みんなの議会

森町議会 平成22年第1回 3月会議 2010年3月18日

町職員退職者の再雇用について

聞いた人
佐々木修 議員
答えた人
町長 佐藤克男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 佐々木修

よろしくお願いします。それでは、質問いたします。町職員退職者の臨時職員としての再雇用について。臨時職員、臨時という言葉使っていなかったですけれども、臨時職員の再雇用です。町長は、これまで町退職者を折に触れ臨時職員として再雇用すると発言していますが、今日の社会経済の中で事業経営者が大変厳しい状況の中で人を雇えない。また、抱えている人を解雇している実態にあり、そんな中で高校生、大学生が仕事がない。将来に希望を持って夢を膨らませ卒業するが、仕事につけない。こんな嘆かわしいことはありません。道内の高校生の就職内定率は、発表によりますと60%と発表されております。そのような状況の中で北海道もさまざま検討、対策をとっております。当町も退職者を再雇用するのではなく若い人を採用し、雇用の確保をすることは、町としても大事なことと思いますが、いかが考えましょうか。技能熟練者や有資格者はやむを得ないにしても、若者が仕事がなくて町から出ていくことによって高齢者だけが残って、人口の減少に拍車がかかるのではないかと、このように思いますが、いかがですか。やる気満々とした若者の力が必要ではないでしょうか。今回の退職者は何名ですか。その中から何人再度雇用するのか伺います。目先の金額でない現象が起き上がるのではないかと心配されるところでございます。職場の雰囲気も気になります。若い職員がOBに仕事をあれやって、これやってという指示ができるのだろうかということも心配になります。また、総体的にメリット、デメリットについてはどのようにお考えなのか、町長の考えをお聞かせいただきたい。終わります。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

佐々木議員の町職員退職者の再雇用についてのご質問にお答えさせていただきます。まず、メリット、デメリットについてどう考えるかということでございます。この再雇用については、町内でも多様な意見があると聞き及んでいるところでございます。私は、町内行事等での機会があるごとに考え方を申し上げております。ご承知のとおり、町財政が大変厳しい状況に置かれていることは周知の事実でございまして、この難局を乗り切るために極力人件費を抑制していくという措置を講ずることは当然の責務と考えております。今後の職員の採用計画等については、定員適正化計画に基づき対応していくことになりますが、人員不足は否めないところでございます。そこで、本題になるわけですが、メリットはこれまで培った豊富な知識、経験、技能を生かせることと金額的に少なく済むということです。例えば高卒採用者ですと、年間の人件費が約280万円です。そして、これは年々上がっていくことになっております。現在私どもが考えている再雇用者の額は、年間170万円でございます。予算上では5人計上しておりますが、この方たちの今までの給与、共済費合わせた人件費総額は4,735万円になっております。再雇用5人による人件費総額は789万円で即戦力の人件費が確保できるということでございます。4,735万円が789万円になるということでございます。緊縮財政の視点から申し上げますと、非常にメリットは大きいと判断しております。次に、2点目の質問でございますが、今年度末の退職者は13人でありまして、現在のところ町関係部署及び関連団体合わせて再雇用者は8人の予定です。町役場については6人、そして関連団体を入れると8人の予定でございます。次に、3点目のご質問の目先の金額でない現象が起き上がるのではないかと心配しているということでございます。思い浮かぶ事案が想定できません。私は心配を全くしておりません。むしろプラスに働くものと考えております。次に、若い職員がOBに仕事を指示できるかが心配で、職場の雰囲気も気になるというご質問でございますが、これまでの豊富な知識、技能の経験を生かし、さらには自分の置かれている立場を理解し、職場に融合するというのは、再雇用者のだれもが十分対応可能と思っているところでございます。また、私からもその旨は十分お願いしてあるところでございます。参考までに申し上げますと、先般10月3日、函館新聞に掲載の記事の内容は、市住宅都市施設公社及び市文化・スポーツ振興財団の市から派遣職員を引き揚げて、後任については行政実務に精通した市職員のOBを人材活用する予定ということになっております。形態は違いますけれども、私どもが考えている人材活用と同じでございます。続いて、やる気満々とした若者の力が必要ではないかというご質問でございますが、確かに財政状況もよく、安定的な行政運営がされている場合は若い人を新規採用するなどの方策がとらされると思います。これは、理想的な姿でございます。しかし、現在の森町の非常に厳しい財政状況等を勘案しますと、何らかの手だてが必要でございまして、私は行政実務に精通した退職者の再雇用も一つの有効な打開策であると考えているところでございます。参考までに申し上げますと、大企業ではもう20年前から人件費のコストダウンを図るため、再雇用という手法をとっていることを申し添えいたします。また、再雇用者について、私からお願いしたものであり、ご本人たちは約40年の長きにわたって勤めてきたので、ゆっくりできると思ったものを半分無理をお願いして了解を得たということも申し添え、答弁とさせていただきます。以上でございます。

議員の再質問 9番 佐々木修

再度質問させていただきます。集中改革プランの中に人員計画立てて、5カ年で21名減の予定を立てています。しかし、これは議会のほうにも数値として出てきますけれども、臨時職員となると出てきませんから、話によると今年からずっと継続して、この考え方を来年度以降も採用していくのだということのように話は聞こえています。そんな中で表に出る数字は若干5年間で21名減りますけれども、裏では臨時職員としてどんどん増えていくのではないかなと、こう思っております。何年というか、何歳までそれを繰り返していくのかなと。安い賃金と。確かに今数字、臨時職員ですから正職員から見ればはるかに安いのは十分理解できます。しかし、やっぱり同じ金額で若い人を雇ったら、若い人はすぐ仕事はマスターできます。確かに個々には立派な方ばかりです。もちろん40年も働いてきたのですから、立派でなければ困るのですけれども、でも60歳過ぎると、町長も60歳過ぎましたか、やがてがたがた、がたがたとなるのです。個人差あります、確かに。個人差はあります。しかし、私も62歳になりましたけれども、50代のときとは全然違います、体が。やっぱり町長は、行政マンでなくて民間人から今の町長になったわけで、良いところたくさん発想の仕方が、考え方があるのです。そういうところはどんどん進めてほしいと思います。しかし、これはちょっと待てよと。待てよというようなところには、やはりちょっと町の声、町民の声に耳を傾けていただいて、再度考えていただきたいなと、こう思うのです。先ほど黒田議員にちょっと発言がありました。上げた手をおろす、おろさないの話で、ぜひみんなの声、あるいは職場の声、町民の声、議会の声も耳を傾けながら、やはり考えていただきたいなと、こう思っておりますが、いかがですか。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

若い人を雇用するべきだと、60歳過ぎるとがたがただと言いますけれども、今この議会にいる人たちはみんな60歳過ぎているのがほとんどですから、議員さんはでも立派に仕事をこなしております。私は、何も人間は年齢ではないと。やはり気持ちがあり、体力があればまだまだ仕事はできます。私も60歳過ぎましたけれども、若い人には負けないぞという気持ちでございます。私が培ってきたビジネスマンとしての仕事、入って18歳から42年のノウハウは、若い人が幾ら頑張っても私にはかなわないと、そのように思っていますし、また議員の皆さんもそのように考えていると思います。私は、60歳を過ぎたからといってもう仕事をやらなくていいということではなくて、ぜひ頑張っていただきたいなと、そのように思います。これは、今日の北海道新聞に出ております。札幌市では、400人定年者を再任用でございます。そして、これは3月1日の新聞でございますけれども、民間のホンダ、ここでは希望者を再雇用、65歳まで有効活用ということで給料も上げております。そのようにして60歳過ぎた方たちの有効活用ということを真剣に考えております。これは、世の中の流れなのです。町長は町民の声を聞けというお話もございました。ただ、私が言っていることは森町の人が知らないだけで、世間ではもうとっくの昔にやっていることですよということが余りにも多過ぎるのです。私は、何も私が自分で考えて何かやってきたなんて、そんなやっているということではないのです。ただ、私が森町の知らないことを言うと、町長は何かとんでもないことを言うという声が大きいです。特に議会は多いのです。町民の方は結構理解してくれています。町長の言うとおりだと。やはり私は、そういう意味でこれからも議会の方も町の人も知らないようなことを提案しますけれども、どんどんやっていかなければいけない。やって失敗すること、私はこれは尊いと思います。やらないで失敗も何もしない、これは非常に残念なことだと思っております。ですから、これからも私は挑戦をし続けなければいけない。そして、一回議会で否決されても、否認されても、私は何度も挑戦していこうと、そのように思っております。私は、営業マンとしてはトップセールスだと思っています。トップセールスの極意は、お客様に物を売りに行って断られる。この人は必要がなくて断ったのだなと、そう思って帰ってくるのか、私の説明が足りないから断ったのだと、そう思うかの差なのです。私は、議会の皆さんが、議員の皆さんがもしわからなくて、町長、それはまだ早いとか、それも必要ではないと言っても、何度も何度も言って何とかそれを理解していただくような努力はこれからもし続けますし、町民の皆さんにもこれからそういう努力を惜しまないつもりでございます。ただし、無謀にも走って、そしてやるようなことしません。一生懸命皆さんがもう町長そこまで言うのだったら、しようがないな、やってみろと言われるまで私は努力したいと、そのように思っております。以上でございます。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

私は、前の町長は80歳までやっていましたけれども、そうではなくて65歳から70歳ぐらい、本人のご希望があれば70歳ぐらいまではいいのではないかなと、そのように思っております。本人が許してくれるならばそのくらいまで、議会だって70歳過ぎている方もおられると思います。でも、立派に仕事をこなされております。ですから、そういうことでは65歳から70歳ぐらいまでが、もし本人が勤めてもいいという意思があれば私はそうしたいなと、そのように思っております。以上でございます。

議員の再質問 9番 佐々木修

どちらかというと、森町田舎と判断していいか、都会と判断していいか、微妙なところにあります、全道的には。町長は大都会にいて、今札幌の事例も出ました。実は、私田舎臭い考えか、人情味あふれるのが田舎なのです。職場の雰囲気って大変大事なのです。雰囲気、言葉ではないのです。やっぱり人と人との集まりですから、そういう中で仕事をしているのです。機械的にはいかないということです。これが都会と田舎の違いあります。良い環境の中で仕事をすれば能率も上がるし、知恵も出るし、アイデアもわくのです。口には出さないけれども、この辺の言葉でいうとあずましくない雰囲気が起き上がるのです。あずましくない雰囲気、それを心配しているのです。私大都会でないけれども、函館で商売して、あの大きな店で仕事していたら、人と人とのつながりって全く疎遠です。田舎というか、森でお客様と会話する。内輪で会話する。ここで会話する会話の仕方と大きな施設、そこでは物すごく差があるのです。ですから、町長は札幌がどうだとか、東京がどうだとかといっても、やっぱり森は森の風土というのがあるのです。この風土というのが大事なのです。これは、言葉で仕事の中でそういうことは議論しません。会話しません。ですから、いい職場、いい環境を維持していい仕事してもらうためには、やっぱり私は疑問に思うのです。よろしくお願いします。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

今佐々木議員からお話ありました。札幌、都会とは違うのだよというお話ございました。もっともだと思うのです。そして、あずましい職場。私は、この役場をあずましい職場にはしたくないと思っております。やはり職場というのは厳しいところであって、そしてあずましい職場であるともう本当になれ合いの職場になってしまいます。ですから、そういう先輩たちもいてくれて、そして目が光っているというのも、これは大切なことだと思います。そして、私はこの退職者について1度だけ今お話、正式にお願いをさせてもらったときに言ったことがあります。皆さんには40年間役場に勤めてもらってありがとうと。私は、この場所で1月6日に職員に向けてもお話ししました。そのときには、40年間役場に世話になったのだから、あと四、五年は役場にお礼奉公しろよというような話をしました。しかし、会ったときには、私はそうではなくて、皆さん、頼むと。こういう時期だから頼むよと。ただし、皆さんも仕事しづらいかもしれないけれども、部下も仕事しづらいのだよと。部下も仕事しづらい。でも最初に、いいか、きのうまでは佐藤課長だったけれども、あしたから佐藤さんと言ってくれと。そして、私は皆さんと一緒になって仕事するから、何でも言いつけてくれということを言いなさいと。そして、1カ月もすればそれはなれるから大丈夫だよということを言いました。これは、1カ月すればなれるのです。何年もおかしい状態になりません。ただし、私は定年退職者が入ろうと入るまいと、役場の職場がいやすいような、あずましいような職場にしたいとは全く思っておりません。もう職場にいたら、やっぱり真剣に仕事して、そしてだれかの目が働いている。町民の皆さんが来て、おれは何か監視されているのではないかと。また、町長が歩いてきたら、何か文句言われるのではないか。また、課長が何か目を見て文句言われるのではないかというような厳しさがやはり職場には大切なことだと私は思います。それと職場が和気あいあいすることは、また別の次元の話だと思います。そういう意味において、私は職場においては厳しい態度をとっていきます。そして、佐々木議員は本当に人間が人情味のある方ですから、ですけれども残るというか、定年退職になっても仕事をやってくれる方たちも人情味のある方だし、義理人情もしっかり持っている方でございます。ですから、言っていることは、いいか、仕事を見ていてその仕事おかしいなと思っても絶対あなたから言ったらだめだよと。言われてきたら、こうしたほうがいいのではないと言いなさいということも私は何度も申しつけている次第でございます。合計で8人ですか、この人たちはきっと皆さんが期待している以上に活躍してくれるものと、私はそのように思っております。確信しております。以上でございます。

出典:森町議会 平成22年第1回 3月会議 2010年3月18日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる