みんなの議会

八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日

国民健康保険の運営主体の移管に伴う対応について

聞いた人
斎藤實 議員
答えた人
町長 岩村克詔、住民生活課長 川口拓也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

おはようございます。通告に従いまして質問いたします。国民健康保険の運営主体の移管に伴う対応について。平成 30 年4月から国民健康保険の運営主体を市町村から都道府県に移管することになっております。高額医療費の影響を受けやすい小規模自治体や、高齢者や低所得者の多い大規模自治体が都道府県単位でまとまることで制度の安定化を図る事が目的であります。北海道国民健康保険運営方針は、道と市町村が一体となり、国保に関する事務を共通認識で実施するとともに、事務の広域化や効率化を市町村が推進できるよう国保の運営に関する統一的な方針として策定されております。そこで、(1)北海道国民健康保険運営方針策定の主な内容はどういうものなのか。(2)として、八雲町の国保会計は平成 28 年度においては繰上充用をしておりますが、平成 29 年度の国保会計の見通しについてはどのように押さえておられるのか。第3点として、平成 30 年度国保会計予算の中で経営基盤安定繰入金、借入金相当とありますが、この考え方についてお伺いをいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

斉藤議員の一つ目のご質問にお答えいたします。最初に、国民健康保険運営方針につきましては、議員おっしゃるとおり、都道府県と市町村が一体となって、互いの共通認識のもと国民健康保険の運営を推進していく目的で策定されるものであり、北海道では昨年8月に策定されております。ご質問の、北海道が策定した国民健康保険運営方針の概要につきましては、主に1点目としては、全道の国民健康保険の医療に要する費用及びそれに対する財政の見通しなど、将来的な運営基盤に関する事項。2点目は、各市町村が北海道に納める納付金及び保険料の水準など財源に関する事項。3点目は、保険給付や医療費の適正化に向けた取り組みなどに関する事項。4点目は、北海道と市町村がそれぞれ担う事務・サービスの連携に関する事項などが掲げられ、今後はこの方針に沿って国保運営を推進してまいります。続きまして、平成 29 年度の八雲町国民健康保険特別会計の見通しでございますが、ご承知のとおり国保運営は大変厳しい状況が続いており、さらに平成 29 年度は例年になく医療費が伸びてきていることから、現時点では大変残念ではありますが、およそ1億 3,400 万円の赤字が想定されます。また、平成 30 年度国民健康保険特別会計予算歳入については、経営基盤安定繰入金を借入金相当として計上しました。理由についてでございますが、国保の財源は国や北海道からの公費負担と、国保加入者からの保険税で賄うことが基本でありますので、この度の繰入金は一時的に借り入れするとの考えのもと、今後、税率改正とともに計画を作成し返済してまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

第1点目の考え方、承りました。私は今、町民の一番の関心はやはり道に移管することによって、自分たちの町の保険料がどのように変化するのかということが1点あると思います。そこでですね、道が出している資料の中で、全道の平均値を出しましてですね、それぞれ八雲町の位置はどれくらいになっているのかと言いますと、道で町村の平均値を出しているんですけれども、医療費の平均値は、一人あたりの医療費なんですけれども 36 万 4,012 円。そして保険料は調定額として9万 3,670 円と、このような試算を出しておりまして、全道平均から見ますとですね、若干高いところにあるということが示されているんですね。また、これまで 28 年度の道新だったと思うんですけれども、道に移管することによって保険料が高くなる町村と安くなる町村が報道されました。その中では八雲町は安くなるという報道でありました。ただ、これの決算の元になっているのは何年ころを元にしてこういうような報道になっているのか。その辺、お分かりでしたら、説明願いたいと思います。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

その新聞報道に扱われた税収につきましては、平成 28 年度のものを比較されているものと思われます。

議員の質問 5番 斎藤實

課長、先ほどの、道の平均値よりも若干高い報道があると。これについてはどのような認識ですか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

所得の部分につきましては、八雲町については平成 27 年度、28 年度が非常に景気が良かったような、漁業者の部分が特に景気が良かったという部分もございますので、その部分で若干道の平均値よりは上がったのではないかというふうに分析しております。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

それとですね、全道で同じ水準の保険料、いわゆる平準化を目指したいという事でありますが、保険料も統一することも示されておりますけれども。これについてはどのような認識を持っておられますか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

今後ですね、北海道が平成 30 年度から財政運営の責任を担うということで、北海道がこれから毎年市町村ごとの標準保険料を設定するという取り扱いにはなってございます。しかしながらですね、この度そちらの全道で、北海道で示す標準保険料率というものはですね、一応、全道統一のルールで定められているもので、現状の各自治体の現状の財政状況までは勘案されずに設定されているものでございます。したがって、実を言うとこの度八雲町に示された税率、標準保険料率ですか、そちらの方を示されたものございますが、若干今の八雲町の保険料率より若干低く設定されたものとなっております。しかしながら、この度、平成 30 年度の予算委員会でも明確に分かると思いますが、大変赤字を抱えている現状でですね、その道から示された保険料率を使用することによりますと、ますますその赤字を悪化させてしまうというような状況になりますことから、八雲町につきましては、この度は独自でまた設定していくと。で、この保険料率の設定についてもですね、やはりこの赤字補填が終了期を迎えるまでは、北海道の毎年示される保険料率を参考にしながらですね、自ら保険料を設定していかなければならないのかなというように考えております。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

今、課長がおっしゃるように、八雲町の実情が全く反映はされていないということは私も承知をしておりましてですね、その差異という、標準税率と八雲の保険料の差が出た時にはどのように考えていったらいいのかなという思いがありましたけれども、今課長の方から説明がありましたので、その辺については了解をいたしました。次に(2)の方に移りたいと思います。先ほど説明がありましたように、大変、財政的には厳しいというお話がありました。ただ、やはり道に移管することになりましてもですね、赤字解消・削減の取組が必要な市町村の定義というところに、赤字市町村は要因分析を行った上で赤字の解消または削減に向けた必要な対策を整理して、目標年次を道に報告する、という考え方になっているんですけれども。これについてはどのように押さえておられますか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

残念ながら多額の赤字を抱えてしまったわけでございますが、実際に平成 30 年度の国保の単位化、1年目の実際の状況を見ていかなければ、現状では何とも言えないところではございますが、我々としては、やはり5年程度で赤字を埋められるように、やはりどうしても税率改正を回避することは出来ないと思ってございます。それで毎年税率を検証しながら返済をしていきたいと考えております。そして、早い段階で黒字に転じることを当然望んでいるわけでございますが、転じた場合においても今後基金を積み立ててですね、単位化に伴う今後の税の平準化に繋げていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

この赤字を解消するためには、保険料の改定の必要性も今お話にありました。そうしますと、どうも私の方から見ますとですね、この道に移管しても八雲町としてメリットがあるのかなという感じを受けるんですけれども。その辺の認識はどのように考えておられますか。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

やはり都道府県単位化の一番の理由でございますが、やはりこれまでは各市町村単位での運営でありましたので、やはりこの小さい町になりますと、年齢構成が非常に高齢化すると。また、医療費の方も低くなるというか、どんどん医療費も先進的になってございますので、高騰が続いているということで、非常に財政運営が不安定な、リスクを背負った小規模保険者が多く存在しているということもございまして。この単位化に伴ってですね、あくまで財政基盤をしっかりと固めて、全道みんなで支え合っていくという事で、そしてそういうことで皆さんが安心して医療を受けられるという体制を構築するものでございますので、これはしっかりとうちの方も協力して行っていかなければならないと考えております。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

次に、3点目の方に移りたいんですけれども。基盤安定化繰入金の方でございます。先ほどの説明の中でも財源の確保が難しいということで、繰入金、まあ借入金相当という謳い文句をしているんですけれども。これは返さなきゃならないというように、基本的に考えておかなければいけないんでしょうか。先ほどの答弁もそのように聞こえたんですけれども、ちょっと確認したいと思います。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

議長、住民生活課長。

町の答え 住民生活課長 川口拓也

先ほども町長の方から答弁があったとおりですね、国保の財源は国保加入者と一定程度法定内で決められた繰入金から賄うということが原則でございます。今現在、国保加入者等、町民で3割程度でございますので、そういった部分を考えますと、あくまでこの部分は一般会計の繰入れという単にそういう考えではなくてですね、借り入れをして、これから国保の会計の方から返していくという考えの元でございます。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

大変、返済におきましても厳しい状況であるかと思うんですね。それはやはり、本来は国保会計というのは保険料と国庫負担金、こういうものによって賄ってですね、当該年度の国保会計の均衡を図っているわけですけれども。先ほどからの説明の中でも、医療費の伸びが想像以上に大きなものがあるということでございまして、その実情はよく分かりました。そこで、町長にお伺いしますけれども、今の課長とのやり取りの中でもですね、この国保会計の財政は相当厳しいということでございます。で、近い将来はやはり保険料の値上げも視野に入れなきゃならないのかなというような状況の中でですね、やはり返済するにしてでも相当な期間がなければ、私は返済は無理ではないのかなと。一緒にこの何年間で考えようというのは、非常に無理があるのではないのかなというふうに思うんですけれども。この点についての町長の認識はいかがでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

斎藤議員にお答えいたします。この国保会計、私が町長になってからも非常に厳しい期間がずっと続いておりました。ただ、私共も期待していたのは、北海道で一つになるという事を大変期待して、その中で国保税も標準化になり、全道一律になるものと、そんな少し自分たちに都合のいいような思惑もありましたけれども、蓋を開けるとそうでもないというような形で今進んでおります。今回3月の予算委員会でまた審議させていただきますけれども、繰入をしたいということでありますので。この辺については、まずは繰入れをすると。その後は今斎藤議員がおっしゃるとおりですね、国保税を値上げをするのか、それとも北海道の方とまた議論を深めながらどのようにしていくかということを慎重にしていかなければならないと考えております。もしも値上げをするようであれば、斎藤議員おっしゃる通りですね、一気ではなく長い間ということも考えられますし、いろんな部分を考えながら対応してまいりたいと思っておりますので。まだ北海道になって始まったばかりでありますので、その辺、注意深く我々も情報を入れながら、国の動向、道の動向を見ながら、国保を納めている方々にあまり負担がいかないような事も考えながらですね、研究してまいりたいと思ってますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 5番 斎藤實

議長。

議員の質問 5番 斎藤實

今、スタート年次でございますので、これからいろんな対応をせざるを得ない部分もややあると思います。どうぞ、その点につきましては、国保会計の安定のために努力をしていただきたいなというふうに思います。ただ、最後にですね、やはりこの会計を安定させるためには医療費の抑制と保険料の収納対策、ここの部分が相当必要になってくるのかなと。このことを付け加えまして、次の質問に入りたいと思います。

出典:八雲町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる