みんなの議会

八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日

学校での心肺蘇生教育の普及推進について

聞いた人
宮本雅晴 議員
答えた人
教育長 田中了治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 13番 宮本雅晴

議長。

議員の質問 13番 宮本雅晴

学校での心肺蘇生教育の普及推進について。平成 16 年に市民によるAEDの使用が認められて以来、急速に設置が進み、AEDの使用によって救命される事例も数多く報告されております。未だなお、毎年7万人にも及ぶ心臓突発死亡で亡くなっていると共に、学校でも毎年 100 名近くの児童生徒の心停止が発生しております。平成 23 年の9月には、さいたま市で小学校6年生の女子児童の事故のように、AEDが活用されず救命できなかった事例も複数報告されております。学校における心肺蘇生教育の重要性についての認識は広がりつつあり、平成 29 年3月に公表された中学校新学習指導要領保健体育科の保健分野では、応急手当を適切に行うことによって、傷害の悪化を防止することができると。また、心肺蘇生法などを行うこと。と表記されているとともに、同解説では、胸骨圧迫、AED使用などの心肺蘇生法、包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ、実習を通して応急手当てができるようにする。と明記されております。全国における教育現場での現状を見ると、全児童生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は、平成 27 年度の実績ですが、小学校では 4.1%、中学校では28%、高校では 27.1%と非常に低い状況であります。八雲町においても、児童生徒、教職員に対する心肺蘇生とAEDに関する教育を普及推進するとともに、学校での危機管理体制を拡充し、児童生徒の命を守るための安全な学校環境を構築することは喫緊の課題と考えます。八雲町の小中学校における児童生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性、また学校におけるAEDの設置状況、さらには教職員へのAED講習の実施状況など具体的な取り組みも含めて問いたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

議長、教育長。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

宮本議員のご質問にお答えいたします。近年、AEDによる応急手当てが心肺蘇生に有効であることから、各公共機関や民間施設などにおいても常備が進んでいる状況にございます。しかしながら、AEDの設置が広がる中で、その性能についての理解が十分に深まっていないことや、使用する場面に遭遇した際に、落ち着いて使いこなせないなどの実態もあると言われております。そのため、学校教育においても心肺蘇生法の重要性の理解とともに、AEDを適切に取り扱うことが出来るようにするため、議員ご指摘のとおり、中学校学習指導要領の保健体育科、保健分野の指導内容に、心肺蘇生法について実習をとおして学習するよう示されております。八雲町の学校においては、平成 22 年度よりすべての学校にAEDを設置し、AEDの取り扱いを含めた心肺蘇生法について、教職員や保護者を対象とした研修を行っております。また、すべての中学校において、AEDを含めた心肺蘇生法を取り扱うことが教育課程に明示され、全生徒を対象に外部講師を招いてのAEDの取り扱いを含めた心肺蘇生法についての学習活動が実施されております。これまで八雲町において、児童・生徒がAEDでの応急手当を受けたという実態はございませんが、今後とも、学習指導要領に示された内容がすべての学校において適切に取り扱われるとともに、教職員やPTAへの啓発を図るための研修を引き続き促進するよう指導してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 13番 宮本雅晴

議長。

議員の質問 13番 宮本雅晴

ありがとうございます。また、このよういうふうなデータもあります。消防庁によると、日本では 119 番通報してから救急車が現場に到着するまでにかかる時間は、平均で 8.5 分、救命の可能性は心臓と呼吸が止まってから時間の経過とともに急激に低下いたします。救急隊が待つ間、処置するまでに大幅に向上します。ということで述べられておりますが、現場に居合わせたメンバーがAEDを使用して助かるというか、生存率が 53.3%なんですよね。それで、AEDを使わないで、そのまま病院に運べば 11.3%という数字が今現在出ております。ですので、やっぱりいま教育長が言ったとおり、やっぱり中学生は実習していると言いますけれども、出来れば小学校の5、6年生、高学年あたりからこういうAEDの使用、また、消防署を呼んでAEDの勉強をやるというような形で、私も各団体でAEDの勉強会3回ばかり手伝って、人形でやったり、火をつけたりというような、そういう防火事業、またはこのAEDの使用の勉強会とかもやらせていただきましたけれども、そんなに難しいものではありありませんので、やっぱり小学校の高学年以上からでも取り扱えるように。また、こういう仕組みがあるんだなということを教えてやれば活かせるのではないかなと、私は思っております。また、もう1点あるんですけれども、先ほど言いました 2011 年の9月に埼玉県の小学校の6年生の女の子が駅伝の練習中に校庭で倒れたと。保健室に運ばれましたが、教員らは呼吸があると判断し、心肺蘇生やAEDの装着が行われませんでしたと。しかし、約 11 分後、救急車到着時には心肺停止状態となっていました。呼吸があるようには見えたのですが、心肺停止後に起こる死戦期呼吸であった可能性があります。遺族や専門家に協力を得ながら、12 年の9月に教員研修のための分かり易いテキストを作り、体育活動時における事故対応テキストを作成し、アスカモデルという愛称がつけられ、埼玉県では小学校、中学校、高校、特別支援学校及び幼稚園の教職員に配布されている部分で。やっぱりそういう関係でまたマニュアルを作成し、しっかりとした初期の段階からの救助法をマスターした方がいいのではないかなと私も思っておりますので。八雲町としても少しでも小学校の高学年にも実習を取り入れてやっていただければ、そんなに時間はかからないので、30 分もあればだいたい講習がおわりますので。1時間単位をやっぱり作っていただいて、出来れば年に数回、2回くらいでも春秋だけでも、そういう実習教室をやった方がよろしいのではないかなと私は思っております。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

議長、教育長。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

ただ今議員がおっしゃった通り、さいたま市での小学生の課外活動中に突然倒れて、AEDを使われることなく亡くなったという、そういう事例がありまして。そのことからAEDは設置されるだけではなくて、迅速に救助できるために使える状態であるということが、極めて重要であるというふうにして言われております。また、今小学生についてのお話でしたけれども、校内で万が一の事態が発生した場合の第一発見者が子どもである可能性が非常に高いわけですから、そうした時にどういう迅速な対応ができるかについて、現在、小学校3年・4年生では年間8時間、5・6年で 16 時間、中学生で 48 時間、その保健体育の時間がとられておりまして、その中に応急手当という領域が全て入っているわけであります。そうした中で、小学生にAEDを実際に使わせて実習をしているかという事については、ちょっと私の中ではその実態を把握しておりませんけれども。2015 年の 12 月にですね、中央教育審議会の方で教員養成課程の全てのコースに、幼少中高を目指す先生の全てのコースに、『学校安全』を必須の内容にすべきということが明記されまして、このことに基づいて学生は単位を取っていると、そのように理解しています。ですから、それから4年経つわけですから、これから教員となって入ってくる多くの新採用職員は、そうした救急の資格を有する者が入ってくるのではないかというふうにして期待しているところです。実際今後、4月から新たな年度を迎えますけれども、こうした点も調査しながら、改めてこの心肺蘇生に有効であるAEDの活用についてですね、さらに学校等に強く指導していきたいと、そのように考えております。

議員の質問 13番 宮本雅晴

議長。

議員の質問 13番 宮本雅晴

今、教育長の方からご答弁ありました。本当に八雲町でも実習を行っているという部分で、中学生ですけれども、やっぱりそれを定期的に、出来れば小学校の高学年以上にもチャンスを与えて、勉強出来るような時間、取り扱える時間を作ってやれば、やっぱりAEDの活用。また、AEDというと皆さんいろんなところに出かけると見かけると思うんですよね。赤い、オレンジというかね、頑丈なケースに入ってAEDって書いていますけれども。本当にあれは何なのかということを子供に教えるという部分ね。やっぱり心配停止というか、心臓が止まった時、息苦しい時とか、神経痛になった時とか、てんかんになった時とかっていう。そういうような活用方法のためにも、分かり易い言葉で小学生にも出来れば教えて、実習教室も与えてやった方がいいのではないかなと思っておりますので。一つ、今後とも学校教育の中で時間を作っていただければと思います。よろしくお願いします。以上で私の質問は終わります。

出典:八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる