みんなの議会

木古内町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

共同墓地の環境整備と合同納骨塚の建立について

聞いた人
鈴木慎也 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 鈴木慎也

3番 鈴木慎也です。一項目の質問をさせていただきます。共同墓地の環境整備と合同納骨塚の建立についてでございます。こちらの一般質問は、非常にデリケートな問題であると私自身認識しておりますので、親切、丁寧な表現を心がけ、質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。近年、少子高齢化や核家族化などの影響で、お墓の維持管理や継承が困難なかたや、経済的理由などによってお墓の建立や納骨堂の利用が困難なかたがおられます。葬送の多様化により、お墓は先祖代々守り継ぐものという価値観が維持できなくなるとともに、お墓の無縁化が全国的に問題となっている中、公営による合同納骨塚を望む声が増えていると言われております。当町においても望む声はもちろんですが、「墓じまい」による墓地の返還件数が増えてきている状況でございます。町内には6箇所の共同墓地がありますが、時代の流れとともに墓や永代供養に対する考え方が多様化していることから、管理体制の見直しを実施し、墓地管理委員会、利用者、寺院の声が反映された墓地管理の環境が整うことを望みます。以上のことから次の3点について、町長の見解を伺います。(1)共同墓地の管理状況についてでございます。括弧でこちらは、(条例・要綱の制定・管理等における課題等)でございます。(2)合同納骨塚建立についてでございます。建てる時期やパブリックコメント等についてでございます。(3)お墓の建立補助金についてでございます。町内で新たにお墓を建てたいかたや、建て替えるかたに対する費用を補助する費用ということでございます。以上、3点について伺います。よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

3番、鈴木慎也議員のお尋ねにお答えいたします。当町の共同墓地の管理状況につきましては、現在、6箇所の共同墓地がありまして、木古内町墓地設置及び管理条例に基づき、それぞれの墓地管理委員会と環境整備業務委託契約を締結し、共同墓地の清掃あるいは草刈などをお願いしているところであります。これまでは、特別な問題等の提言はございませんでしたが、今後、春の委託契約の締結時には打合せを行い、その中で管理委員会側の課題把握に努めていきたいと考えております。次に、合同納骨塚につきましては、一つのお墓に、多くのかたの遺骨を一緒に納骨するいわゆる合葬式のお墓ということで、お墓のないかた、またお墓があっても引き継いでもらえるかたがいないということで、管理に困っているかた、そういう方々が利用できる施設であります。当町の振興計画には、昨年の見直しを行った際に、担当部局から設置についての提案がありましたので、十分協議をして今後、振興計画変更時に関する委員会がございますので、この皆さんとの意見交換を行い、合同納骨塚建立に関する検討について前向きに進めてまいりたいと考えております。次に、お墓の建立に対する補助金につきましては、町内で新たにお墓を建てるかた、あるいはお墓を建てかえるかた、この方々を対象にするわけですが、この補助金はいわゆる直接個人への補助金ということになりますので、お墓建立補助金この制度については、現在考えておりません。以上でございます。

議員の再質問 3番 鈴木慎也

(1)から順に、再質問をさせていただきます。今後、管理状況については、打合せをしていくというご答弁をいただきました。ひとことで申し上げますと、もっと積極的に取り組んでいっていただきたいなとそのように思ってございます。詳しい質問をいまするつもりはございませんが、管理状態といえば委託業務何年経過したのだろうかとか、墓地の現在の利用状況はどうだろうか、現地の調査を年に何回されているのだろうか、年間の墓じまいは何件あるのだろうか、こういったたくさんの課題があると思いますので、今後しっかりと墓地の管理委員会さんと協議を重ねていただきたいなと思っております。現状、墓地管理委員会さんに丸投げの状態であるという状態でございますが、今後より改善されることを期待しております。それで再質問は、いまの管理状況をどのように担当課、町長として評価しておるかということと、今後の管理のあり方をちょっと教えていただければと思います。(2)番の合同納骨塚建立についてでございます。こちら町長から前向きな答弁をいただきまして、担当課から設置についての提案があったということで、私自身とても嬉しく考えております。これは、ほんとうに困っている人に安心してほしいという部分があります。終活や墓じまいといった言葉がすごく聞かれるようになったいま、人生の最後までしっかりと切れ目のない施策で、そんな町であってほしいなと私は思うわけでございます。先ほど町長も平野議員の一般質問の答弁で、似たような表現されていましたけれども、これも具体例で一人暮らしの高齢者のかたが不安で悩んでいると。その内容はどういう内容かと申しますと、仏壇に遺骨を安置していると。ただ、そのかたは健康不安もあり、身よりもなく、いわゆる独居老人ということでございます。ですので、今後のことを考えると不安で不安で仕方がないと。そういった例もたくさんございますので、設置について考えはあるということなので、真っ直ぐ進んでいっていただければなと思います。また、関係資料を担当課のほうには事前にお渡しさせていただきました。北海道では2013年以降、急激に増えている状況であり、道内でも20以上の市町村が取り組んでおるということでございます。全国でも北海道は、合同納骨塚の先進地とも呼ばれているということでございます。使用料はそれぞれ自治体によりますが、5,000円から3万円ほどの幅がございます。そして、平均的な建立費用というのは、それぞれの自治体で公表しているところもございまして、約400万円から600万円が平均的な納骨塚ということでございます。進むにあたって、パブリックコメントを大切に真摯に受け止めながら、話を進めていきたいなと進めていただければなと思っております。それで、この合同納骨塚、もしこれがないと私は木古内町と縁もゆかりもなくなってしまう人がどれだけいるのだろうかなと思います。こんな時代だからこそ、ご先祖様を大切にした本当の福祉の町きこないを目指していただきたいとそのように思っております。2番についての再質問は、大丈夫でございます。1回目の答弁で理解いたしました。続きまして3番目、お墓の建立補助金についてでございます。こちらは、私が調べた限り、全国でもなかなか例がないとそのように理解しております。これは、私はぜひとも取り組んでいただきたいなと。金額の大きさではないと思っております。お墓は一般的に30万円から200万円ぐらいかかるものだと認識しておりますが、補助の費用ではなく、ぜひとも取り組んでいただきたい。これは、町民もお寺・寺院さんも石材屋・石屋さんも少子高齢化の減少が進む中、そのバランスが崩れてきているという現状でございます。このバランスを少しでも保つために、そしていままで木古内町に住んできた、いただいた感謝とか敬意という部分を金額が大きいとかではなくて、そういった部分に力を注げるような町であってほしいなと思います。例えばなのですけれども、退職後の移住先に木古内町が選ばれる理由、お墓の建立補助金がある、ご先祖様と一緒に移住しませんか。そういう自治体例が全国的にはありませんけれども、私からの提案というわけではないですが、いろいろ様々な施策ともつながってくる、とても大切な補助金であるというふうに私自身は認識しておりますので、もう一度ご答弁をお願いいたします。1と3について、2点お願いいたします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

墓地の実態調査にあわせて、これまでの状態をどう見るかとこういうお尋ねかと思いますが、墓地管理委員会から特段の提案ですとか、悩み事がなかったということから、安心をしていて十分な聞き取り調査ですとか打合せですとか協議会ですとか、こういったことがなかったのではないだろうかとこのように感じます。ですから、調査にあたっては不十分だったのではないかといま鈴木議員のお話だけ聞いてそのように感じております。まだ担当には聞いていませんので、わかりません。ただ、議員のお尋ねからそのように感じております。また、町営のお墓ではありますが、それぞれに墓地管理委員会があって、そこが運営をしておりますので、それもお任せする要因の一つになったのではないかというふうに感じております。お尋ねにありました管理委員会には、何をお願いしているかということでございますが、委託契約書を見ますと清掃、整備などの環境整備業務の一部を行っていただいているとこんなふうになっておりますが、その中でも当事者と十分な協議を持てなかったのでしょう、十分な把握ができていないんだと私は感じました。ただ、お墓を利用している側からしますと、管理委員会がしっかりしていることによって、かかる費用をお支払いすると。お墓の清掃などをきちんとやっていただいて、お墓参りに行った時にとても綺麗になっているという利用者側からすると非常に助かっているという現実があって、あまり管理委員会のほうにも苦情とかそういったのがないのかもしれません。これは、実態調査をしてくださいというお尋ねもありましたので、これはしていかなければならない問題だと理解しております。次に、お墓に対する建立に対する補助金になりますが、非常にちょっと矛盾しているなというのは、全体のお墓を造ってそこに入るということと、お墓を造る人が減ってきているということがその要因なのですが、お墓を建てる人に対して今度は補助金を出しましょうと。どっちなんだろうと。だから、お墓に関係する人にはみんなお金を出すのかとちょっとそんなふうにも感じたのですけれども、そうではないとは思うのですね。あくまでもお墓というのは、先ほど木古内を選ぶ要素の一つに、お墓の補助があると。これは、極端な例でお話されたと思うのですけれども、ただそこの部分ではないのではないのかなという感じがします。私自身、本当にいま父親のお墓を守っていけるのかと。といいますのは、私はここに住んでいるからお墓参りができるのですが、自分の子どもや孫が本州にいて帰ってくるかというと、お墓参りの時には誰もいないという状況が各年のように続くわけで、そうすると私がお墓に入った時には彼らは来ないなと。こんなことを考えるとはたしてお墓なんだろうかと、そうではないのではないかなと、その塚というのに入るのも一つでしょうし、また別のいまいろいろと樹木葬だとか建物を造って雨風をしのいで、その中でお参りができる、それもいつでもという様々な形がありますので、その辺は研究してみたいと思っております。

議員の再質問 3番 鈴木慎也

管理状況の部分で特段な悩みがなく、でも管理は不十分だったのではないかという町長のお言葉どおりと思ったのですけれども、特段の悩みも意見がなければ私が一般質問で質問しないわけなのです。やはり利用者さんからも墓地管理委員会さんからもそういった悩みの声、さらに環境を良くしたいとそういう声がございましたので、今回の質問をさせていただいたということを再認識していただいて、今後しっかりと担当課、そして墓地管理委員会さん、お寺さんも含めて環境の整備のほうを進めていただければと思います。あと3番の補助金については、町長のおっしゃったとおり、具体的なわかりやすい例という部分なのですけれども、どっちなんだと、矛盾しているんじゃないかというご指摘と言いますか質問がございましたが、順番的には3番の新たにお墓を建てられない、そして建て替えを無理だとそういった判断。それで、一人暮らしで自宅に遺骨を先ほどの例も言いましたけれども、それで2番になるのですね。ちょっと私の説明で町長が理解していただいたか不安な部分もあるのですけれども、絶対2番じゃなきゃいけないとか、合同の納骨塚だけでいいとかそういう問題ではなくて、本来であればいまあるお墓をずっとご利用いただきたい。そして、新しく建てるかたがいれば一番望ましいことです。ただ、それが難しい世間的な世の中の流れですとか経済的な状況、家族の状況等があるので、(2)の合同納骨塚の建立についてという質問でございました。最後に8月町内のお祭り、神社の大祭等も含めて、たくさん祭りがございました。その中で、町内の様々な会場で、町長はお孫さんと私は長男を連れて、いわゆる神社の松前神楽のお獅子に頭をかじられたりそういった部分で、ある札苅の西野神社さんでは普段見ることがない子ども達がたくさん里帰りされていました。話を聞きますと、お墓参りをされたあと神社におじいちゃん、おばあちゃんと行って松前神楽を見て、お獅子に頭をかじられると。それが本来、日本の木古内の地域の活気だったり、元気の素だったんじゃないのかなと私はそう思う部分はあります。非常にお墓はデリケートな問題であり、宗教としての位置付けの考えになりがちですけれども、伝統文化というそういった思いで、熱意と感謝の気持ちで今後、一歩も二歩も踏み込んでこの問題に取り組んでいただくことを期待いたしまして、私の一般質問を終了したいと思います。

出典:木古内町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる