みんなの議会

せたな町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月16日

せたな町新エネルギービジョンの策定に向けた取り組みについて

聞いた人
横山一康 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 横山一康

では2問目について質問に入らせていただきたいと思います。2問目は、せたな町新エネルギービジョンの策定に向けた取り組みについてお伺いしたいと思います。町長は、町政執行方針でせたな町新エネルギービジョンというものを策定する準備に入ると、うたっております。再生可能エネルギーの普及、促進は世界的な流れとなっており、今後、ますます需要が高まることが予想されます。旧北檜山町では1999年3月に、旧瀬棚町は2000年2月に新エネルギービジョンを策定し、風力だけでなく、太陽光、バイオマス発電など多くの可能性を分析し、21世紀の新しい時代に即した希望のあるビジョンを示してております。これらのビジョンの知見や実績が土台となり、現在の町営の風力発電所、更には民間の風力発電所の誘致に繋がっているものではないかと思います。今後も再生可能エネルギーの推進はCO2削減、地球温暖化の防止の世界的な視点から、そしてまた雇用の創出、関連産業の育成等まちづくりの視点からも大切な事だと思っております。これらのことからも今回のビジョン策定は重要な事だと私は思っておりますので、ぜひ熟議を尽くしてこのビジョンを策定していきたいと願っております。そこで以下の点について町長の所見をお伺いしたいと思います。はじめに、再生可能エネルギーの推進はせたな町にとってどのようなメリットがあるのか具体的にお伺いしたいと思います。2番目に、旧町のビジョンは非常に詳細で多岐にわたるビジョンでありました。今回せたな町として策定するビジョンはどのような範囲まで想定しているのか、わかる範囲で教えていただきたいと思います。最後に再生可能エネルギーはクリーンでメリットも非常に多いと思いますが、立地場所の住民にとっては少なからず騒音や景観といった負担も伴います。ビジョン策定にあたっては、特に関係する住民の意見をしっかり聞いて、町民目線で策定していただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは2問目の横山議員のご質問にお答えをいたします。1点目の再生可能エネルギー推進のメリットでありますが、現在せたな町内で稼働しています民間の風力発電で申し上げますと、発電に必要な風車本体と送電線の固定資産税の収入や、発電に伴い現地法人がその業務を行い、現地での雇用や技術者の定住に繋がっております。また風車の建設時においては、規模にもよりますが作業員や技術者など大変多くの方が長期にわたり町内に宿泊され、地域経済が潤っております。昨年4月に施行されました再エネ海域利用法により、洋上風力発電施設の促進区域に指定されますと、先ほど申し上げたメリットのほかに、漁業等に対する振興策や洋上風力に関係する地域産業の発展などについても考えられます。さらには、せたな町の洋上風車風海鳥を含めた風力発電エネルギーの地産地消が将来可能となれば、クリーンな地域電力を安く町民に供給することが最大のメリットになると考えております。2点目の策定するビジョンの範囲についてですが、旧町において策定されました新エネルギービジョンは、議員がおっしゃるとおり詳細で多岐にわたり、大変夢のあるビジョンが策定されておりますが、令和2年度に準備を進めますビジョンは、再生可能エネルギー推進の方向性や風海鳥の基本的な考え方と今後の活用、再エネ海域利用法による洋上風力の推進、持続可能な目標の設定などを基本に、産、学、官、民で構成する策定委員会や専門委員会を中心に進めたいと考えております。3点目の町民目線での策定についてですが、地域住民の意見と専門家の意見を聞きながら、十分に配慮してまいりたいと考えております。

議員の再質問 8番 横山一康

再質問させていただきたいと思います。メリットについて、今、町長から明快な答弁をいただきました。固定資産の収入、作業員や技術者の定住、また漁業の振興など、さまざまなメリットがあることがわかりました。ただ今私聞いてて、これは割と間接的なメリットが多いように感じます。中ほどで少し町長もおっしゃってましたが、クリーンなエネルギーを町民に還元するといったことも、私、今聞こえたんですが、そのあたりをもう少し膨らませていくと、具体的にしていくと、町民にとってもこれは本当に、せたなの財産だと。同時に非常に恩恵を受ける、経済的な恩恵も受けるものとなることだと思いますので、直接的なメリットも、しっかり勝ち取れるようにビジョンを策定していただきたいと思います。またビジョンの策定の準備に入るという段階ですので、余り具体的なお話はできないかと思いますが、物事にはメリットとデメリットというものがあります。何分、洋上風力発電というのは、日本国内ではあまり例がありませんので、しっかりと準備を進めていっていただければと思います。またビジョンの策定に関しては、先ほど町長おっしゃった有識者の方だけではなく、実際せたな町にもしかしたら建つ可能性がありますので、町民の方にもしっかりと周知し、できれば関心のある方には、有識者の中に公募の委員として入るなど、より町民目線のビジョンを策定していただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それではお答えをいたします。この洋上風車におけるメリット、デメリットにつきましては、議員おっしゃいましたような内容であると私もそう思っているところでございますが、そういったデメリットについては、極力解決をさせて、メリットを強く出してまいりたいと考えているところでございます。今後この新エネルギービジョンを準備してまいりますが、産、学、官、民で構成すると申し上げました。策定委員等についても、そういったことの議員の考え等も十分参考にさせていただきながら、選定を進めてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

議員の再質問 8番 横山一康

私はこの再生可能エネルギーというのは、せたな町の地場産業であります農林水産業とともに、今後10年、20年先を見据えた時に、非常に大切な産業になっていくと思います。この再生可能エネルギーの産業は、先ほど町長がメリットでおっしゃったように従業員の定住ですとか、固定資産、また漁業振興など非常に裾野が広いものと思います。またいろいろな人とお話を聞くと、環境教育、また観光資源にもなる。このような計り知れない裾野の広さがあると思いますので、そのあたりも産、官、学、民の有識者の方々と、しっかりと協議をしてこれからのまちづくりに大切な柱になる、このような視点を持ってしっかりとビジョンを策定していただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。ビジョンにつきましては、しっかりとやってまいりたいと思いますが、再生エネルギーをこれから町として推進していくためには、何としてもこの再エネ海域利用法に基づくこの促進区域の指定を受けるということが、まず大事でございます。促進区域指定のプロセスについてちょっと申し上げさせていただきますが、これは既に令和元年12月23日、再エネ海域利用法に基づく促進区域指定に係る情報提供について道から町に照会がございました。これを受けて令和2年1月16日、檜山管内洋上風力連絡協議会を設置いたしました。これは檜山管内の関係町と振興局、それから檜山漁協がメンバーでございます。同じく1月21日、これは幹事会を開催しております。そして1月24日、檜山各町から北海道へ情報提供をいたしました。それを受けて北海道は、2月24日、経済産業省、資源エネルギー庁へ情報提供を行っております。それから国でさまざまな審査をしながら有望な区域を選定するということになっております。ちなみに北海道からは檜山地域と、後志南部地域、この2つが情報提供を国に上げているという状況でございます。私たちとしては、何としても、この促進区域の指定を受けられるよう最大限檜山管内の関係町と協力をしながら、しっかり対応してまいりたいと考えております。そこで新エネルギーのビジョンの準備をするということになりますが、これは先ほどから申し上げておりますとおり、町の財政への効果というものは大きなものがございますし、やはり子供達の環境教育、あるいは町民の皆さんの環境、再エネへの理解、漁業振興への効果と、さまざまなメリットが出てまいると思っております。当然デメリットについても心配される部分は出てまいりますから、こうしたことにつきましても、それを回避できるように洋上風力の推進が、地域のため、町のため、町民のためになるような形でしっかりと組み立てていかなければならないと思っておりますので、そうした努力をさせていただきたいと思います。

出典:せたな町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月16日 議事録 PDF(85ページ) 間違いを知らせる