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七飯町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日

町民の健康増進について

聞いた人
上野武彦 議員
答えた人
子育て健康支援課長 岩上剛、住民課長 清野真里、町長 中宮安一、民生部長 杉原太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 上野武彦

それでは、3問質問させていただきます。最初の質問は、町民の健康増進についてであります。今回の質問では、町民の健康増進を図ることが税負担の軽減となることを述べておりますが、誤解されないように申し添えておきますが、国民健康保険の被保険者にとって、加入世帯の15%近くが滞納となるような状況になっており、非常に国保税が重い負担となっておりますが、国保の場合は、被保険者に年金生活者や自営業者など低所得者が多い上に、他の協会けんぽや組合健保のような事業主負担がないために、当初より国がその役割を担ってきたところでありますが、国が負担割合を減らしてきたことが最大の原因となって、厳しい状況を生んでおります。現在、国保の健康保険税は協会けんぽの1.3倍、組合健保の1.7倍となっており、日本共産党は、国による負担増を求めてまいりました。現在では、全国の知事会、市長会、町村会も国に対して、1兆円の財政負担をするように国に求めております。そういうことになっておりますけれども、もう一つの対策として、療養諸費を軽減することが税負担の軽減になるということで、今回の質問となっております。それでは、質問の内容に入ってまいります。町民の健康増進について。平成25年度、七飯町は特定健診の受診率が全道179市町村中172位となり、全道ワースト8という結果となっております。平成30年度七飯町の国保会計の療養諸費は、国保会計の68.9%でありました。被保険者の健康維持増進や国民健康保険や後期高齢者医療の税の負担軽減のためには、健康診査の受診率の向上、そしてその結果に基づいた対策といいますか、そういうことが必要になるわけですが、住民の健康増進を図り、医療費の軽減を実現することが税負担の軽減のために最善の対策となると考えております。そこで、七飯町の実施している特定健診と基本健康診査、基本健康診査は、後期高齢者医療の関係なのですが、その実態について、以下の点についてお伺いいたします。1点目、令和元年度の基本健康診査については、20歳から39歳、75歳以上、20歳以上の生活保護受給者などについて、町は対策を打って、その受診率が出されておりますが、その受診率と全道市町村中の七飯町の順位がどうなっているのか、1点目にお伺いいたします。2点目は、国保の関係でありますが、特定健康診査の40歳から74歳について、令和元年度の受診率と全道市町村中の七飯町の順位について、2点目にお伺いいたします。3点目、町民の健康増進のため、住民の健康診査や各種がん診査などの受診率の向上の2次予防について、抜本的な対策について。また、生活習慣病の病気の発症を未然に防ぐ1次予防の取組などについてお伺いいたします。- 4 -以上です。

町の答え 子育て健康支援課長 岩上剛

それでは、1点目の令和元年度の健康診査についてでございますが、対象年齢に対する受診率については、20歳から39歳は2.32%、75歳以上が3.33%、20歳以上の生活保護受給者については0.21%でございます。七飯町では、若年からの自身の健康管理について、健診を受けるという意識を高め、特定健診につなげることを目的として、平成28年度より基本健診の受診年齢を七飯町独自に30歳から20歳に引き下げて実施をしております。このため、基本健診の受診対象年齢区分等においては、各自治体により異なりがあるため、道内市町村別のデータ比較はできませんが、受診率は低い状況であると考えております。3点目の受診率向上の抜本的な対策については、20歳、40歳、60歳の節目に、健診受診の動機づけとして、特定健診、胃・肺・大腸がん検診、肝炎ウイルス検診、前立腺がん検診、子宮・乳がん検診を、それぞれの性別、年代に適した内容の無料クーポン券をセットにして送付しております。また、平成29年度から後期高齢者医療制度新規加入者の被保険者証郵送時に健診の勧奨リーフレットを同封するなどの対応を行っており、さらに健診を受けやすくするため、令和元年度から特定健診の受診料を1,000円から無料にするなどの対策を行っております。以上のことから、昨年度から少しずつではありますが、受診者数は上昇傾向にありますので、引き続き受診勧奨を強化して進めてまいります。以上でございます。

町の答え 住民課長 清野真里(住民課長は2023年3月まで)

私からは、国民健康保険で実施しております特定健診について、2点目と3点目を答弁させていただきます。2点目の特定健康診査の40歳から74歳について、令和元年度の受診率と全道市町村中の七飯町の順位についてですが、令和元年度の順位につきましては、現在公表されておらず、平成30年度ベースになりますけれども、受診率は20.7%、順位は179市町村中166位となってございます。3点目の町民の健康増進のため、住民の健康診査や各種がん検診などの受診率向上の2次予防についての抜本的対策について、また、生活習慣病等の病気の発症を未然に防ぐ1次予防の取組についてでございますが、国民健康保険では、受診率向上のため、令和元年度より特定健診の無償化及び未受診者に対する利用促進を促すため、意向調査アンケートの実施や電話による受診勧奨に加え、はがきによる受診勧奨を増やしております。また、令和2年度は、特定健康診査受診勧奨業務を国保連合会の新規事業でもある特定健診受診率向上支援等共同事業に切替え、健康医療情報の充実を図り、受診率向上のため努力しているところでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。

議員の質問 9番 上野武彦

ただいまお答えいただいております基本健康診査に関しては、75歳以上が対象、基本的には、高齢者の場合にはそうなっておりますけれども、ただいまお答えいただいた基本健康診査に関しては3.32%というような感じで伺ったわけですけれども、これは、特定健診などに比べると余りにも少ないなという感じがします。特に、特定健診が20.7%ということで、179自治体の市町村のうち、北海道内ですけれども、166位ということは、前に比べると前進はしております。ただ、これでいきますと、ワースト13といいますか、そういう範囲に入るような、非常に受診率の悪い結果となっております。いろいろ努力されているということは答弁の中からもうかがわれるわけですが、しかし、ほかの町村に比べると、やはり特別に低いほうに位置するのではないかというふうに考えられます。例えば、進んだ町では、これは特定健診の場合なのですけれども、上富良野町などでは73.2%の健診率、指導率が81.7%という、道内で最も進んだ町村の中では、こういった七、八十%台まで- 5 -受診、そして指導が行われているというような実態になっております。そういったことでいえば、七飯町がこれまで、国保の関係でいえば、従来、七飯町は医療費のかからない町と言われてきて、国保税も安かったわけなのです。それが高齢化とともに医療費のかかる町になったと。これは平成27年度の結果なのですけれども、国保税は全道157町村中131位と、安いほうから26番目というような状況でした。それが、医療費のかかる状況になってから、国保関係の会計が赤字に転落して、平成29年度には1億1,861万円の累積赤字を発生させたということで、29年度には税率改正を行っております。しかし、1人当たりの療養諸費は高いほうから、平成29年度では123町村中の24番目と、医療費の特別かかるほうの町になってしまっているのです。これが今、七飯町の国保会計をいまだに厳しくしている最大の原因になっていると。それで、今お答えになったように、七飯町のこうした健診の受診率が非常に悪いということと、非常に深い関係があるのではないかというふうに思います。そういった点でいえば、この療養諸費をいかに抑えるかという対策を抜本的に行うことが国保の税率の軽減にもつながるということで、そのためには、今までのような取組ではなくて、本当に抜本的な、例えば受診率の向上対策というようなことも含めて、抜本的な対策が求められるのではないかというふうに思うわけなのです。それで、ただいまの答弁では、意気込みといいますか、改善する見込みが本当に出るような答弁になっているというふうには思われませんでした。それで、町長は、令和2年度の施政方針の中で、予防のための健診を積極的に推し進めるために、特定健診における受診勧奨などによる病気の早期発見、早期治療などにも努めてまいりますというような感じの対策を考えておられるということなのですが、実態として、それを担保するような本当の対策というものが見当たらないわけなのですけれども、その辺について、町長はどうお考えになっているのか、今の国保会計は、税率改正である程度改善はされております。しかし、七飯町の町民の、住民の健康の問題を考えると、今のような状況、要するに受診率が北海道の中でも、とりわけ悪いほうに属するような、そういう町政の執行状況ではまずいのではないかというふうに思いますので、町長に、その点に対して町長の決意的な発言をいただきたいなと思います。

町の答え 住民課長 清野真里(住民課長は2023年3月まで)

抜本的な対策、先ほども答弁いたしましたけれども、実施しております特定健診につきましては、受診対象者の中には、既に医療機関へ通院されており、健診内容と同じ程度の検査をされている方も含まれておりますので、一概に申し上げることはできませんけれども、平成29年度と比較して受診率が上昇しておりますけれども、受診率は低い状況と現実として捉えてございます。それを踏まえまして、先ほどの繰り返しの答弁になりますけれども、国民健康保険では、受診率向上のため、元年度より特定健診の無償化、それに加えまして、はがきにより受診勧奨を増やし、また、2年度から国保連合会で実施しております共同事業に切り替えて、健康医療情報、データ化をして、さらに一歩進んだ受診勧奨へ取り組むこととしております。何よりも受診率が大幅に向上するというのは難しいところではございますけれども、個々の健康は個々の健康意識が基本でございますので、今後、健康増進に興味を持っていただけるような勧奨を実施しながら、引き続き努力してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

町の答え 町長 中宮安一(町長は2021年12月まで)

今、課長のほうから答弁がありましたけれども、それは基本的なことであります。非常に七飯町民の皆様方、職員も実はそうなのです。受診率低いのです。私もこの間、随分いろいろな方とお話しして、健康診査に行っていますか、健康診断を受けていますかと言ったら、「行かない」と言うのです。どうしてと言ったら、病気が見つかるのが怖いと言うのです。それは本心- 6 -からもしれません。でも私は、そうではないのだと。早くに見つけると早く治るのだよ。その分、皆さん方が楽できるから。だから1年に1回の健康診断は受けましょうねという、そういうお話をさせていただいております。私、いろいろな機会があって、町民の皆様、いろいろな団体の皆さんとお話しする機会というのは皆様方よりも随分多いはずです。ですから、そういう機会を捉えて、皆様方にぜひ健康診断を受けるようにということを言っております。そのほかに、無償化にするとか、そういったことはやらせていただいておりますけれども、何よりも、やはり自らの健康は自らが守るのだという、そういう意識をしっかり植え付けることが大事なことだろうというふうに思いますので、これからも私自身もしっかり町民の皆様方にそんなお話をさせていただきますし、また、上野議員も毎年健康診断を受けられているというふうに思っておりますけれども、どうか、いろいろなところで上野議員もたくさんの方とお会いする機会があると思いますので、上野議員ばかりでなくて、議員の先生方はいろいろな場所で、健康診断を受けましょうという、そういうことを言っていただければ大変有り難いというふうに思いますので、共に力を合わせて受診率向上に向けてまいりたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

議員の質問 9番 上野武彦

御答弁いただいておりますけれども、そういう中で、これまでのような取組の範囲では抜本的な改善にはつながらないというふうにも思うところです。鋭意努力はしているということは分かります。しかしながら、今の実態を改善するというためには、今までにないような取組がまず必要かなというふうに思うのです。例えば特定健診、平成28年の対象者は5,925人おりますけれども、1,108人が受診、それから、後期高齢者の基本健康診査の場合、対象者が4,214人のうち118人が受診しているということで、特に後期高齢者の受診率がとりわけ悪いというような実態になっております。これまでは、対象者個々に対してどのような案内をして、どのような勧奨をして、受診をするような取組をされてきたのかというようなことが、やっぱり進んだ町との違いがあるのではないかというふうに思うところなのです。私が一つ考えているのは、例えば受診の勧奨、それから受診した人のうちで、対策を打たなければならないようなそういった対象者に対して、治療の促進をするような働きかけといいますか、そういう対応する保健師の数が足りないのではないかなと、七飯町の場合。そこをまず抜本的に増員して、そういう働きかけを中心にした動きを強めることが必要ではないかと思うのですが、それについてはどうお考えなのか伺いたい。

町の答え 住民課長 清野真里(住民課長は2023年3月まで)

保健師の増員ということでよろしかったでしょうか。保健師の業務は重要かつ多様化してございます。一般会計及び国保会計を問わず、現在雇用している状況でございますけれども、増員については、業務の効率化なども勘案しまして、今後、検討課題であると捉えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 上野武彦

保健師の数がどういう状況になっているのかということで、認識の度合いをちょっとお伺いしたいのですが、要するに七飯町は10人程度の保健師で様々な、特に子育て世代への対応が中心になっている、そういう保健師の対応になっていると。実際に特定健診だとか健康診査だとか、こういったことに専門的に対応する保健師がほとんどいないのではないかというふうに思うわけですけれども、抜本的に強化するためには、そういう専門にやるような保健師を増員して対応することが必要ではないかと思うのですが、その辺について、検討してまいりますではなく、もう少しはっきりした答弁をお願いします。

町の答え 民生部長 杉原太

ただいまそのようなお話もありますけれども、今現在、住民課長が答弁したように、一般会計、国保会計の部分で協力し- 7 -て、保健師を保健センターのほうで集約して、保健指導を行っている状態で。また、そういうような特定健診の割合も伸びないということも含めて、根本的な対策ということで、まず、今年の春に保健センターの保健予防係と保健管理係というふうに若干機構を変えさせていただいて、保健師が動きやすく、指導しやすい体制に今改善したところでございます。また、特定健診の受診する医療機関、町内の医療機関と、そのほかに、今回、田家のほうに函館市医師会の健診センターが移転したということもありまして、受診がより一層受けやすいようにというような、窓口の拡大といいますか、そういう部分も対応してきているところです。もちろん特定健診の自己負担分も無償化したという部分と、あと、議員がおっしゃっているように受診勧奨、それから保健指導、そのセットを併せて、今後、保健センターの保健師、フル稼働といいますか、その部分、今の人員でやれるところまでやって、その上で不足ということであれば、またそれは考えていきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上です。

出典:七飯町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる