生懸命せたなを支えていきましょうと、このような政治性ってのは非常に共鳴できるところなんですけど、各施策のところになるとあってる部分もあるけど、ちょっと私と違う現状認識があるなというふうに思いましたのでそこについては少し深めていきたいと思います。町長現状認識のところで、最初に少子高齢化、若年層の流出というようなことをおっしゃってました。それは私と全く一致するところなんです。そこが私は今この町が抱える1番根っこにある問題だなというふうに常々思ってるんです。これ今始まったことじゃないんです。もう合併する前からきっと皆さんは薄々感じてたんでしょうけど、今これだけ人口が急激に減った中でいよいよこれが顕在化してきた。そこで私たちはさあどうするんだということで今いろいろ悩んでるんですけど、これ教育の問題しかり、医療の問題しかり、交通の問題しかり、町長2点目で挙げられた産業の問題しかり、全てベースには人口減少というもの、これが横たわっているんです。そういうふうに私は現状認識してるんです。だから町長にはこの人口減少に真っ向から向き合うこのような姿勢をやっぱり今しっかり持っていただきたいと思うんです。これほかの町のことを言うのもあんまりよくないかなと思うんですけど。令和5年6月28日、函館市の大泉市長が就任した際の執行方針の中です。喫緊の課題、喫緊の課題ということで人口減少への対応、これを骨太で出してるんです。これをする人口減少への対応、これに総力を挙げて取り組む、自ら人口減少対策本部これを立ち上げて本部長になる。こういう腰の入れようなんです。本腰を入れる。これくらいやらないとなかなかこの問題に関しては解決しない。全て今言った医療ですとか、教育、子育て、産業基盤このようなものの根っこをまずどうするかということを考えないと、これいつまでたっても上だけを改革しようとしてもなかなかその根っこを治療しない限り厳しいこういうふうに私は認識してるんです。だから人口減少対策っていうものをしっかりと今就任されたばっかりなんですから考えていただきたいと思います。所信表明読んでみましても人口減少対策というのは、総論のところでは少子高齢化による人口減、人手不足というふうに書いてはあるんですけど、これについた骨太の方針というのがなかなか見えてこないので、そこについてはしっかりと今後考えていっていただきたい。人口ビジョンですとか、デジタル田園都市国家構想総合戦略こういうものはあるんですけど、それをもう一度しっかりと見直して人口減少対策どうするかというようなことを向き合っていただきたいなと思うんですが、これについていかがでしょうか。

町の答え 町長 河原泰平

横山議員の再質問にお答えいたします。確かに当町の大きな課題として人口問題があります。逆に私は人口問題を解決するためにまずこの今4つ挙げさせていただいたところです。産業の振興で仕事場を作り、交通網の整備で弱者の移動を進め、医師確保によりこの町に安心して住み続けられる。そして何よりも次世代を作り上げるということで教育の支援、そういったサイクルで私は考えております。確かに人口対策として骨太ということでしっかり掲げていく、これは大事なことと思っておりますので、そこの点も含めてせたな町の施策進めてまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再々質問 5番 横山一康

再々質問させていただきます。そのとおりだと思います。町長が出しているこの施策というのは、人口減少問題を解決するためにやっていくというようなことで当然出してるはずなんです。ただ現状を見てみますと一向に解決しないんです。というよりか逆に悪化しているというように捉えなきゃいけないんです。私は人口減少がこれはもうこの国自体の傾向ですので、これをせたな町単独の力でどうにかできるものではないという認識も当然持ってます。ただそうなってくると人口減少問題に対してどういうふうなアプローチが必要か。だからもう少し今スマートシュリンクっていうこういう賢く縮むっていうこういう概念も出てるのご存じだと思うんですけど。どれくらいの町にしていくんだ。減っていくのは全て悪ではないと思うんです。これ自然に減っていくことなんで、ある程度止めなきゃいけないと思うんですけど、でもどの規模を私たちは目指すのかっていうものをきちんと目標を設定して、それに伴い緩やかに縮んでいく、町民に余り迷惑をかけないように縮んでいくこのような考え方もしっかり研究していただきたいと思うんです。先ほど言った6つの施策っていうのは、それは人口減少対策になってるとは思うんですけど、ただ先ほど大泉市長の例も出しましたけど、やはりせたな町っていうのはなかなかその施策が各課バラバラと言ったら語弊があるかもしれないんですけど、横断的に繋がっていかないというか、しっかりとその事業、施策に横串を入れるこれが私人口減少対策本部、仮称ですけど、そういうようなものであって、町長がきちっとしたリーダーシップ、危機意識を持って、こういうビジョンを描いていくんだよ、描いてるんだからこれに従ってくれという、そういうようなやっぱりきちっとした司令塔を持たないと、この問題は各課ばらばらにやっていたんではなかなか難しい問題だと思いますから、そこについては少しギアを上げた対応というのは、お願いしたいなと思います。ちょっとこの所信表明の中ではその辺りが私、読み取れなかったので、そこをもう一度しっかり答弁していただきたいと思います。あともう1点、情報公開についてですけど、ここも町長初めて私たち今こう対じするわけですから、前の調整の中では、町長もそちらが課長席に座っていらしたのでどういうやりとりがあったっていうことはわかってるかと思うんですけど。やはり情報、公文書というものは、これ町側だけのものじゃないんです。町民全員のものだとこういう認識でいていただきたいと思うんです。そこの認識についても今しっかりお聞きしておきたいと思うんです。情報というのは町側だけの問題じゃない。町民全員のものこのような認識を持っておられるかどうかということをあとでお答えください。その流れでしっかりとやはり情報公開というものは、特に議会側から要請があったものについては、しっかりと出していただいて質疑が滞ることなく進んでいくような姿勢でいっていただきたいと思います。町長と私たちの姿勢、議会に向き合う姿勢これに対してもどういう姿勢かってのは先ほどの答弁だとちょっと見えなかったんでどういうように関わってくるか、いやもっともっと議員の皆さんたち議会としっかりと意見交換しながら町政を進めていくのか、それとも決められた情報だけ出していくのか。いろいろなやり方があると思うんですけどその辺りもう少し具体的にお話ししていただきたいと思います。以上です。

町の答え 町長 河原泰平

横山議員の再々質問にお答えいたします。人口問題、大きな問題と考えております。確かに年々減っておりまして高齢化率は上がっていくと言いながらも、むしろ高齢者の減少のほうが激しいそういった現状も、ちょっと私としても感じているところでございます。その中でスマートシュリンクの話、これも大変大事な考え方で、人口を確かに爆発的に増やすということはこれは簡単な話ではありません。ただ人口の減少をいかに抑えつつ発展させていくか、その考え方は胸に考えておりますので、そのことも含めまちづくりにあたっていきたいと考えております。その中で横山議員ご指摘なさったとおり各課施策を考えて実行してきているところです。横断的な形もとれるように工夫してきたところではありますが、さらにそこは横断的に考えられるような仕組みを考えていかなければならないと思います。そのためには横断的な施策につきましては、やはりプロジェクトチーム等、課をまたがって進めていかねばならないことも出てくると思いますので、それにつきましては例えば担い手奨励金の審査なんかも横断的にはやっておりますが、そういったことも含めましてそう考えていきたいと思っております。また情報の考え方でございますが、当然まだ単純なアイデア程度の話ではとてもお披露目することができないものも当然ありますが、情報については、情報公開できるものにつきましてはしていきたい、そう考えております。もちろん個人情報の考え方としましてできないものもございますが、そういったもの以外にできるものは、できるだけ議論のできるようにしていきたいとは考えております。いずれにしましても議会との向き合い方ということでございますが、私はいろいろ議論をさせていただく場とは考えております。二元代表制でございますので執行側に任されてる業務もありますが、皆さんと話し合い、協議しながら進めなければならない。もちろん条例制定も含めてですが、等ございます。そこの部分は整理しながら私は議会の皆さんと向き合っていきたい。この町の未来に向けて進めていきたいそう考えております。以上でございます。

出典:せたな町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる