知内町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月27日
ひきこもりの把握と支援について
- 聞いた人
- 成澤五郎 議員
- 答えた人
- 町長 西山和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 成澤五郎
質問のタイトルでございます。ひきこもりの把握と支援について。質問趣旨「8050問題」といわれているひきこもり問題は、80代の親が50代の子を支え、ひきこもりの長期化、高年齢化、社会的孤立により介護・健康・経済的困窮など様々な問題から家庭不和を引起し、マスコミでも報じられている社会問題にもなっています。単に就学・就労しない「ニート」という若者が国内に87万人(2020年現在)おりますが、これと区別し、ひきこもり当事者は全国で推定115万人に上ると言われています。家庭内のことであり、その対応には、慎重であるべきですが当町における当該者数及び支援の実態を町長よりお伺い致します。
町の答え 町長 西山和夫
お答えをさせていただきます。ひきこもり世帯、人数については内閣府において平成27年度に15歳から39歳、平成30年度には40歳から64歳を対象とし、無作為によりそれぞれ5千世帯を抽出した調査が行われており、全国におけるひきこもり者数は、推計115万人、うち40歳から64歳まで61万3千人と報告されているものと認識しております。ひきこもりとなる要因は社会生活、家庭生活などきっかけは様々で、その対応についても、当事者が100人いれば100通りと言われている状況にあります。当町において対象と思われる方については、現在、数件確認しています。ひきこもりに特化した調査ではなく、高齢者世帯の日常生活の実態把握の為、町のコーディネーターが訪問しているほか、介護認定を受けている世帯には、ケアマネージャーが訪問している中で、対象と思われる方を確認しております。ひきこもりに関する相談や支援は、これまでに数件程度と少ないところですが、これは家庭が世間体を気にすることで表面化しないことや、他者との関わりを拒んだりするなどの理由があると考えております。支援の実態については、議員も仰るように大変デリケートな問題でもあるため控えさせて頂きますが、相手の状況を理解せず、思い込みで支援に結びつけないよう慎重に対応して参ります。町としては従来から様々な相談に対応している実績がありますので、気軽になんでも相談できる体制づくりを継続し、行政と社会福祉協議会や民生委員・児童委員等と連携を図りながら、ひきこもり世帯の実態把握や、その対策に努めるとともに、広報誌やホームページ等による相談窓口の周知啓発を図って参りたいと考えているところであります。よろしくお願い致します。
議員の質問 1番 成澤五郎
ありがとうございます。今の町長の答弁にひきこもりの要因は様々で対応についても100人いれば100通りあるという発言がございました。また、ひきこもり家庭の実態把握の難しさ、これは家族が世間体を気にして、また他人との関わりを拒み、表面化しないとの理由で対象者の把握が大変難しいという答えがありました。全くその通りだと思います。しかし、ひきこもりの対象者の把握は、町としても必要でその為に町のコーディネーターやケアマネジャーが訪問し、高齢者世帯の日常生活の実態調査の中から対象者を把握すべく努力を重ねているということであります。大変大事な事で敬意を表したいと思います。本来ならば、40代、50代の働きざかりとして、また立派な町民社会人として働き、親や町を支えているのはずの青年が、世間や家族と心が通じず自分の努力だけでは、越えられない壁にあたり、思うように人生を歩む事が出来なくて藻掻き苦しんでいる一町民に対して、町として積極的に手を差し伸べ健全な生活を取り戻す為の支援は、どんなにかその家族に勇気を与えるか図りしれません。町長の所見をお伺いします。
町の答え 町長 西山和夫
答弁でも言わせて頂きましたけれども、心の悩みというのは、それぞれ違ってくるんだと11思っております。心の壁をどう解くか1番大切なことで、それにはやはり、ある程度の訪問した中でのそれぞれ話し合いを強化できるものがあればその中で、対応していくんだろうと思います。とにかく見かけだけでは判断出来ない内部的な精神的なひきこもりの要因がありますので、それらをそれぞれが認識しながら、お互いどうひきこもりを解いて社会に復帰できる体制をとれるか、これは町としても積極的に関わりたいと思っております。ただ把握に関してはなかなか積極的にはなりませんので、これまでのようにケアマネージャー、コーディネーター等の支援を頂きながら、適材適所に町が関わって心の壁を解くようにこれからも努力をさせて頂きたいと思います。
議員の質問 1番 成澤五郎
ありがとうございます。やはり実態把握が難しいこういう事については、今行われているような一般的な社会生活の営みの中から、あっ、困った人がいるんだなあと、悩んでる家族がいるんだなあと、こういう気づきによるしか無いのかなという側面もありますが、やはり当たり障りの無いような接し方であれば大変難しいと思うんです。やはり家族に皆さんの町は味方です。どうかそういう悩んでる方を町としては、本当に真剣になって再生させたいんだというような町の熱意が伝わるような、こういう接し方を必要ではないのかなと、このように思います。即ち埋もれた人材を掘り起こし、磨き育てるように粘り強く、取組んで行かなければならないなと、このように考えます。質問の結びにあたり、ひきこもりの問題を20年以上研究してきた著書もございます。松山大学の石川良子教授の支援のポイントが出ております。傾聴に値すると思いますので、紹介したいと思います。支援のポイント①原則として本人の意向を最大限尊重する。②点目、まずは本人の言葉をそのまま受け止める。③点目に常識や自分の物差しで押しつける事無く、本人の言葉を潰さない。④同じ悩みを持つひきこもり家族会等を利用して親や家族もリフレッシュする時間を作る。という事が出ておりました。とても示唆に富んだポイントかなという事を感じました。町長の感想をお聞かせ下さい。
町の答え 町長 西山和夫
もっともな事かなと思っております。如何にこの親御さんと子ども達との関係を何でも言い合える、まず、信頼関係、まずそこから始まるべきなんだろうと思っております。そこからいろんな話を通して本人の悩みがまた少しずつ話せるような状況を作りながら、そして最終的には、どういう支援をする事によって本人がまた社会に復帰出来るのか、その辺も具体的に今、提言あった内容も含めて、これから対応等に生かしていければと考えておりますので、よろしくお願い致します。
議員の質問 1番 成澤五郎
はい、終わります。ありがとうございました。