知内町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月12日
熊対策について
- 聞いた人
- 野口久美子 議員
- 答えた人
- 町長 西山和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 野口久美子
8番、野口です。熊対策について一般質問させて頂きます。今年は生活圏内に熊の出没が大変多く安心して暮らせない日常が続いております。熊は人里を離れて暮らすものと思っていた考えを変え、近い場所で生息している動物であるという認識に変えた対応を取る必要性があると考えております。まずは、人身被害が発生しない啓発を実施しなければなりません。そこで、放置された果樹や自分では整備しきれない果樹の伐採、もしくはやぶ刈りが行き届いていないところへの助成をすることで、山と人里の境を作ること、緩衝地帯を整備することが必要だと思いますが、町長の所見をお願いします。
町の答え 町長 西山和夫
お答えをさせて頂きます。本年、北海道や東北地方では、連日のように熊の出没が相次いでおり、人身事故や農作物被害が深刻化しており、当町でも生活圏において熊の出没が例年にも増して多く確認され、町民の皆さまにおかれましては、日常生活の中で大きな不安を抱えておられるものと認識しております。これまで「熊は山奥で生活する」という従来の考え方は、近年の生息環境の変化や餌資源の状況により、もはや通用しなくなってきており、熊が人の生活圏近くにも生息し得るという前提で対策を講じていく必要があると考えております。まず、最優先すべきは人身被害を未然に防ぐための啓発であります。町としても、正しい知識の普及や遭遇時の対応、不要な餌付けにつながる行動の抑制など、住民の皆様とともに安全意識の向上に取り組んでまいります。ご提案にありました、放置果樹の伐採や管理の行き届かない果樹の整備、さらには藪刈りが不十分な地域への支援につきましては、ヒグマを人里へ誘引する餌資源を減らすとともに、7山と市街地との境界を明確にする「緩衝地帯」の形成に大変有効な取組であると認識しております。今後、必要とされる助成制度の在り方や実施方法について、他自治体の事例も参考にしながら検討してまいります。あわせて、近年国や北海道でも検討が進んでいる 「ヒグマのゾーニング(区域管理)計画」についても、町として重要な施策と考えております。具体的には、「人とヒグマの共存が可能な区域」、「出没抑制を重点的に図る区域」、「人命優先のため、積極的な捕獲・排除を行う区域」といった区分を設け、地域ごとに求められる対応を明確化することで、より効率的かつ現実的な管理を進めるものであります。町としましても、地域特性や出没実態を踏まえたゾーニングの在り方を検討し、北海道や専門家と連携しながら、策定に向けた準備を進めてまいります。これらの取り組みを総合的に進めることで、町民の安心・安全を確保し、人とヒグマが適切な距離を保ちながら共存できる環境づくりを推進してまいります。以上です。
議員の質問 8番 野口久美子
見回りをして下さった役場職員の皆様、ハンターの方々、ドローンを飛ばし追跡して下さった消防の方々、藪刈りをして下さった方々、外出を控えて下さった町民の方々、本当にありがとうございます。人的被害が無かった事は本当に良かったと思っております。来年に向けて収穫もままならない果樹は、本当に考えてもらわなければならない、自分で切れない人もいると思います。どこの業者に頼めばいいのかを周知することも大切だと思われるのですが、その考えはありますか。
町の答え 町長 西山和夫
果樹の伐採、これについては今空き家になって当時育てていた果樹がそのまま実をなしているもの、または家庭菜園でそれぞれ果樹の育成をやっているもの、様々な環境があるんだろうと思いますけれども、その中で適時適応した考え方、例えば自分で今果樹を栽培しているものについては、それぞれ電気柵なりの対応をして頂くか、また空き家になってもう持ち主がいないとか、いろいろそういう方については制度を活用した中で、伐採支援を行うということもあり得るだろうと思いますし、ただなかなか全体に関してこれからどうするか、特にその後半のですね、自分の家庭菜園でやっているものに対しては、なかなか抑制が効かないだろうと思っていますので、その辺はそれぞれ対応して頂く、そのための電牧柵の支援だとかいろいろ対応策はあるだろうと思っていますので、その中で取組みを強化していければと感じております。
議員の質問 8番 野口久美子
自分で切れない方も、もう年老いてね、いると思うんです。何処の業者に頼めばいいのか、8多分分からない部分がいっぱいあると思うんですけど、そういうのを広報とかで周知するとか、そういう事はお考えはないですか。
町の答え 町長 西山和夫
その辺は役場に連絡頂ければ対応させて頂きますし、そういう情報を多分分からなければ広報の中で周知を徹底して、こういう案件については役場に相談して頂くというそういう取組みをした中で結果的に対応をどうするか、それは相手と町役場担当者と協議をした中で適切な対応に至るように、これから出来ればと思います。
議員の質問 8番 野口久美子
他の地域とかでは、1本いくらとかかかった分の半額補助とかいろいろ打ち出していってるんですよね。そういう事とか補助に関してとかそういう考えはおありですか。
町の答え 町長 西山和夫
今、指定管理鳥獣に熊が入りましたので、その中で国の支援も手厚くなっている状況ございます。その中で例えば、果樹、緩衝帯の整備、侵入防止策の整備、またはそうした果樹の撤去等にも関する助成の仕組みが出来上がっておりますので、それを活用した中で今後対応出来ればと考えております。
議員の質問 8番 野口久美子
町長も考える緩衝地帯の整備は、来年に向けて早急にやらなければいけない、何かあってからは手を付けるのではなく、今から計画的に実行して欲しいことだと思っています。空き家や空き地がこの先も増えていきます。手つかずの雑草地帯が増えていく前に、知内独自で藪刈りや果樹伐採が出来る制度をつくることは考えませんか。
町の答え 町長 西山和夫
それぞれ役割分担をしていかなきゃなかなか町単独で全ての緩衝帯を整備出来るかということになればなかなか出来ない状況にあります。今回コンビニで熊が発生したという時には、早々に次の日に担当から、事業者との連携の中で藪刈りをして頂いた件もございますし、今までも4箇所5箇所民間の事業者が積極的に藪刈りを奉仕して頂いたという場面もありますし、町独自では5、6箇所適時、環境の整備ということで緩衝帯の整備含めて藪刈りもやらせて頂いたところであります。ただ全体的に緩衝帯エリアを作って、そして防除地域と言いますか、ある程度電気柵で抑える、そして市街地に入らないようなそんな区分けをしながら、まずコアゾーン熊が生息する場所っていうのは大切な部分でありますので、コアゾーンを守りながら、防除緩衝地帯ですね、緩衝地帯を設けて防除地域を設けて、そして市街地に出た9場合は速やかに駆除だとか、そんな段階的な構想を今計画しておりますので、その中で適時どういう所を町が優先的に対応できるのかも整理しながら、これから進めていくことになるのかなと感じております。ただ町の中で対応出来ないもの、災害と同じように自助・共助・公助と言ったような役割の中で、それぞれ対応して頂けるとありがたいことでありますし、今回1年経過を見て共に理解をしてそうした熊の対応出来る範囲は、自分達でそれぞれやって頂いた個人の方もおりますので、そうした取組みがこれからは基本になっていく。どうしても町が優先的にやらなければならない場所は、率先して対応しますし、制度を活用してやれるところは広範囲にやるだとか、これから取組みが強化されていくものと考えております。
議員の質問 8番 野口久美子
今回本当に人身被害とかなかったことが1番良かったなと思っておりますが、本当に何か町で自分の身は自分で守る、それは当たり前の事なんですが、やはり皆さん町民の方も暗くなったら出ない、本当に出ないとかやって頂いたし、朝の散歩を控えてもらったりとか、本当に警察の方も見回りしてくれて、帰るようにって声をかけてくれたりとか、町民から本当に皆さん1人1人が自分の身を守るために、本当にやった結果が人身被害が無かったなと思っております。やっぱりもっと本当にどんどん進めていかないと、また来年っていうこともありますので、もっと議論したりまとめていって本当に人身被害が無いように町民の方もそうですし、役場の方とか皆さんそうですけど、考えながら案を出しながら、本当に人身被害が1件も無いようにやっていきたいなと思っておりますので、よろしくお願い致します。
町の答え 町長 西山和夫
以前も9番議員の質問があった時には言ったことなんですけども、人身事故、本当に知内昭和37年以降無いということで、そういう状況をいつまでも継続的に続けるという事が大事になってくるんだろうと思います。そうした中での取組み強化ということで、今議員からもありましたけれども、本当にハンターさんの応援、それがなければなかなか駆除の強化にも繋がりませんし、そうした意味では制度を活用しながらハンターの育成、そして今後ハンターがより効果的に出動出来るような謝金の見直しだとか、そうしたことにも繋がっていくんだろうと考えておりますので、そういう意味では強化するところ多々ありますので、これからも真摯に立ち向かいながらやっていきたい。ただいろいろハンターの限界がありまして、過去何年か熊を撃った経験だとかで現実問題16名いるハンターの中で、2名しか熊に立ち向かう事が出来ませんので、そうした意味で本当に2名で今年のような緊急体制をとれるか、維持できるかということになれば本当に随分ハンターさんに無理をかけてきたのかなという思いしています。いろいろ消防にも協力して頂いてドローン飛ばして熊の監視体制にあたりましたし、また職員、本当に朝早く、夕方も遅く本当にそうした力が皆結集して、今回何とか人身事故だけ10は食い止めた。ただ熊の出没が確認されてもそれを撃てない、そんな制限もありますので、そうしたことに制限をクリアするためには、どうしたら良いかということになれば夜間銃猟だとか、その2人のハンターに協力していただくのか、それとも夜間銃猟に対応出来るハンターを例えば町外からお願いをするのか、その場その場の中での対応になってくるだろうし、また警察官も積極的に市街地に出た場合、責任をもって対処するというお言葉もありますので、今我々でやる緊急銃猟と警察官の警職法でやる範囲と、これもいずれいろんな意味で訓練を積み上げて、どっちが対応するだとかの判断を決めなければなりませんし、いろんな意味での熊に対応するいろんな課題整理については、ちょっと時間がかかるだろうと思いますけれども、ただパッとはなしっていうのは間違いありませんので、次年度に向けて今年度は落ち着きつつあるかなと思ってますので、次年度に向けて対策を強化していく、そんなつもりで立ち向かっていきたいと思います。
議員の質問 8番 野口久美子
丁寧な答弁ありがとうございます。本当に早急に進めてまとめていって、やれる事をやる、本当に自分達、町民の方達もそうですし、果樹のもし自分でやれなければ業者に頼む、役場にお願いして業者を紹介してもらうとか、いろんな方法があると思うので、そういうのを周知するためにやはりまとめていく必要性はあるなと思いますので、是非その辺はよろしく早急にお願い致します。終わります。