みんなの議会

木古内町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日

寒中みそぎ神事の北海道無形民俗文化財指定について

聞いた人
東出洋一 議員
答えた人
教育長 藤澤義博、町長 鈴木慎也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 東出洋一

2番 東出洋一です。町長、並びに教育長に向けて1点のみ、一般質問をさせていただきます。寒中みそぎ神事の北海道無形民俗文化財指定についてでございます。みそぎ神事の調査研究を実施した、北海道文化財審議会の答申を受けて、北海道教育委員会が令和5年11月28日に指定を受けました。当町にとってはこの上ない喜びと名誉なことだと思っております。伝統神事として天保2年(1831年)から今日まで事故なく194年の歴史とともに、観光イベントの要素を加えつつ、地域住民に根付いていることを高く評価されたものだと認識しております。また、令和12年には200回目の節目となります。したいがいまして、次の3点についてお伺いしたいと思います。(1)教育委員会として今後、みそぎ神事にどのように取り組んでいくのか、教育委員会の役割はなんなのか、道からの補助並びに助成があると思いますが、その辺についてお伺いしたいと思います。(2)大変ここも申し訳ありません。イベント実行委員会とありますけれども、祭典委員会というふうにご理解していただきたいと思います。祭典委員会及び観光協会、産業経済課商工観光創生室がこのイベントにどう関わっていくのか。(3)1月15日当日は、神社を出発し、高齢者交流センターで小休止及び休憩したのちに、海に入り御神体を清め、再び神社に戻る行程となっております。広く町内外に発信することでみそぎ神事が盛り上がるとともに、後世に伝承されていくものと思っております。それで仮称ではございますが、みそぎ伝承館、みそぎ歴史館という仮称ではございますけれども、行修者が休憩する施設を考えるべきと思いますが、これについては町長にお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

町の答え 教育長 藤澤義博(教育長は2025年6月まで)

2番 東出議員の1の(1)の質問について、お答えさせていただきます。このたび、伝統文化である寒中みそぎ神事が様々な機関と連携や協議を進め、北海道無形民俗文化財に指定されました。町の文化財は、木古内町の長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な財産であります。そのため、教育委員会としましては、町民の貴重な財産である文化財を保護し、将来に引き継いでいくことは、今日を生きる我々の責務であると考えております。具体的な取り組みとしましては、現在も実施している小中学校での総合学習を活用した地域探究学習の実施や無名塾やリロナイふれあい学園での寒中みそぎについての学習を継続して実施してまいります。なお、補助制度につきましては、地方自治体や団体が実施する事業については、メニューがございますので、必要に応じて活用していきたいと考えております。以上でございます。

町の答え 町長 鈴木慎也

東出議員のお尋ねにお答えさせていただきます。(2)の答弁でございます。これまでも、町の一大イベントであります寒中みそぎフェスティバルを観光協会や町、関係機関で組織する実行委員会で開催しており、連携を図っております。このたびの指定を受けて、機運を高める取り組みの一つといたしまして、記念雪像の製作や懸垂幕の設置、記念御朱印の作成などを展開してまいりました。今後とも「神事」と「フェスティバル」が一体となって、後世への伝承や地域の活性化を図るために、関係団体が連携し取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次に(3)でございます。このたびの北海道無形民俗文化財の指定により、町の役割といたしまして、より一層寒中みそぎ神事を後世に伝承していくことが必要だと再認識をしたところであります。議員の質問にございます仮称ではございますが、みそぎ伝承館、またはみそぎ歴史館につきましては、私が町長に就任させていただいた当初から、私個人の想いとしてあるところでございます。財源の問題や関係団体との調整、町民の皆様のご理解などが必要だと思っております。とても大切だと認識をしております。現在、寒中みそぎ神事を情報発信している道の駅みそぎの郷きこないのほかに、木古内町郷土資料館におきましても、みそぎを紹介するコーナーを設置して、町として伝承する場の創出に努めてまいりたいと考えているところでございます。また、伝統芸能でありますみそぎ太鼓やみそぎ囃子は、地域住民の皆様が伝承に向けて動いていらっしゃると聞いておりますので、それらの取り組みの状況も踏まえながら、今後の方策を調査研究してまいりたいとそのように考えているところでございます。以上です。

議員の質問 2番 東出洋一

まず先に、教育長にお伺いしたいと思います。先ほど私が読み上げたとおり、昨年の11月28日に指定を受けたわけです。11月の22日、これはみそぎ神事を決定しましたっていう時なんですよね、22日は。そして、23日に道新並びに函館新聞が報道をいたしました。ちょっとこれ再質問のなか大変申し訳ないことを聞くんですけれども、そのあと12月定例会ありましたよね。私は、その席で教育長になるのか、町長になるのか私はわからないけれども、やはり広く住民に知らせるためには議会、行政との関係の中では、教育長の行政報告はするべきじゃなかったんじゃないかなと私は思うんですけれども、まずそれは再質問の中に出ていないんですけれども、見解があればお伺いしておきたいと思います。それから、今度は質問に入らせていただきます。教育委員会、それから実行する実行部隊、教育委員会の仕事はソフト面でしょう。教育長本人は神事の手伝いに来てくれているのはそれはわかりますけれども、教育委員会の仕事はソフトの部分だと私は思うんですけれども、その辺はどうですか。ということは、いま答弁書をもらったんですけれども、「補助制度については、地方自治体や団体が実施する事業についてはメニューがあるため、必要に応じて」、予算付けしてくれると思うんだけれども、そうすると必要な部分を今年度からいろいろな関係団体をとおして、あなた達いまなにが足りないんだ、なにが欲しいんだという聞き取り調査をしていかなきゃならないと思うんですけれども、それによって道も補助金なり助成金を決定してくれると思うんですよ。ただ指定された、良かった良かったじゃないですよ。それをもっともっと強く発信するための部分で、やはり道なりその関係部署に早くお願いして、そして実働部隊にはこういうものがなんとか付きましたよという作業をする教育委員会の仕事じゃないかと思うんですけれども、その辺の見解についてお伺いいたします。それから(3)番目、町長のだいぶ熱い想いがあることが私も理解いたしました。それで、私も書いたんですけれども、令和12年に200回という大きな節目があるわけですよね。いまから6年間あるんですけれども、それまでの間にやはり教育委員会でそういう記念館なり、それから伝承館になるもののハードの面でのやはり財源を見つけなきゃならないと思うんですよ。それと私は、これは私の要望かもしれない。4人の行修者さんがいま高齢福祉センターで小休止をし、そして祭壇を置いて海に入る時間までそこで待機しているわけなんですけれども、私はなぜ伝承館なり記念館と言うと、あそこの高齢福祉センターじゃ行修者並びに付き人、神主さん含め、あんな狭いところじゃかわいそうですよ。だから、それはそれとしながらも、6年間の間でどうしていくかというそういうスケジュールをやはり立てていかなきゃならないと思う。その作業をいつ頃、町長改選期があって大変聞きづらいんですけれども、やはりハード面でのスケジュールは大事だろうなと。そして、財源はどうやっていくんだという作業にもう取りかかっていかなきゃならないと私は思うんだけれども、その辺ちょっと私気の早い話なのかもしれないけれども、その辺についてご見解があればこの機会にお伺いしておきたいと思います。

町の答え 教育長 藤澤義博(教育長は2025年6月まで)

ただいまの東出議員の再質問について、お答えさせていただきます。まず、1点目の昨年11月の末に報道されました件、そして11月28日の決定事項において、12月の定例会で報告がなかったというご指摘があったかと思いますけれども、その件につきましては本当に前回のことでも吹奏楽部のことでも報告漏れがあって配慮に欠けていたというご指摘もございましたとおり、いま議員からの発言を改めてお聞きしまして、本来、どういう形でどういう場で発信・報告するのがこの町にとって一番望ましいかということを私の経験不足もあり、大変今回も配慮に欠けていたかなといまお聞きして、改めたところでございます。したいがいまして今後、同様なことが起きた場合には、やはり立場・役割に関係なく、やはりこういった教育に関係するものは、全て広く周知していくことも今後改めて私自身は考え直すところだというふうに考えておりますので、今後は同様なことがないようにしっかりと町民に広く、やはり嬉しいニュースはじめ、喜ばしいことは素早い共有を心がけていきたいというふうに考えております。また2点目に関しまして、こういった大切な文化、伝統行事におかれる教育的な役割という部分に関しましてですけれども、当然のとおり本当に先人達が私の来年度の教育行政執行方針にもあるとおり、先人達が長い年月をかけて積み上げてきたこういったものは、寒中みそぎ神事に関わらず、やはり次世代にどうやって引き継いでいくかということは、大変重要な教育的な要素がたくさんあるというふうに考えております。したいがいまして、教育におかれましても、学校教育のみならず地域教育、社会教育的な場面においてもこうした大切なものをしっかりと後世に引き継げるように企画・実施を心がけていきたいというふうに考えておりますし、また補助制度などにつきましては、こちらはやはり私も常日頃いろいろと調べておりますけれども、国の文化庁や北海道のいろいろなメニューがございます。ただし、やはり100%補助というのはなかなか難しくて、多少なりの一般財源や地域文化振興計画等などに設置があって、はじめて補助をうけられるような制度が数多くありますので、そういったところ、改めてやはり教育委員会としても調査・研究をして、必要な措置を今後講じていきたいというふうに考えております。以上でございます。

町の答え 町長 鈴木慎也

東出議員の再質問でございますが、200回、そして具体的な時期、施設の機能等、それら3点ほどの再質問だったかと思いますが、まとめて答弁をさせていただければと思っております。6年後の記念となります200回に向けては、町の誇りであります寒中みそぎ神事を地域全体でやはり大切にしていかなければならないと思っております。いままでどおり佐女川神社やみそぎ実行実行委員会など関係機関や観光協会も含めて連携をしながら、また地域のかたのご理解や参加、これは北海道の無形民俗文化財に指定されましたので、まさに木古内だけの豊漁豊作の祭りから北海道全体の豊漁豊作を願う祭りになったわけであります。そういった部分をしっかりと受け止めながら、木古内町のこの伝統文化、無形文化財を大切にしていきたいと思っております。私あくまで個人的な思いなんですが、2030年が200回ですからタイミングとしてはすごく良いタイミングなのかなと個人的にですよ、そのように思っております。また、逆算して予算も含めて計画が必要じゃないかという具体的な再質問をいただいたので、どこまで具体的に答弁をさせていただくかというのは、非常に判断が難しいところではあるんですが、もし次の任期が与えられたとするならば、その任期中に(仮称)みそぎ伝承館、若しくは歴史館が必要なのか、そうじゃないのか。必要であればどういう施設がいいのか、どういった機能をもたせるのか、たくさん協議することがあると思います。これは、明るい話題でありますので、町の発展そして町民の皆さんの幸せのためにこの北海道無形文化財である寒中みそぎ神事を大切にして、なんらかの形で未来永劫を継承していけたらいいなとそういった思いでありますので、議員におかれましては引き続き、貴重なご意見やご提言を賜りますようにお願いを申し上げまして、私からの再質問に対する答弁とさせていただきます。以上です。

議員の質問 2番 東出洋一

これでやめますけれども教育長、答弁漏れなんですよ。教育長は、私はなにもかにも全部100%文化庁だ、道のほうに私は出せとそんなのありっこないと思っている。当然、町の一般財源も持ち出しはこれは当然付いて回るものだと私は理解しています。私なにが教育長の答弁漏れかと言うと、やはり関係団体から早くいまどういうものが必要なのか、どういう人材が必要なのかっていう部分での聞き取りをしなきゃならないんじゃないかと思うんだけれども、ましてことしもそうですけれども、やはり1人でも多くの観光客に来てもらいたい。そうすることによって、業者さん達もやはり力が入るんですよ。上手く土日に合致すればいいけれども、ことしみたいに平日だとやはり少ないっていうこういう現状もあるわけですよね。だから、その辺をよく考慮して、そしてイベントを担当する商工の人達だとか、それから神社関係で言いますと同僚の議員もいろいろとやっているんですよ。だから、それらの人達とよく話をして、いまなにが欲しいんだ、みそぎ太鼓は何台欲しいんだとか、みそぎ囃子には何人人が欲しいんだとか、そういうのを早くまとめてもしよければ我々のほうに予算要求も当然付いて回るものだと思うから、そういうなんて言いますか来年度に向けての予算要求があるものだと私は理解するんですよ。ぜひその時にはどういう形になるかわからないけれども、やはり早く作業をするということ、先ほどの行政報告の件で私に前回の件も私が言って、今回また言いたくなかったんですけれども、そんなことで私言いましたけれども、まず最後に予算の部分でのやはり委員会としての仕事の部分で、再度答弁をいただきたいと思います。

町の答え 町長 鈴木慎也

東出議員の再質問でございます。担当としては教育担当ですので、藤澤教育長が本来ならば答弁をさせていただくところでございますが、今回の一般質問の内容からしますと、伝統文化を守るという観点では教育ですが、少し政策的な部分もございますので、特にこの予算の部分はいまの段階では教育長からなかなか具体的に答弁をさせていただくことも難しい部分もありますので、基本的には町としては北海道の文化財保存活用大綱に基づいて、これは伝統ある文化資源として後世に残していくために、身近な文化財をこれは今回は寒中みそぎ神事のことを「まもり」、「はぐくみ」、地域の資源として活かしていくのが一番この北海道の文化財保存活用の部分では、重要視されているわけであります。ですので、いままで答弁させていただいた内容をまずをもってご理解いただければと思いますが、いずれにしましても地域の皆さんの声を聴いて、丁寧に進めていきたいと思っていますし、それらが形になる中で具体的な予算を制度設計も含めて、提案をさせていただくことになるかと思います。ただ、東出議員から最後質問の中でおっしゃっていたのは、寒中みそぎ神事を支えるのは寒中みそぎ神事や神社や役場や観光協会だけではなくて、みそぎ太鼓だったりとか囃子だったりとか、それに関連する伝統文化を大切にもっと支援をしたほうがいいんじゃないかということだと思いますので、町といたしましても伝統文化という観点からもどういった子どもたちに対して、若しくは大人の皆さんに対してどういったご理解を深めていただいて、どういった活動にもっていけるかと。これもこれからしっかりとやらなきゃいけないということは認識をしておりますので、そういった答弁でご理解をいただければ大変ありがたいなとそのように思っております。以上です。

議員の質問 2番 東出洋一

大変貴重なご意見もいただきましたし、私の一般質問はこれで終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

出典:木古内町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる