みんなの議会

せたな町議会 令和7年第1回定例会 2025年4月2日

7億円の洋上風力発電所撤去費用と財政バランスについて

聞いた人
菅原義幸 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 菅原義幸

それでは町長に対しまして、7億円の洋上風力発電所撤去費用と財政バランスについてお尋ねをいたします。①洋上風力発電所風海鳥の撤去費用が7億円に達することが明らかになりました。平成16年度の建設時、毎年1,000万円の自主財源を確保することが目的だとされていましたが、1円も確保できませんでした。町長の所見を伺います。②撤去費用に対する補助制度はあるのか改めてお尋ねをいたします。③全ての自主財源となれば、7億円の支出は非常に深刻であります。今日まで19年間放置してきた、高橋町長の責任をどのように感じておられるのか明確にしていただきたいと思います。④上下水道、橋梁、新病院、町民体育館、大成種苗センター、さらには無料通院バス、ハイヤーチケット、まちなかバス、国保税軽減など、積み残しの福祉予算の財源確保に重大な障害が生ずるのは明らかであります。町長が住民要求を否定する場合の理由にしていた、財政バランスというのはどのようになるのかご説明いただきたいと思います。以上であります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは9問目の質問でございます。お答えをいたします。1点目でありますが、これは旧瀬棚町において実施された事業でございます。建設当初はそのような自主財源を確保する計画だったのだろうと思いますが、計画どおり進まなかったということで残念に思っております。2点目の補助制度につきましては、国をはじめ、関係機関へ補助制度の有無について照会等を行いましたが、撤去に係る補助制度はございませんでした。3点目でありますが、19年間放置してきた訳ではなく、故障等もございましたが都度修理を行い、適正に運転をして維持してきたというふうに考えおります。また、責任ということでありますが、今回突発的な修理不能の故障が発生したことなどにより、撤去せざるを得ない状況になったことは、想定外の結果であったと認識しております。また、撤去費用については、今後撤去に係る調査等を行う予定でおりますので、極力撤去費用を抑えることができればと考えておりますのでご理解願います。4点目のご質問ですが、洋上風力発電所風海鳥の撤去については、令和7年2月18日開催のせたな町議会総務厚生常任委員会で説明したとおり、令和7年度において、洋上風力発電施設撤去調査設計業務により各種調査や設計等の業務委託を行う予定でおります。その中で撤去費用等が算出されることとなり、最も安価で環境等に配慮して、財源への影響を最小限に留めるよう考えてまいりたいということでご理解いただきたいと思います。

議員の再質問 11番 菅原義幸

これは再質問いたします。町長、建てたのは旧町時代であることは、これは間違いありませんよ。そのことは100も承知、200も合点であります。しかし17年9月からは、高橋町長のもとで運転されてきたんです。先日の質問質疑において、甘かったという答弁をなさいました。これはどういう意味かって言いますと、建てた当時の判断が甘かったという意味で答弁されたんだと思うんです。今うなずきましたね。私は、それがまずいと思ってます。正直に申し上げますが、それは確かに建てた当時の町長と私の間では、政策判断の問題でいろいろな討議はいたしました。結果として建設に至ったわけですが、私はそのときの思い、そのときの町長の意気込み、発想、これについて全部否定してるわけではないんです。やっぱり先進的であり、なおかつ学ぶべき多くの発想観点はあったというふうに思います。ただ1点だけ、財政目的、つまり1年間に1,000万円の自主財源を繰入れするために建てるんだということについては納得いかないということでございました。町長、簡単に甘かったというふうに言ってほしくないと思います。町長おそらく俺の責任じゃないんだと、当時の責任なんだという意味でおっしゃったと思うんですが、そうであるとすれば町長自身は甘いと思います。なぜかといいますと、私は合併直後の、これは平成17年12月19日、つまり当時の回数でいきますと、平成17年第2回せたな町議会定例会で一般質問を町長に差し上げてるんです。町長記憶してますか。この時すでに今日のような状況になる恐れがあるという意味の指摘を私してるんです。これ会議録持ってきておりますが全部読み上げると時間がかかりますから質疑の中心点だけ申し上げておきますと、私はこの計画でいくといろいろ心配な点があるから、新町においては今後はバランスシートを作成するなど、地方公営企業法の任意での適用化を行うとか、十分検討していただきたいという観点からの質疑を行っているんです。しかも洋上風車の維持費や保険料、稼働率、設備利用率、年間予想発電量、撤去費用及び耐用年数に対する様々な角度から検討して間違いのない対応をすべきだという提起を、私は提起してるんです。これは、風車特別会計は単式簿記でありまして、発生主義に基づく複式簿記の企業会計とは違って、減価償却が考慮されないので、正確な収支は町民にわかりにくいものだと。これ当時から私指摘してるんです。結局この提言は、活かされなかったというふうに思います。言いたいことは、建設をしたときの町長の責任を丸投げしてもらいたくないということです。いろいろと議論をして、そこに到達したわけでありますから、建設した当時の町長に単純に甘かったというふうな評価をなさった、その高橋町長の態度について、唯々諾々と私は受け入れるわけにはまいりません。当時の町長がここにいたら冗談じゃないよと。俺に19年間、新町のせたな町の運営やらせてくれたらこんな結果にはしなかったよという答弁が返ってくると思います。私は、そういうことをあえて申し上げておきたいと思います。日本で初めての洋上風車、これを実現した業績というのは、やはり讃えられるべきであるし、我々も誇りに思って進めていくべきだと思います。だから、私も簡単に甘かったと言い切ってそれで終わりというふうなわけにはいかないというのはそういうことなんです。それで町長、それにいたしましても、最大7億円の撤去費用、しかも補助金ないと。これは大変な問題です。最大7億円という意味は恐らく浚渫が少なければ少ないほど、これは費用は軽減されていくと思います。そのための制度設計今年やるんでしょうが、しかし台船の経費というのは、恐らく削減のしようがないんだろうと思うんです。だから、極端な割り算をいたしまして、浚渫を全くしなくてもいいとなれば、それでも半分の3億5,000万円、最低でも見なくちゃいけないことになります。これを全部自前で出さなきゃないわけですからプロパーで。しかも、前般の議会で明らかになりましたように、当初予算がそのとおり成立していたとすれば、我が町の財政調整基金は令和7年度で町長7億円まで減るわけでしょう。そういう見通しでしたよね。それが令和8年度そっくり仮にですよ、7億円全部、風車撤去費用につぎ込まれたとすれば、財調なくなるんです。ゼロです。かつて15から16億円あったものが。これは、高橋町政の下での新たな財政危機だと。いよいよそういう段階に突入したなと言わざるを得ないのであります。その詳細な分析は、既に横山議員が一般質問で解明したとおりでありまして、なかなか鋭い、しかし貴重な提起だったなと思いますが、私は財政危機と言って構わないと思います。その危機の原因は何かといいますと洋上風車の3億5,000万円から7億円の問題、これだけではなくて、20年間にわたって高橋町政が続けてきた、箱物主義にあると言わざるを得ません。だって、福祉関係の政策そんなに打ってきてないんですから。出生祝金だってようやく今30万円にしたわけでしょ。小中高の入学祝金だってようやく今手を付けたわけでしょ。ハイヤーチケットはやらない、まちなかバスはやらない、病院の通院費無料化、これも手をつけない。じゃ何で財政危機になったんだということになりますと、私町長の箱物主義にあると思います。前にも申し上げましたが、前回の町長選挙で、高橋町政の16年間の実績だって言って、建てた箱物をずらっと並べましたよね。トータルで160億円になってるんですよ。確かに箱物は見た目アピールしやすいんです。選挙戦術としては。しかし、維持管理費がかかり、償却をし、古びたときには撤去しなくちゃならないという避けて通ることのできない問題が付きまとうんです。そのときには建てた人はもうその時代の町政執行者ではないから、後の町長が、後の行政執行者が責任を持たなくちゃいけないとこういう関係になってるんです。そういうツケをいよいよこれから今後にわたって、しょっていかなければならない町長というのは大変だなと私は思います。しかも人口半減でしょ町長。高齢化率50%、いわゆる町全体、地域全体が限界集落になりつつある、そういう局面です。そのときに、この財政危機というのは非常に深刻な問題だと私考えるんです。ここに上下水道、橋梁、新病院、町民体育館、大成種苗センター等々ずっと並べさせてもらいましたが、私は、相当慎重に考えなきゃいかんと思います。ここには書いてませんが、もっと突っ込んでいくと、2億円の学童保育所。こういう観点から考えると、これは考え思案のしどころだなと思います。反対するということは言葉では申し上げませんが、思案のしどころだなと。だって、学童の数が将来、令和10年まで算出してありますけれども資料では。それ以降の推移はどうなんですか。2億円といっても自主財源2億円という意味ではありませんから、国からも補助金が入るじゃないかと。起債もあるじゃないかということでおそらく反論すると思うんですが、それにしても、投資する総額一口で言いますと2億円です。いや町長格好いいですよね。令和7年度の町長改選期に2億円の学童保育だと。いいと思います。できるならば、約27億円から30億円に達する病院建設も令和9年度オープンだとやりたかったんでしょうけれども。私は、そこのところを今冷静に、対極的な観点から判断すべきだということを、この風車撤去問題とあわせて財政バランスの問題をよく冷静に判断していただきたいと思うんです。そういう意味で一般質問してるんです。そこに触れた再答弁を求めたいというふうに思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず撤去費用については、これから設計を行うということになっておりますので、具体的な事業費等についてはまだ明らかになっておりません。明らかになった段階で議会とも相談をしながらどういった形でこの解体をしていくのか、またその財源はどうするのかという具体の詰めが出てくるという状況でございます。いずれにしましても、こういった多額の事業費を要する事業でありますから、財政もにらみながら慎重に判断していかなければならないというふうに考えているところでございます。

議員の再質問 11番 菅原義幸

もうちょっと私の提起に沿った答弁してくださいよ。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

再々質問しません。もうちょっと再質問の趣旨に沿った答弁してくださいよ。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

答弁させていただいたとおりでありますが、これはほかの事業にも影響があるというふうにも考えられます。したがいまして、事業費を慎重に精査をして、そのあとですね、いろいろ議会とも相談をさせていただきながら、この解体に向けて作業を進めるということになります。当然、様々議員がご心配のような状況というのは当然ついて回るというふうには思っております。したがいまして、そういった部分への影響を最小限に食い止めるという手立てもこれから、事業費によってはですね、考えていかなければならないというふうに思うわけでございます。現状の答弁としては、そういったところでございます。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

質問もう1回残ってますからやりますけどもね。私ね、当初甘かったという答弁で、19年間この町を経営してきた町長自身の責任をネグレクトしてしまうということについては同意できません。確かに、建設は旧町でやりました。しかしその後19年間、実質的には20年間ということになるんですかね。経営してきたのは、高橋町長じゃありませんか。しかも、こういう問題点がありますよと、撤去費用の問題まで当初から私提起してるんです。それから細かいことだから言いませんが、売電単価も当初の見込みよりは少し安かったんです。それ非公表だということで公表していただけませんでしたが、私は逆算いろいろ検算して、この金額だろうというふうに指摘しましたところ、後日、かなり後からになってからなんですが、いや菅原さんが計算したとおりだと。この単価で実は契約してたんだと。当初は関西電力となんですが、せたな町と関電の契約単価は秘匿するというから答えられないんだと。こういう答弁でしたが、それは推測して私はズバリ当ててたんです。そうするとなかなか厳しい数字だなと。特に当時はNEDOで半分出しまして、残った半分を起債でありましたから。その半分は確かに返済し終わったんです。返済し終わりましたが、毎年1,000万円の自主財源の投入は叶わなかったんです。やっぱり当初から見ますと、発電量が十分ではなかったのと、売電単価はやっぱり苦労したと思うんです。だから、そういうことについては、高橋町長の責任というのは相当大きいと私は見てます。だって、建てた当時の町長の責任わずか1年です。平成16年の年。あとの19年は町長が経営してきたんだから。そういう責任をきっちり自覚しておられるんですかという趣旨の質問をしてるんですよ私は。そのことを平成12年12月にそもそも提起してるんですから。町長はそういたしますが、その方向に沿って慎重にやりますと。例によって、例の如しの答弁なさっているわけです。ですから、そこに触れたね、答弁をきちんとしていただけませんと、建てた町長に私としては大変申し訳ないなと。一方的にあなたを悪くするつもりで質問したんじゃないですよというふうに申し上げたいくらいです。会ってないからそういう会話はしてませんけれども。そこについては、私も無責任ではあり得ないし、町長も無責任ではあっていただきたくないという趣旨で提起してるんです。それで町長、いくらに落ち着くかは確かに町長おっしゃるように、設計してみなければわかりませんが、しかし、半分にみたって3億5,000万円でしょ。それから下になりますか。2億円で1億円だというふうに下がりますか。私はとてもそういうふうに思えないんです。だから、きちんとその方針を持って望みませんと。この捻出はね、後々まで相当大きい影響をダメージを残すだろうというふうに思いますから、口を酸っぱくして申し上げているということなんです。もう一遍、19年間にわたる町長責任と、今後の見通しの重大性、深刻性について端的にご答弁お願いしたいと思います。以上です。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

この件につきましては、私も議員と同様の考えでございます。実は新町になって1年目の風海鳥の売電金額ですね、これを見させていただきました。これは、計画とは相当格差がございました。これは厳しいなという実感で数字を見てたという記憶がございます。その後、売電単価、当然売電単価も合わない、発電量も不足という状況でございましたので、発電量をこれ以上増やすということはなかなか難しい厳しいものがございますので、やはり売電単価、何とかこれを増やさなければこの収支が厳しいということで、そのあとフィットということで売電単価を増額をする努力もさせていただきました。しかしそれでもですね、やはり計画に沿った数字ということにはなりませんでした。したがいまして、それは旧町の責任ということではないというふうに思いますがただ、もう建ててしまった部分を引継ぎましたので、私としても、それ相応の努力をさせていただきましたが、なかなか目に見えて改善を図るということには残念ながらできませんでした。この点については、責任も感じるなあというふうに思っておりまして、お詫びを申し上げなければならないというふうに思います。しかし一方で、この風海鳥による効果っていいますかね。これはご承知のように、大里の風力発電所の建設、あるいは委員会の1万2,000の建設にもつながっているということで、全くこの風海鳥の日本初の洋上風車の効果というのはなかったというわけではございません。そういった、効果にもつながっていると。さらには今の洋上、檜山沖の洋上にもつながっているということで、一定の評価というものは当然あってしかるべきというふうに思っております。いずれにしましても今回、解体費用の設計をいたしますので数字がきちっと固まってきたらですね、それをできるだけこの町の財政に最小限の影響ということを基本に考えながらいろいろ対応していかなければならないと、今のところそういうふうに考えているところでございます。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

答弁次第です。明日に回しても結構です。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

そうしましたらあと1問だけやります。

出典:せたな町議会 令和7年第1回定例会 2025年4月2日 議事録 PDF(263ページ) 間違いを知らせる

7億円の洋上風力発電所撤去費用と財政バランスについて せたな町議会 2025年4月2日|みんなの議会