みんなの議会

八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日

国保運営主体移行を機会に

聞いた人
佐藤智子 議員
答えた人
町長 岩村克詔、住民生活課長 川口拓也、保健福祉課長補佐 佐藤哲也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

大きく2つ、質問させていただきます。1つ目、国保運営主体移行を機会に。斎藤議員とダブる部分もあるかとは思いますけれども、質問いたします。(1)歳入不足は借り入れ対応でなく、法定外繰入れで解消してはどうですか。(2)子育て支援の観点から、国保の第3子以降の子どもの均等割の軽減を行ってはどうでしょうか。以上、町長のお考えをお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

佐藤議員の一つ目のご質問にお答えいたします。平成 30 年度の国民健康保険特別会計予算においては、大変残念なことに歳入の不足を補うために一般会計からの借入金として対応させていただくこととなりましたが、今後はこの借入金を計画的に返済していくものでございます。ご承知のとおり、国民健康保険運営に係る財源につきましては、保険税と国や北海道からの公費で負担することが基本であり、八雲町の人口に占める国保加入者の割合が約 30%であることを考えますと、単に一般財源をもって補填することは、国保加入者以外の町民にも税負担を課すことになり、さらには、町民皆様が受ける何らかのサービスを抑えてしまうことにもなりますので、法定外繰り入れによる赤字の解消は考えてございません。また、国保加入者の第3子以降の均等割軽減策につきましては、国保加入者に限定された施策となってしまい、他の被用者保険加入者との公平性の観点からも、導入はできないものと考えております。なお、子育て支援策の拡大につきましては、新年度に保育料、幼稚園の利用者負担金の軽減拡大のほか、学校給食費の無料化を実施する予定であり、多くの子育て世帯を対象に支援を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

今年度、30 年度から運営主体が北海道に移るという事で、それで八雲町が納めるべき北海道への納付金は7億 8,577 万円ということでございます。で、その一般会計から借入するというのは2億 7,000 万ほどということで、保険税が収納できる額というのがだいたい約5億円というふうに想定されていますので、その差額を借り入れするような形になるのかなと思いますけれども。で、さらに繰上充用というものがされていまして、それが1億 3,000 万ほどなんですけども、この額は平成 28 年度も繰上充用があったと思いますけれども、29 年度の分もプラスしたものなんでしょうか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

佐藤議員おっしゃるとおりですね、平成 28 年度の繰上充用分も含んでの額でございます。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

それで、今年度の借入金2億 7,000 万ほどと繰上充用との間には約1億 4,000 万ほどの差額があるんですけれども。これは 30 年度もだいたいそのくらい不足するということを鑑みての金額になるんでしょうか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

平成 30 年度の単年度の赤字、予算の不足見込みでございますが、やはり予算構築にあたってですね、どうしても平成 29 年度の利用実績等を勘案して計上せざるを得ない状況でございます。で、平成 29 年度が非常に医療費が上がっているということもございますが、さらに税収の部分で、平成 30 年度、相当昨年の台風等の被害によって漁業者の方で所得が落ち込むということで、そういった部分で税収が非常に落ち込むという部分もございまして、このような形で予算の不足が生じたものでございます。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

その八雲町はずっとその法定外繰入というのは一貫して行っていないということでありますが、全道・全国ではかなり法定外繰入れを行っているわけで、その額に見合うだけの国の財政支援が 1,700 億円なされるというふうになっておりまして。で、今回の 30 年度の予算で道からの支出金が 20 億ほどありますけれども、これは前年1億 7,000 万ほどの額と比べると、かなり非常に大きな額になっているわけであります。で、これは勿論、財政補填するものではないと思いますけれども。平成 35 年を目途に北海道では保険料を一律にしたいというふうになっているようで、八雲町もそれに近づけていくというお考えでしょうか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

やはり赤字の部分につきましては、先ほど申し上げましたとおり計画的に返済していくと。で、計画の方も策定していかなければならなくなりますが、いずれにせよ先ほど申し上げましたとおり5年ないし6年で返済したいと。その時点で当然、道の方の平準化には繋げていきたいと考えております。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

今回、2億 7,000 万を一般会計から借り入れるということですけれども、これは5、6年を目途に分割して一般会計に戻していくという考えですか。それともさらに膨らむという予想ですか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

基本的にはやはり分割して返していくという形、一括しては返していけませんので、分割して返していくと。で、膨らむかどうかというのは、当然我々の方では膨らまさないように予算●●を作っていきたいんですけれども。やはりどうしても医療費の部分がですね、非常に 29 年度の部分も含めて考えていったときに、30 年度の方もそちらを見通しての予算構築になってますけども、やはり医療費の状況が非常に大きく影響するのではないかというふうには考えております。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

分割して返していくということですけれども、これからも赤字になる可能性もあるとは思いますし。そうなると当然、保険税に跳ね返ってくるわけですよね。その辺はどのくらいになるかというのは、もう試算されているんですか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

一応、保険税の改正につきましては、新年度の平成 30 年度の6月段階でおおよその、今確定申告を行っている最中でございますが、そこで調定額の方の総体的なものが見えてくると思います。それを見ながらですね、税率改正の検証に入っていくとは思いますが、やはり急激に我々の方も上げるわけにはいかないというように考えております。基本的にはやっぱり激変に注意してですね、道の方からも、そういった自治体は八雲だけではなく他にも多々ございますので、2%の上昇を上限としてという部分も推奨しておりますので、これを一つの判断材料にしていこうと考えております。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

今でも支払いが大変な、所得に対して1割、2割近くも払う国保税です。なんとかですね、法廷外繰入れもこの機会に考えていっていただけたらと思うんですね。で、国は都道府県にはそういう赤字解消を強制しておりますけれども、市町村の方にはそこまで求めていないわけです。で、都道府県化の後も法定外繰入れは可能だという答弁を 2015 年塩崎厚生労働大臣が明言しております。そして法定外繰入れをしてもペナルティはかけないということも道の国保課が表明をしています。ペナルティ等を怖がらずに法廷外繰入を行い、解消するということを是非ですね、考えていただけたらと思います。で、全道平均で、一人あたりの法定外繰入れは 9,115 円ということで、八雲町では今年度5,045 人が対象ですから、計算しますとだいたい 5,000 万にも満たないと。この2億何某をいっぺんに法廷外繰入をしなさいとは言ってません。そうした保険料を払っている町民に対して、少しでも軽減できるように、法定外繰入れを是非とも足を踏み出してはいかがでしょうか。この機会に。町長、いかがですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

先ほど答弁した通りですね、この国保税につきましては、大変八雲の町民の約 30%ということ、また特に第一次産業の方が多いということもお聞きしております。佐藤議員おっしゃることは気持ち的には分かりますけれども、先ほどから答弁しているとおりですね、やはりこの町民の 30%の方々のそれを一般会計から繰り入れるということでありますので、これを実行することはですね、大変慎重にしていかなければならないということを考えております。先ほども斎藤議員の質問にも答弁をいたしましたけれども、今、北海道の方で統一というのは始まったばかりでありますので、これから北海道、国等とですね、いろんな議論をしながら、また道の方策、国の方策に研究を深めながら考えてみたいと。ただ、基本的には国保税をもってあたるということが基本でありますので、それを基本にしながらこれからも町としましても取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

先ほどから 30%が加入者だということを重ねておっしゃっておられますが、この役場を退職した方もその中に入ってくるわけですし、突然失業をして国保の方に来る方もいらっしゃると思います。だから一部のもののためにという考え方は違うと思いますが、いかがですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

この一部の方という意味ではありませんので。ただ、先ほどから答弁しているとおりですね、この国保税というのはやっぱり利用者が負担をして、国と道のお金で運営していくというのが基本でございますので、そこを町としても考えながら進めていくということでございますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

まあ、いずれにしましても保険料が跳ね上がらないように共に勉強し、努力を続けていかなければならない問題だと思っておりますので、今後もご検討をお願いしたいと思います。では、(2)の方ですけれども。先ほどこの考えはないというお答えでしたが、子育て支援についても限りがありません。で、国保の第三子以降の子供の均等割の軽減、あまり耳慣れないと思いますが、サラリーマンなどが加入する被用者保険は子供の人数が増えても保険料は変わりません。しかし、市町村国保は世帯内の加入者数に応じて賦課される均等割があるため、子育て支援に逆行するとして、それが課題になっております。東京都では子供にかかる均等割保険税の負担額を軽減することを国に求めております。また、全国知事会も子育て支援の観点から子供にかかる保険料均等割の軽減を国に要請しております。こうした動きも背景に埼玉県ふじみ野市では、子どもの第三子からの均等割を全額免除することに、この 18 年度から実施されることになりました。そうした自治体も参考に子育て、国保に入っている世帯は低所得者も多いことから、これは有効な子育て支援になると思いますが、いかがでしょうか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

佐藤議員のおっしゃるとおり、確かに子育て支援の施策には繋がってくるとは承知はいたしますが、やはり先ほどの答弁にもございましたとおりですね、こういった国保の部分の軽減策ではなくてですね、まずは当町としましては、新年度において保育料、幼稚園の利用料、また学校給食費、そういった部分で多数の方に与えるその支援をまず取り急ぎ実施するということで考えているところでございまして、現段階では国保加入者のこの均等割の部分については考えていないということでございます。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

新年度における子育て支援の施策には大変評価できる素晴らしいものだと思っております。それとは別にですね、やはり埼玉県のふじみ野市の事例をお話ししますと、18 歳未満の子供が3人以上いる世帯の第三子以降の均等割りを全額免除、これは所得制限なしという事です。で、一人あたり3万 6,100 円、結構な金額です。で、これの対象人数が、このふじみ野市、人口は 11 万 4,000 人なんですけれども、203 人ということであまり大きくありません。で、減免総額も 733 万円という事でございます。是非ですね、試算くらいはやってもらいたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

この質問を受けた際にですね、一応、八雲町の均等割軽減した際の試算は一応させていただきました。およそ 300 万円という形で試算をしております。

議員の質問 3番 佐藤智子

人数は。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

人数は、第3子以降の 18 歳未満としてカウントした場合は 86 名でございました。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

今、試算の内容も伝えていただけて感謝いたします。約 300 万ということでございます。この提案を私がしたのも初めてですから、この場でバサッと切り捨てないで、検討の余地はあると思いますので、ご検討を願いたいんですけれども、いかがでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

大変、この 300 万と 86 名ということでありますけれども、これは前文教厚生常任委員会からも子育て支援ということでいろんな意見をいただきながら、今回は予算に計上していったと。これからも子育て支援につきましては、町の少子化に対応するべく必要なことと、大変私も重要に考えているところでありますので。ただ、この国保とはちょっと切り離して考えてみたいなと思ってます。ただ、バサッと切り離すという冷たい事ではなくて、少しは研究してみたいという事で、ご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

では、次の質問に移ります。健康なまちづくりを目指して。町ぐるみで健康づくりを進めるために健康ポイントの導入を考えてはどうでしょうか。厚生労働省が 2015 年に無関心層にも健康づくりのインセンティブ、ご褒美を与えて、関心を引き出すガイドラインを策定しており、検討に値するのではないでしょうか。お考えをお聞きいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

佐藤議員の2つ目のご質問にお答えいたします。「健康ポイント」については、2015 年6月 30 日に閣議決定された、「日本再興戦略改訂2015」において、健康寿命の延伸のためには国民ひとりひとりが意識して自らの疾病を予防し、健康づくりを行っていくことがなによりも重要であるという考えから、新たに講ずべき具体的施策として、個人・保険者・経営者等に対する健康・予防インセンティブの付与を挙げております。また、「経済財政運営と改革の基本方針 2015」おいても、インセンティブ改革について制度設計を行うこととしており、これを受け、厚生労働省は個人の予防・健康づくりに向けたインセンティブを提供する取り組みに係るガイドラインを策定したところでございます。これらのことから、同年、検診受診等への動機づけと、町民意識の向上を図ることを目的として、健康ポイントの実施の検討を行いましたが、個別検診受診者については複数の医療機関で実施するためポイント付与が困難なことから、健康ポイントの導入は見送ったところでございます。その後も、個別検診の対象者は増えていることからポイント制の実施は難しいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

これはですね、特定健診やら各種がん検診等の受診率が伸びていない、国としても上手くいっていないという見解のようですけれども。そんな中で少しでも受診率が上がるように、このポイント制度はどうだろうかと思ったわけであります。全ての個別受診をポイント化する、すべてを網羅するという考えもあるかもしれませんけれども、いくつかピックアップしてそういうポイントを付与するというのは十分可能だと思うんです。春秋に行われる住民健診、夏それと2月に農協では行われますけれども夏の町民ドック、2月のJAのミニドックですとかですね、あとは全町1日健康の集いであるとか、高齢者のオリンピックであるとか、そういうまたはノルディックウォーキング大会に出るですとか。そういう、いくつかの施策をポイントとして挙げて、そこに参加した時にポイント、特定健診や各種がん検診には 1,000 ポイントとか、ポイントのつけ方はいろいろとあると思うんです。夏休みのラジオ体操のようにカードを設けて何かに参加したら1つハンコを捺すとかですね。仕事は増えますけれども。そうしたいろんな工夫で注意喚起というか関心を健診に向けることが出来ると思うんですね。ですから、一度試みて見送ってしまったというのも勿体無いことではないかなと。工夫次第では出来ると思うんですけれども、もう一度、お考えにはなっていただけないでしょうか。

町の答え 保健福祉課長補佐 佐藤哲也

議長、保健福祉課長補佐。

町の答え 保健福祉課長補佐 佐藤哲也

議員おっしゃるとおりですね、ポイント制度、こちらの検討をしましてですね、やはり最初の受診のきっかけという意味では重要ではないかなと考えておりまして。ちょっといろいろと調べまして、北海道の事業で健康マイレージ事業というのがございまして、こちらは北海道と市町村及び協賛企業が連携して行う事業でございますが。こちらですね、町の実施する健康診断やがん検診などいろんな事業において、これも恐らくポイントという形になると思うんですが、ポイントを発行して一定程度のポイントが貯まった場合に、その協賛企業から特典が出るというような制度がございます。こちらの事業ですね、ちょっと町として可能かどうか、そして効果的かどうかということを検証して進めていきたいと考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 3番 佐藤智子

議長。

議員の質問 3番 佐藤智子

良いお答えが聞けたと思います。私も保健推進委員をやっておりまして、昨年札幌に研修に行かせていただきました。その時に東北大学大学院の辻一郎教授がポイント制度だけではないんですけれども、様々な健康寿命を延ばす取り組みや実例をお話ししてくださいました。あまり数多くはないんですけれども、横浜でウォーキングポイントを貯めると、そうした事例が紹介されております。で、今、保健福祉課課長補佐がおっしゃったように、道でも行われているということですので、是非ともあまり業務に負担にならないような、また町民が楽しく健康増進活動に取り組めるような、そういう施策を是非とも考えていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。では、これで質問を終わらせていただきます。

出典:八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる