せたな町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月27日
議事録に件名の記載なし
- 聞いた人
- 桝田道廣 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 桝田道廣
先に提出しておりました件について町長にお尋ねをいたします。昨年10月に運行を開始した檜山海岸線のデマンドバス運行は約1年を迎え、次第に利用者も増え住民の足として定着しつつあるように思います。しかし一方で未だ利用方法が判らず不便を感じている住民も多く、なお一層の周知説明が求められると思いますが、先日、町から配布されたせたな町行財政運営有識者懇話会の資料の中に、患者バスを廃止しデマンドバスに統合するという文面がありました。同様の話は地域協議会などでも行われたと聞きました。町では廃止の時期を来年度からと考えているようですが、この問題は各区の住民にまだ周知されたものではなく、大変大きな問題を抱えていると考えますので以下の点について町長に伺います。①町が、せたな町行財政運営有識者懇話会や地域協議会などに各区の一部患者バスの廃止の方向性を示したのは事実ですか。もし事実であれば各区の実情に合わせた運行にするべきと考えます。②患者バス廃止後、代替え輸送体制の確立などの調整が必要と思うが、現時点での検討内容をお知らせください。③患者バスの運行は、単なる患者を診療所に送迎するだけではなく、高齢者の見守りなどを担っており、運行事業者の負担増にならないよう配慮するべきと思いますが、その対策はどのようになってますでしょうか。④旧町において、バスの運営に至った経緯や実態を十分議論の上政策転換をするべきであり、地域住民の合意や安心して利用してもらうためにも事業者との合意形成が必要と思います。⑤懇話会や協議会での議論の内容が、利用者、地域住民に全く周知されていません。地域住民の合意を得るために住民説明会などでの議論が必要と思いますが、そのお考えはあるのか。以上、お願いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
桝田議員のご質問にお答えいたします。1点目のご質問についてですが、現在、当町では人口減少や高齢化の進行などに対応できる利便性の高い公共交通の構築や移動手段の維持確保などを図るため、平成29年度にせたな町地域公共交通活性化協議会を設立し、せたな町地域公共交通網形成計画を策定しておりますが、計画はアンケート調査も実施し、広く住民の意見を聞きながら策定をしており、議会にも説明をさせていただいているところでありまして、これまで町内3路線のデマンド化にも着手し、取り組みを進めてまいりました。こうした中、本年6月開催のせたな町行財政運営有識者懇話会におきまして、デマンドバスの事業概要について説明をさせていただき、瀬棚区、大成区それぞれの地域協議会におきましては、デマンドバスと重複し運行している区間の患者バスの運行廃止について説明させていただいているところです。2点目の患者バス廃止後の代替え輸送体制の確立ということにつきましては、デマンドバス運行が代替の輸送体制となります。3点目のご質問につきまして、患者バスの運行については、運行事業者に診療所や国保病院への送迎に係る運行業務をお願いしているものであり、高齢者の見守りについては、運転手さんが高齢者に対していろいろと気遣いをされているというお話しも伺っており、私としても大変ありがたく思っております。また診療所や病院までの交通手段がデマンドバスへ移行した際には、これまでの患者バス利用と違い高齢者にとっては慣れるまでの間、戸惑いもあると思いますが、事業者と連携しながらサポートしてまいりたいと考えています。4点目のご質問の事業者との合意形成が必要ということにつきましては、これまでも事業者と十分協議しながら進めているところでございますし、今後もそうしてまいります。5点目のご質問につきまして、現在の患者バスの運行体制については地域によって若干違いがございますが、一つの町として地域間格差なく、公平性を確保しながらサービス提供を図っていくことが重要であると考えております。地域住民の合意を得ながら進めていくことは当然のことであり、今後、住民説明会を開催していきながら理解をいただけるように努めてまいりたいと考えていますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の再質問 2番 桝田道廣
再質問をさせていただきます。懇話会や協議会で患者バス廃止の方針を打ち出したことは、総務委員会では何も知らされていないことだと私は思っています。この件は、大変重要な問題を抱えていると思いますが、この件については今回の質問と意味合いが多少違いますので質問は差し控えます。現在デマンドバスは、瀬棚須築線、北檜山太櫓線、大成海岸線で運行されています。患者バスは、北檜山区、瀬棚区とも週2回の運行のため通院には不便があり、さらに函館バス料金よりも大幅に安い料金で利用できることから特に不満の声は現在のところ聞こえていないと聞いております。しかし大成区では、平日毎日運行され区民の足として利用されています。大成区内では、診療所までデマンドバスで行くには有料のようですが、北檜山区の国保病院まで行くのは、現在と同じ無料という矛盾した現象が出てきます。今後の予定として久遠線のデマンド化に対する運行実証試験運行は、本来この秋に試験運行開始の予定だと聞いていましたが、富里線や小川線など接続問題で運行事業者間の調整が遅れているとも聞いています。久遠線のようにデマンドバスと患者バスの統合が難しい地域では、今後も患者バスが運行されるため無料で通院することができるという矛盾も見えてきます。同じように瀬棚須築線では有料であり、また大里方面では無料であり、太櫓方面では有料で、小倉山地区や松岡地区では無料ということでは同じ区民として納得できないという声も必ず聞こえてくるものと思います。こうした数多くの矛盾を解決せずに一本化するのは町民に理解を得ることは難しいと思いますので、一本化するのであれば、町内全域がデマンド化するまで患者バスを存続させ、通院患者に関しては現行のとおり無料にするべきと考えます。またどうしても既にデマンドバス化した地域の患者バスを廃止してデマンドバスに集約するものであれば、通院患者を完全無料にしなければ他地域との間に不平等が発生し生活そのものにも格差が生じるものと思います。大成区において、令和2年度の患者バス利用者は2,707人、1日平均11人の方が利用されています。これをデマンドバスを利用したと仮定した場合、1日に4,400円、年間108万2,800円、1人あたり年間9万8,436円の負担になります。町長は先日の所信表明の中で、町民皆様の安心な暮らしを守る上で、医療、福祉、介護の充実は最重要と述べております。町内各区の年金生活者の多くは国民年金受給者です。また生活保護を受けている方も大勢います。車のある方や家族のいる方は別の病院などにも行くこともできるでしょうが、少ない年金の中でやりくりをしている方にとっては、せめて薬だけでもとの思いから患者バスを利用していることと思います。今、弱者である高齢者から、しかも一部の地域の人から利用料金を取るということは、ある意味弱い者いじめではないかというようにも感じるところであります。令和3年度の大成区の患者バス予算は約700万です。患者バスを廃止して700万を、そして代替としてデマンドバスを利用する人から昨年度と同額等とした場合の約109万円を町としてどのように使おうとしているのでしょうか。町として高齢者などの生活弱者への予算は最後まで手厚くするべきと考える時、全地区にデマンドバスが運行されるまでは、患者バスの運行の継続、またはデマンドバスへの代替を行った場合は、料金の無料化にするべきと思いますが、町長はどのように考えるでしょうか。次に、患者バスとデマンドバスは全く別の乗り物だということです。患者バスは送迎バスであり時間の制約は受けません。一方、デマンドバスは時間運行であり、ある意味路線バスです。現在、大成区の海岸線では、ほぼ毎日、毎便熊石から江差、函館本方面への乗り継ぎの方がいるそうです。間に合わないために、間に合わすために時間の余裕がありません。また今年の冬には、雪のために思うように走れず、何度か函館バスに出発を待ってもらったこともあるそうです。現在おられるかどうかわかりませんが、患者バスを利用されている方の中には足腰の不自由な方や、大変失礼ですけれども多少認知に怪しい方もおられるかもしれません。当然、乗り降りにも時間がかかり、時には待ち合わせ場所に来ていない方もおられるかもしれません。以前大成区で有留実のバスという自宅から函館の病院までのデマンドバスのようなものを運行しておりましたが、運転手の話の中には、迎えに行ったらいなかった。探したけどもいないのでそのまま行ったら、乙部で函館バスの運転手に止められた。なぜかと思ったらお客さんが有留実のバスと函館バスを間違って乗ってしまった。そういう事例もあります。またトイレが近く、トイレのある場所ごとに止まらなければならないことも度々あったと。そういうふうなことで、季節によってはデマンドバス化しても、した場合には函館また江差方面に間に合わないような事態も起きるのではないかというふうに思います。運行時間を早めることで解決できるといった問題ではないし、特に冬など季節や乗る人数で車の大きさを変えることで解決できることではないと現場の運転手さんも話しておりました。実際、昨年函館バスの海岸線が廃止になった後にも、デマンドバスの利用方法がわからないという方もおられました。現在も元気な方でも高齢になればなるほど億劫さを感じているようです。その理由として、函館バスや患者バスは指定された場所でただ待てばいい。ただそれだけです。大成区では昭和55年から約40年間、瀬棚区でも平成6年から約27年間の時間をかけて構築されたシステムであり、高齢者にとって生活の一部であるこの習慣を変えるのは大変なことだと思います。若者だけでなく、ご高齢の方、特に病院に通われるような方を乗せる運転手さんの負担増は目に見えていることであり、万が一の事故などが起きた時には、運転手さんの心の負担は大変なものだと思います。そういう意味において全てを事業者に任せるのではなく、持続可能な運行ができるよう町も十分配慮することが大切だと思いますが、町長はどのように考えますでしょうか。話は変わりますが、今回の患者バスを廃止の話は、当該地の地域住民に対し、いまだ何の説明もされていません。先ほど町長は住民説明会を開くという話をしていましたが、残された半年では地域住民の十分な理解を得ることは難しいのではと考えます。町民の間にはわざと開かないのではとう声もある中で、患者バス廃止の是非は別として、理解していただけるよう誠意を持って速やかに開催するべきと思いますが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
まずこのデマンドバスの目的につきましては、交通の利便性を向上させるということと、交通の空白地帯を解消するということ。そして何よりも持続可能な交通体系を目指すとこういうことにあるというふうに思っております。瀬棚区、大成区、北檜山区それぞれこれまでの患者バスの運行には大きな違いがございました。患者バスの運行については、基本的に路線のない空白地帯のバスについて運行するということでございまして、現在も若松、丹羽、それから瀬棚、北檜山間ですね。これらについては運行をしていないというのが実態でございます。そうした意味において、大成区においては、海岸線をしっかりと路線バスがこれまで維持されてきておりますので、比較的公共交通に恵まれてきた地域というふうに言ってもいいというふうに思います。そこで私たちとしては、同じようなサービスを提供するということに重点を置いておりますので、これまで太櫓、それから瀬棚の須築線ですか、これらをデマンド化してまいりました。同様にこれから、既に大成の海岸線につきましてもデマンド化しておりますが、これからいよいよそうした重複して走っている患者バス、これらの患者バスあるいは学校へのスクールバス、こういったものを統合して効率よく運行するということを考えて進めてきているところでございます。見方としては、地域の方それぞれの見方がいろいろあるということでございますが、いずれにしてもしっかりと持続可能な交通体系を目指すと。そしてさらに今、交通空白地帯となって患者バスの週1回あるいは2回しか運行していない部分について、これからできるだけ早くこうした運行の見直しをしていくということが地域への公平性を保つということになるんだというふうに思います。3区とも高齢化率は進んでおりまして、そういった高齢者に対する気配りというものもこれからも当然考えていかなければなりません。デマンドバス運行時点におきましてもこうしたことに十分に気を使いながら進めてまいりたいというふうに思っております。いずれにしましても地域住民が理解できますようにこれからもしっかりと説明をしてまいりたいというふうに考えていることで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
議員の再質問 2番 桝田道廣
町長のほうから事業者にも十分配慮するという部分の答弁がなかったように思うんですけど。
議員の再質問 2番 桝田道廣
事業者に任せるのではなくて町とも十分に協議して十分に配慮することも大切だと思いますが、町長はどういうふうに考えますかっていう質問したんですけども、この部分の答弁がなかったように思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
事業者の合意形成が必要ということにつきましては、1問目の4点目の質問でお答えしているところでございますが繰り返します。これまでも事業者と十分協議しながら進めているところでございます。今後もそうしてまいります。
議員の再々質問 2番 桝田道廣
再々質問をさせていただきます。町長は今路線バスの無い地区を運行という話もされました。町民が同じサービスを受けられるようにという話もされました。しかしもしそうであるならば、患者バスの運行は北檜山区また瀬棚区では、今後も見直しと言いましたけど、当分の間は現状のままではないかというふうに思います。であればそれまでの間、同じサービスにはならないというふうに私は思います。町長は今、話の中でデマンドバスの運行することのメリットのような部分を話しておられましたけれども、患者バスを廃止することでデマンドバス利用者への料金の負担に関しては何も答弁されませんでした。当然、患者バスを廃止するのであれば、その分はデマンドバスでも無料にするべきと私は考えます。町長は6月の定例議会で立起表明をされる中で今まで応援してくださった皆様への恩返し、また所信表明では、町民皆様の安心な暮らしを守る上で医療、福祉、介護の充実は最重要と述べてます。私も、町長の政策には期待し、また応援をしていきたいと思っていますけれども、今後、税収が減る中での経費削減を進めることは非常に大切なことだと私自身も思っておりますけれども、あくまで町民目線の上で進めていくべきことだと思っております。その意味で今回の件は、生活弱者であり、交通弱者である高齢者や障害者に対する患者バスの廃止計画、また代替としてのデマンドバスの送迎は町民目線とは思えず、また全町民が対象でない以上、一層慎重に検討していただく必要があると思います。私は患者バスを廃止するのが絶対反対だとは思っておりません。しかし町内全地区がデマンドバス化運行になるのであれば、せめてそれまでの間、患者バスは存続するべきであり、どうしてもそれが難しいというのであれば先ほどから何回も言いますように、デマンドバスを利用される方の料金は無料で運行するべきと。それこそが町民が同じサービスを受けられることではないのかと。大成区の人たちは全員デマンドバス、つまり全員有料であり、瀬棚区の海岸線も有料ですけれども、大里方面また小倉山方面は今後何年間も同じ病院に行くにしても無料という、どう考えても同じサービスとは言えません。やはり町民の暮らしを考えた時には、同じサービスをしていくことが町に求められる責任ではないかと思いますので、町長の再度の思いをお聞かせいただき、検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
桝田議員のご意見よく伺いました。現在この患者バスが運行されている公共交通の空白地帯っていうのは、これ議員、病院にこだわっているようでありますが、これは他の地域に行く場合、札幌、函館あるいは江差に行く場合は、これは当然そこまでは自前で来なければなりません。そういったこの他の地域とのアクセスがしっかり可能だというのは、これは非常に生活していく上で大事であります。大成の場合はデマンドバスということで、通常の公共交通機関の料金よりも相当割安で他地域とのアクセスが可能になると、これは大幅に利便性が向上したということになります。そういったことをデマンドバス化によって可能になるということでありますから、むしろこれは大成にとってもいいことというふうに受け止めていただきたいと思います。町はできるだけ早くこうしたデマンド化、当面は瀬棚、北檜山あるいは大成からの北檜山という今公共交通が運行している区間での検討を進めることにしておりますが、こういったことを進めながら町民の皆さんが安心して、そういった足の確保ができるようにということで考えております。しっかり前向きに進めてまいりたいというふうに思います。ただそうした中において、今まで走っていた患者バスが無くなるあるいは減るというような状況は当然出てきます。これは同じ町として公平性を保つという観点から、これはご理解をいただかなければならないと。その場合にしっかりと説明をさせていただきたい、理解をいただけるように説明をさせていただくということではないかというふうに思います。いずれにしましても、持続可能な公共交通の維持というものが1番大事というふうに考えていることで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
デマンドバスが走ってる部分については、これは既に太櫓あるいは瀬棚で走っておりますので、これとの整合性を図りたい、公平性を確保したいというふうに考えております。今このデマンド化を進めようという部分につきましては、これは公共交通が運行してる路線、これはまず進めていきたいと。その後いわゆる空白地帯と言われている今患者バスが走ってる路線、これ以後の検討に入るということになろうかと思います。それまで全て無料にしてはどうかということにつきましては、これはなかなかそういう形にはならない、難しいということはご理解いただけるというふうに思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
これも先ほど答弁させていただきましたが、これからしっかり理解いただけるような説明をしてまいりたいと思います。