みんなの議会

松前町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月3日

松前町に新しい農業の風を

聞いた人
堺繁光 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 堺繁光

まず最初、森定教育長には、本当に長い間ご苦労様でございます。松中の木造建築に関しまして、一緒に視察をしたという思い出が、私の心の中にできましたんで、それが一つの自分の中の教育長とのあれかなってな感じで心に残して起きますんで、よろしくお願いします。健康にだけは十分留意されて、この後過ごされますようお願いしておきます。それでは、石山町長にはですね、町長就任されてましてから私としては、きっと初めての一般質問かなと、そんな感じがして、非常に緊張しているところでございます。まずは通告に従って質問させていただきます。「松前町に新しい農業の風を」というわけですけども、なぜここに至ったか、少しだけお話をさせていただきたいと思います。石山町長には、この春より今まで以上に漁業者に対し手厚い支援策を盛り込んでこられております、漁業者の皆さん方も大変心強いところだと思います。しかし、最近の漁業生産は温暖化のせいもありましょうが、目に余るほど漁獲が落ち込み、大変厳しい状況にあると思います。それに、少子高齢化が進み、後継者や産業人口の減少、そのために町の財政も先細りするばかりだと考えております。であれば、何かに手を打たなければならない、そんな思いから今般の一般質問に至ったわけでございます。危機感を持たないと町がなくなる、松前町を存続させるにはこれしかない、じゃあ、いつからやる、今でしょって感じですね。そういう気運で、すぐ生産ができるわけじゃないんですけども、今から取り組まなければならない、そういうふうに思いました。奇しくも平成27年度北海道開発予算の前年度比18%増となっております。その中でも農業農村整備は869億円超の要求であり、いかに北海道の農業が日本の食糧基地として重点を置いているかがよくわかる状況にあります。本町としても、この機を逃してはならないんでないじゃないでしょうか、農業に力を入れるべきだと思います。休耕地や、休耕地の有効利用、当然のことですけども、従来の農業ではなく、雇用促進できる企業農業を育ててはいかがなものでしょうか。それには町を挙げて、松前町に適したブランドのできる、ブランド化のできる農産物を選定し、それを支える技術者の確保、そして、息の長い町の支援が必要不可欠であると思います。町民にやる気を起こさせる政策等の課題は山積されていると思いますが、松前を存続させる最後の手段として、これしかないのでは、そう思って一般質問させてもらいました。町長のお考えをお伺いたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

松前町に新しい農業の風をというふうな一般質問の通告をいただきました。議員おっしゃるように、水産振興、本当に結果の出ない厳しい状況でありますし、少子高齢化につきましてもなかなか歯止めがかからない状況、本当に厳しい状況だというふうに思っております。ここで議員が、新しい農業の風をというふうなことの質問いただきました。まず、北海道の開発予算に関してお話されておりましたけども、北海道開発予算に関する要望等内容につきましては、食糧の安定供給に貢献する基盤づくりの中に農産物の安定生産の基盤となる農地や農業施設の整備があるというふうなことでありまして、主な施策と致しましては、農作業の効率化や低コスト生産に向けた補助農大型区画整備などが、北海道開発予算に網羅されている内容のものでございます。従いまして、渡島管内で言いますと、北斗市、或いは七飯町などが対象になっておりまして、残念ながらこの予算の中には松前町に関わるものが入っていないのが現状であります。堺議員がおっしゃいました、企業の雇用確保できるような農業の振興の部分につきましては、本当に現状を申しますと農家の高齢化、或いは後継者不足が進む中で新たな担い手として、企業の農業参入が大きく期待されているところであります。現状の松前町を申しますと担い手不足であります。そして、空き地、空き農地は増えている中でなかなか農業振興が、農業が育たないという状況にあるところであります。しかし、堺議員おっしゃるように、目の前にチャンスがあるのも事実だというふうに思っております。この企業農家の育成、或いは誘致については、松前町としても農業の起爆剤、起爆剤になる要素は充分あるというふうな認識をしているところであります。いろいろと農業振興、現状の松前町は畜産がメインで進められておりますけども、厳しい状況でありますけども、まず議員ご指摘のように松前町には土地はたくさんあります、そういう土地の利用なども、有効利用も十分に可能でありますので、本当に課題を整理しながらですね、企業のばかりではなくて、企業ばかりではなくて、個人の新規着業者につきましても取り組んでいただけるような環境の整備に努力していきたいというふうに思っております。

議員の質問 6番 堺繁光

確かに、松前町が今の開発予算の中には入っていないような今お話をされましたけども、ただ、それで諦めるっていうことはしてはならないのではと思ってます。松前町もこんなに取り組んでいますよということであれば、きっと国や道でもそれなりに予算はつけてもらえるものと思います。現在、近隣町村で成果を上げている町がありますよね、知内町のニラ、上ノ国町のキヌサヤ、エンドウ、これもですね、1年や2年でこうなったわけでないんですよ。やっぱり何十年もかかって今の現在を積み上げてきたものだと思うんです。特に紹介させていただきますけども、知内のニラは、昭和46年に減反政策を機として8名の方から始まったと聞いております。その8名の方がいろいろ研究したりなんだりしながら、50年にはニラの生産組合を発足されて、それからどんどんどんどん参加する農家の方々も増えてきまして、当然のごとく水揚げも上がってきております。平成22年では10億を超えるまでになったそうでございまして、現在では73戸にその数も増えまして、1軒当たりが1千294万6千円と、ニラ一つだけでも十分ご飯の食える、そういう農業に今なっているわけです。そして、就業率も現在では素晴らしい就業率であるそうです。それだけ後継者も育ってると、そういうことなんですね。ただ、こうなったのも、ただ農業者だけが一生懸命頑張ったからこうなったというわけではないんです。やはり、町の方も相当手厚い助成を行っておりました、20%相当の助成をずっと行ってきているということです。やはり農家ばかりでなくて、町が支援しないとこういうやっぱりね、町を代表する、道を代表する産物にならないと思うんですよ。当然指導者もおられるだろうし、そういう人方の協力もありながら農家全体の研究もありながら今のこのニラの生産高を上げてきたという、そんな実態もあります。一方上ノ国町におきましては、昭和59年ですか、2軒の農家から始まって、今現在60何軒あるそうなんですよ。ただ、このサヤエンドウはですね、なかなか連作のできない作物だと聞いておりまして、大きな土地がないとなかなかできない。しかしながら、それなりに皆さん頑張っておりまして、今では60軒ぐらいやっぱりやってるんでしょうか、年間も193万ほど上がっているそうです、1軒の農家に対して。ただまあ、知内からいいますと金額的には小さいんですけども、その他にもやっておりますんで十分生活するには十分なだけ上がっているそうでございます。町の支援としてもですね、一つの事業に対して2分の1の助成を行ってる、そして現在もそれを続けているってことなんです。やはり、町が手を加えてくれないと、やっぱり特産物は生まれない、こういう構図になってるわけですよね。いずれにしても、やっぱり町の、農家のやる気が第一かと思いますけども、やっぱり支援する町の体制、指導する人方の待遇、そういうのがないとやはり一つの町の特産物というものは生まれないものだと思っておりますんで、ぜひ当町におかれましても、まあ、当然一番先にはものの選定、作物の選定も必要でしょうけども時間のかかる問題ですから、一つ一つクリアしてですね、何とか町を挙げて特産物を作っていきたいっていう、そういう気持ちになっておりますんで、何とか町長にその気運に乗ってですね、この先の考えを伺いたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

ご指摘の知内町のニラ、もう既に一大産業化しておりまして、ただこの間の取り組みをお聞きしますと、やっぱり大変な状況もあったというふうに聞いております。しかし、今議員ご指摘のように、行政、或いは農業関係機関からの知恵を出し合いながら今を築いてきたというふうなお話を聞いているところであります。また、上ノ国町のキヌサヤの扱いにつきましてもお話を聞いております。やっぱり苦労があるというふうな部分は、共通されているんだというふうに思います。また、新たに共通している事項と致しましては、やっぱり議員おっしゃるように息の長い町政、力の支援があればこそ、こういうふうな形になっているんだろうなというふうなところでは認識しているところであります。先程も申しました、松前町、土地もあります、気候もだいぶ変更して温暖化になってきているというふうなことを聞いております。先般、所用で青森県のリンゴ農家の方とお話をさせていただきました。温暖化につきまして、青森のリンゴ農家さんは、リンゴはもう北海道で作るというふうな方向に転換すべきだというふうなことを青森のリンゴ農家が言っておりました。そういう意味では、リンゴの栽培なども松前町には可能性があるのかなというふうなことを認識しているところであります。土地もありますし、廃校になりました、これはあくまでも私の意見でありますけども、廃校になっております体育館を利用することも一つの方策、方法だと思いますし、それからグランドをどのように利用していくのかということも、一つのヒントがあるかもしれません。そういうふうな意味で、いろんな松前町の農業振興のために材料はあると思いますので、いろんな、まずやる気を喚起するような行政の支援体制を作ることが大事だろうというふうに思います。本当にやる気のある方には、積極的に相談していただき、我々も応援していきたいというふうに思っております。ご理解いただきたいというふうに思います。

議員の質問 6番 堺繁光

町長の今後の取り組みを、今聞かしていただきました。現在ですね、松前町の農業っていうのは、朝市での販売の地産地消、その他自家消費という形で継続されておりますけれども、私達は雇用促進のできる農業ということを目指しておるもんですから、何としても作物に着目して、松前町でなきゃできないっていうものをやっぱり選んでほしい。そのためには、やっぱり専門の指導員や技術者をですね、やっぱり雇用して、みんなに指導をする、そういう形をとっていただきたいなと、そう思っております。過去に松前町でも、清部でありますけども、相馬信勝さんですか、あの方がイチゴを指導しまして、結構な売り上げをとりました。しかし、それも外貨を、外貨って言えば変ですけども、余所からお金を引っ張り出すという程までは上がりませんでした。今で言う地消地産という形で成功されたものなんですけども、その他にもいろいろアスパラやらいろんなものに取り組んでおりますけども、ただ、松前の場合は2、3年やると止めてしまう、助成がある内はやるけどなくなったら止めてしまうと、そういう気運があるもんですから長続きしなかったのかなと。だから、できるもんであれば、そのものが品物がしっかりブランド化って言うんですか、松前の産物だと名前が売れるまでに町が援助していただければ、やっぱり農業の人方も最後まで頑張っていけるのかなと、そういうふうに感じているところでございます。国、道の支援助成などもいろんな形であると思うんですね、その辺も探していただいて、この農業に対して、農業振興に対して力を注いでいただければと思います。余所の町でできて我が町ができない、そういうわけはないもんですから、何とか成功する事例なども散策をしていただきまして、今後に、今後の弾みにしていただきたいと思いますんで、今一度町長の意気込みを伺います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

議員ご指摘のように朝市の皆さん、一生懸命取り組んでおります。アスパラの栽培も5軒の方がやっておりますので、今着業しておりますこのような方々と連携を図りながらですね、今足りないもの、或いは必要なもの、それから技術的な指導のお話もございましたので、農業改良普及所の皆さんの意見も聞きながら、一つでも農業の着業できるようなですね、環境づくり、環境の整備に努力をしてまいりたいというふうに思います。ご理解いただきたいと思います。

出典:松前町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月3日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる