木古内町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日
津波対策関連について
- 聞いた人
- 安齋彰 議員
- 答えた人
- 町長 鈴木慎也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 安齋彰
6番 安齋 彰でございます。改めて、本年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災され現在も不自由な生活を余儀なくされている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。私は、津波対策関連について、町長に質問いたします。政府は、令和4年6月に日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画を変更し、南海トラフ特措法と同程度に対策を強化する「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」の制定をしました。これにより、北海道については防災対策推進地域として62市町村を指定し、自治体による推進計画の作成や変更、民間事業者等による地震防災対策計画の作成や変更を行うとし、さらに39市町村には津波避難対策特別強化地域をも指定し、今後、特別強化地域では津波避難対策緊急事業計画を作成することができるとしており、この両地域に木古内町が指定されています。このことから、当町においても津波避難についての対策や計画の見直しなどの方向性が一変したと私は考えています。そこで、次のことについて町長の見解を伺います。一つ目が津波避難施設の設置について、二つ目が津波避難対策の計画の作成や変更について、三つ目が津波発生時に鉄道敷地内に立ち入り避難することについての3点でございます。まず、一つ目の質問です。津波避難施設の設置についてですが、令和4年6月に日本海溝・千島海溝地震対策特別措置法が制定されてから1年半が経過しました。令和3年4月時点の北海道内の津波避難ビルは588棟、津波避難タワー等が13棟となっており、決して多いとは言いません。それと言うのも津波避難ビル・避難タワーという施設を造るためには、億単位の多大な建設費がかかり、地方自治体にとって整備は財政上の大きな問題となるのですから、理解できます。しかし、津波による死者を減らすために整備を進めることは、行政の責務であり、なんとかしなければならないことであると考えます。当町のハザードマップを確認すればわかりますが、津波襲来時、浸水する懸念がある地域はこんなにあるのかと感じるほど多数あります。津波で5mを超える浸水をする場所は、新道、本町、前浜、木古内、大平、札苅、幸連などですが、10mを超える高さの津波が襲来したならば、当町の居住地域はほとんどが水没すると思われます。津波の避難は遠くよりも高いところが最善です。
町の答え 町長 鈴木慎也
6番 安齋議員の質問にお答えいたします。まずはじめに、(1)津波避難施設の設置についてでございます。特別措置法の改正に伴い、新たな避難施設を設置する場合の国庫補助率は、3分の2まで引き上げられましたが、避難タワーや避難路など当町にとってどのような避難設備が有効であるか、専門家の助言や地域の声を聴いて、私達の町木古内町にとって必要な環境整備を検討してまいりたいと考えているところでございます。また、大津波が発生した際には、とにかく高いところへ避難する行動をとっていただきますよう引き続き、住民の皆様へ周知をしてまいりますので、皆様の普段からの意識付けをお願いしたいと思っておりますし、議員におかれましてもお力添えを賜りたいと思っております。次に、(2)でございます。津波避難対策の計画の作成や変更等についてのお答えでございます。現在の津波避難計画は、平成24年に北海道の津波避難計画策定指針が示されたために、この指針に基づき同年当町でも策定をしております。現在、北海道ではこの策定指針を近年の災害対策基本法等の改正にあわせて、見直すことを示されております。当町の計画もこの改定内容に沿ったものに変更する作業を進めているところであります。次に、(3)です。津波発生時に鉄道地内に立ち入り避難することについてでございますが、こちらは新聞等で報道されておりますとおり、津波避難時に限り踏切のない場所の線路の横断が条件付きで認められることとなりました。ただし、線路横断が認められるその条件として、線路を横断しなければ津波到達時間までに浸水域外、または指定緊急避難場所等の安全な場所に避難ができない場所が対象とされております。それが条件ということになっております。当町では、津波到達時間までに40分程度あることから、踏切を使っての避難が可能と考えられますが、実際に地域の皆さんの声を確認させていただいて、線路横断の必要性が感じられる箇所があれば、現地をしっかりと確認の上、今後の対応を協議してまいりたいと思っております。以上でございます。
議員の質問 6番 安齋彰
それでは、まず一つ目の津波避難施設の設置についてということで、いますぐ造るということは考えていらっしゃらないということかなというふうに思います。もちろん高額な建設費がかかるわけですから、当然いますぐということは難しいであろうというふうには思います。ただ、ちょっと先ほど先走った形でお話はしましたけれども、当町のハザードマップを見ていただくと浸水する地域、これがかなり多くあると。5mでもそうなんですから10mを超えるような津波が来た場合は、ほとんどの区域が水没するというふうになります。いまおっしゃられたとおり、遠くよりも高いところにというふうに避難するのが最善とされております。ただ、お年寄りや体の不自由なかたが避難するということに関しては、非常に大変なことですし、特に冬季の積雪の多い時、ましては夜間となればなおさら大変なことになります。お答えいただいた中で3番目の質問に関してのことかなとは思うんですけれども、津波が来るまで40分程度という想定をされているというふうに聞きましたけれども、それはなに、どこで起きた地震に対する津波の到達時間の想定なのかというのをもしわかりましたら教えていただきたいなというふうに思います。いますぐには難しいということかもしれませんけれども、1人の不幸も見逃さないという行政を目指している木古内町には、津波避難ビル・避難タワーの設置が私は必要だと、早急にやっていかなければならないことだと、これは行政の責任だというふうに考えますが、改めて町長のお考えを確認させていただきたいなと思います。
町の答え 町長 鈴木慎也
安齋議員の再質問でございますが、2点でよろしいでしょうか。避難タワー等と40分の根拠ということですね。まず1点目は、避難施設ありきで考えるとか施設を建てることが目的ではありません、まずをもって。避難をして命を守ることが目的ですので、ですので1回目の答弁でもさせていただきましたように、避難タワーなのか避難路なのか階段なのか、地域のかたの皆さんの声を重視して、我が町にとってどういった避難施設が必要なのかということを進めていきたいという答弁をさせていただきましたので、ご理解をいただいたいと思っております。また、40分の根拠でございますが、いわゆる日本海溝・千島海溝沖の最大クラスの地震が発生したということだということで認識をしていただければと思います。以上です。
議員の質問 6番 安齋彰
意識付けという形の中で、津波に対応していくというお話かなというふうに思います。いま千島海溝というような話が出ました。だいぶ遠いところの話になります。北海道南西沖地震の時も東日本大震災の時も木古内には、大きな津波は来ませんでした。ですが、津軽海峡の真ん中で大地震が発生した時は、津波は直接向かってきます。逆に海峡の特性から繰り返しの反射で何度も押し寄せたり、想定以上の大きさの津波が来ることがあります。津軽海峡で地震ないのかなというふうに私も思っていたんですけれども、調べましたら15年で23回発生しています。きのうの木古内のセミナーのほうでも地形の関係だとか、できあがったことの経緯を考えていくとなかなか地震が発生するという可能性が拭い去れないという状況にあります。40分という話が出ていました。もしこれが津軽海峡のど真ん中で起きたとすれば、公式で早さが求められますが、だいたい200mですから秒速44m、時速で160kmで、木古内の浜までだいたい距離的に10km・15km程度ということであれば、もう5分・10分で到達。さらに繰り返し襲ってくる場合もあります。この場合に5分で逃げ切れるかというところを考えると、役場や小学校、港団地や木古内駅など近くにそれなりに高い建物があるかたはなんとかなるかもしれませんが、それ以外の場所のかたはまず5分以内で逃げ切れることはできないと思います。なので、こういうものを設置していかなければならないというふうに私は考えているところなんです。回答の中にもありましたけれども、国の補助割合が以前3分の1のものが3分の2になりましたよと。それから、道のほうでも防災対策ということで、補助金3,300万計上しています。23年度については、新たに設置の支援をして来年以降も21市町村に補助するというふうに明言しています。こういう補助金が活用できるのであれば、やはり当町も設置に向けて協議に入る、そういうのが必要な考え方かなというふうに私は思いますので、ぜひ早急に協議のほうを進めていただきたいなというふうに私は思いますので、こちらのほうは答えはなかなか難しいとは思います。ある程度要望という形でこの1番の質問については、終わりたいと思います。2番目の計画の変更ということなんですけれども、当町にもいろいろ計画があるとは思うんですけれども、令和4年にできたものがありますけれども、この計画の変更ということなんですけれども、この改正を受けて同年11月に1回目、翌年の令和5年に2回目となる渡島地方日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震津波対策推進会議というのを渡島総合振興局で開催されておりました。こちらのほうには、町長も出席されていると思うんですけれども、この会議のほうに出席をされて、ちょっと計画の変更ですとかそういったものがどのように変更なりを進められているのかという詳しいお話がありませんでしたので、もしなにか変更になった点ですとか、わかるものがありましたら教えていただきたいなと思います。
町の答え 町長 鈴木慎也
安齋議員のお尋ねにお答えいたします。一度目の答弁で北海道の改定にあわせて、当町もいま準備を進めていると。その内容についてですが、これは北海道なら北海道の中の津波避難対策の一体性の確保というのが今回、極めて大切になっています。そのもとで、その計画を作ったりとか国庫補助金の該当となるということで、ご理解いただきたいと思います。あと(1)は、答弁をいらないと言われたんですが、一応私どもとしてというか町としては、公式に科学的根拠として示されていない部分について、想定や創造だけではちょっと答弁をしかねますので、安齋議員から貴重な情報提供ということで、受け止めさせていただければとそのように思っております。以上です。
議員の質問 6番 安齋彰
1番と2番については、概ね了解しました。3番の線路敷地内に立ち入ることについてということで、条件があってその想定される時間内に避難ができないような状況であれば、そこを通って行ってもいいよというお話をされておりました。因みにですけれども、当町では毎年5月にサラキ岬チューリップフェアというのを行っております。例えばこれも想定という話にはなるんですけれども、もし津軽海峡で地震が発生した場合などは、本当に先ほど申しましたとおり、5分なり10分なりで津波が来ることにはなります。ないとは言えないわけです。どちらのほうで例えば避難するという場合であっても、もし逃げようと思えば踏切なりいうところまで行けるかというと相当離れています、両方とも。こういったところにも逃げるというためには、道路と線路の溝があるんですけれども、そういったところを渡れる避難時、そういう想定外のものが起きた場合に、渡って行けるような多少なりの通路っていうものの整備も必要かなとは思うんですけれども、そういったことに関してはたぶんJRの敷地内ですとか国道の敷地内ということでの協議が必要になってくるので大変だとは思うんですけれども、そういったことも想定の中にいれて今後進めていっていただきたいなというふうに要望という形で、お話をさせていただきたいなというふうに思いますので、これで私の質問のほうは終わらせていただきます。