みんなの議会

松前町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日

石山町長再選(2期目)に向けての課題について!(このままでは、志、半ば故、再選の意思で臨むか?)

聞いた人
梶谷康介 議員
答えた人
町長 石山英雄、病院事業管理者 木村眞司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 梶谷康介

皆さん、おはようございます。去る6月に議会の改選がありました。町民の厳しい審判をいただきまして、今日この場にこのような形で立てることを心から幸せに感じ、更に改めて責任の重さを感じているところでございます。初心忘れることなく、精進を重ねて、町政発展のために頑張っていきたいと、このように思っております。反面、町長も来年同じように町民の審判を受ける立場にあるわけでございますが、大きな希望を持って、そして絶大なる町民の信頼を得て町長に就任されて、間もなくその任期1期目を終えようとしてるこの時点において、町長いかがでしたか、この任期中、思い描いた町づくり、思いどおりにいっておりましたか。随分、問題、課題を抱えた松前町ですから、ご苦労されたと思います。そういう意味では、2期目に向けてどんな気持ちでいるのかなと、もう疲れたから辞めると言うのか、やってきた町づくり、まだまだ道半ば、志半ばということで更なる挑戦を続けて行くというのか、この時点で町長の気持ちを聞かせていただきたいと思います。併せてこの1期目の過ごされた町長の経験、自分で恐らく検証されて、されていると思いますので、その辺も併せて聞かせていただければなと。力強い2期目に向けての表明があれば、私の次の質問が続くわけですから、よろしくお願いしたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

おはようございます。梶谷議員から一般質問をいただきました。町長に平成24年の4月に就任致しまして、早いもので3年5ヶ月を過ごしてきたところであります。私自身、全身全力で走り抜けたなというふうに思っているところでありますけども、その反面、反省する部分も多々あったものというふうに認識しております。町政、いろいろ課題があります。今の段階でですね、来期のことを表明する状況に今、心情的にはなっておりませんので、十分、3年5ヶ月を検証致しまして、その間私も大きな病気をしてますので、そのことも考慮しながら、後援会の皆様方と相談申し上げまして、意志を表明したいなというふうに思っておりますので、今日、梶谷議員にお答えできるような状況でありませんけども、何とかご理解いただければなというふうに思っているところであります。いずれに致しましても、町内、町政にはいろんな課題を抱えておりますので、任期中は一生懸命頑張っていきたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

期待していたんですよ、2期目に向けて頑張りますよっていうその答弁をいただけるものと思ってましたけど、気持ちとしてはよく理解できます。しかしながら、だからといって今の通告してある質問をね、もちろん取り消すつもりもありませんし、もし、再度挑戦するんであれば、通告している中身に対してどんなお考えを持っているかというお尋ねは、私はさせていただきたいと思います。今朝の新聞見ますとね、木古内の大森町長、5選目に向けて力強い立起声明されてました。それから、6月頃だったでしょうか、長万部の木幡町長が1年の、1年ですよ、1期じゃなくてね、1年の町長経験を踏まえて、2年目に向けての自分の考え方を、そして町民の皆さんの声を聞いたと、こういう記事も見ております。更には、福島、大分揺れてますけど、新しい気持ちで手を挙げた方もおるようです。ですから、やっぱり、大事な町政を担う立場にある人はね、強い気持ちで、前向きで姿勢を示してもらえれば町民も力強く感ずるんでないかなと。まあ、いつの時点か、恐らく町長の今の気持ちを整理された時点でね、きっちりとそういうお答えをいただけるものと期待しています、待っております。町政は、俗に「ゆりかごから墓場まで」と、幅広い町民の福祉、産業の振興、そうしたものを司るわけでございますけれども、松前の抱えている問題、課題をいろいろ私なりに整理してみました。まあ、非常に多くの課題を抱えておりますけれども、私に課せられた、課せられたと言いますか、与えられた時間は1時間しかありませんので、その中でやれる範囲のものということで通告の5点を挙げてみました。この議論はね、今始まったことでないんです。特に産業振興に関しても、それから人材育成に関しても、更にはこの新しい総合戦略に関してもね、既に議会で幾度となく町長と議論を重ねてきておりますから、重複する部分もあろうかと思いますけれども、改めて町長の2期目に向けての決意ということでお尋ねさせていただきますんで、重複の部分はお許しいただきたいと思います。まず、産業振興に入る前にね、町長、私もね、気持ちはわかるんですよ。松前の置かれている立場で、例えば新しい産業、ここで今興そうとしてもなかなか簡単にはできない。しかしながら、このままでいいってわけにいかないでしょう。通告文にはね、新しい産業興すのは大変だろうから、既存の産業振興策っていく考え方をどうだというような問いかけをしてるんですけども、もし、町長が考え方の中にね、いや、そう言うけども、自分なりにこういう方向で今新しい産業を模索してるとか、或いは検討中だとか、そういう考えがありましたら、本題に入る前に聞かせていただきたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

新しい産業の創出、本当にこう願わくばその方向に進みたいと思っております。しかし、現状を見てきますと、私ども、私の大先輩の方々も、町長の皆さんもですね、いろいろ取り組んできましたけども、なかなか結果が見えてきてないっていう状況もあります。本当に新しい産業の創出は大変厳しさがあるだろうというふうに認識しております。私は、今現状を見ますと、町内、例えば産業、いろいろ漁業の部分見ましても、畜産の部分に見ましてもですね、観光にしましても素材はたくさんあると思っております。成功している事例もありますので、現状を町長として言えることは、今成功している部分にですね、更に力を付けていただくというふうな方向で、この産業振興をしていきたいというふうに思っているところであります。しかし、弱いところにも手立ては必要だというふうに思っておりますので、強い部分と弱い部分のバランスを持った産業振興を図ってまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

まず、最初にこの1点目のね、「新産業の創出を願っても至難とみる、既存の産業に対する振興策は?」ということで、漁業と畜産と観光を挙げさしていただきました。町長が初当選された時のね、2012年の道新の「人」という欄に町長の写真と考え方が載ってるんですよ。その中身を思い返して見てみたんですけども、漁業振興は、漁港を利用し、作り育てる漁業をというその強い信念を打ち出していますよね。実際にもこの任期中もそうした方向で取り組んできてることも私は見てます、聞いてます。しかし、漁業取り巻く環境極めて厳しい。松前町の基幹産業であるという名前、大きな名前を持っていながら、毎年目標達成することのできない漁業実態、しかも、取り巻く環境は日に日に厳しさを加えてきてると。今まで大宗漁業であったスルメイカ、マイカですか、そうした生産も当時から比べると格段の落ち込みで、更には期待をかけているマグロに対しても、30キロ未満の未成魚の漁獲制限だとかね、極めて厳しいと。このままで行ったら恐らく26年度の漁業協同組合の水揚げの精算、まだ確認しておりませんけど、恐らく12億ちょぼちょぼでないかなと。今年のこの状況が続いていったら、27年は10億に届かないんでないかというような心配もされる中でね、町長、まあ、酷な話ですけれども、実情をわかりながらもね、やはり町のリーダーとしてその辺は厳しいけれども、こんな施策に取り組みながら頑張っていきたいという面が、お考えがありましたらご披露願いたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

梶谷議員ご指摘のように、大変厳しい漁業経営を強いられている状況であります。ただ今おっしゃっていただきましたけども、マグロ未成魚の漁獲規制の問題、或いは前浜のイカ漁の不漁もありましてですね、8月、27年8月現在で申しますと、8月末現在でありますが、昨年同時期と比較致しまして5千300万円程の水揚げが少なくなっている状況でありまして、計画、事業計画と比較しますと、達成率は42.9%の数字になっているところであります。そういう状況でありますけども、基幹産業は水産でありますので、何としても足腰の強い水産業に育てていきたいというふうな思いでおります。奇しくも今、梶谷議員、北海道新聞の記事のことを言ってました。24年6月の定例会におきまして所信表明をさせていただきました。私は、ウニ、アワビなどの増養殖対策の取り組み、或いは漁港の整備、そして、漁港の静穏域を利用した蓄養事業、蓄養殖事業の推進、更には鮮度保持対策として「食」の提供を通じました漁業経営の安定化等々を挙げて所信表明をさせていただいたところであります。この3年5ヶ月、漁船漁業支援補助金による対策の他にですね、増養殖事業の推進、或いは漁港の整備促進、水産加工業に対する支援等々、水産業の振興を図るべき取り組んできたところであります。増養殖事業の振興策につきましては、ナマコ、今一生懸命頑張っておりますし、漁業者の皆さんも相当期待しているようであります。本当に漁港内において中間育成、放流、更に、をしながら水産センターも本格的な始動しておりますので、センターでのナマコの採苗を含めまして、ナマコの生産拡大に繋げていける道はあるというふうに認識しているところであります。それから、こんぶの養殖事業であります。確実に収入が見込める事業でありますけども、何せ手のかかる仕事でありますので、労力の確保が大変な状況だというふうに思っているところであります。しかしながら、着業者があればですね、新しい着業者があれば、更には経営を拡大する人があれば支援をしていきたいというふうに思っているところであります。それから、港を利用したホッケの蓄養やっております。これももう確実にいい単価で販売されておりまして、期待が持てるものだというふうに思っております。函館の寿司屋さんでも、松前の産のホッケの握り寿司の提供をしてくれているお店もあるというふうに聞いているところであります。更に充実させていきたいなというふうに思っております。それから、ウニの深浅移植、ウニの身入りの促進をしながらですね、剥き身パックとして、塩水パックとして製造しております。これも評判が良くて継続実施していけるだろうなというふうに思っているところであります。それから、この27年からホヤの試験、養殖の試験をさせていただいております。現在水産センターの方でもホヤの採苗のことも取り組んでおりまして、何とかこう事業化に向けた取り組みができればなというふうに思っております。それから、江良の漁港利用致しまして、今年6月からアサリの養殖試験もさせていただいております。先般、調査を致しましたけども、成育が極めて良い状況でありますので、この採苗の確保等々、いろいろ検討しながら進めていきたいというふうに思っております。それから、漁港の整備につきましても、年次計画をもってきて整備してきているところであります。漁港内の静穏域を利用した可能性、十分にあると思っておりますので、漁業者と漁業協同組合といろいろ意見交換しながら水産業の振興を図ってまいりたいというふうに思っているところであります。更には、水産物の鮮度保持のための、言わば松前町に来たらこのようなこだわりの食材がありますよというふうなことでですね、こだわりを持った食の提供の部分にも力を注いでまいりたいというふうに思っているし、その可能性は十分あるというふうに思っております。それから、水産加工業であります。課題はあるわけであります。イカ漁の不振によりまして原魚の確保が大変厳しい状況の中でですね、行政と致しましてはいろいろ支援策を講じてまいりたいというふうに思っているところでありますので、何卒ご理解いただければというふうに思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

いやあ、親切な答弁をいただきました、ありがとうございます。先般ね、町内の施設視察した時も、町長がおっしゃってるような部分もつぶさに見させていただきました。ただ、考え方としてはね、私は全く同感なんです。港を使って育てる漁業、これは同感でございます。問題はね、大宗漁業であるマイカだとか、或いは金額の大きいマグロだとか、そうしたものの状況を見るとね、その不振を補うようなものがないんですよ。かといって、今おっしゃっていたような育てる漁業も、これは一気に億のオーダーまでのせるってことは不可能にしてもね、やっぱり積み重ねて結果的に松前の漁業の水揚げがいい方向にいくっていう取り組みは、今後も続けていってほしいなと思います。冒頭で申し上げましたように通告してる中身からいくとね、この話ばかりじゃ消化できないもんだからね、一つずつちょっと端折って進めさせていただきます。畜産の件ですけどもね、ガンビ岱周辺含めて松前町の草地開発事業ってのは、この近隣では本当に優れた対応だと私は思っております。思い起こせば坂本町政時代からの取り組みで、今日ああいう形で残って、しかも専業農家が個々に1千万以上の水揚げって言いますか、この事業をしている状況を見ますとね、やはり松前の畜産っていうのはなかなか捨て切れないし、大きな一つの希望でないかなと思っております。ただ、千頭飼育目標にしていながら、残念ながら遙か手の届かない段階である。しかも、取り組んでいる農家の方々の現状を見ますとね、極めて高齢化なってると。その人方が頑張っているうちはいいけれども、いいけれどもって言い方は適切でないかもしれませんけど、何とか畜産を守っていくことが可能であってもね、その次が出てこない。やはり、この後、人材育成、そうしたものでも触れなければいけないと思ってますけどね、やはり可能性のある分野であるならば、頭数を増やすことも大事だし、また、それをずっとこう継続していくっていう形を何かの方法で作っていかなければいけないっていう考え方で私いるんですよ。ですから、人材育成の方でお話しようかなと思っていましたけれども、そういう人方が自立できるような組織って言いますか、支援体制って言いますか、そういうものも作っていかないとね、せっかくの畜産、明るい日差しが見える畜産も途絶えてしまうんでないかなと。この間も前段で申し上げました漁業施設と併せてね、畜産の関係の施設も見させていただきましたけども、それなりの機器類も揃ってるし、スタッフも十分頑張っているようですから、まだまだ可能性を期待してるんでね、その辺町長、どのように考えておりますか、お尋ねします。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

畜産業の振興について、お尋ねがございました。松前の畜産、大変頑張っておりまして、順調な経営を今しているようであります。この平成26年度、13戸の農家で約1億4千万の売上げをしております。価格も安定しておりまして、本当に黒毛に転換した政策の効果が確実なものになってきているというふうに思っているところであります。私、この頃漁業者の方々にもよくこう冗談に聞こえるかもしれませんけども、漁業者の方々にですね、海にばっかりマグロはいないよと、山にもマグロいるんだよというふうなことを言ってですね、PRしているところであります。本当に後継者の育成、それから新規の着業者への支援、更には経営の拡大に向けた取り組みにこれから力を入れるべきだろうというふうに思っているところであります。従来からも農業公社、農業公社の優良牛の肉用牛の貸付事業を継続しながら、更にはこの27年度からスタートしました町単独事業であります優良繁殖牛の購入補助によりまして、新規の就労者が増えるようなことを考えてまいりたいというふうな環境を作りたいというふうに思っておりますし、既存の畜産農家がTPPの価格、相場に左右されないような状況が、強い畜産業ができればいいなというふうに思っているところであります。本当に、職員と常々お話してるんでありますが、梶谷議員ご指摘のような空いている放牧地もあります。通称ガンビ岱の有効利用を考えた場合にですね、今職員と話しているのは畜産農家の副業と致しまして、近年注目されております羊、サフォーク種の放牧、飼育について今検討してみたいなというふうな話は職員としておりますので、今後畜産改良組合の皆さんと協議できる場があればですね、協議をしてまいりたいというふうなことで、畜産の振興はまだまだ可能性はあるというふうに考えて思ってます。

議員の質問 9番 梶谷康介

松前町の産業の柱の一つに観光があります。来年の3月に新幹線開業が見えておるこの時点で、集まれば新幹線時代の観光はどうあるべきかという話はしております。お城と桜と史跡の松前が、この新幹線時代に向けて、ならどうあるべきかっていう話になるんですけれども、非常に古い話でありながら新しい話にならなければいけないっていうこの時点でね、実際に新幹線が木古内を経由して函館に行って松前がどういう位置付けになるんだろうっていうことを考えますとね、果たして自分達が今描いているように、例えば木古内から松前まで、更に江差までっていうルートなりますか、更には函館から松前、そして江差という、これは逆回りでもね、いずれにしても松前ってのはちょうど間にあるんですよね。今までのこの松前の観光を見ておりますと、通過型なんですよ。恐らく、ちょうど時間的に松前は弁当を食べる場所なのかなと、そういう観光であるとするならば、松前の観光の将来ってのは先細りでないのかなって心配してるんです。ですから、町長、前に聞かせていただいたことがあります。松前町には宝がいっぱいあると、その宝を活かしていかなければいけないというような話も聞いておりますんでね、ならどんな宝があるのかっていう、町長、リストアップして整理したことがありますか。そういうものを整理してね、これはこういうふうに活かそうじゃないか、これはこういうふうに活かそうじゃないかっていうふうな積み重ねをしていかないと、これは一気にボロい儲けみたいなものってのはね、世の中にはそうはないとは思うんで、コツコツと重ねていくっていうことを考えればね、町長のおっしゃるその宝をね、きちっと見つけ出して、それを活かしていくっていう考え方は私は反対でないですから、だったら、その宝をきちっと見極めて、それをどう活かしていくかっていう取り組みはしておりますか。するべきだと思いますけど、いかがですかね。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

本当に新幹線の開業が来年の3月予定しているところでありまして、道南、大変期待している自治体も多いわけであります。そういう中で、私は常日頃函館市の工藤市長さんと話するんでありますが、函館市も国際的な観光地であります。しかし、やっぱりあの国際的な観光地でありましてもですね、やっぱり問題があるんだというふうなお話を聞いております。今の工藤市長さんのスタンスはですね、函館市内だけの観光じゃあ道南観光はもたないんだと。ですから、松前の観光を利用しなければ、函館の観光が生きていけないというふうなスタンスで工藤市長さんは言っております。私もそのように思います。松前、観光の資源ありますけども、やっぱり函館市のような大きさはないわけでありますので、ここは言葉、捉え方としてはあんまり表現良くないかもしれませんけれども、函館市にあやかってですね、一緒に観光をして、振興をしていきたいというふうな思いであります。松前ばっかりでありません。江差、それから七飯、一つの道南の函館市を中心とした観光の一つのパッケージだろうなというふうに思っておりますので、その連携を取りながら進めてまいりたいというふうに思っております。町内、本当に過去に松前の宝というんですか、そういうふうな部分で調査したような経過もあります。その資料もたまに見るんでありますけども、まず、今ある宝をですね、どういうふうに観光客の皆さんに提供してやるのかというふうになると、やっぱり「食」の提供が一番近い部分だろうなというふうに思っているところであります。ただ食の提供だけじゃなくて、こだわりのあるおもてなしで松前町の観光は進めて行くべきだというふうに思っているところであります。いずれに致しましても、町にある宝を有効に使いながら観光の振興をしてまいりたいというふうに思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

いつかの時点でね、観光担当者とお話したことがあるんです。私も常日頃考えていることの一つなんですけども、松前の観光っていうのは限られた期間に集中していると。これだけいい自然といろんな、町長おっしゃるようにね、資源、宝がある中で、桜のシーズン以外は首を傾げるような状態ってのは考えていかなければいけないんでないかと。できることならフルシーズン、まあ、冬は無理にしてもね、せめてスリーシーズン、お客さんが松前に魅力を持って来てくださるようなことを考えなければいけない。特に松前公園の今整備計画が作られておりますんでね、そうした中で、やはり桜以外のシーズンには、松前にこんな魅力がありますよというような公園づくりと言いましょうか、或いは関係に、関連したイベントと言いましょうか、そうしたものは考えていかなければいけないんでないかなと思っております。これは、これは私の希望ですし、担当者もそのような考え方でおるようですから、希望を述べてパスします。次のね、「過疎化、人口減等による次世代の担い手確保に不安」を持ってると、こういう題に移っていきたいと思います。増田レポート、あれに表されていたように、将来消滅可能都市と言われる松前町、ワースト9位なんです、全国で9番目にリストアップされておりますよね。非常に、ある意味では残念な数字だなと思っております。しかし、いろんなことを考えていきますと、当たらずしも遠からずじゃないのかなと、このまま手をこまねいていたんでは増田レポートのような状態になってしまうんでないかなと。そういう中で特に心配なのは、松前町の高齢化、これはそもそも若い人がいないってことが大きな原因になって、そういう人方の時代、そういう人方って言うか、今現役で頑張ってる人方の次のバトンタッチできる人がいなくなるんでないかなって心配があるんですよね。これは、各分野においてなんです。若い人が定住する松前町にしなければいけない、これは皆さん同じ気持ちでおると思いますけど、ならどうするって方法論になった時には、具体的にこういう形で若い人が松前に定住してもらえるようなものを作るっていうことが簡単には見出せないですよね。そういう中で、町長、例えばね、町の職員の定数の問題ありますよね。目標は、いろんな条件考えれば100人ぐらいに減らして財政負担も軽くし、そして、優秀な人材が一生懸命頑張ってその100人ぐらいで松前を支えていきたいって、いってもらえればいいんですけども、それはそれとして否定はしませんけれども、考え方を変えるとね、松前町役場ってのはね、大事な職場なんですよ、ね。ですから、若い人が次の時代を担う優秀な人が松前町に奉職されて、そして、結婚されて子どもを作って家庭、こういう形もね、ある意味では考える必要あるんでないかなと。定数の削減ありきじゃない、私はそう思っていますけれども、この件に関しては町長、いかがですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

増田レポート、新聞記事に載った時には大変なショッキングな状況でありました。本当に深刻な問題だというふうに認識しております。現状の松前町のこと今お話しますと、平成2年の国勢調査人口ではですね、人口が1万3千546人でありました。そして、それを20年後の平成22年には8千748人と、約5千人減少、20年で5千人減少しているところであります。この数年間、松前町では毎年150人の方がお亡くなりになっておりまして、更に新たに命の誕生が30人で推移してきている現状であります。一方、町内に議員ご指摘のように雇用の受け皿が少ないことから、本当に貴重な若年人口である高校生、ほとんど町外へ流出している状況であります。この人口減少が避けられないなというふうに思っているところでありますけども、いかにその減少率を穏やかにしていくのか、今ある産業をどういうふうに守るのか、更には次の世代にこの町をどういうふうに繋げていくのか、まさに松前町の生き残りがかかった大きな課題だというふうに認識しているところであります。議員ご指摘のように、役場の職員、或いは消防の職員の確保もままならない状況でもありますので、人材の確保、或いは人材の育成、大きなポイントであるというふうに思っております。若年労働者のいる、町内の若年労働者のいる分野に集中した施策の展開、或いは、時代を担う子ども達への教育も重要と思っております。このことにつきましては、現在松前町創生総合戦略の策定を進めております。きちんとした、その中できちんとした対策を明らかにしてまいりたいというふうに思います。役場の職員の定数の考え方、行財政改革の一貫と致しまして職員の数を減らしてきております。職員の数が減るっていうことはですね、それだけ知識のある人も減るというふうに思っておりますので、職員定数、十分配慮しながら、町政運営の中で十分職員定数を配慮しながら進めていければなというふうに思っているところであります。

議員の質問 9番 梶谷康介

一つの方法としてね、今の松前町の役場、或いは消防、いわゆる町関係のね、職場ってのは大事な若者定住の基盤だというふうに受け止めていかなければいけないと。町長の考え方、慎重に進めていただきたいと思います。同じようなこの若者の定住、或いは後継者っていうことを考えた時に、産業の分野ではちょっと触れましたけども、やはりいきなり自分達がそこで生活できるような形ってのは作れないですよね。やっぱり、例えば畜産に取り組んだにしたって、お金になるまでに時間がかかる、そして初期投資もかかるだろうし、そういうものを考えたら一人前に家庭を持てる、或いは自立してこの生活できるような形まで育てていく組織ってのは、私は前の議会でもね、総合戦略の中でお話しましたけども、そういう形ってのは町長、検討する余地ありませんか。やっぱり自立するまでみんなで後押しして、その人が自立したらきっちりと松前町に貢献できる、松前町に定住するってことは、これ一つの大きな貢献ですからね。そういう形を作っていくのがこれからの考え方の一つでないかなと。それからもう一つね、今国の肝入りで地域協力隊ってのが来てますよね、まちづくり協力隊って言いますか。そういう人方の、今朝の新聞にも出てましたけども定住率、北海道80%近く、79%の数字が出てましたよね。ああいうものを見た時に、松前に強い意志を持って地域を作る、或いは盛り上げるっていう、来てくれてる人方が、今までの経緯を見るとほとんど任期満了とともにさようならしてるというふうに私は見えてるんですけども、この辺の人方もね、やはりせっかくまちづくり協力隊として来てくれたんだから、松前で生きるためにはこういう方法もありますよと。例えば、松前に関連した、新聞に出てましたけども自分達で事業を起こす、いわゆる起業ですね。それから関連の職場に就職するとか、或いはNPO立ち上げるとか、いろんな方法を新聞報道で見てるんですけれども、松前ではやっぱり今までの経緯を見る限りではね、そういう話し合いみたいなものはされてなくって、ただ任期満了とともにご苦労様でしたということの終わりですか。この辺はどのようにお考えですか。私は大事な人材だと思うんですけどもね、お考えをお聞かせください。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

やっぱり新しく着業する方にとりましては、本当にこう資金も十分必要なるんだろうなというふうに思っております。検討する余地も十分あるというふうに思っております。先程マグロの話も、山にもマグロの話もさせていただきましたけども、今農家の漁業者の皆さんのお話聞くとですね、やっぱり畜産農家の方々、やっぱり休みが取れないっていう状況があるんだそうでありまして、その休みを取るための方策、何か考えてやれればいいなというふうなことでですね、例えば何て言うんですかね、共同でローテーション組みながら休み取るようなですね、この環境も作っていければですね、新たに着業してくれる人も、漁業者の方からですね、新たに着業してくれるっていう方も出てくれればいいなというふうに思っているところであります。そういう組織、ちょっと検討させていただきたいというふうに思ってます。それから、地域おこし協力隊、本当に貴重な戦力でありまして、いろいろ松前町でも協力をいただいているところであります、貴重な戦力だと思っております。本当に根付いて松前町に残るようなことは考えてほしいし、もしそういう人材があるんであれば、今も優秀な方おりますので、これからいろいろ話をしながらですね、松前町の戦力として残っていただけるようにお話をさせていただきたいというふうに思ってます。

議員の質問 9番 梶谷康介

あと25分くらいだね。それでは、3番目の「病院事業の今後」ということでお尋ねさしていただきたいと思います。松前町の病院ばかりじゃなくって、この医療を取り巻く環境、極めて厳しい状況に移りつつあります。国の政策は、膨張する医療費の削減、或いは抑制ということですか、そういう形でいろんな政策が組まれております。当然、その煽りは松前町にも及んでくると思います。道立病院の時代、松前町で一番苦労したのは医師の確保でしたよね。当時は、医療対策協議会という組織を作ってみんなでお医者さんを探して歩いたと、そういう時代もありました。更には、北海道の医療再編、道立病院の再編計画の中で松前町にある道立病院は町に移管すると、そうでなけばいろんな形で考えますよという道からの指示があった。その時松前町は全町挙げてどうするかっていう取り組みもしました。地区労が署名運動、反対、移管署名反対運動7千825人の署名を集めて反対をしました。議会も特別委員会設置して取り組みました。しかし、当時の横路知事の政策の中で、最終的には命と健康を守る大切な施設なんだから、松前町は松前町で独自で守っていこうじゃないかと、赤字を覚悟で1人1万円、1万人として1億円の赤字は覚悟で町立移管に踏み切ったと。そういう形でこの松前町の病院というのは、みんなで突き当たった壁を乗り越えて今日があるんですよ。ですから、これからも、今松前町が、或いは全国でね、病院の見直し関係が出ておりますけれども、やっぱり何としても守っていかなければいけない、町民に永続的に命と健康を守る施設として守っていこうじゃないかというのが、恐らくみんな同じ気持ちだと思います。そういう中でですね、今松前町のおかれている病院の状況考えますと、やはり第一次の改革プラン手を挙げて、そして、3億8千500万でしたでしょうか、不良債務も解消し、今日の財政健全の形に持っていった。これも、みんなで力を合わせてやった結果だとそう思っております。これからもね、そういう形が、今目の前に来てるのは第2次って、まあ1次2次っていう表現はされていませんけれども、やっぱりこれは改革プラン、新プランって言うんですか、ガイドラインって言うんですか、そうしたものが示されて、それに則ってこれからの松前町の病院のあるべき姿をみんなで模索しながら、前段で申し上げましたように守っていくためにはどうしたらいいのかなという時点に来てると思うんですよね。ですから、その時に町長、最初にね、願ってる、或いは自分でこう描いてる松前町の病院ってのはどういう病院にしたいっていう考え方、何たって最後は町長の考え方がね、大事ですから、それをお聞かせいただきたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

病院の経営、運営の基本理念であります「より町民に信頼され、愛される病院」を目指して、木村病院事業管理者を先頭に致しまして、日々ご奮闘いただいております職員、スタッフの皆様方に感謝をまず申し上げたいというふうに思っているところであります。おかげさまで、町立松前病院の経営健全化につきましては、順調に進んでいるところでもあります。今梶谷議員からご指摘のように、病院経営は大きな転換期を迎えているというふうに思っております。今年3月には、国から新公立病院改革ガイドラインが示されまして、これまでの経営の効率化、再編ネットワーク化、経営形態の見直しの他、新たに地域医療構想を踏まえた役割の明確化が求められているところであります。現在、町におきましては、新たに行政改革室を設け、北海道から職員2名の派遣を受けながら、非公務員型の地方独立行政法人化も含めた病院形態のあり方についても検討しているところであり、町民に信頼され、愛される病院として、また地域において必要な医療提供体制を確保できるように、更には、少子高齢化時代を見据えた質の高い医療サービスの提供ができる病院になるよう取り組みをしてきているところであります。また、議員ご承知のように病院の施設、大変老朽化しております。狭猥になっておりまして、その病院の改築は喫緊の課題だというふうに思っております。また、病院の存続にも大きく関わるものと考えているところであります。将来とも町民の皆様方の安全、安心を守るための最大の拠点施設であります。更に地域医療研修モデル病院として、大きく発展していくためにも改築は急務であると考えているところであります。今後、新公立病院改革ガイドラインにおきまして、策定を求められている新公立病院改革プランの策定、病院形態等のあり方と併せまして、関係機関と連携しながら取り組んでまいりたいというふうに思います。病院事業管理者が理想とする地域医療を実現するためには、議会と町民の皆様方のご理解が不可欠なものであります。きちんとして、きちんと説明致しまして、ご理解をしていただき、松前町に相応しい病院づくりをしていくことが最も大切だというふうに思っております。第1回目の改革プランの策定時には、議会の皆様に特別委員会を設置していただきまして、議論をしていただいたところであります。今回も相当なエネルギーを要するというふうに思っております。議会の皆様方にも私達と一緒に汗をかいていただくことになるだろうというふうに思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げまして答弁に代えさせていただきます。

議員の質問 9番 梶谷康介

松前町にとって大事な施設だっていうことは、皆さんご承知のとおり、なおかつ、みんなで守っていかなければいけない、これも全く同じだと思います。最終的にね、こういう環境の中で、なら松前町の病院はどういう形が一番相応しいのかと、これを求めていかないといけないと思うんです。それは、行政であろうが、議会であろうが、病院であろうが、やっぱり町民が求めている一番いい形はどんな病院なのかっていうものを求めていかなければいけない。特に今回は新ガイドラインに基づいてね、27年と28年の2年間で将来の松前病院の形を描いて、やっぱり国に示さなければ、それなりのこれからの病院運営には必ずしも全てがプラスになるということではないと。そういう観点からいけばね、その相応しい病院を自分達が見極めるための手続手順、恐らくね、いろんな形があると思いますよ。例えば、前段で申し上げましたように増田レポートで言われる人口の大きな変化、それによって診療人口がどう変わるのか。それから、更に今、国で示されている療養型ベッドの削減、これは松前町の病院にね、どういう影響があるのか。そういう中で、したら松前町の病院のベッド数をいくつにするのか、何が一番いいのか。この病院のベッド数だって今まではね、いわゆる松前は100床ですよと言うと100床を基にして交付税措置されてきてんですよ。しかし、これからは100床と言えども実際に稼働してるベッドの数によって交付税措置されると。そういうことを考えるとね、いたずらにベッドを多く持てばいいってもんでもないだろうし、非常にこの辺の兼ね合いってのは難しい。ですから、これからの流れの中でね、今の改革、新ガイドラインに沿った改革プランをどう進めていくかっていうことになるんですけれども、病院事業管理者にお尋ね致しますけれども、町長が松前町にこんな病院であってほしいという願いを聞いて、事業管理者はどのようにお考えになっておられるか、ご答弁いただけないでしょうか。

町の答え 病院事業管理者 木村眞司

梶谷議員のご質問は、町長の今の答弁を聞いてどのように考えるかということでございました。議員おっしゃるとおり、これから大変厳しい時代を迎えてまいります。病院としましては、また病院事業管理者としましては、町民がなるべく町内でできる限りの医療を受けて、安心して暮らせるような体制づくりに邁進していきたいと。また、そのためには先程町長の答弁にもありましたような新公立病院改革ガイドラインのポイント、経営形態の、経営の効率化、1経営の効率化、2再編ネットワーク化、3経営形態の見直し、4役割の明確化と、こういったことについて深く検討してまいりたいというふうに思っております。ベッド数に関しましては、今、許可病床が100ベッドでございます。松前病院は、今だいたい8割以上ぐらいベッドが埋まっております。休んでいる病床、閉じている病棟はございませんので、稼働しているのも100と、つまりいつでも入院できるような状態になっているのは100ということで、今のところは1ベッドあたり70万ちょっと、年間国から交付税措置されているものについては、削られる見込みではないというようなこと申し上げておきます。

議員の質問 9番 梶谷康介

町長の考え方、いわゆる設立者ですね、町長はね。それから事業管理者、そういう立場で病院のこれからの運営を考えていただくわけなんですけれども、やはり前段で申し上げましたように、松前町に相応しいっていう言葉はちょっと漠然としてますけれどもね、どういうふうに受け止めたらいいんでしょうね。やっぱり、現在の医療の中身は私は素人ですから、詳しいことまでは理解はできないまでも、少なくとも手術は致しませんと、松前町の患者さんに対しては適格な診断をして、その結果高次の医療を必要とする患者さんは函館なり、いわゆる2次医療圏に搬送して診ていただくという形は、これは今後ともやっぱり松前の病院運営の方針としては、この形を継続していくことになるんでしょうかね。町民は、手術もできない病院はっていうような言い方するけども、手術することによって病院の経営負担ってのは大変な負担になることは、私は理解しております。ですから、今の病院の運営方針は、私はそんなに疑問は感じてないんですけれども、町民がそんな懸念を抱いてると。特にこういう取り巻く環境、条件が変わってきた時には、そうしたものもきっちり踏まえてね、新しいガイドプランに則って松前町の病院は、これからはこういう方向に進めていこうじゃないかという形が、行政、議会、病院、町民共々共通理解に立った上で進めていかなければいけないんでないかなと思います。ですから、幸い、この間町内施設を視察した際に、病院で副管理者と管理者から十分な説明をいただいて、現状はまあ、ある程度は理解させていただきましたけれども、ああいう形がこれから継続される基本になるんでないかなと私は思っております。ただ、今の基本はそれとしてもね、取り巻く条件が変わってきた時に、そういう面はどうチェックしていかなければいけないのか。例えば前段で言いましたように、診療人口の抑え方ですよね、まずね。常識的にはだよ、全体人口が減るんだから患者さんだって減るだろうと。なら、今の病院の入れ物で果たしてどうなのかなと、こういう疑問を感じます。それから更に、建物のね改築の話出てましたけども、町長、これ気つけて答弁してもらわないとね、老朽化ありきで建て替えするんですよってことになるとね、交付税措置の利率が変わってくるんですよ。ですから、これからの病院はこういう構想の基に建て替えるんですよっていう、約15%違うんですよ。ですから、そうしたものもね、十分配慮しながら、この新ガイドラインの計画を立てなければいけないんでないかと。どうなんですか、やっぱり基本はね、ものの本にも書いてます、いわゆるコンサルに預けて改革プランを付けてもらうやり方と、これ手っ取り早い、しかし、地域性ってものはわかんない、松前町なら松前町独自の地域性ってものを考えて、自分達で将来こういう病院にするっていうのが私は基本だと思いますけれども、現在、27年、28年に新しいガイドプランに則って作ろうとする計画は、病院サイドではどのように考えておるんですか。なぜ、こういう質問しますかと言うとね、現在プロジェクトチームを作って取り組んでます、まだ一回しか会議やってない。そういう形の中で誰が中心になって、どういう計画をどういう段階で、流れでね、やっていくのかってのは、いささか疑問なもんですからね、考え方、もしできれば現状の取り組みの様子ってのを説明いただけませんか。

町の答え 病院事業管理者 木村眞司

梶谷議員のご質問は、この新公立病院改革プランについて、病院でどのように考えていて、どのように取り組んでいるのかということであったかと存じます。また、議員から今ですね、町民の中には、例えば手術が受けられない病院なんてというお声もあるというようなことも伺いました。まず、そのことについてお答え致しますと、最近は病院の役割分担と、先程も申しました新公立病院改革ガイドラインの中にもありますように、病院の役割をもっとはっきりさせるべきではないかということがございます。つまり、大きな病院で重病の人達を診る、或いは手術をする、そういった役割を担うのか、或いはそこまでいかないけれども急な病気に対応するのかといったようなこと、或いは慢性的な病気を持っていて、別に急に病気じゃないけどもという患者さんを診るのか、或いは脳梗塞や手術後などでリハビリをする患者さんを診るのか、そういった役割分担を求められています。松前病院としましては、手術が受けられる病院というよりは、急病の人にも、またリハビリを受けなければならない方にも、或いは老人ホームなどになかなか入らない、それまでの間の慢性的な患者さんも診れる、そういった病院を今後も目指してまいりたいというふうに思います。採算面を考えますと、また医療安全という面を考えますと、今の時点では松前病院で大きな手術をする、全身麻酔或いは腰椎麻酔と言いますけど、そういった麻酔をして、手術室でやるような手術をすることは様々な意味で望ましくないというふうに考えます。病院の改築につきましては、36年と9ヶ月ぐらい経っておりまして、待ったなしの状態でございます。なるべく早く進めてまいりたいというふうに思っております。新病院、新公立病院改革プランに関しても、コンサルを使うことはもちろん排除はしませんけれども、基本はこういったものは病院の自分の頭で考えていく。一番松前町の町立病院の実態について、また運営について熟知しているのは我々であるという自負がございますので、様々な点について考えております。例えば、よりサービスを向上していく、それから人材を育てていく、人材を確保していく、看護師はじめ様々な職種を育てていかなければなりません。人は変わっていきます、病院が全員入れ替わってもやっていけるように常々人材を育てていかなければなりません。また、在宅医療も推進してまいりたいというふうに考えています。なかなか患者数の面とか、あとは在宅でみる人、例えばお家でみる人がなかなか少ないというようなことを考えますと、在宅医療推進には厳しい部分もございます。在宅医療には、例えばグループホームなどというのも一応含まれるんでございますけども、ですけども、なるべくお家で永く過ごしていただけると、そういった形も目指していきたいというふうに思います。また、松前病院は、松前町立病院ではございますけれども、隣の福島町からも患者さんがいらっしゃいます。また、上ノ国町小砂子からも少数ではありますが患者さんはいらっしゃいます。自治体病院は、自分の町のことだけを考えていてはなりません、隣町とのネットワーク化も含めて、今後の新公立病院改革プランを策定してまいりたいと思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

お考えを聞かせていただきました。病院のね、建物自体が老朽化してるから立て替えなければいけないってのは、これ一般的には皆さん理解してるんですけども、まあ、あえてくどい話になってしまいますけれども、まあ、立て替えする時の企業債の元利償還に対応していただける地方交付税、まあ、地方交付税って、交付税措置がね、その考え方によって15%も違うってことだけはね、きちっと抑えておかないと、古くなったから建て替えますよじゃあ従来の考え方で、これから国で対応しようとしてるのはね、こういう方向に進むために建て替えするんだっていう理論付けをすることによって、その差額が15%も違ってくるとね、1億の建物建てたって1千500万違うんですよ。それがもっともっと金額が上がってきたらね、大変な金額なんだよ。ですから、単に老朽化対策のために建て替えるって理論じゃなくてね、やっぱり将来松前町の病院はこうあるべきだっていうシナリオを書いて、そして改革プランに載せることによって、言われてるように30億の、もしだよ、30億の事業費だったとすれば、10億以上変わってきますよね。30億っていうと15%、4億5千万かな、それぐらい変わってきますからね、そういうことも十分この改革プランを立てる時点では考えていただきたい。それから、事業管理者の中にね、人材の確保だとか、或いは在宅介護の、看護の、在宅看護の話も出てましたけども、私は逆にね、そういうその、例えばね、人材の確保はね、我々も一番心配している部分なんです。病院を維持するためには、お医者さんがいないことにはどうにもならないってことは、もう誰だってわかってることですからね。この部分は、もう共通認識で私は何も問題はないと思う、大事な部分だと思います。ただ、その人材を得るために、例えば事業管理者には十分お骨折りをいただくとか、私は逆に言ったら町長一人ではとてもとてもドクター見つけることは不可能です。だから、話が前後しますけども、こういう事業管理者制度を使って病院運営をお願いするっていうのは、そういうところにも大きな、私としてはね、願いがあるんです。やっぱり、医者さんの世界はお医者さんでないとわかんないです。町長いくら頑張ったってね、事業管理者と同じような医師の確保せったって無理ですよ。だから、そこはね、やっぱりきちっと理解していただいて、これからの病院をどう守っていくかっていうプランをきちっと立てていただきたい。特に事業管理者、この人材のね、件に関しては、医療の質を高めるってことに繋がりますよね。その医療の質を高めることによって、診療報酬も変わってきますよね。ですからこれは、病院経営に大きなプラスになる部分だと私は思っておりますのでね、やっぱり事業管理者の益々のご努力をお願いするしかないのかなと思ったりもしております。人材育成の部分に、こう事業管理者触れてましたけどもね、これからの病院の新ガイドラインで、立てる計画の中にはそういう人材育成、今あります教育センターっていう名称でしょうか、病院にありますね。ああいう機能ももちろんそこに備えた形の病院運営っていうふうに受け止めてよろしいでしょうか。

町の答え 病院事業管理者 木村眞司

人材育成について、我々が現在検討中の新公立病院改革プランに盛り込まれているのかというご質問でございました。はい、そのとおり鋭意取り組んでおるわけですけども、この十数年、私が着任する前から松前病院は、学生や研修医の育成、それから他の医療の、他の医療スタッフの育成に努力をしております。年間学生が、医学生が30名、或いは35名程まいります。また、医師になって2年目の研修医が今年度ですと26、7名、1ヶ月間の研修にまいります。そういう病院になっております。我々としましては、地域医療研修のモデル病院と、こういう位置付けを目指して取り組みを続けておるということです。また、我々はインターネット上で全国を繋ぐ学習会を運営しております。プライマリーケアレクチャーシリーズ、プライマリーケアカンファレンスと言いまして、北海道新聞などでも度々取り上げていただいています。現在は、今朝ですと94箇所が、礼文島から沖縄の宮古島まで参加しています。多い時には、120箇所程の医療機関が参加してくれています。そういった発信もする、発信をする研修のモデル病院として模索してまいりたいというふうに思います。地域医療構想という、厚生省が、厚生労働省がやろうとしていること、それから総務省が言っている新公立病院改革プランということ、この両方に同時に取り組んでいかなければならないわけです。2025年問題とか、2040年問題と言われますけども、こういったことについて取り組んでいくのは、やはり教育、人材育成ということであるというふうに考えまして、そのように公立病院、新公立病院改革ガイドラインに盛り込んでいきたいと考えております。

議員の質問 9番 梶谷康介

事業管理者のお話聞いてますとね、やはり人を育てるっていうことは大きな要素だというふうに私も理解は致します。ただね、この平成19年にガイドライン示されて、それに従って改革プランを立てました。そして、今日に至っております。今回の新ガイドラインが示された中には、前段のガイドプランにプラス、はっきり地域医療構想を踏まえた役割の明確化っていう項目がね、今管理者ね、役割っていうことを言いましたけども、ですから、あえてね、松前病院がそういう教育の部門も病院の中に位置付けした形でいくんですかというお尋ねをしたんですよ。でね、これからの最終的なね、松前町に相応しい病院構想を作るためには、冒頭私お尋ねしたつもりなんですけれども、この27年、28年のプランを作るためにどんな形で進めようとしているのか、或いは進めているのかってお尋ねをしたんですけれども、その件はご説明いただいてないんですよ。お願いできませんか。

議員の質問 9番 梶谷康介

いいですか、お話して、いいですか。お尋ねしてるのはね、これから27年、28年度に新しい改革プランを作らなければいけないですね。ですから、時間的にはもう27年度だって半分来てます。あとは28年の1年残しております。ですけども、実際に松前の現状見ますと、プロジェクトチームが取り組んでいる面はまだ1回しか会議してない。しかし、こう積み重ねていくためにはね、まだまだ議論をしなければいけない要素があるんですよ、私的にはね、あるんです。しかし、病院サイドとしてはね、当然皆さんにご審議していただく、或いは自分達の考え方をまとめていくためには、ある程度のこのガイドプランに則った構想ってのは作らなければいけないでしょう。だから、その作らなければいけないものが、もう作っているんですか、或いは作るためにこういう進め方をしているんですかっていうお尋ねなんですけども、おわかりいただけましたでしょうか。

町の答え 病院事業管理者 木村眞司

ありがとうございました。新公立病院改革プラン、松前町立松前病院の新公立病院改革プランは、現在鋭意取り組んでいるところでございまして、まだ完成したものはございません。非常に重要な内容ですので、病院事業運営協議会の委員の方々や、或いは町民の方々と対話を進め、いい形で作ってまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 9番 梶谷康介

まだまだ不確定要素がある中でね、事を進めるってのは大変だと思います。特に国の示したもの、それに基づいて北海道でもやらなければいけないことがありますよね、そうしたものもまだ明確になっていない。ただ、我々も議会としてもね、大事な病院の今後っていうことを考えれば、真剣に取り組んでいかなければいけない中身だということでね、勉強もし、調査もし、研究もし、進めていく、いかなければいけないと思っております。ただね、今、お話にありましたように、もしね、そういうものは全く自分達の考え方でね、進めているんですよってことになるとこれ問題あるなと思ってね、あえて確認さしていただきましたけども、なかなか今の時点では厳しい状況に、早くそういうものが示されて、お互いに腹を割って協議できるような場を作っていかなければいけないんでないかなというふうに思っております。個々のね、問題、課題をまだまだお話、或いはお尋ねしたい点はありますけれども、今の時点ではね、この辺が限界かなと私思っております。残された時間も12分ですから。それでは、次の「高齢化社会の福祉施設と介護の人材」という通告をしておりますけれども、まあ、ご承知のとおり、高齢化率どんどんどんどん進んでおります。介護を必要とする階層も増えていくだろうと。しかし、国の方針としては、在宅看護、更に施設介護、そういう方向を打ち出しておりますよね。ところが、松前の現状を見ますと在宅介護って言ったってね、核家族化が進んでいますから、一人暮らしのお年寄りいっぱいいますよ。そういう状況の中で在宅看護ってのはね、ある意味では病院におんぶにだっこっていう形になってしまうかもしれません。ですから、この部分は非常に大事、さっき事業管理者がね、この在宅看護の話されてましたけども、問題、課題があるという説明でね、私は今後これは真剣に考えないと、松前町ではね。恐らく病院のベッドの数を決める際にもこうした要素ってのは十分考慮しないといけない部分になってくるんでないかと。それから、町長、今のね、この介護の状況見ますと、南殿荘、特別養護老人ホームから始まって、緑洋館、それからひだまり、それからあちらにゆずりはとグループホームね、そういう施設がこうありますけれども、やはりそれぞれ目的、機能、該当者、そういう中身の施設ですよね。考えますとね、私一番気になるのは、特別養護老人の南殿荘のね、この受け入れの数なんですよね。未だにいわゆる介護要素3、要介護かな、要介護3の人以外はこれから南殿荘に入れないっていう、そういう条件を絞ってきても尚かつ相当数の人が待機してるんですよね。この人達、どう救っていきますか。前にも一般質問でね、町長といろいろ議論しました、やろうと思ったけれども、条件が整わなくて、資材の高騰、作業者の不足、そうしたものを考えていくと、今の時点ではやれないっていう結論でね、これ延び延びになっていますけれども、もっともっとこれは状況は悪化していくんでないかなと思っております。それから、あとグループホームの件でもね、この間視察した時に私も冗談にね、予約しようかなって言ったらね、梶谷さん、8番目ですよと言われたのさ。ですから、そういう状況を考えるとね、この部分だってまだまだ松前には心配な要素が隠れている、或いは隠れていない、もっと明らかになってるっていうかな、そういう状況なんです。ですから、これをどう考えているかと。それから、そこで今度働く人の、人材の関係なんですよね。松前の状況つぶさに調べたわけじゃないですけれども、大雑把な見方すると人材はいるんですよ。しかし、待遇っていうか、働く条件があまり良くない。これは、もう国の基準に従って待遇は決められておりますんで、やはりそこで働くことを躊躇して、資格がありながら埋もれてるって人もいますから、これからそういう対象人口が増えた時に、そうした人方にも力を発揮してもらわなければいけない場面がくるんでね。これは、国の基準がこうだからそれで進めるって、あとは成り行きに任せますよではちょっと能がないんでないかなと。やっぱり町長、松前のためには、そういう面では心配なんであればね、何か働く条件でサポートできるものはないのかなと。そういう考え方も持たなければいけない時期に来ているんでないかなと、そう思いますんで、考え方お聞かせください。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

介護施設の整備の考え方を述べさせていただきたいというふうに思います。介護施設の整備につきましては、平成27年度から29年度までの第6期の介護保険事業計画におきまして、1ユニット9人のグループホームを整備したところであります。また、特養、特別養護老人ホームの整備につきましては、事業運営可能な社会福祉法人松前南殿荘において、平成30年度から平成32年度までの第7期の介護保険事業計画における増床等に向けて協議を進めていかなけれならないというふうに考えているところであります。現在、特別養護ホーム、特別養護老人ホーム松前南殿荘の待機者は、要介護3以上の方で70人程となっておりますので、増床等については、現在の特養、特別養護老人ホームの70人の定員を増やすのか、或いは定員29人以下の小規模特養の整備にするのか、いずれに致しましても今後の施設整備に向けまして、調整、検討していかなければというふうに思っています。しかし、小規模特養の施設を整備することによりまして、介護給付費も増えることとなります。介護、平均介護度を要介護4で算定しますと、年間7千万程度の給付費が増額となるようでありまして、給付費の22%を65歳以上の高齢者の介護保険料で賄うことになりますので、負担率で単純計算しますと、1人当たり年間4千400円程度の保険料が増加することになりますので、施設の整備にあたりましては、高齢者の方に負担していただく保険料を合わせましてですね、検討させてもらいたいというふうに思っております。それから、人材育成、特に大事なことだと思っております。松前町内でも介護の資格を持ちながら仕事をされてない方もおりますので、この部分、町内の介護事業者と連携を図りながら、行政としてどんな支援ができるのかですね、検討させていただきたいというふうに思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

話せば切りがない話なんですよね。まあ、核家族化の話もあれば、低所得者の話もあれば、いろんなものがありますんで、そうしたものを地域全体で支えていくっていう考え方に立てばね、町長、財政負担は、これ覚悟しないといけないですよ。どこまでっていう限界はね、これ慎重にやらんといけないんですけれども、やはり今までの経緯を考えればね、いろんな議論を重ねてきた経緯を考えれば、その時点ではやむを得ないだろうなっていう理解はしつつも、どんどんどんどん日は経っていって、状況がいい方向にいってないんですよ。だから、どっかでそれを食い止めて、更にはいい方向に持っていくとすればね、町長、あなたの考え方が大きな要素になってきますんで、十分検討していただきたいと思います。最後に、「松前町創生総合戦略の早期作成を」っていうことに移りますけれども、あと5分の間に締めます。今までいろいろお話しましたようにね、どれをとったってこれからの地域創生に関わらない問題一つもないよね。この計画の中に全部位置付けていかなければいけない、担当課長は大変だと思いますよ、本当ね、期待してます。それからね、今の話は話としましてね、やっぱり一番最初にね、私はしつこいようだけども、松前町の人口推計ってのはどうやって、いつ、松前町将来こうなるんだよ、5年後、10年後っていう推計はどうなんですかね、やっぱり我々の前に出すことは難しいんですか。やっぱり、こういう国の機関なり、専門機関で算出した数字を基にしてやるしかないの。私はそれではね、本当の地域創生にはならない。これは何度も言ってるように大変だろうとは思いますけれども、自分達の町の実情を踏まえて将来こうなるだろうっていうのはね、これやっぱり立てなければ、この創生総合戦略ってのはできないと思います。ですから、今回五つの、前段で四つ話しましたけども、みんなこれ人口絡みですよ、はっきり言ったら人口絡みですよ。そうしたものを計算して、松前町に明るい日差しが灯るような総合戦略計画を立てていただきたいと、このように思っておりますんで、ご答弁をいただきたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

本当にこう松前町の20年後を、30年後を見据えた戦略だというふうに認識しておりますので、きちんとしたものを作り上げたいというふうに思っております。本当に人口に歯止めをかける、過疎化を少しでも遅らせる、その対策をいろんな産業分野と連携しながら取り組んでまいりたいというふうに思いますし、梶谷議員ご指摘の部分、十分理解できますので、人口の推移につきましても、国、今現在は戦略会議の中では国のデータでやっておりますけども、きちんと産業別に分析しながら将来の人口推移を作っていきたいというふうに思っております。この総合戦略、この秋口までにはきちんと作り上げまして、議会の皆様方にも報告できるようにしたいなというふうに思っておりまして、私も任期中、ここの部分に重点に頑張りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

議員の質問 9番 梶谷康介

ちょうどいい時間になったね。いろいろ申し上げましたけども、町長、こんなにたくさん課題があるんです。頑張ってほしいんです。早く身辺整理をして、自分の意思をきっちり固めて、次も頑張りますよっていう表明をしていただくことを期待して終わります。

出典:松前町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる