みんなの議会

せたな町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日

ふるさと教育推進への取り組みについて

聞いた人
大野一男 議員
答えた人
教育長 成田円裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 大野一男

それでは2問目の質問に移らせていただきます。ふるさと教育推進への取り組みについて、教育長にお尋ねをいたします。まちの将来を担う子供たちが、ふるさとせたな町の豊かな自然、伝統、歴史、文化等を学習することによって、ふるさとに対する理解を深めるとともに、地域の人々とのふれあいや地域に出かけて行う自然探検、社会体験、生産体験、職場体験をとおして、身近なふるさとの素晴らしさを体験学習、ふるさとに対する愛着や誇りの心を育むとともに、ふるさとの今を知り、今日を知り、地域課題に正対することで、ふるさとの将来に対して1人ひとり考え、自分たちがせたな町の将来を担うことを考えるきっかけとなることが期待されることと考えます。せたな町教育推進計画には、ふるさと教育の充実として、ふるさとへの愛着や誇りを育み、地域社会の一員としてまちづくりに関わり、ふるさとに生きる自覚を涵養する取り組みを推進するとあります。地方創生が叫ばれる今日、特に、せたな町人口ビジョンに掲げられている人口減少に関する課題は、将来にわたり地域の存亡を視野にいれなければならない極めて深刻な課題であります。この課題に取り組む方策いろいろあるわけですが、その方策の一つとして、こうしたふるさと教育を通して一つ一つの方策を積み上げ、まちの将来を担う人材の育成に繋げていくことも大変大事なことではないかと考えます。小中学校はもちろん、檜山北高校との連携も視野に入れ、食育教育も念頭にふるさと教育推進への取り組みについて教育長の所見をお伺いいたします。

町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)

大野議員のご質問にお答えいたします。せたな町教育推進計画では、ふるさと教育の充実を掲げております。この教育推進計画の策定にあたっては、町内各学校長にも策定委員をお願いしてまとめられたものであります。このような背景から、各学校で編成されている教育課程にも、ふるさと教育が位置付けられており、それぞれ地域の特色を生かした取り組みがされているところであります。各学校の取り組みであります。各学校の取り組みでありますが、久遠小学校では、漁業体験としてイカ釣り体験やキツネメバルの放流などについて学んでおります。瀬棚小学校では、水に賢い子どもを育むプログラムを実施し、瀬棚の海や川などの自然について学んでおります。馬場川小学校では、畑作や稲作に取り組み、収穫した作物を調理し、地元の方に振る舞うなど、作り育て、食べるまでの農業について学んでおります。若松小学校では、ふるさと若松を各学年の共通テーマとして取り組んでおり、開校から現在までの学校年表や卒業写真を校内に展示するなど地域、学校の歴史を学んでおります。北檜山小学校では、地域の人との繋がりを深めようをテーマとして、特別養護老人ホームでの老人とのふれあいや国道の花壇整備を行っております。各中学校では、地域の商店や企業などを中心に職場体験を行い、体験談を発表するなど、地域の事業所においての体験学習を進めております。本年度は、瀬棚中学校において、ふるさと教育として、瀬棚の歴史と昔の生活をテーマとし、全校生徒が6つのグループに分かれ、瀬棚区を6分割してそれぞれ地域を受け持ち、歴史資料の調査や地域住民にインタビューをするなど、各地域の歴史や生活について調査し、地域公開授業において発表しております。発表を行った生徒からは先人への敬服の気持ちと同時に瀬棚の歴史を語り継ぐことが大切だと思ったなどの感想もあり、有意義なふるさと学習がなされたところであります。このように、せたな町内の各学校では地域の特性を活かしたふるさと教育に取り組んでおります。また教育委員会としては、体験学習のためのバス借上料、地域人材の派遣などの支援を行っているところでございます。次に、ふるさと教育における小中学校と檜山北高等学校との連携についてでありますが、平成27年度から小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業を檜山北高等学校、北檜山中学校、北檜山小学校の3校が研究指定校としてふるさとキャリア教育の研究調査に取り組んでおります。この事業につきましては、事業期間3年を予定しておりますので、今後ふるさと教育、キャリア教育が推進されるものと期待しているところでございます。次に、ふるさと教育と食育教育でありますが、ふるさと教育の取り組みでも述べましたように、各学校では自分たちが育てた農産物、地元の魚介類や肉類などの地域の食材を活用した調理実習や、郷土料理の調理実習などが行われております。また給食で地元食材を提供したときは、どんな栄養が含まれているか、給食以外での食べ方などについて、栄養教諭による給食指導を行っております。いずれにいたしましても、今後も地元食材を使った給食の提供、学校における学びを通して、ふるさとを大切に思う心の育成などのふるさと教育を推進してまいりまたいと思っております。

議員の再質問 10番 大野一男

再質問をさせていただきます。ふるさと教育推進については、私もこれを機会に何校か先生方と、校長先生ともお話をする機会をいただきました。20年前から学校現場ではいわゆる総合学習の時間というのが設けられて、小学校では50時間、70時間、中学校でも50時間、70時間という多くの時間が教科として充てられております。その約半分近くを、こういった今、教育長から紹介されたような授業を通して実践しているということで、各小学校今、教育長からもいろいろ例題を上げていただきましたが、かなり積極的に取り組んでいると思っておりますし、その動きについては、相当評価するものであると思います。私からも何例か紹介をさせていただきますが、今教育長からも出ましたが、久遠小学校では3、4年生、海に山に体験学習、イカスタイムという名前で総合学習の中で時間を利用して昨年5月11日には、羊の毛刈り体験、毛を刈る体験をしている。北檜山の酪農家、大口さんのところに行って、実際に毛を刈って子供たちが触れて驚きと喜びを体験した。あるいは5月15日ですが、久遠漁港でメバルの生態について水産課の職員から説明を受けたあとに、地域の漁業関係者の人たちの指導のもとに、メバルにタグを付ける実践を行った。そして海に出て放流もしたと報告されています。また10月27日には農業祭ということで、農業について生産から消費までのつながりを知る学習をして実際にお世話なった農家の皆さんをお招きして農業新聞を発表したり、地元食材を使った料理を一緒に作りながら一連の農業学習をした。それから最近ですが2月3日の節分の日に恵方巻きを作って、ふるさと食材を使った恵方巻きを作って、皆で楽しんだというような実例も入ってます。そのほか海の子作品として、毎年海の子供の図画を募集してますが、ことしは5人の子どもが全道規模の入賞をしたということで、最優秀賞、北海道教育委員会教育長賞、3年生の西村さんが受賞したりして、大変その海を見ながら図画をするわけですが、やはり地元で海で育った子供たちの感性というものが垣間見られるような気がします。同じように海上保安庁の図画コンクールでも2名の方が優秀賞をいただいたという実例もあります。今、教育長の紹介もありましたが、瀬棚小学校では川の自然体験ということで、委員会の主催で6月12日に馬場川の河川で水生昆虫の生息を調べる。それから水産試験場の青山主査からスライド透写によってサクラマスの一生の自然観察を行っている。あるいは10月22日に同じく瀬小ですけれども、藻場の押し葉を作って地域のそういう生態を勉強しているといるような事例もあります。中学校においては、去年大成中学校でつぶのカゴを子供たちが自ら海に投入して、そして回収してそれを食するというような体験も行っている。過去には中学校においては、シャケを3枚に下ろす授業を行ったということで、校庭にシャケを燻製にする装置を作った。このことについても役場がシャケ4匹を用意して、役場職員の手ほどきを受けながら子供たちが3枚下ろしに挑戦した。あるいはバカ貝のスパゲティを作ったという事例も報告が行われています。これも支所の担当の係長が同区の漁協の漁獲量や販売高などについて、併せて解説をして非常に関心を集めているという報告もあります。それからもう一つちょっと事例が多くなりますが、スルメの塩辛を作った体験もあるということで、3年生が地元の真イカを使った特産品スルメの塩辛を作った。大成総合支所で進められている大成地域マリンビジョン事業の一環として、子供たちに地域の産業を肌で学んでもらった。これは当時、久遠漁組の加工場の主任であった酒井さんが講師としていろいろ教えていただいたということで、地域の方々のさまざまな手助けをいただきながら、こういう事業が進んでいるということが実態として浮彫りになりました。ここで教育長にお尋ねしたいのは、こういった地域の方々がさまざまな形でふるさと教育について支援をしている実態があるわけですが、その辺ももう少し教育委員会としてしっかりと、実態は当然把握されてると思うんですが、役場の関係職員も極めて積極的ですし、地域の漁師の方、農家の方もきちんと対応していただいてるということで、この辺を体系的に教育委員会としてしっかりと把握しながら、予算的な部分、あるいは支援の部分も行なってより推進を深めていく、進めていくという方策をぜひしっかり体系的に作っていただきたいと思うんですが、その辺について再答弁をお願いします。

町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)

このふるさと教育については基本的には各校教育の中の総合学習の時間で行なっているのが原則でございます。それらについては各学校の方でいろいろな事例を年度別におそらく統計を立てて、資料を保存していると思いますので、教育委員会としても過去5年くらいは、それを取りまとめをして体系立てて、どのような取り組みを行なっているのか、しっかりと把握をしていきたいと思います。また地域の人材の活用につきましては、実は社会教育事業の中で、地域支援事業というのがございまして、そちらに地域の方々を登録していただいて、各学校でこのようなものをやりたいというときには、その派遣できる名簿の中で該当する方がおりましたら、教育委員会の社会教育を通じて学校に派遣してるというような形をとっておりますので、そちらについては何かありましたら町の予算で対応してまいりたいと考えております。それは体験できる部分としては、もう既にそういう地域支援事業に組み込んでおりますので、学校と連携は十分に図られているものと思っておりますことで、ご理解をお願いしたいと思います。

出典:せたな町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる