森町議会 令和6年第1回 6月会議 2024年6月4日
複合施設整備構想の進め方について
- 聞いた人
- 野口周治 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 野口周治
では、1問目お願いします。町は複合施設の整備について4月に公表した基本構想で、1つは図書館や遺跡発掘調査事務所を含む5つの機能。2つ目、さくらの園から保健センターの南側の民有地、畑ですが、これを第一の候補地とする。3つ目、今年度から1年度ごとに基本計画、基本設計、実施設計と詰めていって3年後から二、三年で建設をする。4点目、発注方式については一般的な手法を併記して基本計画の中で再度検討すると想定しています。ほかのこともありますが、私なりに4つにまとめました。この案件は、今後何十年間も使う施設を造る、巨大な資金が必要な案件です。そこで、今後行われるであろう各論それぞれの議論の前提として2つお尋ねします。各論そのものをお尋ねしようということではありません。外枠です。1つ目、今後の町民との意見交換の考え方を特に基本計画をつくろうとしている今年度について具体的に、できれば時系列で説明してください。2つ目、ほかの公共施設の更新案件を含む将来の財政への影響予測です。案件や時期としても物価、金利動向など社会条件としても分かっていない事柄が多いですから、大胆な仮定という前提つきでよいので、当森町への財政への影響を示してください。お願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。1点目ですが、町では令和5年度に森町公民館と森町役場庁舎の更新を軸とした森町複合施設整備基本構想を策定し、本年4月に公表を行いました。基本構想を策定するに当たっては、町民の皆様の意向を把握するため、町民アンケートの実施及び町民アンケートの結果を活用しての町民ワークショップを2回開催したところであります。本年度策定予定となっている森町複合施設整備基本計画を策定するに当たっても町民の皆様の要望や意見を把握することは重要であると考えております。複合施設の規模や機能等が一定程度まとまりましたら町民ワークショップを実施し、いただいたご意見等を参考としながら基本計画の素案の作成を進め、その後町民の皆様からの意見公募を行う予定としております。2点目の財政への影響についてですが、近年整備された庁舎等の事業費を参考に複合施設の事業費を約60億円から120億円と大胆に仮定しますと、地方債償還のピーク時で交付税措置等を除いた純粋な単年度の町の負担は約2億2,000万円から4億5,000万円増加することが見込まれ、町財政への影響は大変大きなものだと認識しております。また、今後既存施設の老朽化に伴う事業も見込まれることから、各種財政指標のバランスも考慮しながら公共施設等の更新、統廃合、長寿命化を計画的に行い将来負担の軽減と平準化に努めてまいります。以上です。
議員の再質問 6番 野口周治
今の回答の中でこれから町民の意向を聞いていくということでワークショップ、それから意見の公募を行うということですが、具体的な議論の場という考え方、あるいはそれに先立って、まず今の基本構想で考えていることを説明する場というのがなかったと思います。実は、今回発表された基本構想を見ようとしたらインターネットの上にあります。ホームページから取り出すことはできます。しかし、そのパンフレット、刷り物にして1センチないぐらいの厚さですが、これを配るようなことはされていない。見たければ自分で取りなさいという構え。コミュニケーションの入り口としてこれではいけないのではないかと思ったわけですが、まずは今考えていることをちゃんと来た人誰にでも説明する場が必要ですし、それから意見を出してください、私たちはそれを聞いて考えますではなくて、一緒に考えましょうという姿勢が大事なのではないかと思います。実は、先日議会で道東の自治体3か所の議会を訪問して勉強をしてきました。4日間旅をして、話を聞きながら意見交換をしてきたのですが、その中に十勝の芽室町がありました。ここは、3年前に新しい庁舎を造りました。その庁舎は3階建ての、非常に簡素だけれども、機能性が高いと私は感じましたが、その中に議会も入っている。議会の建物も大変よく考えられていました。この建物を造るために彼らは何をしたかというところに私は大変引かれました。基本構想を示したのが2012年、それから建設に取りかかるのが19年、7年間をかけて基本構想から具体的な設計までを進めていった。その間に議会も特別な調査委員会をつくって先進地と言われる箇所を何か所も町の職員と一緒に訪ねて、その結果を持ち帰って、当然住民との交流を議会もやりながら町民の意見をつくり上げていくという作業をやっております。これは議会自体の課題でもあるのですが、町の仕事の仕方という意味で考えますと一緒に考えてつくっていく。担当課が、あるいは町長部局が、町が提案してこれでどうですか。提案まではいいのですが、その後本当にいいものにしようと思ったらいろんな立場のいろんな考え方、いろんな世代の人と話をしながら、ワークショップで聞きましたではなくて一緒に考えるやり方が必要ではないかと考えるものです。その入り口として、まず考えていることをきちんと説明をしてください。その上で、そういったきちんと時間を取って進めてくださいということを期待していたのですが、少し違う返事だと思いました。これまで例えば砂原に新しい幼稚園を造ります。それから、教育行政の側ですけれども、2つの小学校を順次閉校します。今度は森の幼稚園を移設します。今度は保健所の隣に保育所を造ります。単品でこうやります、いかがですか、ではそれで進みますというふうに私の目には動いてきているように見えるのです。この延長上で1つずつこれはこうやります、どうですか、ではやらせてくださいというふうにやっていくと、町民が町がこれからどうなるのか、どうしたいのかを一緒に考える場を持てなくなるのではないかという心配があります。ぜひそういう積極的なコミュニケーションを考えていただきたいと思うが、どうでしょうか。それが一つです。それから、財政の影響規模は今示していただいて、なるほど、私も100億ぐらいの話なのかなと想像していました。それに対して措置外で平均値でいうと3億ちょっとぐらいのピーク時には負担になるかなということです。この今出ている案件以外にも例えば各地域の会館をどうするのですか、それから体育館やサンビもかなり傷んでいますよね。もっと言えば、学校も、小学校、中学校も随分傷んできていると思います。こういったところにこれからどんどんお金がかかるということは、今の例えば3億だとするとその3倍、10億円ぐらいの負担になる可能性だってあるのではないか。ちょっと大き過ぎるかもしれませんけれども、そういうものを財政の中にのみ込もうとすると、これは大変な重さです。今現在森町は幸せなことにふるさと納税で大きなお金が入ってきています。本年度予算でも10億円、もしかすると倍になるかもしれません。そうすると、真水で10億ぐらいが手に入るかもしれないけれども、この制度が向こう何十年にわたってこのままあるのだろうか。それから、足元、水産業が大変な苦境にあります。もちろん海の状況もありますが、今東京電力が補償するという形でお金が入ってきていますが、これがどんな形でこれから推移するのか。今の輸出対応との関係で水産業はこの後どうなっていくのだろうか、何をしていったらもっと強い水産業にできるのだろうか。こういった課題もあります。農業についても同じような問題があります。こういうお金の動き、町の産業の動き、これからの町のことを考えたときにその中で安定的にやるにはどうしたらいいか。私は、ある意味では絞り込みをやりながら取り組まないといけないのではないかと想像していたのですけれども、そういう意味で財政の影響をもう少し広く捉えたところでどうなのかという視点での答弁をお願いしたいと思います。以上2点です。よろしくお願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。先日基本構想公表させていただきました。インターネット上での公表と議員ご指摘の幅広く手に取りやすいような、そういった工夫はできなかったのかというところも今後公開する基本計画、様々なセクションでいろんなものを提示していく際にはもう少し考慮して行っていきたいと思います。そして、一番のご指摘の部分、基本構想の中でお示しした大体のこの計画の進捗のアウトラインといいますか、その辺につきましてはやはりあくまでもアウトラインというところでお示しさせていただいたというところで認識していただければなと思います。しかしながら、行政から事業として発注するその年度の区切りというものがある中で1年、2年という区切りがあって、その予算を使いながら、成果物を取得しながら行っていくという部分と、議員ご指摘の広く時間をかけて町民皆さん全体で、議員さんも含む、我々も含む、みんなで考えてつくり上げるという、そういった要素、そこもしっかりとやらなければならないなと思っております。その中で基本計画をどのくらい時間をかければ適するのかというのは、何とも今の時点ではお答えしようのない難しい問題ではあるのですけれども、確かにご指摘のとおり1年間事業年度だけで完結してしまうというのは非常に早過ぎるというか、もっともっと後からこういう部分をもんでおけばよかったですとか、この辺を議論しておけばよかったという話には当然私もしたくないと思っております。その辺は議会と我々と、そして町民も含めたみんなでやっぱり話し合ってつくり上げていくという要素、それを今具体的にお示しするのはなかなか難しいのですけれども、今後基本計画をどのように進めるかというところでは大切な要素として検討してまいりたいと思います。積極的なコミュニケーションを取ったほうがよいと。行政主導で小出しにして既定路線で進めていこうというところでは決してこれはございませんので、その辺はご理解いただければなと思います。何せ本当にいまだかつてかけたことのないような規模の事業規模ですし、議員ご指摘のとおり今後何十年使う施設でございますし、町の町民が使うという意味でも、行政サービスを受けるという意味でも非常に大切な施設になりますので、そこは心して、そして後々こうやっておけばよかったなということがないようにしっかりと進めさせていただきます。その辺は、現時点でその辺に関しては私のほうから明言させていただきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。もう一点、財政の話でございます。この辺はこの複合庁舎だけではなく、こちらも議員ご指摘のとおり学校施設ですとか、それに付随する施設、各産業における様々な改良事業、本当に多岐にわたる事業がこれからも控えております。その中で、これもやはり私どもと議員と議会と町民と本当に議論して、そしてご意見をいただきながら進めなければならないところにあるのかなと思います。ここでどういうやり方をお示しできるか、そして議員の皆様もはじめ町民みんなで合意形成を得て、どうやって進めれたかというのは非常に大きな、今後森町のまちづくりの中でもターニングポイントになると私は思っています。正直申し上げまして財政額は、財政上の負担というか、起債額はどうやっても増えていくのが現状です。現時点で具体的な数字を出すのは差し控えさせていただきますけれども、現時点で直近で100億をちょっと切りつつあるような起債の状況ではございますけれども、これからどうやってもそこは必ず上昇に転じていくというところは、これはやはり町民の皆様にもお示ししていきながら事業計画を議会のほうに図っていかなければならない、そのようなスタンスでおります。その辺はしっかりとお示ししながら議員の皆様にもご説明はさせていただきたいと思いますので、現時点ではそのようにまずはご理解いただければなと思います。以上です。
議員の再々質問 6番 野口周治
答弁ありがとうございます。非常に大きい、難しい話ですが、かみ合って議論しようとなさっているということを感じました。ありがたいです。それで、今のお話の中で2つです。例えば今町内で新しい立地を国道近くの畑に持っていくという話が伝わった瞬間に町の人口重心、あるいはにぎわいから離れることがマイナスになるのではないのかという具体的な声はあります。当然もうお聞きになっていると思いますけれども。それから、お金がないのにわざわざ土地を買ってやるのかいという声もあります。同じように、車がないと行けないよねという声もあります。たまたま今日砂原線廃止の話があるということも出ましたが、これから車を使えない人がだんだんに増える可能性だってある中で、そんなことをしてくれてどうするのという声もあります。一つ一つに対応する答えはあり得ると思うのですが、こういった難しい声にもきちんと向き合って一緒に考えることがなければ納得は得られない。納得のないところに満足はないと私は思います。ぜひ声を大事に一緒に話をするということを努めていただきたいというのともう一つ、先ほど議会で十勝に行って大変勉強になりましたと。資料と報告書で、こんな資料なのです。これ3つのまちの分が全部入っているのですけれども、やはり私会社で仕事をしていて、自分たちと同じような仕事をしていて優れた会社と仲よく付き合う。そうすると、いろんなこと、ヒントをもらえる。お互いさまなのですけれども、そういうのをやったり、取ったりしながら自分たちの力を高めるということを一生懸命やってきました。若い頃は欧米のほうが進んでいますから、海外に行って、見て、持ってくるということでしたが、最近では双方向になったと思います。ぜひ今回も、アドバイザーもいいのですが、議会も町も町民も一緒に、では優れたところを一度見に行こうだとか、そういう見て、勉強して、また考える、そういうプロセスも考えてもらったらいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。お願いいたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。先ほどのご質問、そしてその答弁の中でも少しあったのですけれども、まさに様々な声を反映するというか、こんなふうになってしまうのではないの、そうするとこういうところ不便になるのではないかい、ではそういう点に関してはどういうふうに思っているのというそのやり取りです。ご要望を何もかも実現するというの、これは到底無理な話でございまして、そこはある一定のご理解をいただきながら双方向のやり取りというか、町側と町民側、当然町と議会と町民側とのコミュニケーション、やり取り、それが非常に大切だなとやっぱり改めて今お話の中で感じさせていただきました。やはりやり取り、そのプロセス自体がまさにまちづくりなのだなって、そう思います。そこで白熱して違うのではないかみたいな、そういったやり取りも中にはある可能性もあるのですけれども、やはり我々も事業をご提案、ご説明する中ではしっかりと表明しなければならない、ご説明しなければならない、そしてお伝えしなければならないことはしっかりとお伝えしていただいて、そして進めるというところ、その姿勢は非常に大切なのかな。であるからこそ、やはりある一定程度の理解をいただけるのかなというふうにも思いますので、その辺は今後の進め方の中ではしっかりと組み入れて取り組んでいかせていただきます。そして、2つ目に対外的な視察という話もございました。具体的にどういった形でというところはちょっと検討しなければならないとは思うのですけれども、確かに百聞は一見に何がしという言葉もございますし、文字で見たり、写真で見たりするよりかは直接それに携わった方々の話を聞いたり、実物を目で見たり、肌で感じたり、視覚以外にいろんなものがやっぱり五感として感じる中でいろいろな発見もあるのかなと思いますので、具体的に何をどうというところはなかなか今のこの時点では申し上げられないのですけれども、一つの要素としては検討に値するのかなと思いますので、その辺も一つ検討のほうはさせていただきたいなと思います。以上です。