みんなの議会

七飯町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

町内で実施計画している地域公共交通について

聞いた人
平松俊一 議員
答えた人
政策推進課長 中村雄司、総務部長 釣谷隆士

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平松俊一

通告に従いまして、大綱3問、質問を行いたいと思います。1問目であります。町内で実施計画している地域公共交通についての質問であります。これは先ほど総務財政常任委員会の報告の中にかなり詳細なものが報告されておりました。答弁いただくときには、簡単な答弁で構いませんので、とりあえず私が議長に通告書を出したときには 報 告 書 が ま だ で き て い ま せ ん で し た の で 、ちょっとかぶってしまいますけれども、その点、よろしくお願いしたいと思います。昨年4月19日、東京都豊島区池袋の路上で高齢者の運転する乗用車が暴走し、自転車の母子を死亡させたほか、9人もの方々に重軽傷を負わせる事故は、まさに現代社会の状況を象徴するような事故でありました。この事故の発生以降、免許返納者の数が随分と増えたとの報道があり、影響の大きさを実感したところであります。しかし、その後の多発する交通事故報道には、高齢者に起因する交通事故が減るどころか、逆に増えていると感じられる日々が続いております。当町にあっては、幸いなことに高齢者が関係したこのような重大事故は今のところ発生していませんけれども、いつ発生してもおかしくないことは万人が認めているところであると思います。町長の施政方針では、高齢者や障害者などの交通手段として、乗り合いタクシー、いわゆるデマンド交通に言及したことは何度もありました。ようやく一昨年、庁内にプロジェクトチームを立ち上げたところではありますが、その進捗状況について伺いたいと思います。4点あります。1点目、現段階で決定している内容について。2点目、実証実験を行うことについて。3点目、今後の進め方、工程について。4点目、最終的にどのような形態を目指すのかについてであります。よろしくお願いいたします。

町の答え 政策推進課長 中村雄司(政策推進課長は2021年12月まで)

1問目の、庁内で実施計画している地域公共交通についてお答えしてまいります。1点目についてですが、平成30年10月に発足したプロジェクトチームでは、これまでに全体会議と福祉部会を開催し、七飯町の特性に合った地域公共交通について検討を重ねてきたところでございます。このプロジェクトチームは、何らかの決定を行う機関ではなく、七飯町の地域公共交通の課題解消に向けて、庁舎内で横断的に検討することを目的としていることから、現段階の検討経過についてお答えさせていただきます。現在は、他の自治体の事例や七飯町の地域特性をかんがみ、事務局が大枠として作成した3パターンの実施案について、かかる費用や実施方法なども比較しながら検討を進めているところでございます。ちなみに、この3パターンとは、事前予約が必要なデマンド型のワゴン車を利用して、自宅近くのバス停等から目的地まで運行するポイント・ツー・ポイントのパターン、同じくデマンド型のワゴン車を利用して、自宅から直接町内の目的地まで運行するドア・ツー・ドアのパターン、そして、町内のタクシー事業者を利用する場合に、利用料金の一定額を助成する交通支援助成のパターンでございます。2点目についてですが、去る令和2年11月27日に、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部改正が施行され、地域公共交通計画を策定することが市町村の努力義務とされたところでございます。七飯町といたしましても、法律の規定に沿って、地域公共交通計画を作成していく必要があると認識しておりますが、実現可能性のある町の実- 13 -態に合った計画とするため、何らかの実証運行を行い、詳細なデータの収集が必要と考えております。特に坂道が多く、雪国でもある七飯町の特性を考えますと、実証運行は、より条件の厳しくなる冬期間に実施するのがよいと考え、今年度途中に補正予算を御提案の上で、この冬にも開始を目指しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によって、多くの公共交通事業者において、利用者が通常に比べて大きく減少するなど、この状況下で実証運行を実施しても正確なデータを収集することは難しいと言わざるを得ません。また、実証運行は、デマンド型、循環型、いずれの方法によっても、複数の利用者が乗り合う形となるため、ここ道南におきましても、感染拡大の様相を呈している現在の情勢では、当面の間、実証することは難しいと考え、町の財政状況や、新型コロナウイルス感染症の影響などを考慮しながら、最適な実施時期を見きわめているところでございます。3点目についてですが、先ほども申し上げましたとおり、法律の一部改正により、計画を作成することが市町村の努力義務とされ、計画を作成、実施するために、当該自治体、公共交通事業者、道路管理者、利用者等で構成する地域公共交通活性化協議会、いわゆる法定協議会を組織し、計画作成に向けた作業を進めることが必要となります。また、設置した法定協議会が実施主体となることで、計画作成にかかる軽費の一部に国の財政措置を見込むことができるため、今年度中に法定協議会を立ち上げ、計画作成に向けた議論を開始していきたいと考えており、かかる費用につきましては、本定例会に補正予算案を提案させていただいております。進め方といたしましては、法律の改正により、庁舎内のプロジェクトチームで引き続き実施方法等、具体的な手法を検討し、七飯町に適した方法や検討案を法定協議会にお諮りして、既存の公共交通機関を最大限に生かすような内容になっているかなど、最終的な計画のあるべき方向としてふさわしいかを議論してまいりたいと考えております。また、計画の作成及び作成された計画の実行に当たりましては、福島町や知内町のように国庫補助や交付税の活用など、町の財政が少しでも有利になるような方法を模索しながら進めてまいります。4点目についてですが、プロジェクトチームで考えられる七飯町に適した方法や検討案について、路線バスやJR、タクシーなど、町全体の交通体系の充実を図りつつ、デマンド型交通の運行を検討しております。しかし、昨今では、コロナ禍での合い乗りは敬遠されがちでありますので、ウイルスの影響下でも安全に運行できる方法についても、合い乗りに限らず検討するなど、費用対効果や町の財政負担も考慮しながら、法定協議会での議論を着実に進めてまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 3番 平松俊一

コロナというややこしいものが出てきたものですから、非常に公共交通というのはやりづらいというのはよく分かります。その中にあっても、高齢化率はどんどん上がってくるわけですから、何としてもそういう時代に対応するという仕組みづくりはできるだけ早くつくり上げていただければなと思うところであります。これからやるいろいろなやり方が、他町の例を見ますと、なかなかみんなに理解が行き届かないという面が見られます。例えば循環型のバスをやってからデマンド交通に切りかえているところというのは結構あるのですけれども、デマンド交通の前、循環型のバスすら動いているのを知らないという方が多かったなどというのが後のアンケートで分かっている実施例というのも多くあります。そういうことを考えたときに、今、協議会を立ち上げて、今年度、この議会で予算ができる、これはいいのですけれども、入り方をもう少し具体例を持って入っていけないかなということで、再質問させていただきたいのですが、協議会移行後のメンバーが随分増える形になりますけれども、この人たちがみんながみんなどういうものを目指- 14 -しているのかということが果たして具体的に分かっているのかどうかですね。例えばこういう方たちのために、短時間でいいですから、簡単な実験をやると。例えばBパターン、ドア・ツー・ドアでやったとします。半日くらい、1台、2台のタクシーをチャーターしておいて、それで私は7年も前から同じことを言っているのですけれども、未来大学が開発した仕組みなどをちょっと借りてきて、タブレット端末をタクシーに乗せると。それでアプリを搭乗予定の協力してくれる人たちにあらかじめ入れておいて、操作方法を教えておいて、それであちこちでリクエストをして、実際に乗車体験するとか、そういうことをやった上で進めていったほうが、みんな分かりやすいのではないかなと思うのです。御説明では、とにかく協議会を立ち上げて、それから計画をつくって、そして予算づけをしてから進めると、それはそれで十分理解できるやり方だと思うのですが、単費で簡単に、何十万円かあればできる実験なのですよ。そういうこともぜひ考えられないのかということがまず再質問の1点目であります。それと、実証実験の中で、冬期間というのが一番七飯町にとって不利といいますか、やりづらい、条件としては厳しい中で、冬場にやると、それも分かるのですけれども、やはり予算がついてからになると思いますが、何回か、冬だけではなくて、夏でも春でも秋でも、1日、2日でもいいですから、いろいろやってみて、こういうことを今町が目指しているのだというアピールを町民の方にする、これが非常に大事ではないかなと思います。最初に言いましたように、仕組みをつくって運行を始めましたと言っても、結局マイカーに乗っていて、何をやっているのか分からなかったという人が多いのであれば、なかなか実施事業に対する理解も進まないということになります。例えばBパターン、Cパターン、どちらでもいいのですけれども、これが実際に決まって運行になったときに、利用率が低い状態であれば、やる意味がないと思います。やはり皆さんに知れ渡って、さあ、やっと始まったぞといって、どんどん利用者が増える、そういう前提条件をつくってから運行開始できるようなやり方というのが必要ではないかなと思いますので、この点についての考え方をお尋ねいたします。このBパターンを見ますと、町内を五つの地区に分けるという表示がありますが、これは最終決定ではないと思うのですけれども、5地区に分けて進んでいくというのが前提になるのかどうか、これをちょっと確認をさせていただきたい。あと、ほとんど協議会ができてから、法定協の中での話になると思いますが、事業主体をどこに持っていくのかですね。民間ベースで町が補助をする、ここでもあちこちで出ていましたけれども、総務財政で視察に行ったところ、失礼なのですけれども、ちょっと人口規模が七飯町と大分違います。それで、このBパターンは伊達市がモデルだというふうに書いていますので、伊達市であればうちより5,000人くらい多いまちでありますので、これはこれである程度目安になるのかなと思います。今お答えできない話かもしれませんけれども、これからどこが中心になっていくのかということだけ、現在のお考えをお聞かせ願いたいと思います。以上です。

町の答え 政策推進課長 中村雄司(政策推進課長は2021年12月まで)

それでは、今、3点、御質問あったかと思いますので、1点ずつお答えさせていただきたいと思います。1点目の、具体的なものというところでございますけれども、こちらは、まだ内部の中で検討しているところですので、具体的なものというのはお示しすることはできませんが、まずは実証運行等をもってニーズですとか、そういったものを把握していくことがまず優先されていくのかなと思います。実証運行だけではなくて、法定協議会をベースにした計画をつくっていくこと、これが法律に定められておりますので、それもあわせた中で計画づくり、そしてそれの運行の形をどうやってつくっていくのかというところは実証運行のほうで、あわせた取り組みが必要になってくるものというふうに思ってございます。続いて、2点目でございますけれども、速やかなものだとかを考えられないでしょうかと。また、それにあわせた中で、仮に導入をしたとして- 15 -も、利用者の方が使われなければなかなか難しいのではないのかなというようなお話だったかと思います。その他の状況、検討経過を見ましても、導入した後に、利用者が少なくて、その利用率を上げていくというようなところは、当然、どの自治体も抱えている課題でございますので、こちらの部分は、利用者が増えるというようなことを目指すように、導入の際には町民の方々に御理解をしていただけるようPRを加えていくといいますか、重点的に行っていくということが有効かなというふうに思ってございます。3点目でございますけれども、総務財政常任委員会におきます資料にありましたBパターンについて、こちらは伊達市をベースにドア・ツー・ドアの例を示したものでございます。五つの地区で分けているのでございますけれども、こちらは大枠として事業規模を把握するためにやったものでございますので、この五つの地区ということには限らないということで、今後の検討というところでとらえていただければなというふうに思ってございます。事業主体の関係でございますが、他の自治体を見ましても、町が主体的にやる事業主体、また、法定協議会において実施するパターンとございますが、今、七飯町の取り組みとして、恐らく法定協議会でやることが考えられるのかなというふうに現段階では考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 3番 平松俊一

ほとんど新たに法定協議会というところで進めることなので、余り今時点ではっきりとしたお答えを出せないというのは、総務財政の報告書を見ても分かりますので、一応この件に関してはこれでおさめたいと思うのですが、私は先月、盛岡市の衛星都市のような紫波町というところに個人的に視察に行ってまいりました。ここは、最初は県をまたいで交通事業者、バスを運行している会社が循環バスの運行をしていました。この紫波町というのは、南北に鉄道と国道が走っている。非常に七飯町と地形も似ている。人口規模も3万3,000人くらい。議員の数も18人。そういうまちだったのですが、その県をまたいでいるバスの循環が非常にうまくいかなかったのですね。2年ちょっとぐらいでやめてしまって、そのやめるに当たって、役場のほうで、急にバス会社のほうからやめたいという意向が出てきたものですから、タクシー会社何社かといろいろ協議をし、それでデマンド型をタクシーで行っている。今年の4月から有料で行っています。この仕組みが、昨年も同じ質問をしたのですが、未来大学が基本的に開発をしたサブシステムというものがメインで動いております。タブレット端末を運転手なりオペレーターが見て、それで運行しているということです。福島町、知内町は、タクシー会社のオペレーターさんが全部頭の中で運行するのですけれども、紫波町でやっているのは、AIがリクエストを受けて、現在いる車がどこで誰を乗せるのが一番優先的、合理的かという判断をして、ドライバーに指示を出すという仕組みで今やっています。ただ、これも、聞きに行きましたら、毎月、利用者の数は確かに増えているのですけれども、6月の議会のやりとりをインターネットでちょっと見たときに、議員の質問は、利用率をどうやって上げるのだという質問が6月時点で出されていました。バスから急にこういうデマンド、乗り合いタクシーに移行したということで、宣伝する時間がなかったのか、その辺のことはちょっとはっきりとお聞きはできませんでしたけれども、うちは、やるのであれば、きちんとそういうことを町民に知らしめた上で、スムーズにできるように、例えばこういうことが始まるのであれば、車の買い換えをやめようとか、そういうふうに早めに対応できると、町民側から見れば。できるだけ、法定協議会でないと決定事項は出ないのでしょうけれども、一応町の方向を逐一町民に知らせながら、こういう仕組みがもうじき始まるのだという宣伝をしていただきたいと思いますけれども、町長にちょっとだけお聞きしたいのですけれども、前にコミュニティバスの運行を大分町民が期待をしました。アンケート調査もあり、やれるものだと思ったのですけれども、結果的にはできなかっ- 16 -たのです。今回は間違いなく、どういう形であれ、やるのですよね。いろいろ検討した結果、うまくいかないからやめるということはないのかどうか、それだけ最後にお聞かせください。

町の答え 総務部長 釣谷隆士

最後に町長ということですが、私のほうから御答弁申し上げたいと思います。その前段のほうのお話でございますけれども、総務財政常任委員会で視察で行ったところ、私も一緒に同行してございます。その中でも、今でも運行の仕方だとか、そういうものについては、よりいいものというか、使いやすいものということを検討を続けておりまして、報告書にも書いてありますとおり、改正を行っている、運行回数だったりとか、そういうものですね。それをより使いやすいものにということを、動いているものですらそういう形で検討しながら、より使いやすいものにという改正を行っているということは現場で伺っております。報告書にも書かれております。それは、やっぱり利用者の意見を聞いてそういうふうに改正しているということでしたので、もうできたものが必ず全部が全てだということではなく、そこから、やっぱり町民のニーズだとかそういうものも踏まえて育てていくものだと、私はそのときに非常に強く感じたところでありますので、うちも結果的にはそういうふうに育てていくものだというふうになると理解していただきたいというふうに思います。それと、やることを約束できるのかということでございますけれども、いかんせん、法定協議会の中で議論してまいっていくことでございますので、ここで確実にそれをやる、何をやるというような形のものは、今ここでは答弁できないものというふうに思っておりますし、ただ、高齢化率が上がっている、足の確保が必要だという、そういう町民のニーズというものは、ほかのアンケートにおいても如実に出ておりますので、そこのところは十分検討してまいらなければいけないというよりも、そこのところは早急にやっていかなければならないものというふうに考えてございますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 3番 平松俊一

車の進化が思った以上に早く進んでいますね。オートドライブ機能の向上がかなり進んでいます。ですから、免許を持っている高齢の方がかなり、例えば3年後、5年後あたりに高性能の車を持ち続けて、近所の免許のないお年寄りを一緒に乗せながら目的地に行くということも、もしかすると現実になってくるかもしれません。ですから、そこまでの過渡期をできるだけ早く、大きな事故を起こさないために、こういう仕組みが必要だという認識でおりますので、何とか早く始めて、確かに修正しながらやっていくというのは、それは当たり前の話ですから、とにかく取り組みを早くすると、ここをできるだけ真剣に早く進めてもらいたいなというのがありますので、その点についての御答弁だけ、もう一度お願いします。

町の答え 総務部長 釣谷隆士

ちょっと舌足らずで申し訳ございませんでした。当然、議員のおっしゃるとおり、この件につきましては早急に進めてまいりたいと思っておりますし、総務財政常任委員会の報告書にも、スピード感を持ってやっていくようにという御指摘がございますので、担当もそのつもりでございます。以上でございます。

出典:七飯町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる

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