松前町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日
「歴史文化基本構想」への取り組みは?
- 聞いた人
- 斉藤勝 議員
- 答えた人
- 教育長 宮島武司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 斉藤勝
歴史文化基本構想への取り組みについてをお尋ね致します。教育長の明快な答弁を求めたいと思います。平成23年2月にですね、閣議決定がされました。この歴史文化基本構想について、松前町の教育委員会の取り組みはどのようになっているのか、いうところをまずご答弁願います。更に、文化庁は地域に存在する文化財を指定、未指定に関わらず、幅広く適格に把握して、マスタープランとしての役割を果たしていって、文化財保護の充実に資すると、こう謳われておりますけれども、平成20年から3ヶ年、全国23市町村をモデル地区としてこの事業を実施したと聞いておりますが、この内容も併せてご答弁を求めたいと思います。更に、史跡松前氏城跡福山城跡保存整備計画との整合性、つまり歴史文化基本構想とこの整備計画との整合性はどうなっているのか。基本構想と整備計画は別個ですよと、こういうことであればそのようにご答弁を願いたいと思います。それから、復興天守について、各団体に説明をしたと、先程控え室でも説明いただきましたけども、6団体という表現を使っておりますけども、6団体っていうのはどことどこでしょうか。これをご答弁願います。更に、年末までかけて、できるだけ各団体に働きかけをしていきたいということも申されましたけども、どことどこの団体にどのような形で広げていこうとしてるのか、この点もご答弁願います。以上です。
町の答え 教育長 宮島武司
斉藤議員の一般質問にご答弁をさせていただきます。まず、歴史文化基本構想の関係でご質問ございました。斉藤議員おっしゃるように文化財を活かした地域づくりの活用が期待される構想と致しまして、平成19年の10月の文化審議会、文化財、分科会企画調整会報告書で提唱された考え方でございます。その定義って言いますか、概要でございますけれども、地域におけます文化財を周辺環境まで含めて総合的に保存、活用するための構想でございます。文化財保護のマスタープラン、いわゆる文化財保護の基本計画となるものでございます。斉藤議員おっしゃるように平成20年度から3ヶ年をかけまして、全国の23市町村でモデル地区事業として、この構想の策定に事業が実施されたところでございます。ご質問にありますように、歴史文化基本構想におけます松前町の取り組みについてでございますが、まず結論から申し上げますと、当町では歴史文化基本構想は策定をしていないところでございます。というのはですね、松前町では平成20年に歴史文化基本構想の策定を検討しております。しかしながら、当時前提条件と致しまして、国土交通省所管の歴史的風致維持向上計画は、これは地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律に基づきまして、この計画の策定が義務付けられていることだというような状況から、この時点では叶わずに、いわゆるモデル地区指定の申請を見送った経緯がございます。当時でございますけれども、史跡福山城保存整備計画によります史跡の保存管理と、史跡周辺を対象と致しました歴まち事業によります街なみ環境整備事業を優先し、取り組むことと致しまして、以降現在まで両事業の実施に基づきまして歴史的文化財の保存と活用、そして歴史的景観形成に努めてきたところでございます。次に、歴史文化基本構想におけますモデル事業の内容につきましてご質問ございました。このモデル事業につきましては、複数の市町村に対しまして、実際に歴史文化基本構想等の策定を委託致しまして、策定後の方向性やその課題を明らかにしようとしたものでございます。モデル地区は、全国の23市町村で17市5町1村でございます。北は岩手県盛岡市、南は沖縄県南城市でございます。北海道は策定をしているところはございません。この取り組んだ実際の内容でございます。モデル事業として指定された各市町村では、20年から3年間の間で先程お話しました歴史文化基本構想を策定している状況でございます。この内容は、町全体の文化財の洗い出し、いわゆる文化財の調査から始まりまして、従来のように、ただ単に文化財を保護、保存するということではなくて、地域の文化財をその周辺環境を含めまして、総合的にどのように保存、そして活用していったらいいのかという、町づくりの中でどう活かしていくか、活用できるかという長期的な観点に立った文化財の保存活用策をまとめたものになっているところでございます。それから、2点目の史跡松前氏城跡福山城保存整備計画との関連性でございますけれども、ちょっとお待ちください。整合性ということでございますけれども、当町では現在この10年に指定されました史跡福山城の管理、保存管理を目的に昭和50年度から史跡福山城保存管理計画、現在の名称が史跡松前氏城跡福山城跡保存整備計画でございますが、これを策定しまして今日まで2期40年にわたって取り組んできたところでございます。現在の計画も来年度、平成28年度で終了することから、現在今年度と来年度の2ヶ年をかけまして策定に取り組んでいるところでございます。先程議員お話したようにですね、歴史文化基本構想とは別の計画というふうなことで、松前と致しましてはこの史跡分を含めて重点的にこの計画に取り組んでいるという状況でございます。次に、復興天守について、各団体への説明でございます。6団体はどのような団体かというふうなお話でございました。観光協会、商工会、老人クラブ、文化団体協議会、ライオンズクラブ、PTA連合会の6団体でございます。それから、今年度いっぱい、今年いっぱい、いろんな町内会、更には各団体等の方とお話をしたいというふうに、この説明会の中でもお話させてもらいました。教育委員会と致しましては、数多くの皆さんと意見交換会を開催致しまして、方向性を見出していきたいなと。そして、具体的にはまだ話は来ておりませんけども、何か1団体あたり近々お話があるように聞いておりますけれども、現在のところははっきりしたところでございません。以上でございます。二の丸の関係でございます。最後のところまでいってしまいましたけれども、実はこの復興天守につきまして、木造復元の際の二の丸の土蔵の件というふうなご質問でございます。実は、木造でもし復元をするというふうに決まった場合につきましては、現在の復興天守の中にある資料を展示する施設が必要でございます。仮に史跡内に展示する場合でございますけれども、この史跡内に当時ございました天守の南東側の二の丸にありました土蔵でございます、梁間5軒、約9.1メーター、桁行12軒、約21.8メーターの建物でございます。これは、既に発掘調査で確認されているところでございます。松前城の写真が写っております慶応3年の写真にも写っている建物でございます。仮に木造復元となった場合につきましては、この土蔵の内部に展示ケースを収納致しまして、松前氏に関わる資料を展示したいと、そういうふうに考えているところでございます。順番と致しましては、まず今あるRC、いわゆる鉄筋コンクリートの天守閣を解体する前に、この土蔵に作りまして、そして資料を移設してから現在の天守を解体し、解体後に木造の天守を建てるというふうに順番になろうと思っております。以上です。
議員の再質問 10番 斉藤勝
簡単に再質問しますけども、この歴史文化基本構想とは直接関係しないで保存整備計画を作るんだと、何ら影響はないんだというふうに受け止めますけれども、そういう受け止め方でいいのかどうか。保存整備計画は整備計画で別個にあるんですよっていうことであれば、その基本構想を急ぐ必要もないのかもしれませんけれども、その辺を説明をお願いしたいと思います。それと、6団体の他にどんな団体でもと、こういう話もしておりました。私は、まず来年1月、或いは2月にですね、町内会の総会が各町内で行われるんですよ。そこに町内会の会長に十分お願いしてですね、話題を会長から提供してもらって話を聞いてもらう、そこそこにはそれぞれ教育委員会の職員が行って説明をする、こういうことが必要でないかなと、こう思ったりもしてるもんですから、この点についてご答弁願います。更に、その福山城保存整備計画が平成28年で終わります。だから、27年、28年で作っていかなきゃならないですよと、こういう答弁だったんですけども、この整備計画は20年ですか、10年ですか、次作るのは。これも教えてほしいと思います。なぜかと言うと、その基本構想というのを作るとすればですね、松前町の総合計画、これ29年で終了しますね。この中にどういう位置付けが必要なのかということが考えられるわけです。でうすから、歴史文化基本構想は必要ないんですよということであればいいんですけれど、もしやらなければならないとすれば、そのタイミングに合わしてやっていかなければならないと思うもんですから、心配して聞いておりますのでご答弁願います。
町の答え 教育長 宮島武司
歴史文化基本構想と現在の福山城保存管理計画との関連性でもって、第1問ご質問いただきました。簡単に申し上げますと、歴史文化基本構想というのは松前町全体を覆ってしまう計画でございます、いわゆる町づくりの一環とした計画。そして、今ある福山城については史跡内、これを整備すると。それで現在は、これ一つの例でございますけども、江差町において作ろうかというふうなお話がございます。これも江差町は平成28年度と、27、28年度2ヶ年でもって江差町歴史文化構想の策定を致そうというふうに聞いております。江差町は、平成元年度にスタート致しました歴史を活かす町づくり事業が平成16年1月に終了致しまして、現在は計画がないというふうな状況から、この歴史文化基本構想を作って町全体を覆って進んで行こうという考えでございます。松前町は、史跡の部分については福山城の現在の計画、そして周辺については今、道道整備含めた周辺整備があるという状況から、現在の流れでもって松前町進めていきたい。ただ、斉藤議員おっしゃるように、将来的には松前町も原口から白神含めていろんな財産ございますんで、この検討がしなければいけない時期が来るかもしれません。この辺については職員共々勉強させていただきたいなと、そのように思っているところでございます。それから、2点目の復興天守の関係で、貴重なお話をいただきました。平成23年から現在までいろいろ町内会含めて説明会をしてきた経緯がございます。更に、昨年から町内会連合会と2回、そして各町内会に11箇所入りまして意見交換会を開催しておりますけれども、何せなかなか時間的なものが悪かったのか、我々のPRが悪かったか、少ない人数の中で把握をさせていただきました。従って、今斉藤議員からお話をいただきましたんで、年明けの総会の中でもお話をさせていただきまして、より多くの方々のご意見をいただければと、そのように思っておりますし、また年前にもいろんな団体からお話がありましたら、出前、出前って言いますか、出前講座と言いますか、お邪魔して意見交換の場を作っていきたいなと。いずれに致しましても、松前町には大事な財産でございます、城と桜、これがありますので、このあるべき姿を、どうあるべきかというのをいろんな方々のご意見をいただきながら、町長の方に報告をしたい、そういうふうに考えているところでございます。それから、福山城のこの計画と、総合計画との関連でございます。今まで第1期、第2期については20年間の計画で推移してまいりました。今回、27年、28年度の計画につきましては10年間の計画と考えてるところでございます。確かに1年の違いはございますけれども、10年というふうなスパンでは新しい総合計画との関連性が重視される。私どもも今の復興天守含めてですね、新しい計画には登載させなければいけないという状況から10年でもって新しい計画を作っていきたいと、そういうふうに考えているところでございますので、ご理解をお願い致します。
議員の再質問 10番 斉藤勝
今、歴史文化基本構想というのは必要なのかどうかということを勉強させてくれと、こういうことでありますので、これはこれとして了とします。更に復興天守の関係についてですけども、先般の説明では来た人の92%が木造の復元だという心、聞いたということでございますけれども、教育委員会としていつになれば、木造でいくのか、或いはこの現存の物を耐震構造に変えていくのかということは考えなければならないと思うんですね。私は、今の建物であれば、仮に耐震を施してもまた何年か先になればもう一回またくる、下の部分が弱ればイカれるわけですからね。2回3回は駄目だと、こう言われてますけども、私もやっぱりそれだけ町民の声が木造で復元だというんであれば、そこに意図したものを持っていっていく必要があるだろうなと、そうすることによって二の丸が必要だということで今ここに書いたんですけどもね、今答弁いただきましたけども、木造であればぜひともこれ建てなきゃならなくなると、こう建てなければなくなりますね、二の丸です、二の丸、土蔵ですよ。ですから、これらもよくよく町民の意見を聞いてですね、早い内に判断して進めなければ、財政負担のこともあり、或いはその仮に木造でやるとすれば、どんな形で全国に発信して寄附をいただくのかということまで考えていかなきゃならないと思うんですよ。この点も含めてですね、考え方、ご答弁願います。
町の答え 教育長 宮島武司
今回のこの復興天守の意見交換会、開催した中で本当に9割を超える方々から木造天守で復元すべきだと、意見を強くいただきました。更に各団体では、更に強い声でございました。100年もすると重要文化財、国宝になるんだというふうな意見で、いわゆる今回の議会の中でも2020年、2040年、人口減少する中でいわゆる我々の孫にきちっとした財産を残すべきだというふうな強い意見をいただいたところでございます。そういう意味で、今議員おっしゃるように、仮に木造で復元する場合については、この展示施設というふうなものが必要になる。この部分についてはですね、耐震補強の場合と木造復元の場合については、この二の丸にあります土蔵を復元も含めた内容をですね、ご説明させていただいているところでございまして、全てについても金額的なものも、平成20年度の段階ではございますけれども、状況的なものをお話させていただきました。議員おっしゃるように、今までいろんな意見を聞きました、これからも聞いてまいりますけれども、ある程度の段階になった場合については、今回町内会の意見交換会と各団体の部分については、町長の方にご報告をさせていただいております。また、今後また数多くの方々に意見をいただいた後にですね、また来年、総会の場でも手分けしながら皆さんの方にお話をさせて、その結果についてまたご報告させていただきたいなと、そういうふうに思っているところでございます。最終的な判断につきましては、我々、町長の方から委任って言いますか、受けている状況でございまして、最終的な判断はやはり町長にしていただきたいなと思っておりますけれども、議員おっしゃるように皆さんの意見を聞きながらですね、その判断をしていきたいなと、そういうふうに思っているところでございますんで、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。
議員の再質問 10番 斉藤勝
1点だけ、来年1月、2月に町内会の総会が、ほとんどの町内会で行われます。そこに行っていろんな説明をしなさいっていうことを申し上げましたけども、簡単なですね、アンケート、総会に来てくれた町民に簡単なアンケートを配って、もう余計書かせれば駄目です。簡単なアンケートを作ってですね、町民の皆さんに記入してもらうということも考えなきゃならないと思いますけども、その点についてどうですか。
町の答え 教育長 宮島武司
大変ありがたいご意見でございます。今回の町内会の意見交換会、更には各団体の中でも最終的に9割というのは、全員からもらったものではなくてアンケートをいただきながら最終集計をさせていただいております。次回の、今年の末まで、更には来年年明けの場におきましてもですね、アンケートを作成して記入してもらいたい、そしてそれを集計して最終的な町民の皆さんのご意見を把握していきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議員の再質問 10番 斉藤勝
今までのアンケートで、私ちょっと難しすぎるという感じするんです。町内会の総会なんかに持って行く場合には、もっと簡単に○×だとか、その程度のものにしていかなければ、町内会で総会に出掛けても返事返ってこないなあという気がするもんですから、この辺に十分意を用いてくださいということをお願いして、質問を終わります。