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せたな町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月28日

5年間で43兆円の軍事費を確保する問題と町民の平和と暮らしの擁護について

聞いた人
菅原義幸 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 菅原義幸

最後の質問に入る前に一言を申し上げておきます。医師確保の問題につきましては、答弁漏れ、あるいは答弁逃れって言いますか、かなり目立ちますので私は会議録精査をした上で医療体制・新病院建設調査特別委員会で詳細お尋ねします。それで事務方も含めて会議録を確かめていただいて、質疑に噛み合ってませんから答弁を十分用意しておいていただきたいということを申し上げておきたいと思います。それでは最後の質問に入ります。5年間で43兆円の軍事費を確保する問題と町民の平和と暮らしの擁護について、①軍拡財源確保法がもたらす医療や年金、増税、福祉や暮らしへの影響について9月議会以降町長はどのように見識を深めたのかを伺います。②5年間で43兆円に及ぶ軍事費の確保は、敵基地攻撃能力の飛躍的増強など米国と共に戦争をする国を目指すものであり、戦争放棄、戦力不保持と交戦権の否認を高らかに宣言した憲法9条が脅かされる事態を迎えています。国民の平和と暮らしを大きく脅かす岸田内閣の動向について町長はどのような見解をお持ちでしょうか。以上であります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えいたします。軍拡財源確保法の成立により医療や年金及び増税等による暮らしへの影響等については、現在においても、せたな町に交付される交付税額や国庫補助金などが減額されるのかを含め、町民生活にどのような影響が出るのか判断しかねるという状況でございます。ご理解いただきたいと思います。2点目、現在の岸田内閣の動向について、評価できるほどの見識を持ち合わせておりません。国会で十分ご議論いただくべき問題であると理解しておりますことで答弁とさせていただきます。

議員の再質問 11番 菅原義幸

再質問いたします。町長、私は別に地方交付税の跳ね返りだけを聞いたんじゃありません。質問をゆがめないでくださいね。医療や年金増税、福祉や暮らしへの影響についてどのように見識を深めたのかとお尋ねしてるんです。だから答弁になっていないということを申し上げておきたいと思います。9月議会の町長答弁は、もう少し勉強しなければならない。専門家でもないので答弁のしようがない。私の裁量の範囲を超えている。この程度の答弁にしていただきたいとするもので、1人の国民としての見解すら示せないのは大変残念でした。あれから3カ月も経過したのに、先ほどの答弁とはいかがなものかと言わざるを得ません。いわゆる軍拡財源確保法は2023年度から5年間で43兆円の軍事費を確保するためのもので、岸田政権が昨年12月に閣議決定した安保三文書、これは国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画でありますが、に基づいて敵基地攻撃能力の保有を含む大軍拡を推進する憲法違反のおそれのある法律です。政府は5年間の防衛費を43兆円とするために、14.6兆円ほどの追加確保を目指しており、税外収入で4.6兆円から5兆円、決算剰余金の活用で3.5兆円程度、歳出改革で3兆円強、残りは法人税、所得税、たばこ税を24年度以降に増税して確保するとしていますが、将来の増税や医療や年金、福祉、暮らし、教育への影響が強く危惧されています。このことが地方や国民に与える影響は、はかり知れないものがあります。だからお尋ねしてるんです。町長、先週末22日に閣議決定した来年度の防衛費はいくらだと思いますか。過去最大の7兆9,496億円です。一口で8兆円、これには米軍再編関係費なども含まれていますが、かつて防衛費はGDP1%、すなわち5兆円とされていました。これ自体、我が国としてはあり得ない異常な予算でありますが、2012年の第2次安倍内閣誕生後、12年連続で前年度を上回り10年間連続で過去最高を更新しました。特に23年度当初予算では、前年度当初予算比で1兆4,200億円増の6兆8,200億円となり、24年度の増額分を加えると僅か2年間で2兆5,500億円も増えたことになります。まさに防衛費の異常な突出であります。問題なのはその中身です。町長よく聞いてくださいよ。24年度予算では安保三文書に基づき、相手国領有内の軍事拠点などを直接叩くことができる敵基地攻撃能力の保有として、23年度に引き続き射程距離1,000キロに及ぶ十二式地対艦誘導弾道能力向上型、高速で変則軌道を描いて飛ぶ当初防衛高速滑空弾、音速の5倍以上で飛行する超音速誘導弾などの開発関連費用で7,300億円を計上しております。敵基地攻撃能力とミサイル防衛を一体化させる統合防衛ミサイル防衛、名高いIAMDでありますが、に1兆2,500億円を計上しております。その上で、自衛隊を米軍指揮下に組み込む陸、海、空自衛隊を一元的に指揮する常設の統合司令部として、統合作戦司令部を新設することを盛り込みました。24年度の防衛予算は、文字どおり戦争準備の予算であると言わざるを得ません。国民の暮らしを圧迫し東アジアに緊張激化をもたらす岸田内閣のこのような動向について、7,000町民の命と暮らしを預かっているせたな町長として、日本国憲法9条を踏まえた見解をいま一度お示し願いたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。現在世界的にウクライナの問題であるとか、パレスチナの問題、大変そういった意味では緊張状態にあるという状況でございます。それに伴いまして今、日本に置かれてる状況でございますが、隣国でミサイルの発射を乱発すると、北朝鮮あるいは中国などの軍事的な脅威が出てきているということ、さらにこのAI兵器の発達といいますか、そういったことで我が国の防衛体制というのも、当然これは見直しが必要だという判断が一方であるというふうに思っております。そういったことから、これらの判断につきましては、そういった機密情報等も分析しながらという国においてのそういうことになっているものというふうに思っております。私たちにはそういった情報は一切ございませんので判断をしかねるという状況でございます。そういったことで議員おっしゃいましたように43兆円の確保という問題でございますが、これらについては今、明らかになっているという部分でお答えしますと、令和5年から5年間でという考え方でございましたが、財源確保の目途が立たない状況から令和6年度以降としていたが、さらに1年先送りをすることも可能にする方針など柔軟な考えで今、進めていくということのようでございます。したがいまして、そういった部分につきましては、私たちの代表である国会の中でしっかりと議論をされて必要な対応がなされるということでございますので、私のほうから改めて見解を申し上げる状況ではないと判断をしているところでございます。ご理解いただきたいと思います。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

再々質問をいたします。大体想定内の答弁ですよね。私は7,000町民の暮らしと平和を守る立場から、ごく普通のこととして町長の見解を伺っているにすぎません。何か高度で極めて専門的で、かつ国会に属する問題を聞いているわけではありませんので、再々質問を行いたいと思います。町長、今年ウクライナのゼレンスキー大統領が訪日し国会で演説したときに、軍事的な支援要請は一切いたしませんでした。ご承知ですよね。それは日本が憲法9条を掲げている国だということを知っているからであります。憲法9条は、かつて我が国は15年間にわたってアジア太平洋地域で強行した侵略戦争の深い反省に立って全世界に発信された平和の誓いであり、国際的な公約であります。重ねて申し上げますが、憲法9条は、第1項で戦争放棄、第2項で戦力不保持、交戦権の視認を謳っております。町長は、憲法9条のこの規定をお認めになるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。戦後自衛隊はただの1人も外国人を殺していませんし、ただの1人の戦死者も出していません。それは平和を願う日本国民の世論とともに憲法9条の力が働いているからだと私は確信をいたします。大多数の国民は、海外で戦争をしないという日本の在り方を強く指示していると確信してやまない次第であります。しかし岸田首相は、来年9月までの総裁任期までの改憲を表明しており、付設を合わせるように自民、公明、維新、国民の4党連合が憲法審査会を利用して、改憲を言い立てております。我が国の平和憲法が極めて憂慮すべき事態にあることについて、町長はどのように感じているのかご答弁ください。2015年安倍政権は安保法制、すなわち戦争法を強行し集団的自衛権行使、戦争国家づくりの法制面の整備を行いました。岸田政権は、昨年暮れに敵基地攻撃能力の保有と大軍拡を進める安全保障三文書確認決定し、5年間で43兆円の軍事費を投入するという大軍拡への道を進んでいます。これは専守防衛とは両立せず、他国に脅威を与える軍事大国への道であることは明瞭であります。5年間で43兆円という膨大な防衛予算によって、国民の暮らしと平和が危険にさらされることに対して、地方自治体の首長としてどのように考えているのか、最後に伺いたいと思います。なお来年も毎定例会で平和と暮らしに関わる一般質問を継続いたしたいと思います。一言申し上げまして再々質問を終わります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えいたします。憲法のお話がございました。憲法は守るものと、守らなければならないものというふうに理解をしております。また町民の安全と平和を守るということもおっしゃいましたが、町としては、私としては町民も含めて国民の安全と日本の平和を守るのは、国の大きな役割というふうに感じているところでございます。そういった意味で、しっかり国会の場でこういったご議論をされて適切な対応を図られるべきというのが私の考えでございますので、ご理解いただきたいと思います。

出典:せたな町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月28日 議事録 PDF(170ページ) 間違いを知らせる