七飯町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
道の駅なないろ・ななえの費用対効果について
- 聞いた人
- 上野武彦 議員
- 答えた人
- 商工観光課長 福川晃也、副町長 宮田東、町長 中宮安一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 上野武彦
3問目にいきます。3問目、道の駅なないろ・ななえの費用対効果について。七飯町の道の駅は、基本的に観光客を対象にするインバウンド型の道の駅となっております。町は、集客による経済効果、波及効果を上げて建設しておりますが、実感がわかないのが現状であります。建設から約3年経過したわけですが、建設による費用対効果について検証してみる必要があると考えるところであります。そこで、道の駅建設以来、これまでと今後の見通しについて、以下の点についてお伺いいたします。1点目、土地代、土盛り等の工事費、道の駅本体の建設費などの道の駅建設整備にかかった費用について。2点目、土地の借用料、20年間と、その後、購入するとした場合、土地の見込みの費用について。3点目、20年間に支払う予定の指定管理料について。4点目、道の駅開設による経済効果についてであります。①道の駅本体の売り上げ状況と純利益について。今後、これでいきますと、年によって売り上げの変化はあると思いますが、このぐらいというふうな想定をした場合、20年間でどのような売り上げが想定されるのか。それから、2点目、町への財政効果、20年間、これは税収効果ですけれども、これも売り上げの増減によって変わるわけでありますけれども、これぐらいでというのがありましたら、ぜひ、このぐらいは町に税収の収入があるというような見込み額を示していただきたいなと。それから、3点目、道の駅への来客数と周辺、特に観光地大沼への来客数の影響。これは道の駅オープン前と後のそういった道の駅効果としての来客数がどのように大沼で得られたのか、こういった波及効果についてちょっとお伺いしたいなと。4点目は、その他具体的に、道の駅の開設によってどのような経済効果を上げたと考えているのか、できれば具体的にその内容と効果についてお答えいただければなというふうに思います。以上です。- 40 -
町の答え 商工観光課長 福川晃也
まず、御質問の1点目になります。道の駅建設整備にかかった費用につきまして、総事業費といたしまして、約10億6,790万円でございます。2点目になります。土地賃貸借契約期間満了までの賃貸料は5,106万7,376円で、その後、購入時の見込み額につきましては、売買実例や近傍の状況などにより大きく変動することから、お答えすることができませんので、御理解願います。3点目になります。道の駅の指定管理につきましては、3年間を単位期間として指定管理者を募集し、実施しているところであり、その都度、指定管理料を定めており、見込みについてお答えすることができませんので、御理解をお願いいたします。4点目になります。①、こちらは公表されている七飯町振興公社の令和元年度の決算報告書から、指定管理料を除く売上高は約3億2,450万円で、純利益は約960万円となっております。②になります。税収効果につきましては、令和2年第3回定例会にて、北海道観光経済効果調査等を活用し、売上高の決算額から、税収効果を約1,220万円と試算いたしましたが、今後の経済状況の変化などの要因による影響が大きいことから、お答えすることができませんので、御理解願います。③になります。道の駅の観光入込客数は、平成29年度が7万97人、平成30年度が101万2,574人、令和元年度が99万6,727人であり、目標を大きく上回る結果となっており、交流人口の大幅な増加など、地域の活性化に大きく貢献をいたしております。七飯町の観光入込客数におきまして、平成28年度は、平成28年3月の北海道新幹線の開業効果があり、199万8,260人、平成29年度は、この開業効果の反動があり、183万8,173人、平成30年度は、平成30年3月の道の駅開業効果と、9月の胆振東部地震により、233万1,421人。令和元年度は、2月以降の新型コロナウイルス感染症により、226万2,319人となっております。大沼地区においては、数年来にわたる団体旅行の減少が続いており、個人旅行へのシフトが顕著になるなど、観光入込客数は減少傾向にございます。道の駅と大沼地区との観光入込客への影響ですが、それぞれの客層は異なりますが、道の駅では映像や配布物などを初めとして大沼国定公園の魅力をPRしており、お互いの地理的条件から、相互に誘客、送客できる高い交通利便性を大いに発揮しているものと考えてございます。④になります。道の駅がオープンし、施設自体が新たな雇用の場となり、また、農産物の直売によって農業者が消費者に直接アクセスできるようになりました。その他の特産品等の販売も同様で、道の駅を新たな販路とし、生産、消費を通じて、物産振興に寄与しております。経済効果額につきましては、令和2年第3回定例会にて、令和元年度の売上高決算額を参考に、6億7,275万円と試算をしたところでございます。道の駅では、いわゆるガラナソフトや王様椎茸コロッケ、七飯町産のリンゴを用いたジュースを飲み比べるききリンゴなど、特産品を生かしたメニューを大勢のお客様に提供し、七飯町の食を大いにPRしております。道の駅なないろ・ななえは、主要な旅行雑誌での道内道の駅ランキングで2年連続で上位となり、世界的な旅行情報サイトにおいては、独自の利用者による評価に基づき、昨年のランクインに引き続き、今年は全国の道の駅の中で4位、道内では1位という結果となっており、これらを初めとしたテレビ、新聞、雑誌等、各種メディアによる七飯町の広告宣伝効果は、費用に換算することは困難でございますが、非常に大きな経済効果であると考えてございます。以上でございます。
議員の質問 9番 上野武彦
今、答弁いただいておりますけれども、道の駅の開設による具体的な経済への波及効果ということに関しては、どうも実態として実感がわかないというのが実態ではないかというふうに思われます。これまでの道の駅開設に- 41 -伴う町の負担は、指定管理料、現在の約2,300万円が今後も続いたとしますと、指定管理料だけで4億円を超えますし、道の駅の建設本体の10億6,700万円というようなことを合わせますと、町の今後の、それから土地の使用料、合わせますと大体15億6,000万円ぐらい、予想的な数字ですけれども、町はこの道の駅に20年間、負担がかかるという施設であるというふうに考えられます。それで、実際に町への収入ということでいえば、税収があります。それから、今回、2回ほど指定管理者から寄附行為があったということでありますので、税収は大体年間200万円ぐらいの、そういう収入ではないかというふうに考えられます。これは直接町へのそういった税収なのですけれども、売り上げに対する消費税とか何とかというのはまた別の問題で考えますと、町の収入としては、20年間で約6,200万円程度しか考えられないというふうに考えております。それでいきますと、純粋にそういった町への税収とか何かを引いても、15億円くらいは町の負担の事業だというふうに考えられるわけですよね。そういう状況の中で、実感としてなかなかそういった経済効果が感じられないような事業だというふうに私は思っております。今、この二つの事業、道の駅の事業と、それから、この間、峠下地域に防災センターなどを建設されておりまして、合わせると19億円近い事業が行われてきているわけですけれども、そういった一方で、町民の日常生活に密着した事業の立ちおくれといいますか、先ほども出ておりました、老朽化した地域センターだとか図書館、スポーツセンターの建設だとか、こういったものが置き去りにされて、いまだ具体的な計画すら、今の質問でもお答えになっておりませんけれども、今後取り組むだろうというふうには思いますけれども、しかし、こういった経過を見ますと、町民生活に密着したそういった事業が後回しにされてきたと。一方で、道の駅のように、こういったところに19億円近い事業費がつぎ込まれてきたというのは、一つは、町の事業としての優先順位、これが間違った事業だったのではないかというふうな感じを受けるわけなので、そういった点では、それを進めてこられた町長に、どう考えておられるのか、答弁を伺いたいというふうに2問目で思います。よろしくお願いします。
町の答え 商工観光課長 福川晃也
まず、御質問の中で、私のほうで御答弁できるものにつきまして御答弁をさせていただきます。まず、直接的な道の駅に対する投資額というのでしょうか、これの運営にかかる費用、そういったものを直接経費として今、御列挙なされてございましたが、この中でも、最初の答弁の際に、これからの状況が不透明であるので、ちょっとお答えは差し控えさせていただきますということで御答弁をさせていただいてございます。例えば土地の代金、こちらにつきましても、20年分の契約をさせてもらっておりますが、当然、その間に、相手のある話ですので、いつということまでははっきりと申し上げることはできませんが、以前、同僚議員からの御質問の際にも御答弁申し上げましたとおり、できる限り早急に取得をしていくという方針にかわりはございません。この費用については、取得をしてしまえば、その後、継続的にかかる固定費というものはなくなりますので、費用負担という面ではこちらのほうは除外されていくというふうに考えてございます。さらに、指定管理料につきましても、当初の答弁の際にも御説明いたしましたが、その都度、期間を定めて、条件等を定めて指定管理料を積算しているところであります。当然、公共施設でございますので、こちらの維持管理に係る経費というものは少なからず出てまいります。ただし、現在やっております指定管理者から寄附をいただいたりだとか、そういった方法でこういった経費を圧縮していくという方法もとれますし、指定管理者の募集要綱において、そういった取り組みができるのではないかという検討の材料にはなってまいりますので、これにつきましても、今後ずっとこの費用が固定的にかかるというわけではないということで御理解をお願いしたいと思います。道の駅につきましては、その他の公共投資にも当てはまりますが、直接的に町に入ってくる収益- 42 -というのでしょうか、歳入というものよりも、費用のほうが大方多くなります。というのは、七飯町全体を見ていただいた際に、七飯町に住まわれている方々にこういった経済効果が届く、それによって経済の規模が大きくなる、経済活動が大きくなる、これによって皆様方が潤っていく、住みたいまち、安全なまち、七飯町ということのために、こういった投資も必要不可欠なものであると考えてございますので、この道の駅につきましても、その存在自体で経済効果を生んでいると御理解いただきたいと思います。以上でございます。(発言する者あり)
議員の質問 9番 上野武彦
先ほども申し述べましたけれども、道の駅についても、課長も答弁しておりますけれども、要するに町の財政状況は非常にこれまでの事業でひっ迫しているというような状況が生まれておりますけれども、その中で、この道の駅とか、その時期に建設された防災センターだとか、こういったもので約19億円を超える投資がされております。そういった一方で、町民生活上の、もうとっくに整備していなければならないような施設が、整備の遅れが目立っていると。先ほどから出ている、図書館建設なんてもう20年近い前に建設寸前までいったものをやめて、これまでいまだに建設されないとか、地域センターなどは令和3年度で、耐震の基準を超えてしまうというような老朽化が起こっているとか、スポーツセンターも老朽化で雨漏りがすると、こんなような施設があるというような状況を考えると、事業の優先順位を、この道の駅とか防災センターの事業は間違ったのではないかというふうに思うけれども、そうでないという理由があるのであれば、町長の見解を伺いたいということでございます。
町の答え 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)
ちょっと私のほうからお答えさせていただきます。今、少し質問が急に広がったかなという感じで、ちょっと答えづらいなという感じはちょっとしておりますけれども、道の駅の建設に関しましては、ある程度非常に波及効果が大きいというような部分があるのではないかなと思っています。例えば、人口が減少は減少傾向ですが、かなり努力をして、減少幅が少ない状況で推移してくるというのも、一つは七飯町の魅力があるということで、転入者の方も多いのではないかというものも見受けられます。また、道の駅の中に入っているテナントの関係の方々についても、ものを納めて、それがある一定の安定した収入にもつながっているというふうな形もあろうかと思います。そういう波及といいましょうか、安定的な収入が得られる場所ができたということは、非常に経済的な効果もいろいろな方面に広がっているのではないかと。それが、一概に税が幾らだとかいうようなことはできませんが、あることによってそれだけ広がってきて、効果が出ているということについては、見解としては、私どものほうでは持っていますので、その辺は理解をしていただきたいなと。また、道の駅があることによって、隣の男爵ラウンジも建設に踏み切ったと。あれは道の駅がなければ男爵ラウンジも、そういうものは参加しなかったという部分。お互いにそういう相乗効果を、今後、道の駅を中心にいろいろなもの、波及的なものが広がっていくというものについて、大いに期待できるのではないかなと思ってございます。その部分について、活性化が図られていくのではないかというふうな形のものを考えておりますので、今の部分についての、ほかの公共施設については、今の段階ではちょっと質問外ということで、お答えは差し控えさせていただきたいなと思ってございます。以上です。
町の答え 町長 中宮安一(町長は2021年12月まで)
事業の見きわめ方を、優先順位を間違ったのではないかという御質問でありましたけれども、私は決してそんなふうには思っておりません。道の駅、今、副町長が答弁したとおり、道の駅によって男爵ラウンジも来ていますし、また、新たな施設も。ただ、大変残念なことに、昆布館は閉館になってしまいました。しか- 43 -し、これは道の駅が来たから閉館になったのではないと私は思っております。ずっとこの間、道の駅のおかげでお客様も増えてきているという中で、たまたま新型コロナウイルスの感染症によって、インバウンドのお客様が全く来なくなってしまったということでの閉館でありますので、私は、そういう意味では、決して私が選んだ道は間違っていなかったというふうに確信しております。そしてまた、何回かこの議会の場でも、できる前から、日本一の道の駅を目指す、そういうことも私は言わせていただきました。おかげさまで全国第4位という数字が出てきました。私は日本一は目前だなというふうに思っています。ですから、しっかり日本一の道の駅になるように、これからも頑張り続けなければいけないなというふうに思っております。それと、防災センターを峠下につくったというお話ですが、あれは峠下ではございません。水防センターのお話だろうというふうに思います。違う場所でありますので、一緒にして、それを足して19億円を支出したとか、19億円という額も、これから20年後の、今まだ3年目、4年目ですけれども、20年後の指定管理料も含めてそういうお話をしていただけば、どうも勘違いして、もう既に19億円もかけたのかみたいな勘違いもされる方もいらっしゃるかもしれませんので、ぜひそこは言葉を選びながら言っていただきたいものだなというふうに思います。そして、先ほどもちょっと同僚議員から、稼げる役場みたいな、地方自治体みたいなことを言って、私どもは利潤追求をする、そういう職場ではございませんので、副町長はそのことに対してきちんと答弁しましたけれども、私は、道の駅の指定管理者については、稼げる指定管理者になっていただきたいということを言っております。そして、できれば指定管理料というのは入らないぞというぐらいまで、それくらい利益を上げていただいて、指定管理料を下げていただきたいということも公社のほうにしっかり言っておりますので、そのことも目指してまいりたいなというふうに思います。いずれにしても、この道の駅をつくったことに対しては、私は間違いではなかったというふうに思っておりますので、上野議員におかれましても、いろいろな見方がありますから、それはそれでやむを得ない、失敗したと思われのようでありますけれども、その間に、道の駅のほかに、私はいろいろな安全・安心のためにお金を使わせていただいております。そのことも含めて、私は決して間違った施策ではなかったというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
議員の質問 9番 上野武彦
町長にも答弁いただいております。先ほど水防センターのことをちょっと間違って言ってしまいましたけれども、道の駅の向かいにあった昆布館が閉館したということで、これは外国人の観光客などの減少ということがありました。今年度に至っては、このコロナ危機のもとで、そういった観光客が激減しております。そういうような中で、非常に周りの環境が厳しくなってきているというふうに思います。今年度は特にコロナ危機が進行する中で、観光客は激減しているということで言えば、今年度は特に道の駅の経営は非常に厳しい状況が予想されると思います。こういった中で、指定管理者、3年契約ということでありましたけれども、現在の指定管理者は継続の意向を示しているのかどうか。というのは、テナントが撤退したり、そういったことがどんどん起こると、非常に厳しい状況が考えられるわけなのですけれども、そういった指定管理者の意向がはっきりして、今後もやっていくという状況なのかというのと、それから、町長はこの道の駅が赤字になっても財政的な支援はしませんと。指定管理料でやっているのでというような形のことを表明してきております。しかし、先ほども言いましたように、昨年度の決算からいっても、もしこの2,300万円近くの指定管理料がなかっ- 44 -たら、道の駅は一千三、四百万円の赤字という経営状況になっているわけなのですよね。そういう中で、今年度の客の激減が経営に大きな影響を与える可能性もあるわけです。そういった点で、そういった見通しについては、町はどのように考えているのか。指定管理者は鋭意やっていきますという表明をしているのかどうか、その点についてだけ最後にお答えいただきたい。
町の答え 商工観光課長 福川晃也
今の御質問にお答えしてまいりたいと思います。まず、指定管理者との道の駅の指定管理制度の利用ということなのですけれども、こちらにつきましては、御存じのとおり、協定に基づきまして、3年間の指定管理者となっていただいているということでございます。現在のところ、今お話しされていたような、指定管理者を辞退するというような意向というものは全く伺ってございませんので、御理解願います。それから、道の駅につきましては、商業部門も非常に比率が大きい施設でございますので、御指摘のとおり、観光入込客数の激減というものは、その経営に大きな影響を与えるのは間違いないと考えてございます。しかしながら、七飯町議会の決算特別委員会等でも委員の方々から御指摘がございましたが、こちらの指定管理者につきましては、初年度、大変好調な結果を出してございます。その後、このような好決算ばかりではなくて、今のコロナ禍のような大変経済上厳しい状況になるということも想定してございますので、公表されております決算報告書を見る限り、現金、預金等も着実に蓄えておりまして、こういった不測の事態にも対応できるようにという意向が確認できるような状況でございますので、こういったところも見ながら、状況に対応していると考えてございます。観光客の激減によりまして、例えば北海道昆布館はコロナウイルス感染症の影響で撤退ということになりましたが、このような体制にも、様々な民間の知恵とか、そういったものを活用して対応していくということが必要だと思いますので、町といたしましても、道の駅なないろ・ななえの運営、そういったものにも積極的に意見等を出し合って、よりよい方向に進むように努めてまいりたいと考えてございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。
議員の質問 9番 上野武彦
その辺については、 という表現が適切かどうかという問題はありますけれども、 になっているという表現ぐらいに変えるというようなことでどうでしょうか。
議員の質問 9番 上野武彦
わかりました。以上で終わります。